フライト日記(Tokyo)

2005年10月
(NRT) 
 
昨日東京便の乗務から戻りました。
 
例年、年1回しかリクエストが通らない東京便ですが、今年は2回目の乗務! 相変わらず成田1泊のスケジュールですが、それでもやっぱり日本路線に乗務できるのは、と~っても嬉しいです!! 
他の路線ももちろん楽しいのですが、日本路線に乗務すると、日本人乗務員として「日本人乗客」と「オランダ人の同僚」の橋渡し役ができるので、仕事の遣り甲斐がてんで違うのです。 
 
機種は、行きはB747-400、帰りはB777でした。
 
行きの便はコンビ(飛行機の後方に貨物エリアがあるタイプ)で、シニアパーサー・ジュニアパーサー+オランダ人乗務員4名+日本人乗務員3名で乗務するのですが、今回はオランダ人乗務員の一人が日本人(=私)だったので人数が逆転して日本人の方が多くなっていました。 
ブリーフィング・ルームでは最初、私がオランダベースでオランダ人乗務員として乗務しているとは知らないオランダ人の同僚達が「いつから日本人乗務員が4人も乗るようになったの?!」等オランダ語でヒソヒソ話して(いるのを、「・・・って言ってるヨ」と私が日本人の同僚達にヒソヒソ訳して)いました。 
もう12年以上オランダベースで飛んでいますが、客室乗務員8000人以上という会社ですから、「オランダベースで乗務している日本人」の存在を知らない人も当然まだまだ沢山いるのです。 
ブリーフィング中に"正体(?)"を明かすと、オランダ人の同僚達はとても興味を示して、「オランダと日本の文化の一番違っているところはどんなところか?」とかいろいろ聞いてきます。 それをオランダ語で説明するのは(大変ですが)いつも良い勉強になっています。
 
東京までの飛行時間10時間10分。 これは私が乗務した中で最短記録です。 東京へ直行便が飛び始めた頃(1989年)は平均12時間でしたから。 でも最近は飛行高度や飛行航路、偏西風の影響などで、東京まで10時間かからないこともあるそうです・・・ヨーロッパも近くなりました!
 
さて、今回は成田到着後、ちょっとしたアクシデントがありました。 
到着ロビーを出たら、正面のバス乗り場が工事中で、どこからクルーバスに乗ったらいいのか誰もわからなかったのです。 私もそうそう来ないので全くわからず、どこかに表示が出ていないかと辺りを見渡していたら、「クルーバス12番」という看板を発見。 皆を引き連れて12番乗り場へ向かいました。 すると、その看板の近くに立っていた交通整備の方(?)が、「KLさん? バスはこっちですよ」と案内して下さるので行ってみると、オレンジ色のリムジンバスが停まっていました。
「いつもはクルーホテルのホテルバスなのに変だな・・・」とは思ったのですが、運転手さんが「12番がいっぱいで停められなかったので、ここでお待ちしていました」と言いながら降りて来て皆のスーツケースをバスに積み始めたので、私達もそのままそのバスに乗り込みました。
運転手さんに「皆様お揃いですか?」と尋ねられ「はい、揃っています」と答えると、バスは走り出しました。 いつものように、パーサーからの今日のフライトに関するコメント等のスピーチが終わると皆雑談を始め、私は座席前のポケットに入っていた冊子に目を通していました。
15分くらい経った頃でしょうか、日本路線によく乗務すると言っていた副操縦士が「いつもと道が違う気がするんだけど・・・」と言うので外を見ると、確かに道路がやたらに綺麗で幅も広く、いつもの田園風景とは違います。 恐る恐る運転手さんに聞いてみると、バスは高速を東京へ向かって走っていました。 行き先は品川のAF航空のクルーホテル。 運転手さんは私達をAF航空の乗務員だと思っていらしたそうです。 すぐに高速を降りていただきました。 オランダ人の同僚達は「(富里の)クルーホテルに自分達を降ろしてから空港へ戻ってくれ」としきりに頼んでいましたが、願い叶わず結局そのまま空港へ戻りました。
往復約50分くらいのツアー(?)を終え空港に着くと、AFの乗務員が・・・(彼らはどのくらい待たされていたのかしら・・・でも、私達のせいではないのよ~!!) 私達のホテルのバスも幸いちゃんと(12番乗り場で)待っていて下さったので、無事ホテルへ。
「Misaeがいなかったら、運転手さんと話が通じなくって、今頃AFのクルーホテルに行ってたよ~」とオランダ人の同僚達は感謝していましたが、「変だな」と思った時すぐに確認すべきだった・・・と反省しました。
 
ホテルに着いてチェックインした後、18時にホテルのバーで待ち合わせをして(パーサー以外)皆ベッドへ。 パーサーだけ「私は夕方まで寝ない。」とおっしゃるので、「3時間くらい仮眠を取って夕食を食べてから日本時間のベッドタイムに休まないと、夜中に目が覚めて眠れなくなってしまいますヨ」と忠告したのですが・・・
翌朝、7時35分にウェイクアップ・コールがあって(私は4時くらいから目が覚めてしまってNHKを見ていましたが)、8時頃ロビーに降りると、パーサーが「昨日夕方5時に寝たら午前2時に目が覚めて、それから一睡もできなかった」と怒っていらしたので、(そりゃ9時間も寝たら目が覚めた後一睡もできなくて当然でしょう・・・と内心思いながら)「夕方5時から一体何時まで寝ようと思ってたんですか?」と聞くと、「コーリング(=ウェイクアップ・コール)(=7時35分)まで」と言うので、他のオランダ人同僚と「マジで?!」と大笑いしてしまいました。 笑って涙が出たのは久し振りでした。 大笑いするのって良いストレス発散になるんですよね。 イルスカ(=パーサーの名前)、ありがとう!
 
このパーサーは機内でもいろいろ笑わせてくれました。 こんな"トンチンカン"なパーサーは初めてです。 聞きたい? でも会社のイメージが・・・(悩)
 

フライト日記(Tokyo)」への2件のフィードバック

  1. こんにちは。素敵ですね、ママもしながらフライト。ブログも楽しいです。時々、遊びに来ます。

    • がんぶぅさん!
      ごめんなさい!!
      ブログを始めたばかりの頃、頂いたコメントにずっと気付いていなかったみたいで・・・お返事を書かないままになってしまっているコメントが沢山あることに今気付きました・・・すみません、これからお返事書きますxxx

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