シント・マールテンの物語

昨日、シント・マールテンのお祭りのお話をしましたが、
今日は、ユトレヒトの守護聖人でもあるこのSint Maartenがどんな人なのか、ご紹介しますネ。
 

物乞いに自分のマントの半分を
切り与える聖マルティヌス
 
Sanctus Martinus Turonensis (AD316~398年)
 
ある寒い冬の日、ローマ軍司令官だったMartinusは、裸の物乞いに出会います。
人々が無視して通り過ぎる中、
Martinusはこの哀れな物乞いを助けようと、
自分の赤いマントを剣で半分に切り、それを物乞いに与えます。 
その夜、夢の中にキリストが現れ、こう言われました。
「貧しい者を助けたのは、キリストを助けたのと同様である。」
これをきっかけにMartinusは洗礼を受け、その数年後に修道士になります。 
398年11月11日に亡くなった後、5世紀に聖人として認められました。
その後、ユトレヒト州で、
聖マールテンを祭ってドム教会Domkerk(ユトレヒトの観光名所)が建てられ、
Sint Maarten はユトレヒトの守護聖人となったのだそうです。 
(ドム教会の正式名称はシント・マールテン教会といいます)
 

 旧運河から見たドム塔


 ユトレヒトのシンボル・ドム塔

  
毎年11月11日には、
ドム教会の塔・ドム塔Domtoren(オランダで一番高い教会の塔)の上に
ユトレヒト市の市章が飾られます。
その市章は、半分に切られたシント・マールテンの赤いマントを表しているそうです。 
 

シント・マールテンの紋章
 
(ユトレヒト市の市章、そしてユトレヒト州の州章は
この紋章からデザインされています。)
 

シント・マールテンの物語」への3件のフィードバック

  1. 写真が…、どうされたんでしょう?欧州の紋章というものは格式を感じますね。日本だと家紋なのでしょう。

  2. ユトレヒトにある高い教会の事が、Misaeさんの説明で少し分かりました♪まだ、あの教会上った事無いんです↓いつも「行きたいな~生きたいな~」と言いつつ、伸びてます。オランダ各市の市章って、なかなかどれも素敵ですよねぇ。

  3. う~ん、なぜでしょう?写真が×で、出ていません。私の見た場合だけなのでしょうか。それにモジュールは出たというMediaPlayerも拝見できません。ちょっと不思議ですが違う方法で試してみたいと思います。せっかくですから写真や音楽(まだ未決でも…)を見たいですからねぇ。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中