シント・マールテンに続いてやってくるのが・・・
シント・ニコラース
(子供達の素行が書かれている・・・
と言われている本
を見ながら
子供達へのプレゼントを考える・・・
と言われているシント・ニコラース))
シント・ニコラースSint Nicolaasは11月11日(シント・マーテンの祭日)の後の最初の土曜日に、
スペインから黒人ピート(Zwarte Piet)を大勢連れて汽船で到着します。
(Zwarte Pietは全員同じ名前Pietで、担当職によって「音楽ピート」とか「道案内ピート」などがいます)
今年は11月11日が金曜日だったので、シント・マーテン祭の翌日の到着となりました。
毎年、オランダの主要都市の港(海であったり運河であったり)に到着後、街をパレードします。
皆様がご想像していらっしゃるとおり、シント・ニコラース=サンタ・クロースです。
どちらも起源は同じ聖人・・・AD270年頃、小アジア=現在のトルコに生まれ、スペインに渡って、
スペインで奴隷として働かされていたアフリカの子ども達を解放し(←黒人ピートの由来)
AD340年12月6日に亡くなった聖ニコラスです。
(最近では、オランダでもクリスマスにサンタ・クロースが登場するようになり、紛らわしいのでケルスト・マンKerstman=クリスマス・マンと呼ばれています)
どちらも起源は同じ聖人・・・AD270年頃、小アジア=現在のトルコに生まれ、スペインに渡って、
スペインで奴隷として働かされていたアフリカの子ども達を解放し(←黒人ピートの由来)
AD340年12月6日に亡くなった聖ニコラスです。
(最近では、オランダでもクリスマスにサンタ・クロースが登場するようになり、紛らわしいのでケルスト・マンKerstman=クリスマス・マンと呼ばれています)
(左がシント・ニコラース
右がお馴染みのサンタ・クロース)
見た目もサンタ・クロースとほぼ同じで白いひげに赤い服です。
が、その赤い服が司祭服(帽子も十字架入りの司祭の帽子)で、杖を持ち、
ソリではなく白い馬に乗って、黒人ピートを引き連れてやって来るのがシント・ニコラース。
(馬上のシンタ・ニコラース)
シント・ニコラースの祭日は12月6日で、この日に再び汽船に乗ってスペインに帰るのですが、その前日の12月5日の夜、オランダの子供達はシント・ニコラスからプレゼントをもらいます。
サンタ・クロースのように「子供達が眠っている間に置いていく」というパターンよりも、「家族・親戚揃っての夕食後、誰かがコッソリ外に出てドアベルを鳴らし、(黒人ピートが持ち歩いているのと同じ)プレゼント入りの大きな袋をドアの前に置いておいて、それを子供達が取りに行ってみんなでプレゼントをわける(ちゃんと大人の分もあって、包装紙に名前が貼ってあったりする)」というパターンの方が一般的のようです。
正式にはプレゼントと一緒に詩(語尾が同じ音になるようにする等のきまりがあって結構むずかしい)を添えることになっています。
(シント・ニコラースと並んで歩く
黒人ピート)
当日、子供達は
「良い子ならプレゼントがもらえるが、悪い子は黒人ピートに鞭でおしおきされ、それでもきかない悪い子は(プレゼントが入っていた)黒人ピートの大きな袋に入れられてスペインに連れて行かれてしまう(・・・これは子供には怖いかも・・・)」
と聞かされ、プレゼントにわくわくしながらもちょっぴり緊張しています。
イベントがこの一日だけなら(クリスマスと一緒で)楽なのですが、
子供のいる家庭では、シント・ニコラースが到着した日から12月6日まで(約3週間)毎晩、
子供達が寝る前に、子供達と一緒に「シント・ニコラスの歌」を歌い、
子供達に(靴下ならぬ)靴(我が家では室内履き)を暖炉のそばに置かせ、
(シント・ニコラースとピートの絵や、シント・ニコラースの馬の為ににんじんや水を一緒に置く優しい子供もいます)
そして
子供達が眠っている間に気付かれないように靴の中にお菓子(シント・ニコラースやピートをかたどったチョコレートなど)を入れておかねばならない
(「夜中にZwarte Pietが来て、歌のお礼にお菓子を入れていった」ということになっている)のです。
子供のいる家庭では、シント・ニコラースが到着した日から12月6日まで(約3週間)毎晩、
子供達が寝る前に、子供達と一緒に「シント・ニコラスの歌」を歌い、
子供達に(靴下ならぬ)靴(我が家では室内履き)を暖炉のそばに置かせ、
(シント・ニコラースとピートの絵や、シント・ニコラースの馬の為ににんじんや水を一緒に置く優しい子供もいます)
そして
子供達が眠っている間に気付かれないように靴の中にお菓子(シント・ニコラースやピートをかたどったチョコレートなど)を入れておかねばならない
(「夜中にZwarte Pietが来て、歌のお礼にお菓子を入れていった」ということになっている)のです。
やっちゃいましたか(笑)。http://sound.jp/piano1001/audio_2.htm今日の写真は見えていますね。なぜかな?
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