フライト日記 (Kuala Lumpur) その1

すっかり遅くなってしまいましたが、12月に乗務したクアラルンプール便のフライト日記です・・・
10日間の長いフライトでしたので、いくつかに分けて書かせていただきますネ。 
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2006年12月 その1
(KUL)
 
2005年はクリスマスにフライトが付かなかったので、2006年は本当はクリスマスに乗務が入る予定だったのですが、12月6~10日のブロック・リザーブ(=5日間連続のスタンバイ)中に呼ばれて、このクアラルンプール便が2006年の仕事納めとなりました。
 
スタンバイで呼ばれることには慣れていましたが(←今までは、大抵1日目か2日目に呼ばれていましたから)、スタンバイ4日目に、10日間のフライトに呼ばれ、(傍から見ると私はあんまり慌てていないように見えるらしいのですが)内心大慌てで、制服に着替え(メイクは直している時間ありませんでした)、スーツケースの中身を(スタンバイ時用の)”夏物冬物混合”から”夏物10日間用”に入れ替え、夫に車を飛ばしてもらって空港へ駆けつけました。 
(詳しくは先月の「スタンバイ4日目」をご参照下さい)
 
パーサーに挨拶に行くと、学生時代の友人バーバラ(←英語の授業の時のEnglish Nameデス)そっくりに大口をあけて大笑いする、とても威勢の良いパーサーに、
「あーーー! あなた! 呼ばれちゃったんだって? しかも10日間の長いフライトで、災難だったわねー!! (←大口をあけて大笑いしながら)」
と背中をバシッと叩かれました。
髪もお化粧も普段のまま(=髪はねじり上げてクリップで留めただけ、お化粧も最小限) だったので、
「時間がなくて、顔も髪もボロボロ・バサバサのまま来てしまって・・・」
私が言い終わらないうちに
「あー、大丈夫、大丈夫! 全然OK! (←大口をあけて大笑いしながら)」
と、また背中をバシッと叩かれました(笑)
・・・なんだか楽しいフライトになりそうな予感 (*⌒―⌒*)
クアラルンプール便の機種は、ボーイング747-400。
担当はUD(=アッパー・デッキ=2階席)のビジネスクラスです。
このところ、B747乗務の時は、Aゾーン(=1階・先端部のビジネスクラス)またはBゾーン(=1階・エコノミークラス最前部)の担当が続いていたので、UDは久し振り。
飛行時間は11時間15分。
 
クアラルンプール便に乗務するのは、2回目(初めて乗務したのは2005年の8月)です。 
前回同様、同僚達の多くが家族同伴・・・なんたって往復10日間のスケジュールですからネ。
同伴の家族はもちろんIDチケット(=社員割引のチケット)利用なので、空席がないと乗れません。
そして、この路線はいつも満席・・・この日もオーバーブックしていましたので、同僚達は出発のギリギリまで家族が乗れるかどうか気を揉んでいました。
前回は、確か、旦那様と子供が乗れず、旦那様と子供の分も入ったスーツケースだけ一緒に到着・・・という同僚が一人だけいましたが、
今回は、なんとか全員ジャンプ・シート(=クルーが座る席)の空いている席に座って、一緒に出発。
UDの相棒も旦那様と4歳のお嬢さんを連れていたので、乗れてよかった!とホッとしていました。
 
今回の相棒カリンとのチーム・ワークもバッチリで、満々席のビジネスクラスでしたが、サービスは何一ぬかりなく・・・
いえ・・・最初のミール・サービスでちょっとだけミスりました・・・
夜遅い便だったので、カリンも私も、てっきり
2ステップ・サービス(=前菜と主菜を同時にサーブするサービス)
だとばかり思って、オーブンを早くつけ過ぎてしまったのです。
ミールが温まったところで、
サービス・スケジュール(=フライト中に、どういう順番で、どんなサービスをするかが書かれている用紙)
をよくよく見てみたら、実は
3ステップ・サービス(=前菜・主菜・デザートと3回に分けてサーブするサービス)であったことが発覚。 
準備の出来た(前菜のトレイが入った)トローリーを前に、
1.サービス・スケジュールどおり、先に前菜を出して、既に温めてしまった主菜はオーブンに残し、冷めないことを祈る
か、
2.サービス・スケジュールどおりではないが、トレイ上を整理して主菜をのせるスペースを作り、冷めないうちに主菜も一緒にお出しする
かを、ギャレーで素早く相談。
夜遅い便であること、他国からのお乗り継ぎのお客様は特にお疲れで早くお休みになりたいであろうことから、
2.に決定。
そうと決まると、手際よく各トレイ上に主菜をのせるスペースを作り、オーブンから熱々の主菜を手早くトレイにのせ、キャビンへ・・・!
お客様も早々にお食事を済ませられ、皆様すぐにお休みになられたので、「かえってこの方がよかったみたいネ♪」とカリンと目配せ・・・
(これは会社にも提案してみよう・・・)
ミスしないことが一番ですが、間違いはつきもの。
間違ってしまった時に、焦らず、臨機応変に対応できること=Flexibility(←これも募集要項に書いてあったような・・・)
これもとても大切です。
Flexibleでないと、予想外の事が起こる度に動揺して対応が遅くなります。
幸い、相棒のカリンも落ち着いていたので、スムーズに対処できました♪
到着1時間半前に朝食のサービスをし、ブルーハウスをお配りした後は、(アメリカetc.同様)アルコール・ドリンクの数を特別用紙に記入するという作業。
これが非常に面倒クサイ・・・種類別に、そして蓋が開いているか開いていないか別に、細かく記入した上、トローリーやコンテナーにロックをしないといけません。

   

(ドリンく・・サービス・トローリーのカウント中・・・)

(これが記入用紙とロック)
アムステルダム他ヨーロッパの空港は、数は数えずに、アルコール・ドリンクの入ったトローリー・コンテナーにロックをします。
日本は、アルコール・ドリンクの数も数えなければ、ロックもしなくてよい、数少ない(ラクチンな?)国の一つです。
 
久し振りのクアラルンプール。
空港に到着してまず驚くのは、マレー語・中国語・英語と一緒に日本語の表示があること。
ゲートからターミナル・ビルまでのモノレール(?)では、アナウンスも日本語で入ります。
ビックリしました♪
(つづく・・・)

フライト日記 (Kuala Lumpur) その1」への2件のフィードバック

  1. こんにちは!先日のryuです。またまた楽しく読ませていただきました。へぇ~。ご家族とかジャンプシートに乗られることもあるんですね!ジャンプシートに10時間以上って大変そうですね。あ、スチュワーデスの人はいつもそうなんですよね。日本の航空会社のCAさんを嫁さんにもらった同僚から聞いた話によると、家族は無料とか言ってたような。会社によって違うんですか?でもFlexibility.動じないこと。どこの世界でも大切ですよね。身にしみてます、、、。2月の初めにジュネーブ出張が入りそうなので利用させていただくことになりそうです。ではまた。頑張ってくださいね!

  2. >ryu_iseyaさん
     
    ジャンプシートに10時間以上は大変です・・・乗務の時は離着陸時のみですが、座りっぱなしとなると・・・一度だけですが、子供達と一時帰国の時に満席で12時間近くジャンプシートに座りましたが、降機後しばらく腰が痛かったです。 
     
    社員割引のチケットは、会社によって違うようです。 (残念ながら私達は無料ではありませんxxx)
     
    2月初めのご出張・・・休暇中なので機内でお目にかかることはできませんが、どうぞお気を付けて!

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