フライト日記 (Kuala Lumpur) その2

2006年12月 その2
(KUL)
 
 
10日間のフライト・・・といっても、乗務中に2回日付が変わる為、クアラルンプールには7泊です。 
クアラルンプール滞在中には2度のジャカルタ往復乗務が入ります。
私が乗務したのはクアラルンプール経由ジャカルタ行き・・・

 
土曜日にアムステルダムを出発し、日曜日にクアラルンプール到着。 
2泊して火曜日に1度目のジャカルタ往復。 
3泊して金曜日に2度目のジャカルタ往復。 
2泊して日曜日にアムステルダムへ向けて出発し、月曜日到着。 
 
・・・というスケジュールです。

まずは1日目。
 
現地時間の午後4時30分頃クルーホテルに到着。 
7時クルー・ドリンク(=同僚達と飲むこと)、
8時から日本料理のレストランで夕食(←このホテルには、と~っても美味しいJapanese Restaurantがあるのです♡)
の約束をして、各自お部屋へ。 
部屋へ向かう前に、フロントで「日本の新聞はありますか?」と尋ねると「では、毎日お部屋へお届けします。」とのこと・・・♪
お部屋では、期待通り、NHKが・・・♪
嬉しい♡
ピアノがないのは残念でしたが、日本の新聞・NHK・日本食レストランのお陰で、ちょっぴりFeel at homeでした(*⌒―⌒*)

  

(南国らしいお部屋)
クルー・ドリンクの時間迄のんびりシャワーを浴び、1階のホテル・バーに降りると、私の便の同僚達はまだ誰も来ていませんでしたが、別の便の同僚達が既に集まって飲んでいました。 
 
前述のとおり、クアラルンプール便は、クアラルンプール滞在中に2回ジャカルタまでの往復乗務があります。
クアラルンプールへは毎日便があり、クアラルンプールで乗務員が交代してジャカルタへ飛びます。
ですから、私達が到着した時点で、私達の他に、前日に到着したクルー(←翌日ジャカルタ往復)、前々日に到着したクルー(←私達からテイク・オーバーしてジャカルタ往復したクルー)、前々前日に到着したクルー(←翌々日に2度目のジャカルタ往復をするクルー)、(つづく)・・・と、本当にすごい人数のクルーが滞在している訳なのです。
 
握手を交わしながらお互いの名前を告げ(=オランダ式挨拶)、輪に加わると、実はみんな(別の日に別の便で到着している)バラバラのグループであることに気付きます。
滞在中に他の便の同僚達と一緒になることは他の路線でもたまにありますが(例えばボネール便)、大抵それぞれのグループに分かれて飲んだり食べたりしているのに対し、ここクアラルンプールでは、便は関係なく、み~んな一緒に飲んだり食べたりするようです。 
でも、その方が断然楽しい・・・♪♬♫
 
8時になって、半数は中華街へと繰り出し、私は残りのオランダ人同僚達と一緒にホテル内のJapanese Restaurantへ♪
天麩羅定食をいただきました。 
そして生酒! オランダ人は熱燗しか知らないことが多いので、彼らにも勧めてみました。 (もちろん大好評!) 
(口当たりがとてもよくて美味しかったデス)
 
食後はバーに戻って、クルー・ドリンク再開♪ 
しばらくすると、ジャカルタ往復乗務を終えた同僚達が加わり、中華街へ出掛けた同僚達も戻ってきて・・・。
誰かがipodでBGMをかけ、機長が頼んでくれたルームサービスのおつまみを頂きながら、楽しく飲んでいるうちに気が付いたら朝の7時(=オランダ時間の午前0時)・・・ということは、41時間起き続けてる(?!)

 

2日目。
 
朝の8時から寝て、目覚めたのは5時間後の午後1時・・・お腹が空いてしまってxxx
NHKを見ながら急いで支度し、プールサイドのレストランで大好物の”ミー・カレー”をオーダーしようと思ったら、メニューにない・・・( ̄_ ̄|||)
そこへレストランのマネージャーが来て
「あなたは1年位前にもいらしたことがありましたよね?」
とおっしゃる。
「ええ、去年の8月に初めてクアラルンプールに参りましたが・・・覚えていらっしゃるんですか?」
「もちろんです。」
おぉ~~感心!
「前にここで”ミー・カレー”を頂いて、とても美味しかったのですが、なくなってしまったのでしょうか・・・?」
「大丈夫ですよ。 作らせますから。」
おぉ~~~感激!! 
1年4ヶ月ぶりの”ミー・カレー”・・・中華麺の入った、魚介たっぷりの、辛~いカレースープ・・・美味しかったデス♡

(忘れられない美味しさの Mie Curry)

お食事が終わってからは、MP3で曲を聴きながら譜読み。 
シューベルトの「ファンタジーD940」とモーツアルトの「交響曲第40番」。 今、ピアノの連弾のレッスンでやっている曲です。
 
夕方近くなって、昨日一緒に朝まで飲んでいた同僚達がやっと起きてきて、
「misae! もう起きてるの?!」
と驚かれる・・・私は(お腹が空くと自然に目覚めてしまう為)普段から睡眠時間が短いのデス。
一日平均6時間。 どんなに疲れていても7時間後には(お腹が空いて)起きます・・・
きちんと食べてから休まないと、もっと短時間で目覚めることも。
 
夕食は、別の便の同僚達と一緒に中華街へ。 
私と一緒に到着した同僚達はというと・・・ 
パーサーは旦那様、私の相棒は旦那様と4歳のお嬢さん同伴、コックピット・クルーも奥様同伴、AゾーンとBゾーンの同僚達は友人同士、4/5ギャレー(=1階中程のギャレー)の同僚達はカップルでリクエスト、6/7ギャレーのスチュワードはゴルフ(←広大なゴルフ場付きの高級ホテルだったので、ゴルフをやっている同僚達は皆、マイ・クラブ持参)。
結局スタンバイで呼ばれた私だけ”シングル”と申しましょうか・・・
 
中華街から戻って再び別の便の同僚達とクルー・ドリンク(←これは毎晩あります♪)
毎日新しいクルーが到着するので、懐かしい同僚との再会もあり、話がはずみます。
翌日ジャカルタへの往復乗務がありますから、ちゃんと規則を守って、リポーティングの10時間前にはアルコールはストップ。
・・・と言っても、ジャカルタ便のリポーティングは15時30分なので、量が多過ぎなければ(←時間の他に、もちろんアルコールの量にも規則があります)5時30分まで飲めますが。

3日目。
 
朝6時就寝。 7時間休んで13時起床。 シャワーを浴び終わったところでCalling(=ホテル出発の1時間前にWake Up Callがあります)。 
男性クルーはこれで起きて支度する人が多いようですが、私はゆっくり支度をしたい(・・・というか1時間では間に合わないxxx)ので、Callingの30分~1時間前には起きるようにしています。 
そして、Pick Up Time(=クルーバスがホテルを出発する時間=Callingの1時間後)の20分くらい前にロビーへ降りて、のんびり他の同僚達が降りてくるのを待ちます。
 
空港では、機内で、アムステルダムから到着した同僚達から(=パーサーはパーサーから、ビジネスクラス担当者はビジネスクラス担当者から)テイク・オーバーします。 
クアラルンプールはこの便の最終目的地ではないので、停泊中、機内にお残りになるお客様もいらっしゃいます。 そういう場合、セキュリティーの関係で、到着したクルーは、交代するクルーが到着するまで飛行機から降りられません。 
東京や大阪など、そこが最終目的地である場合は、お客様はもちろん皆様お降りになりますから、到着したクルーは、折り返し便に乗務するクルーを待たずに降機できます。
 
UDに上がって、UD担当だった同僚達と、何か”変わったこと”はないかを確認。
“変わったこと”というのは、例えば、座席やトローリーなどに故障箇所があるとか、非常に難しい(あるいは非常に優しい)お客様がいらっしゃるとか、ハネムーンのカップルが乗っていらっしゃるとか、新聞紙はどこそこにしまってあるとか・・・です。
 
到着クルーが降機すると、まずはいつものとおり、担当ドアと担当エリアのチェック。 
今日も満席です。
ウェルカム・ドリンク(=ビジネス・クラスのお客様にご用意する、シャンペンやフレッシュ・ジュースのトレイ)やメニューなどを揃え、お客様をお待ちします。
ふと乗客リストを見ると、日本人の名前が・・・
イギリスにお住まいのビジネスマンで、ジャカルタへご出張とのこと。 
(こんなところで日本人に出会うとは!とお互い驚きましたが、思いがけない日本語でのサービス。 喜んでいただけたご様子で、嬉しかったです!)
 
約1時間半のフライトですが、ビジネスクラスではホットミールが出ます。
お客様方は、アムステルダムからクアラルンプールまでにお食事も既に2回召し上がっていらっしゃいましたから、予想したとおり、このフライトでお出しするお食事はお召し上がりにならないお客様が多く、ミールが沢山余ってしまいました。
余ったミールはクルーが頂いてもいいので、私も早速お味見を♪  

(前菜 : 鮪の燻製)

(主菜 : 左=マレーシア風やきそば

   右=チキン・カレー)

Smoked Tunaも、Egg Noodlesも、Chicken Curryも、どれもと~っても美味しかったです! (幸せ♡) 

乗務を終えてホテルへ戻り、ロビーからバーを見下ろす(バーは1階、ロビーは3階にあって吹き抜けになっています)と、集まってる集まってる・・・もちろんクルー・ドリンクです。
私達も早速着替えてジョイン。
彼らが一体どんな話をしているかというと・・・
仕事の話(スケジュールやサービスの話)も多いですが、家庭の話(子供のことや、家や車のこと)、趣味の話、芸能界の話、女の子なら買い物の話、若い子なら恋の話など、日本人と変わりません。
オランダ人同僚の中に、日本に乗務したことがなく、”初めて日本人に会った”という人がいると、日本の話(→質疑応答)になることも。 
 
この日も朝7時にベッドへ・・・
すっかり時差ボケ(オランダとの時差は7時間)です・・・
しかし、オランダ人の同僚達に
「オランダ時間をキープしてるんだから、いいのよ!」
と言われて、
「なるほど・・・オランダ時間では午前0時に寝て6時に起きてることになるから・・・いいのか!」
と安心したのでした(!?)
 
(つづく・・・)
 

フライト日記 (Kuala Lumpur) その2」への2件のフィードバック

  1. こんにちは!クルードリンクとても楽しそうですね!毎日?となると胃の方が心配ですね(^^)41時間!国際線スチュワーデスは体力も必須ですね!

  2. >ryu_iseyaさん
     
    こんにちは!
    クルードリンクは、いろいろな話を聞けて、とても楽しいです! 
    私にとって、クルードリンクは、"オランダ語の授業"でもあるので、必ず出席(?)するようにしています。 
     
    >毎日?となると胃の方が心配ですね(^^)
     
    胃・・・昔は弱くて、胃痛の薬を持ち歩いていましたが、そういえば、最近は胃が痛くなること、ないですね・・・クルードリンクで鍛えられたのかしら??
     
    >41時間!国際線スチュワーデスは体力も必須ですね!
    41時間起き続けていたのは久し振りです。 オランダベースになってからは多分初めてです。
    日本ベースで飛んでいた頃は、フライトから戻った当日の夜にピアノのレッスンなど習い事があると、そのまま起きていて気付いたら40時間以上経っていた・・・ということが時々ありました。 でも、これは私がうっかり起き続けているだけでmustではない(=乗務が終わったら寝ていい)ので、無理に起きている必要は全然ないんですヨ(笑)
     
     

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