2006年12月 その3
(KUL)
4日目。
午後1時起床(=朝6~7時に寝て、この時間に起きる・・・というオランダ時間での生活リズム)、
NHKのニュースを見、持参したロールアップ・ピアノ(←11月のカイロ便フライト日記参照)で1時間ほどピアノの練習をしてから、プールサイドへ。
まずは、レストランで大好物の「ミー・カレー」を。
こちらが頼まなくても、例の(記憶力の良い)マネージャーが来て
「ミー・カレーですね!」
もう滞在中毎日食べてました、美味しくて。
(写真は、「その2」に載せてあります)
初日に、メニューにもう無かったのにもかかわらず、私の為に、このマネージャーが特別にシェフに作らせて下さった「ミー・カレー」・・・
その心ばかりのお礼にと、紙ナプキンでバラの花を作って(←機内でも時々作ります・4月の上海便フライト日記参照)マネージャーに差し上げたのですが、それ以来、飲み物をサービスして下さって・・・ 感激。
フロントのスタッフも・・・到着した日に日本の新聞があるか伺った、と書きましたが、その日の新聞一部だけでも十分嬉しかったのに、毎日お部屋に届くように手配して下さり、その上、それ以来フロントへ行くと、名前を覚えていて
「○○サン」と(日本語で)呼んで下さるのです・・・感心。
ところで、12月は雨季だそうで、プールサイドにいると、時々バケツをひっくりかえしたような雨になりました。
みるみるうちに空が暗くなったかと思うと、プールサイドの人々がレストランへ非難するよりも先に、ザバーッッッ(←”ザーザー降り”よりもっとスゴイ・・・)ときます。
雷の音と共に、ホテルのゴルフ場から避難のサイレンが鳴り響き、間もなく稲光が・・・!
(プールサイドで食事中に大雨に・・・)
5日目は、前日に到着した機長のフェリックス(←以前アムステルダムに住んでいた日本人の友人のご近所さん・5年振りに再会しました)に、夕食後、
LUNAというラウンジ・バーへ連れて行ってもらいました。
パシフィック・リージェンシーというホテルの最上階(34階)にあるのですが、今まで行ったことのある世界中のバーの中で、一番ロマンチックでした♡
普通のソファー席の他に、屋外プールを囲むように(2~4人がけの)ボックス席があり、靴を脱いで寛げるようになっていて、どこもカップルでいっぱいでした♡
満席だったので他のカップルと同席。 私達は(残念ながら?)カップルではありませんが、ロマンチックさ加減は十分に味わえましたヨ。
ボックス席の外壁は全面ガラスになっていて、夜景のキレイなこと!
本当に素敵でした!!
(ボックス席からの風景・手前はプールです)
6日目は、2度目のジャカルタ往復。
ドアが閉まり、滑走路へ向けてのTaxing(=地上滑走)が始まって間もなく、機長からアナウンスが・・・
「書類上の機体の重量と、実際の機体の重量が一致していない為、ゲートに引き返して調査する」
とのこと。
そういえば最近あるサイトに・・・
「大きなリュック一つと、キャリングカーに付けた約20kgはありそうな大きなボストンバッグを機内持ち込みにしたい場合、チェックインの間、母親にキャリングカー付きの大きな荷物を見ておいて貰って、リュックのみでカウンターのチェックインを終え、その後に、母親から大きな荷物を受け取って機内に持ち込むのは可能か?」
という質問が投稿されていたので、
「(そのようにすれば確かに”こっそり”機内に持ち込めるけれど・・・)
あまり大きい荷物だと、頭上の荷物入れを占領してしまって他のお客様の荷物が入らなくなってしまったり、
あまり重いと荷物入れを開けた時に落下する危険がある。
また、重くなればそれだけ燃料を使い、そして、
また、重くなればそれだけ燃料を使い、そして、
「飛行機全体の重さによって、燃料の量だけでなく、飛行機が離陸する際の滑走の速度なども計算される
そうなので、重量制限を越える荷物をこっそり機内に持ち込むことは、事故につながる可能性もある。
・・・つまり、機内持ち込みの手荷物や、預ける荷物に重量制限があるのは、安全に飛行する為なのです。」
・・・というふうにコメントしたことを思い出しました。
オーバーしていた分の貨物の積み下ろし作業をし、約2時間遅れでジャカルタへ出発。 無事乗務を終えました。
7日目の土曜日の夜は、週に一度だけのJapanese Restaurantの和食ビュッフェの日。 オランダ人10名程引き連れて行って来ました♪
時々「これは中華では・・・?」というのが混じっていましたが、お寿司に天麩羅、すき焼きetc.とっても美味しかったです。
そして8日目の最終日。
最後の「ミー・カレー」をいただいてから、帰途へ。
出発前に、ホテルのロビーにあったクリスマス・ツリーの前で写真を撮りました。
キャビン・クルー9名+コックピット・クルー5名。
いつもに比べてコックピット・クルーが多いのは、飛行時間が長い便なので交代要員が2名いた為と、それから、1名、Route Inspectorが乗っていたからです。
Route Inspectorは、乗務員全員が、それぞれ、安全に飛行する為のタスクをきちんとこなしているかをチェックします。
ミスが報告されると乗務停止になることもあるとのこと。
Route Inspectorが乗っている便に乗務するのは初めてだったので緊張しましたが、冷静に、いつもどおり仕事をすればよいこと。
・・・あ、一つだけ、注意したことが・・・
コックピット・ケアです。
UD(=アッパー・デッキ=2階席)担当のクルーは、「30分毎にコックピットに電話を入れて何事も無いか確認する(+飲み物や食事を用意して届ける)」という作業をしないといけないことになっているのですが、満席の時はサービスが忙しくて5~10分遅れてしまうことがあるのです。
今日はそれは許されまい・・・と、相棒のカーレンと「毎時00分と30分に電話しよう!」と決めて、それをきっちり守りました。
このコックピット・ケア、他の機種の場合も、コックピットに最も近いビジネスクラス担当のクルーが行います。
アムステルダムまでの飛行時間は12時間10分。
Route InspectorからもOKをいただき、無事アムステルダム到着・・・
同僚達が同伴していた家族も全員無事に乗れ、帰ってくることができました。
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次のフライトは、1月13日からドバイ便です。
荷物が重すぎて出発が遅れることもあるんですね。2時間も!気をつけないといけないですね。あ、そうか、ご家族は行きは乗れても帰りも一緒に帰れるとは限らないんですね!家族だけ置いてけぼりってこともあるんですね?
どこのホテルかな~?とか、どこのレストランだろ~とか、推理してみましたが、分からず。(TдT)
もっとクアラルンプールでゆっくりされていたのかと思えば、ジャカルタ便がはいっていたとは。
次回、来られるときは、ぜひ一緒にご飯いきましょう!
私は、彼氏ができましたら、ルナに行ってまいりますわ~~。あ~~楽しみ♪
>ryu_iseyaさん
>荷物が重すぎて出発が遅れることもあるんですね。
機体の重量と、算出された燃料の量や離陸時の滑走速度などが合っていないと、計算し直さないといけなくなるのだと思います。
場合によっては、貨物の積み下ろしをしたり、燃料を補充したり・・・恐らく通常は、遅延が出ない範囲で調整されているんじゃないかしら・・・
こういうことは、乗務員はあまり詳しくないので、ちょっと残念です。
でも、こうして、いろいろな部署の人達と協力し合って、飛行機は安全に飛ぶことができるのだなぁ・・・と考えると、私達乗務員も、自分達のやるべきことをしっかりやって、"安全運行"の一端を担えるように頑張らなくちゃ!と改めて思います。
>家族だけ置いてけぼりってこともあるんですね?
そうですよ~(笑)
同伴の家族は、行きからして乗れないこともあるし、家族だけ置いてけぼりってことも、もちろんあります。
だから、自分が乗務の時に、社員割引のチケットを使って家族を同伴する、というのは、私はなるべくしないようにしています。
>しほりさん
ホテルは、Equatorial Bangi-Putrajayaというところです。
このホテル内においし~いJapanese Restaurant(名前忘れてしまいましたxxx)があります。 土曜日の夜と日曜日の昼間、和食ビュッフェをやってるそうです。
>次回、来られるときは、ぜひ一緒にご飯いきましょう!
是非、是非! また美味しいお店を教えて下さいネ!!
>彼氏ができましたら、ルナに行ってまいりますわ~~。あ~~楽しみ♪
本当にオススメです!
私も今度はデートで行ってみたいわ♡