先週、2月6日から8日の3日間、Cito Toets (シト・トゥーツ)が実施されました。
シト・トゥーツというのは、オランダの小学校Groep8(=日本の小学校6年生)対象の全国共通学力試験で、 この試験結果により小学校卒業後に進学する中学校のレベルが決まる、という重要なテストです。
結果は3月5日に出るのですが、成績は500~550点で評価されます。 (←子供達を気遣って、あえて、1~10点評価にしていないとのこと)
543~550点を取った子供達はVWO/GYMNASIUMへ、それより低いとHAVO、もっと低いとVMBOに進学することになります。
VWOとGYMNASIUMは6年制の中学(=日本で言う「中高一貫教育)、HAVOは5年制の中学、VMBOは4年制の中学で、VWOあるいはGYMNASIUMを卒業しないと大学に進学できないそうです。 (GYMNASIUMでは、通常の教科の他に古典ギリシャ語とラテン語を学びます。)
つまりのところ、中学入試のようなものなのですが・・・
試験会場は、子供達が普段通っているそれぞれの小学校。 子供達はいつものように登校し、自分達の教室で試験を受けます。
それから、休み時間に気分転換できるように"ニンテンドウDS" などのゲームを持ってきてよかったり、(今年は禁止されたようでしたが)お菓子を持ってきてよかったり・・・というのが、日本と大きく異なる点です。
今年は、長男のミハーリが、このシト・トゥーツを受けました。
いつもは「育児は女の仕事」と言っている夫が、試験中だけは早起きして、ミハーリの好きな紅茶を用意してあげていたのが微笑ましかったです。
科目は国語(=オランダ語)・算数・学習能力+理科・社会(歴史と地理)(→ミハーリ曰く、理科と社会は点数には加算されないらしい・・・ホントかなぁ)で、マークシート式。
今年の試験日程は・・・
1日目 国語(スペルetc.) 算数 +理科・社会
2日目 学習能力(表やグラフ、地図などの資料を見ながら問題に答える) 算数 +理科・社会
3日目 国語(語彙と長文読解) 算数 +理科・社会
・・・だったそうです。
オランダ語のサイトですが、
に、2006年度の問題から「父兄用シト・トゥーツ」として20問、掲載されています。
(コピー&ペーストができれば、ここに貼り付けて日本語訳を付けられたのですが、コピーできませんでしたxxx)
オランダ語がおわかりになる方は是非トライしてみて下さい♪
おわかりにならない方も、どんな問題が出題されるのか興味がある方は、是非ご覧になってみて下さい。
結構難しそうです・・・(汗)
それでも毎年何人か、満点(=全問正解)の子が出て、去年は確か8人(?)だったかと思うのですが、テレビの全国放送で名前が紹介されていました。
結果が出る3月5日まであと3週間・・・採点はコンピューターで行われるのに、こんなに時間がかかるところがまた、"らしい"ところデス・・・(^_^;)