フライト日記 (Hong Kong)

(乗務の後、子供達と一時帰国していた為、アップがすっかり遅くなってしまいましたxxx)
 
2006年2月
(HKG)
 
冬休み明けのフライトは、約半年振りの香港
 
休暇明けのフライトでは、(休暇中に旅行へ出たりして)うっかりパスポートを忘れる同僚が多いのですが・・・
私もやってしまいましたxxx
一時帰国もせず、ずーっとオランダにいたにもかかわらず、空港に着いたらパスポートがない・・・
 
2月初めにユトレヒトの大学病院でMRIの検査を受けたのですが(→このお話はそのうち改めて・・・)、その時に身分証明書代わりにパスポートを持っていって、そのまま保険証と一緒に棚にしまってしまっていたのでした。
 
幸いリポーティングの1時間前に空港に着いていたので(出発前に空港でお昼を食べようと思っていたものですから・・・)、大急ぎでユーターンしてユトレヒトに戻り、パスポートを取って空港へトンボ返りしました。
リポーティングには5分遅刻してしまいましたが、小走りでスーツケースを預け、ブリーフィングには間に合いました・・・
ブリーフィング・ルームに息も切れ切れに駆け込んだのはかなり恥ずかしかったですが・・・間に合ってよかった♪)
 
機種はボーイング747-400。
担当は、Bゾーン(エコノミークラスの最前方部)。
Aゾーン(1階ビジネスクラス)をヘルプし、スペシャル・ミール(ベジタリアン・ミールやチャイルド・ミールなど)のケアをしながら、Bゾーンのお客様へのサービスをこなす、遣り甲斐のある担当エリアです。
 
Bゾーンのお客様で、オーダーしてあったスペシャル・ミールが搭載ミスで載っていなかった為、とても怒っていらっしゃるインド系オランダ人の女性客がいました。 パーサーがお詫びに行っても機嫌を悪くするばかりで「要注意」と言われていたその女性客が、本日のメイン・ターゲット。 香港到着までにご機嫌を直していただきたい・・・!
最初のうちは、にこやかに話しかけても無表情で不機嫌そうにしていらっしゃったのですが、食後にベイリーズ注文されたので「ベイリーズのミルク割り」をお勧めしてみましたところ、これが好評で・・・ 
飛行機をお降りになる時には笑顔になっていらっしゃいました!
ベイリーズ (Baileys` Original Irish Cream)を牛乳で割ったカクテルは、本当に美味しいので、皆さんも是非お試し下さい♪
 
香港に到着した2月18日は、中国では新年を迎えた日、元旦でした。
香港人の同僚達に広東語の「あけましておめでとう」を教わりました。
Kung Hei Fat Choiと言うそうです。
(漢字では何と書くのでしょう??)
 
クルーホテルに着いて、お部屋で面白いものを発見!
(大きい写真はフォトアルバムを見て下さいネ)

マシサーヅのご予約は内線1735まだお願いいたします。

疲れている時に、こういうの見ちゃうと、笑いのツボにはまってしまうんですよね・・・ヾ(@^∇^@)ノ

仮眠を取った後、夕方からオランダ人同僚達と街へ繰り出しました。 お正月のせいか人でも少なくレストランも閉まっているお店が多かったです。 オランダ人の同僚達がいつも食べに行くお店もやっぱり閉まっていたので、近くにあった(ちょっと高級そうな)タイ料理のレストランで食事をしました。

その後、Wan Chai (灣仔)にある"Dusk till Dawn" というBar/Clubへ。
ここは、数年前にも一度来た事があるのですが、ライブ・バンドのレベルがすごく高くて、踊らなくても音楽を聴いているだけで十分楽しめます
私のお気に入りの曲の一つ、Maroon5の「This Love」がかかった時は、あんまり素晴らしい演奏で、おしゃべりもやめて聴き入ってしまいました♡
 
みんな上機嫌で午前4時半過ぎにホテルに戻ると、貨物便のコックピット・クルーが丁度到着したところ(←こんな時間にホテルに帰ってきた私達を見てたいそう驚いていましたxxx)だったので、握手をして挨拶してから部屋へ戻りました。
 
翌朝は9時起床。
9時半に、友人のM子さんがホテルに遊びに来てくれることになっていたので、急いで支度をしてロビーへ。
数年前、一時帰国の飛行機でたまたまミハーリの隣に座った女の子のお母さんがM子さんで、ご主人のお仕事でオランダ・ベルギーにお住まいになった後、この冬ご帰国されたのですが、ご両親が香港にお住まいで、お正月に合わせてこちらへいらっしゃっていたそう。
M子さんとは、不思議なご縁があるらしく、初めてお会いしてから随分たって、私のオランダの友人の友人であったことがわかり、オランダで再会。 ユトレヒトにも遊びに来て下さって、一緒にオルゴール博物館やミッフィー美術館へ行きました。
その日は、午後の便で日本にお戻りになるとのことで、時間がない中、早朝にもかかわらず、会いに来て下さり、感激でした・・・(。♋ฺ‸♋ฺ。)うるるる
 
M子さんを見送った後、ホテルのコンシェルジュで「マッサージのお店」を紹介してもらい、行ってみました。
 
ワールド・トレード・センター近くの"BIG BUCKET (大桶水)"というお店です。
足裏マッサージの他、大桶水アロマセラピージェル足浴、全身ツボ指圧マッサージ、タイ式古法マッサージ、上海式爪切りと足ヤスリ(←???)のコースがあって、私は45分全身ツボ指圧マッサージをお願いしました。
「マッサージ師は、女性がいいか? それとも男性がいいか?」
と尋ねられ、(ここでは、女性なら当然女性、という訳ではないんだなぁ・・・と感心しながら)
「女性でお願いします」
と答えました。
 
案内係りの男性に連れられて、建物の奥の方へ、奥の方へ・・・と連れて行かれました。
なんだか「千と千尋の神隠し」に出てきそうな、ちょっと不気味な建物で、ドキドキしました。
案内された薄暗~い部屋には、ベッドが3つあり、一番奥のベッドの脇に中国人女性が一人立っていました。
 
中国語で何か言われ、
「ごめんなさい。 中国語はわからないの。 英語は話せますか?」
と言うと、無言で笑っていました・・・。
 
ジェスチャーで服を脱ぐように指示しているようだったので脱ぎ始めると、Tシャツとジョギングパンツを用意してくれました。
それに着替えて、タオルが敷かれたベッドにうつ伏せになると間もなくマッサージ開始。
あんまり気持ちよくって声出しそうでした~♡
特に首と頭!
腰以下はあまりこっていなかったのか痛いばかりだったので、次回は(→次いつ香港に来られるかわかりませんが)肩から上だけじっくりやっていただこうと思います・・・♪
 
BIG BUCKET (大桶水)
住所 : Hoi Kung Court, 264-269 Gloucester Road, 
          Causeway Bay, Hong Kong
電話 : 2572-8611/8622
 
帰りにTimes Squareに寄ると、今年の干支の"ぶた"がズラ~リと並んでいました。

オランダでも、「今年は中国のホロスコープで"ぶた年"」とされているのですが、どうして日本では"ぶた"ではなくて"いのしし"なのでしょう・・・?

気になって調べてみたら、これには、中国語と日本語の漢字の違い原因があるそうです。
日本語では"ぶた"は「」、"いのしし"は「」ですが、
中国語では"ぶた"は「」、"いのしし"は「野猪」なのだそうです。
それで、中国から日本へ干支が伝わった際、中国の"猪(ぶた)年"は、日本で"猪(いのしし)年"に変わってしまったとのこと。
面白いですね!
夕方、元同僚のR子さんが(やはり元同僚で香港ベース乗務員だった)旦那さんと一緒に遊びに来て下さいました。
彼女は今キャセイで乗務をしています。 
「昼間、歩道橋の上でビニールシートを敷いて大勢で食事をしたり、お化粧をしたり、本を読んだり、眠ったりしている人々を見て驚いた」
という話をしましたら
「それは香港人ではなく、内陸部から来た中国人」
なんだそうです。
面白いですね!
 
R子さん達も一緒にホテルのバーでのクルー・ドリンクに参加した後、オランダ人の同僚も何人か加わって、一緒に新年の花火大会を見に行きました。
あいにくの雨でしたが、とってもきれいでした! 
花火を見慣れないオランダ人は大喜び・・・でも、日本の花火大会の方がもっとスゴイかなぁ・・・。
昔、札幌に就航していた頃、札幌の花火大会にオランダ人を連れて行ったことがあったのですが、打ち上げ場所のすぐ近くで見た花火がものすごい迫力で・・・!
種類も多く、技巧も凝らしてあって(リボン型になったりミッキーマウスの顔になったり)本当に感動しました。 ・・・その感動は、なかったです。
久し振りにまた、日本で花火、見て見たい・・・!!
 
夕食後、Central (中環)にある"Insomnia"というBar/Clubへ。
ここも、Wan Chai (灣仔)の"Dusk till Dawn"同様、ライブ・バンドが素晴らしいのですが、個人的には"Dusk till Dawn"のバンドの方が好きです。 
でも、お店の雰囲気は"Insomnia"の方が良かったかもしれません・・・"Dusk till Dawn"には西洋人男性目当てのアジア人女性、アジア人女性目当ての西洋人男性が多く、"Insomnia"には普通の観光客が多い、という印象を受けました。 
 
翌朝はCalling (ウェイクアップ・コール)の1時間前に起きて支度し、R子さんからの差し入れのリポビタンDを飲み(R子さん、ありがとう!!)、Callingを受けた後、朝食へ。
香港ではいつも中国風のお粥を朝食にいただきます。 これがまた、とっても美味しい!
 
帰りの便は、Aゾーンに3名しかお客様がいらっしゃらなかったので、Aゾーン担当の相棒が手伝ってくれ、とても早くサービスが終わりました。
楽なのですが、担当のお客様皆様に、自分でサービスできないのは、ちょっと淋しい気も・・・。
 
ところで、帰りの便では、出発前にクルーボックスというお弁当(?)が調達されるのですが、現地ベースの乗務員がいるフライト先ではトラブルがおこります・・・。
(前にも書いたかと思いますが、)オランダ人クルー(私も含めて)は、行きの便で、4種類あるなかから一つ選んでオーダー(=注文書に記入)し、帰りの便には、そのオーダーどおりのクルーボックスが搭載されます。 現地ベースのクルーがいないフライト先では問題ないのですが、現地ベースのクルーがいる中国路線韓国路線、そして日本路線では、現地ベースの同僚達の分のオーダー方法がきちんとしていないのか、オーダーしたクルーボックスを受け取れないクルーが出てしまうのです。
日本路線では、日本人の同僚から
「私達は、オランダ人クルーが自分達の分を取り終えた後に、余っているクルーボックスをいただくようにしています。」
という話を聞いたことがあったのですが、(なんだかそれも不公平な気がしましたが)
香港の同僚達は考え方が異なるようで、先に自分達の希望するクルーボックスを持っていってしまい、オランダ人クルーの中に、オーダーしたはずのクルーボックスを得られない人が出てしまうようなのです。
 
オランダ人クルーとだぶってしまった香港人クルーに、(日本人同僚から聞いた話をした後)事情を聞くと
「パーサーが持ってきてくれた」
と言うので、パーサーに確認したら
「持ってきてくれと言われた」
と言うので、香港人クルーに再度事情を聞くと
「前日にオーダーした」
とのこと。 
ということは、オーダー通りのクルーボックスが搭載されなかったということなので、香港人クルーに香港のケータリングに搭載ミスを連絡するようお願いしました。
私のように何でも食べる人には大した問題ではありませんが、中にはベジタリアンの人もいたりするので、やはりオーダーしたものをちゃんといただけるにこしたことはありませんからネ。
 
・・・日本人と香港人の文化の違い(?)を垣間見た事件でした。
 
次のフライトは、(去年ほぼ2カ月おきに行って少々ウンザリしている?)ボネール便です。
 

フライト日記 (Hong Kong)」への4件のフィードバック

  1. ベイリーズミルクとカルアミルクの味の差がわからないおこちゃまです。ベイリーズって牛乳でわる以外には普通はみんなどうやって飲むんですか?

  2. >しほりさん
    >ベイリーズミルクとカルアミルクの味の差がわからないおこちゃまです。
    可愛い♡
    「ベイリーズ」は"クリーム"のリキュールで、「カルーア」は"コーヒー"のリキュールなので、
    牛乳で割ると・・・
    「ベイリーズミルク」は"キャラメル"味、「カルーアミルク」は"コーヒー牛乳"味
    ・・・になります。
     
    >ベイリーズって牛乳でわる以外には普通はみんなどうやって飲むんですか?
    オン・ザ・ロックです。 
    でも、これはかなり甘いです。 甘党の私でも少し「ウッ」とくるので、私は牛乳で割った方が好きです。
    でも、そうするとジュースのようにゴクゴク飲めてしまうので、お酒に弱い人は注意しないとダメかも(◕ฺ‿◕ฺ✿ฺ)

  3. >ryu_iseya-san
    (roma-ji-de gomennasai!)
    watashi-mo Notredam-jiin, ittakoto-ga arimasu-ga "yokosou" niwa ki-ga tsukimasen-deshita…
    mata iku-kikai-ga attara, check-shite-mimasu!

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