フライト日記 (Osaka)

 
日本はゴールデンウィークですネ。
オランダも丁度時期を同じくして、
4月30日の女王の日(=前女王の誕生日)から
5月5日の解放記念日(=1945年ナチス・ドイツの占領から解放されたことを祝う日)まで
チューリップ休みという連休なんですヨ。
 
—–—–—–—–—–—–
 
さて、今月2回目の大阪便(=今年2本目の日本路線)♪
 
機種はボーイング777。
担当は満席のビジネスクラスです。 
 
前回ケータリング搭載ミスが多く大変だったので、出発前にしっかりチェック。
搭載されているべきものは全て搭載されていることを確認した上で出発!
・・・したはずだったのですが
なんということでしょう~( ̄_ ̄|||)
 
最初のお食事のチョイスをお伺いする前にミールの蓋を開けてみたら、
Beef (牛肉料理) / Chicken (鶏肉料理) / Fish (魚料理)
には違いないのですが、内容がメニューと違ってる・・・(;-_-)
 
メニューには・・・
Beef=牛肉のピノノワール・ワインソース仕立て
Chicken=鶏肉の甘酢あんかけ
Fish=鯛の蒸し焼き
とあるのに、実際に搭載されていたのは・・・
Beef=牛肉のすき焼き
Chicken=鶏肉の甘酢あんかけ
Fish=甘辛バタフライシュリンプ
(↑鶏肉料理だけメニューどおり)
 
お客様お一人お一人(=満席ですので35名様)にメニューの間違いをお詫びし、実際に搭載されているお食事の説明をしながらチョイスを伺ってギャレーに戻り、
それぞれのお料理の希望数を数えてみると・・・ほとんどのお客様が牛肉のすき焼きをご希望で・・・(T_T)
ミールはそれぞれ11~13個ずつしか搭載されていないので、すき焼きが全然足りません。
再びキャビン(客室)に戻り、すき焼きをご注文されたお客様に事情を説明し、お詫びしながら、他のお料理に変更しても構わない方を探しました。
 
こういう場合、マイレージ・プログラム会員の方のチョイスを優先する=会員でない方からチョイスの変更をお願いすることになっています。
「まだ会員でいらっしゃらないお客様=初めて当社をご利用下さったかもしれないお客様こそ、チョイスを優先して差し上げたいのに・・・」
と思うのですが、チョイスの優先も会員特典の一つ、ということなのです・・・
 
いつものことながら、とても好意的なお客様ばかりで、問題なくミールサービスを終え、デザートサービスも(既にサービスが終わっていた)エコノミークラスの同僚達のヘルプで程なく終了することができました。
 
客室の照明を落とし、私達もやっとお食事♪
ビジネスクラスで余ったミールとクルーミール(=クルー用に搭載されたミール)(アムステルダム発の時はオランダの料理)の中から好きなものを選びます。
私は好き嫌いがないので、他の同僚達が取り終ってから、残ったものをいただきます。 
大食いなので、何種類も残っている時は(休憩時間中眠らないで)何種類も食べることも・・・(^^ゞ
 
今日は、BeefChickenは残念ながら売り切れ(笑)だったので、丁度あと2個残っていたFish(=甘辛バタフライシュリンプ)を、同じギャレーの日本人同僚と二人でいただくことにしました。
 
ジュニア・パーサーのアネミークのミール(彼女が選んだのはクルーミールパスタ)と一緒に、私達の甘辛エビをオーブンに入れて間もなく、先にコックピットで甘辛エビを食べたユリア(=IDチケットで乗っていた、副操縦士の彼女)が空いたお皿を下げに来ました。
「辛くて美味しかったわ!」
と言って、ユリアはCCR(=コックピット・クルー・レスト=操縦士用の休憩室)へ。
IDチケット(=社員割引のチケット)で乗った場合、満席の場合、私達だったらジャンプシート(=乗務員が離着陸時に座る席)に座るのですが・・・さすが操縦士の彼女! CCRでしっかり休めるんだ~(驚)
 
アネミークとおしゃべりしながらミールが温まるのを待っていると、シニア・パーサーのロブ(←彼は夫の友達で、もう15年来の知人)がやって来て、
「あぁっっっ!! クルーミールしか残ってない・・・こんなの食べられない!」
とガッカリしているので
「私は好き嫌いないから、エビの方がよければ私のを食べていいヨ」
と言うと
「いい・・・僕、何も食べない・・・」
・・・(;-_-) ?
ふと、好き嫌いの多い7歳の娘マリアを思い出しました(笑)
 
すると、何を思ったかアネミークが私達に向かって
「まだロブがミールを選んでなかったのに、どうしてエビをID客のユリアにあげちゃったのよ!」
と怒り出した・・・(;-_-)
「サービスが終わったら、み~んな次々にミールを取りに来るから、誰がもう取って誰がまだ取ってない・・・なんて把握するのは無理よ~(笑)」
と言うと
「あの女、ミールサービスの時はエコノミークラスのミールを食べてたのに、ビジネスクラスのミールまで食べるとは図々しい!」
と今度はユリアに対して怒り出した・・・(;-_-)
 
食べる物が全くない訳じゃないんだから、そんなに大騒ぎしなくても・・・とビックリしていると
同僚(日本人)が小声で
「ダッチ・クルーの食べ物の恨み、恐ろしいですよ~・・・よくありますヨ、こういうこと。」
そうだったのね・・・知らなかったワ。
 
お客様でお一人、「前菜でお腹がいっぱいになったから」と鶏肉の甘酢あんかけを召し上がらなかった方がいらしたことを思い出し、
ロブにそれを勧めてみたら喜んでそれを持ってパーサー・ワーク・ステーション(=パーサーが操作するコンピューターが設置されている場所)前の自分のジャンプシートに戻っていきました。
 
ホッとしていると、アネミークが
「今度からは、クルー全員がミールを取ったのを一人一人確認するようにして頂戴ね!」
と言って去って行ったので、
(マジですか??)と驚いてしまいました。
 
クルーのミールに関しては、どんなに深~く考えても、自分の食事は自分で管理すべきで、私達(=クルーミールが搭載されたトローリーのあるギャレーにたまたま配属されたクルー)の仕事とは思えなかったので、食事を終えてから、ロブとアネミークに
「私達が、"クルー全員がミールを取ったかどうか確認すべきだ"と言ってたけれど、それは私達の仕事ではないと思う。
そんな規則は聞いたことがないし、皆、自分が食べたい時に取りに来るので、それを把握するなんて不可能だと思う。
好き嫌いがあるのなら、自分が食べられるものを早めにキープしておくべきでは?
実際、ベジタリアンのクルーや魚料理が食べられないクルーが、ブリーフィング中に皆に断って、先にミールをキープしたことがある。」
と言ってみました。
 
ロブが
「自分のミールを先にキープするなんてズルイことできない。」
と言うので
「その日によって、ビジネスクラスのミールも何が余るかわからないし、クルーのメンバーによって皆が何を食べるかも予想がつかないのだから、私みたいに好き嫌いがなければいいけれど、食べられないものがあるのに一番最後にミールを取りに来て食べたいものがなくなっていたとしても、それは自分の責任だと思うヨ。」
と言ってしまいました。 
 
ちょっとキツかったかもしれませんが、また同じようなことが起こったら、ロブも気の毒だし、そこに居合わせた同僚達が
"クルー全員がミールを取ったかどうか確認すべきだ"
なんて言われたら気の毒だと思ったので・・・
 
私は好き嫌いがなくて本当によかった・・・(✿ฺ^-^✿ฺ)
そう言う私も、子供の頃は、アレルギーで魚や卵が食べられなかったりしたのですが、高校時代1年間ベジタリアンをやって、その後イギリスに留学して戻ってきたら、何でも食べられるようになっていました。
何でも美味しく食べられるというのは、本当にありがたいことだとつくづく思います。
(子供達も好き嫌いのない子に育って欲しい・・・!)
 
甘辛バタフライシュリンプも(すごく)辛くて美味しかったです♡
(食べ始めてから「写真撮っておけばよかった!」と気付きました・・・あんまり腹ペコだったものですから・・・(^^ゞ)
 
デザートのケーキは(前回)ちゃんと写真を撮りました♪

(とっても美味しい
ナッツとジンジャーのケーキ
 
(つづく・・・)
 

フライト日記 (Osaka)」への2件のフィードバック

  1. ケータリングの搭載ミスとか日本ではあまり考えられないような。。。。。
    日本でもふつうなんでしょうか???w
     
    本日帰省しました♪
    やっぱり実家はいいですねぇ~♪

  2. >にょんたまさん
    ケータリングのミス、日本では少ないと思いますヨ。 日本人は真面目で、ミスを恐れますし・・・
    でも、ミスすることも当然あると思います、人間ですから(笑)
    ご実家にお帰りとのこと。
    ゆっくり寛いで下さいネ!

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