関節痛で腕が動かせないと、家事も思うようにできず、
久し振りに時間を持て余しています(笑)
鎮痛剤で痛みを和らげながらピアノを練習していて、
ふと、昔のことを思い出しました。
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赤ちゃんが最初に覚える言葉は、普通
「ママ♡」(あるいは「パパ♡」)
だと思うのですが、私は
「おわった♪」
だったそうです。
ベビーベッドで毎日聴かされていたドヴォルザークの交響曲第9番《新世界より》(←赤ちゃんに聴かせるにはちょっと渋すぎる選曲だと思うのですがxxx)のレコードが終わったところで
「おわった♪」
と言ったのが初めての言葉だったとか(笑)
父がクラシック音楽好きで、子供の頃は毎朝、ビヴァルディの《四季》とかモーツアルトの交響曲第40番等がかかっていました。
あまりにも何度も何度も聴かされていた為、子供の頃は、これらの曲はあんまり好きではなかったのですが、大人になった今では、当時聴かされていた曲が一番好きな曲になっていたりします(笑)
3歳からオルガン、5歳からピアノを習い始め、発表会に出るようになってからは自分でもピアノ曲のレコードを聴くようになりました。
父が持っていたレコードで覚えているのは、ジョルジ・シフラが演奏しているもので、
ショパンのワルツ集とチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番そしてラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。
ピアノ曲はそればかり聴いていましたので、当時の私にとって、
ピアニスト=シフラでした。
同じ曲でもピアニストによって演奏が異なるなんて考えもしませんでした。
中学生になって、お小遣いで「ピアノ名曲全集」というレコード集を買い、
そこに入っていたサンソン・フランソワが演奏するショパンを聴いた時、初めて
「何か違う・・・
」

と感じました。 私は、天才ピアニスト・フランソワの演奏が全然良いと思えなかったのです・・・
(→「フランソワの特徴はムラ気なことで、気分の良し悪しによる演奏の出来栄えの差が大きかった」というエピソードがありますので、もしかしたら気分の悪い時の演奏だったのかもしれませんが・・・)
その頃(中学高校時代)は、毎日5~6時間ピアノを弾いていて、今よりは"自分が出したい音"を出せていた("つもり"だった)ので、
(技術はまだまだでも)自分の音が一番気に入っていた・・・という幸せな(?)時代(←今思えばとんでもないことなのですが・・・汗)。
だから、曲の好き嫌いはあっても、ピアニストの好き嫌いはなかったのです←なんせ自分が弾くピアノの音が好きだったものですから・・・(^^ゞ
高校卒業後、(ピアノの先生は音大も勧めて下さっていたのですが)子供の頃からの夢(=外資系航空会社のスチュワーデスになること)を叶える為にイギリスへ留学。
語学学校内にピアノが置いてあったので、至急日本からピアノの楽譜を送ってもらい、授業の合間によく弾かせていただきました。
他にもピアノを弾く学生が何人かいて、イタリア人で、ショパンのワルツ10番を弾いてくれた青年がいたのですが・・・
ものすごいスピードで、ミスもなく、上手なのですが・・・感情が何も伝わってこない。
上手に弾けても、聴いている人に何も伝わらなかったらダメなんだ・・・と強く感じました。
夢が叶ってからは、フライト先でコンサートに行ったり、CDショップへ足を運んでは試聴をしていました。
心を動かされる演奏を聴いてみたくて。
そして最高に気に入って買ったCDは・・・
ウラディミール・アシュケナージのショパン名曲集
ピアニストの好みはなかった私でしたが、それ以来、アシュケナージの大ファンに・・・
「ショパンはこんな風に弾きたい!」
と心底思いました。
が、当時習っていたオランダ人のピアノの先生に、アシュケナージの真似をして弾いていることがバレてしまい
「自分らしい弾き方を研究しないとダメだ」
と怒られました。
それ以来、自分らしい弾き方の研究中です・・・(^^ゞ
昨年は、音大を出られた方(日本語補習校のお母さん友達)と連弾をさせていただき、より美しい音を出す為のコツをいろいろ教えていただきました。
その方のお薦めで挑戦したのがシューベルトのファンタジーD940という連弾曲。 心を揺さぶられるような本当に美しい曲でした♡
演奏の参考にしようとユトレヒト市立の音楽図書館(=音楽関連の書籍の他、楽譜、CD、DVDなどが揃っています)でいろいろなピアニストが演奏したCDを借りて来て聞き比べたのですが、心惹かれたのがデュオ・クロムランク(←日本語のリンクが見つけられませんでしたxxx)
ここまで二人のピアニストが一体となった、熱い演奏は聴いたことがありません。 こういう演奏に憧れます♡
また、昨年は、ピアノのコミュニティーで大勢のアマチュア・ピアニストと知り合い、とても良い影響を受けました。
オランダでは、ピアニストやピアノの先生を目指しているのでない限り、小学生以降でピアノを習っている人というのは皆無と思われるのに対し、日本は趣味でピアノを続けている人が多いですよネ。
アマチュアでもレベルがものすごく高い!

趣味でピアノを弾いている人達でオフ会や演奏会を開き、お互いに勉強し合っていて、本当にいいなぁ~と思いました。
私も日本に住んでいたらよかったのに・・・(>_<。。。
そのピアノのコミュニティーでMinnesingerinさんという方にお会いしたのですが、この方の音楽の知識の深さには心底驚かされました。
Minnesingerinさんはブログ(http://minnesingerin.seesaa.net/ )も書いていらっしゃって、彼女のブログを読んでいるうちに「もっと沢山の違ったピアニストの演奏を聴いてみたい、聴かなくては・・・!!」と思うようになりました。
幸いユトレヒトには、(上にも書きましたが)音楽図書館というのがあるので、このところ時間があると、Minnesingerinさんお薦めのピアニストをはじめ、いろいろなピアニストのCDを借りてきて聴き比べています。
面白いです!
同じ曲でも、ピアニストによって、自分好みの演奏=聴いていて心地良く感じられる演奏と、そうでない演奏があるのですねぇ~!
そして同じピアニストでも、CDによって全く違ったり・・・
アシュケナージも若い頃の演奏と最近の演奏では全然違って、私が好きなの(=私が買ったCD)は彼が若い頃の演奏でした。
こうやって、いろいろなピアニストの演奏を聴きながら、いつか私も自分らしい音~できれば誰が聴いても心地の良い音~で演奏できるようになれたらいいなぁ・・・と思っています♪
こんにちは!
最初に覚えた言葉が「おわった」って。(爆笑
なんか、すごいうけてしまいました。
でも、ベビィちゃんのころから、クラッシックを聞いているって
なんだかいいですね。
私のお母さんは、わたしに何か聞かせていたのかなぁ。。。
小学生のときは「トルコ行進曲」が大好きでよくきいていましたが。
ちょっと前まで、モーツアルトのCDを朝よく聞いていましたー。(^-^)
弾き手にもよって曲の雰囲気さえも違う時がありますよね。
フジコ・ヘミングさんの十八番とされている「ラ・カンパネラ」を
私大好きで聞き込んでいるので、他の人が弾いてるのを聞くと
なんだか物足りない・・・って思っちゃいますもん。
でも、いろいろなサイトとかでは、そんな曲さえも賛否両論ですから
聞き手によってもかなり違うようですね。
ピアノといえば?「のだめ」のヨーロッパ編が年末にあるようです。
今やyoutubeやveohの動画時代ですので、日本のドラマも
オランダですぐに見ることができると思いますヨ!
それはそうと・・・関節炎の方は大丈夫ですか?
私も職業病の五十肩と腱鞘炎に泣かされ続けています。
寒さが厳しくなると特にひどくなると思いますので
気をつけてくださいね。日本に帰って温泉に入ると
きっとよくなるでしょうに!!!
Hi, みさえさん
みさえさんの原点はここにあったのですね。すばらしい環境の中で育って羨ましいですよ。
私は学生の頃そのよう環境のお友達を良く羨ましかったです。そして、こんな環境の中で
育たなかったからこんな私になってしまったんだなんて自分は努力せずに両親を恨んでいた
頃を思い出しました。どんな環境に育とうとも心がけ次第なんですけれどね。
音楽特に歌う事が好きです(極めてはいませんが)。クラッシック好きです。(あまり良くはしりませんが)
ピアノ大好き(もう指がうごきませんが)
そう私は何か中途半端なんですね。笑
みさえさんのからだの痛みは想像もつきません。それでも前進しょうと頑張っている姿に
ただただ感心するばかりです。きっとご家族の励ましもみさえさんの支えになっている事でしょう。
みさえさんのブログを拝見した後は必ずって程に小さな世界でもがいている自分を感じるし、
のほほ~んと生きている自分を意識させられます。かと言ってそのままなんですけれどね。笑
とにかく8日を楽しみにしています。
Take care of yourself.
Hisako
はじめまして。
実は、1年ほど前から、時々ブログを拝見していました。
文章から気品や幸福感が伝わってきて、とっても癒されます☆
私もピアノやクラシック音楽が好きで、毎日NHKFM放送で、ピアノ曲、バロック音楽、シンフォニーなどを聴いています♪
ピアノは、ショパンのワルツを楽しめる程度ですので、人に聴かせる腕前は持っていませんが、
ピアノを弾いていると何時間も過ぎてしまいます☆
これからも、時々お邪魔させてくださいね♪
では・・・
>ショコラ果歩さん
お返事遅くなってごめんなさい!
『トルコ行進曲』もいいですよネ♪
子供達も大好きです。
モーツアルトは"脳に良い"っていいますから、朝聞くのはいいかもしれませんヨ!
>road-manさん
「ラ・カンパネラ」いつか弾けるようになりたい曲の一つです。
フジコ・ヘミングさんの演奏は聴いたことありません。 今度聴いてみますネ!
「のだめ」知ってますヨ! ドラマも見ましたし、漫画も全巻持ってます(✿ฺ^-^✿ฺ)
いつだったかどこかのサイトの「のだめ占い」というのをやってみましたら、私は千秋先輩のライバルのジャンでした(笑)
>Hisakoさん
8日はコンサートに来て下さって、ありがとうございました!
演奏の後、お話できないままになってしまいましたが、お楽しみいただけたでしょうか?
いろいろとお土産まで頂き、本当にありがとうございました。
今度はオランダでお目にかかりましょう!
>Jさん
コメントありがとうございます!
オードリー・ヘップバーンがお好きなのですネ。 私も大ファンです。
上品で可愛らしい、あの雰囲気に憧れます。
ショパンのワルツを弾かれるのでしたら、かなり長らく習っていらっしゃる(いらっしゃった)のでしょう?
ショパンのワルツ、素敵ですよネ♪ 私は7番が好きです。