フライト日記 (Cairo) つづき

 
アムステルダムで出発が2時間遅れ、
クルーホテルに到着したのは翌日午前7時前。
 
目覚ましを午前11時にセットし、ルーム・サービスの朝食を午前11時半にお願いして、3時間ほど仮眠を取りました。
 
午前11時15分頃、シャワーを浴び終わったばかりのところにルーム・サービスが!
バスローブをはおって慌ててドアを開け
「11時半にお願いしたのですが・・・随分早いですね・・・(^^;)」
と言うと
「さっき機長さんに届けた時も、同じように言われました(笑)」
と全然気にしていない様子・・・(^_^;)
朝食の内容をいろいろと説明したかったようでしたが、こちらはまだ着替えてもいなかったので、説明は丁重にお断りしてお帰りいただきました・・・(^^ゞ
 
正午ロビー集合で、ボーイング777の機長ハンスがアレンジしてくれたピラミッド・ツアーに参加。
メンバーは、行きの便のボーイング777の機長ハンス、セカンド・オフィサーのペーター(←訓練が終わったばかりで、このカイロ便が初フライト)、
帰りの便のボーイング747の機長パウル、副操縦士のペーター、CAのジョイス、ヴェロニーク、ヴェロニークの旦那さん、そして私の8名。
行きと帰りで機種が変わり、777ではCA10名、747Combi(=機体後部が貨物室となっている飛行機)(→機体全部が客室となっている飛行機は747AllPaxと呼ばれています)ではCA9名と、1名余分になる為、ヴェロニークだけステイが長く、それで今回彼女は旦那様を連れて来ていたのでした。
 
前日インターネットでお天気を調べてあったのですが、
CNNでは・・・晴れ晴れ
Yahooでは・・・晴れ時々雨晴れ雨
。。。イヤミ 
さて、どっちが正しいのだろう???
 
ホテルの外に出てみると、丁度小雨が降り始めたところで、車が出る頃にはザーザー降りに・・・雨 
運転手さんの話では、
「この辺りが雨でも、ピラミッドがあるギザは晴れているから心配しなくて大丈夫」
とのこと。
本当はホテルのプールサイドでのんびりする予定だったので、ツアーに参加して正解だったのかも・・・(*^-^*)
 
カイロ便は割りと定期的に(・・・と言っても1~2年に1本くらい?)付くのですが、来る度に道路の整備が進んでいて驚かされます。
ギザまでの道のり、途中きれいな写真が取れそうな場所でちゃんとストップしてくれ、
カイロにステイするのは初めてだという、ボーイング747の機長パウルも写真撮りまくってました・・・iPhonで(笑) 
なんと誰もカメラ写真を持ってなかったのです・・・(私もうっかり一時帰国のバッグに入れたままにしていてxxx)
だから全員、携帯電話で写真撮ってました(笑)
 
(運転手さんの予想通り)幸い、ギザでは雨は降っていませんでした指でOK
ギザに入ってしばらくして、車からラクダに(!)乗り換えました。
 
私は前にもここエジプトラクダに乗ったことがあったし、今回ホテルでのんびりの予定だったので、
白いズボンにハイヒールのサンダル
・・・という、ラクダに乗るには完璧に不適切な格好xxx
(では、みんなにはラクダに乗ってもらって、私は歩こう走る人
と思っていたのですが、ラクダに乗る時間が2時間と聞き、私も乗ることに。
 
ガイドさんに事情を話したら
「じゃあ、君にはなるべくきれいなラクダを選んであげよう!」
と選んで下さったラクダ・・・見た目にはあんまり他のラクダと変わらない気が・・・でも、以前乗った時に比べて全然臭くなかったかも?!
 
ラクダに揺られて砂漠を行くこと1時間弱。
ピラミッドの麓でラクダを降りると、ハンスが皆を集めました。
ピラミッドを目の前に、こうして皆が集まると、なんだか、考古学研究員の現地研修のような光景?(笑)
 
エジプトに魅せられ、研究書を読みあさり、エジプトを何度も訪れ、いろいろな人の話を聞いたというハンスの話、
非常に興味深かったです。
 
教科書で習う歴史は、権力者(=王)が自分の権力保持を目的に捏造したもので、
「王の指示で大勢の奴隷が石を運んで作った」
などというのは作り話だと言うのです・・・(O.O;)
人間も含め地球上の全ての物質は、宇宙から見たら、同じエネルギーの塊に過ぎず、
昔の人間は、そのエネルギーを操る力があり、その力によりピラミッドが造られ、
今もなお、ピラミッドのどこかに、人間のその力(=額にある3つ目の目)を甦らせる鍵が隠されている・・・
(→話を聞いていて、ふと霊気を思い出しました)
 
世界中に点在するピラミッドが、地球上のある一定のライン上に並んでいること、
ヨーロッパでも、ボスニアで、エジプトにあるピラミッドよりももっと巨大なピラミッドが発見され、それもまた、先述の一定のライン上にあること、
スフィンクスの頭がライオンなのは、獅子座の時代(=春分点に獅子座があった時期=紀元前約10800~8640年)に建てられたからで、
(エジプトから離れますが)ギリシャ神話に出てくるミノタウロスの頭が牛だったり、ヒンドゥー教で牛が神聖な動物とされたのも、やはり牡牛座の時代と関係がある・・・
 
などなど、
エジプトだけ、あるいは地球だけ、ではなく宇宙規模の話で、面白かったです。
高校時代、日本で大学へ行くとしたら、音大あるいは美大でなければ史学科に行ってみたいと考えていたので、もともと歴史には興味があったし、
学生時代に天文部にも所属し、宇宙にもとても興味があったので、
話を聞いていて本当にワクワクしました。
 
この話を聞いている最中、突然、砂嵐が発生台風
みるみるうちにピラミッドが砂にかき消されるように見えなくなり、その直後、突風と共に砂が!!
目はもちろん開けていられないし、息苦しくて少しでも口を開けると、口の中にも砂が・・・( ̄_ ̄|||)
30分くらい続いたでしょうか・・・
おさまった頃には、体中砂だらけ・・・髪はゴワゴワ・・・服の中にも砂・・・
砂嵐に巻き込まれたのは初めてでした。 
でも、ラクダに乗ってる時じゃなくてよかった・・・ラクダ、馬より大きいですからね、風に巻かれて落ちていたら大変でした(冷汗)
 
再びラクダに揺られながらスフィンクスの近くへ。
久し振りに近くで見ましたが、修復工事のせいか、以前見た時とちょっと印象が違いました。
ここからは歩いて車に戻り、夕食を食べに、ハンスの行きつけのレストランへ。  私は前にも来たことのあるレストランでした(・・・ということは、ハンスとも前に一緒に飛んだことがあったのかしら・・・覚えてない・・・(^^ゞ)
なぜかライオンの赤ちゃんがいて、抱っこさせてもらいました。 (←後から1ユーロ請求されました)
可愛かったです LOVE
 
夕食はケバブ・・・エジプト料理ではないですよね??? でも美味しかったです♪
 
ホテルへの帰り道、道路が車体ギリギリまで浸水していて驚きました。
ホテル近辺は大雨だったようです。
ますます、ツアーに参加してよかった~と思いました・・・(*^-^*)
(強引に誘ってくれたパウルに感謝!)
 
午後7時ホテル到着。 
午前0時15分のCallingまで仮眠を取りました。
 
支度をしてロビーに降りると、
パーサーと機長が何やら深刻そうに話している・・・またディレイか???
と思ったらそうではなく、機種変更
 
ボーイング747Combiが来るはずが、パーサーに夕方電話が入り(→仮眠中起こされてしまったらしい・・・可哀想xxx)
ボーイング777Combiに機種変更」
というFAXが届いていると知らされ、
しかし、ボーイング777Combiという機種は存在しないので(笑)、
パーサーがカイロの空港に電話を入れると
ボーイング777に機種変更」
とのこと。
 
一人3~4機種ずつ飛行資格を持っている私達CAと違い、コックピット・クルーは一人1機種しか資格を持っていないので、
ボーイング747の代わりにボーイング777が来てしまった場合、
行きの便(ボーイング777)のコックピット・クルーが帰りの便も乗務しなければなりません。
乗務の前には十分に休まないといけないし、アルコールも飲んではいけませんから、
慌ててコックピット・クルーに電話を入れたものの、副操縦士以外みんなピラミッド・ツアーに出払ってしまって連絡が取れない・・・
 
すると間もなく再び空港から
ボーイング747AllPaxに機種変更」
との知らせが。
それならコックピット・クルーの方は予定通りでいいとして、問題はキャビン・クルー。
747CombiだったらCA9名で乗務しますが、747AllPaxの場合は本来CA13名で乗務する機材・・・
 
Extra Cabin CrewDeadHeading Crewとして送られてくるのか」
(↑急な機材変更では、不足人数分のCAがデッドへッドで到着し、そのまま折り返し、帰りの便にジョインして乗務することがある)
は確認できなかったけれど、
長くステイするはずだったヴェロニークも乗務するようにとの連絡があり、
慌ててヴェロニークに電話を入れたものの、彼女もピラミッド・ツアーに参加していたので連絡が取れず・・・
 
・・・という状態で、ホテル出発時間も迫り、
(パーサーからの手紙や会社からのスケジュール変更のFAXも部屋に届いていたはずの)ヴェロニークからは何の音沙汰もなく・・・
困り果てたパーサーが、CA9名で747AllPaxの乗務が(フライト・セイフティー上)可能かどうか、機長と相談していたのでした。
フライト・セイフティーの規定では、脱出用ドアの数(→ボーイング747AllPaxの場合、脱出用ドアは12箇所)は関係なく、CA一人当たりが担当する乗客数が問題となります。
幸い満席ではなく、担当人数も規定内に収まったので、4名欠員のまま、CA9名で乗務することに。
 
遅延もなく、定刻にアムステルダムに到着しましたが、満席でなかったとはいえ、エコノミークラスはやはりCAの人数が4名分も少なかったので大変だったようです。
 
スケジュール変更の知らせに無回答のままフライトをミスした形になったヴェロニーク・・・会社からどんな処分を受けるのか、皆、心配していました。
「恐らくマイナス・イメージになるので、会社には、彼女が旦那様を連れて来ていたことは報告しないでおいた。」
というパーサーも
スケジュール・チェンジを知った時にはもうアルコールを飲んでしまっていたので、乗務は無理です。」
という断りの電話でもなんでもいいから何かしら連絡を入れて欲しかった・・・と残念そうでした。
 
ちょっと後味は悪かったですが、
砂嵐に巻かれながら聞いたハンスの話が印象的なフライトでしたぴかぴか(新しい)
 
次のフライトは、(先月行ったばかりですが、また)ニューヨーク便。 
明日のフライト・セイフティー・リカレント(←朝から夕方まで試験と訓練がありますxxx)に無事合格したら、明後日から乗務です・・・飛行機
(今夜は試験勉強の追い込みデス!)
 

フライト日記 (Cairo) つづき」への4件のフィードバック

  1. お久し振りです!
    お仕事、あいかわらず、活躍している様子。かっこいいなぁ。
    らくだにのったなんて!!!
    なんか、すごくうらやましいんですけどぉぉぉ。
     
    乗り心地は、ともかく、一度のってみたくって。
     
    まだまだ、世界中、飛び回っている最中だと思いますが
    素敵な笑顔でお客様を癒してあげてくださいね!
     

  2. >ショコラ果歩さん
     
    そう・・・ですよね! ラクダになんか、そう滅多に乗れませんよね!
    ピラミッドの方に気を取られてしまって・・・(^^ゞ
    それでバチが当たったのか、ズボンをはいていたにもかかわらず、両足とも得体の知れない虫(・・・ラクダに付いていたノミ?)に刺されて痒いデス。
     
    匂いさえ気にならなければ、乗り心地は悪くありません。 ただ、馬よりもっと大きいラクダ、ラクダが座っている状態で乗り降りしないといけないので、乗った後にラクダが立ち上がる時と、降りる前にラクダが座る時、ものすごい角度の前のめりになって(←立ち上がる時は後ろ足から、座る時は前足から、なので)ちょっと怖かったです(笑)
     
    「乗ってみたい」と願い続ければ、ショコラさんもいつかきっと乗れますヨ、らくだ (*^-^*)
     

  3. ラクダに乗ったのは、後にも先にも、シルクロード博覧会だけです。^^;。
    本場でのってみたい~。しかし、砂嵐、すごいですね。私はコンタクトだから、大変なことになりそう!
    でも、一回は、行って見たいな~。

  4. >黒豚さん
     
    砂嵐、本当にすごかったデスxxx
    実はその日私もコンタクトで・・・砂が入っていたら大変でした・・・( ̄_ ̄|||)
    でも、ピラミッドを訪れたのは5~6回目で、今回初めての砂嵐でしたので、遭遇する確立はそれ程高くはないのではないかと思います。
    ラクダに乗るつもりでいらっしゃるなら、白いズボンはNG。 それからラクダに虫がいるようなので、ジーンズなどのしっかりした生地の長ズボンに、(素足にサンダルではなく)靴下&靴(砂が入るので洗いやすいもの)がお勧めデス。 

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