フライト日記 (Toronto)

2009年4月
(YYZ)
 
吹雪・・・雪
トロント着陸後、滑走中の飛行機の窓の外を見ながら、ちょっと目を疑いました。
気温はマイナス4度。
カナダへの乗務は(何年ぶりか思い出せないくらい)久し振りだったので、すっかり忘れていました・・・カナダがこんなに寒いこと。
・・・あるいは夏にしか来たことがなかったのかも???
 
でも、オランダ人の同僚達が
「先週、トロントの天気予報をチェックした時、気温は12度だったから、春物の服しか持って来てない・・・( ̄□ ̄|||)」
と言っていたので、通常はもっと暖かいのかもしれません。
私は幸い、出発前日に天気をチェックしたので、オランダで着ていた服と同じ格好(=冬服にブーツ)を持って来ていたのでよかったのですが、
到着後のクルードリンクに出かける際、機長が
「普段はこういうことは絶対言わないんだが・・・今日は、特別・・・機長命令で・・・
キミのその暖かそうなコートを貸すように(笑)」
と震えながら話しかけてきたり、同僚達は非常に寒そうでしたxxx
 
トロント便の機種はボーイング747-400
行きはCombi(=機体後部が貨物室になっているタイプ)、帰りはAllPax(=機体全てが客室になっているタイプ)です。
担当はAゾーンと呼ばれる1階最前部のビジネスクラス・・・でしたが、行きの便ではAゾーンはエコノミークラスになっていました。
満席。
 
エコノミークラスになっていても、座席はビジネスクラスのシートのままになっており、エコノミークラスのフリークエント・フライヤーのメンバーのお客様方がお掛けになるので、
ビジネスクラス同様、お一人お一人きちんとお名前をお呼びしてサービスします。
Aゾーンには18席しか座席がありませんので、エコノミークラスのサービスは余裕を持って丁寧にできます。
(ちなみに、ビジネスクラスのサービスの場合は、一人で18人担当するAゾーンは大忙しです。)
 
自分のエリアが終わり次第、相棒や他の同僚達が担当するエリアのお手伝いに向かいます。
お隣のBゾーンを担当しているウェンディーが私のギャレーの相棒です。
はきはきしていて、とても気持ちの良い同僚。
完璧なチームワークで仕事ができました♪ 
やはりどうしても相性というのがありますので、今回のようにチームワークが上手くいってスムーズに気持ち良く働けると、いつもに増して嬉しいです♪ (*^-^*)
 
DayFlight(=昼間のフライト)だったのですが、どちらか他の国から乗り継いでいらっしゃったお客様が多く、皆様お疲れで、お食事をとられなかった方が多かったので、ミールが沢山余っていたので、
サービスの後、いつものように(笑)味見させていただきました。
 
先月末に夏のスケジュールに変わってから、5月31日まで、『アフリカ・エクスペリエンス』というキャンペーンをやっていまして、
アムステルダム発の便では、ビジネスクラスもエコノミークラスも、お食事のチョイスに、アフリカのお料理を搭載しているのですが、
これが、と~~~~~っても美味しいのです (*^-^*)!
Bobotie(ボボティー)という伝統料理・・・以前南アフリカで食べたことがあったのですが、今なら機内でいただけます♪ 
オススメです! 是非お試しあれ!!
(本来は牛ひき肉のお料理ですが、鶏ひき肉を使った日本語のレシピ・サイトがありました→http://cookpad.com/recipe/626358
 
他のほとんどの路線では、エコノミークラスのチョイスは、ボボティーor茄子のカレー(←どちらもアフリカ料理)となっているようですが、
トロント便にはインド系のお客様が多い為、お食事のチョイスは、アフリカ料理orインド料理となっていました。
日本路線だと、アフリカ料理or日本料理?)
インド料理の方は、ベジタリアン・カレー・・・これまた、と~~~~~っても美味しかったです。 
 
休憩中にボボティー2個とカレー2個も食べてしまいました。
同僚達に驚かれましたが、本当に美味しいんですもの・・・それに、残ってしまった機内食は到着後に処分されてしまうので、勿体無くてxxx
 
ワインも、この期間中は、ビジネスクラス/エコノミークラス共に、南アフリカのワインが搭載されています。
美味しいですよ~~~! (←こちらは乗務中に味見はしていません、念の為)
食後酒も、この期間中、Amarula(アマルーラ)というアフリカのリキュールが搭載されています。
美味しいですよ~~~!(←こちらも乗務中には味見していません、念の為)
マルーラというのはアフリカ産の野生の果実。 栄養価が高く、特にビタミンCはオレンジの4倍だそうです。 アフリカの野生動物達(特に象?)もこの実が大好物で、これを食べた動物は興奮状態になるらしいです・・・一体どういう果物なんでしょう・・・(^^ゞ(笑)

『日本で手に入らなかった最後のリキュール』と言われる、珍しいリキュール・・・こちらも是非お試し下さい!!

同僚のエリアを手伝っている時に、一人のカナダ人のおばあちゃま(・・・多分80歳前後?)が話しかけてきました。
「お嬢さん、あなたはどこの国の人?」
日本人です」
「やっぱり! 私の主人、日本人なのよ。 サカモトって言うの。」
と、それは嬉しそうにお話しされるので、到着前に折り紙でバラの花を折って差し上げました。
到着後、飛行機をお降りになる時に
「素敵な贈り物をありがとう。 今度のクリスマス、ツリークリスマスに飾らせてもらうわ!」
と両手で私の手を握り締めて、降りて行かれました。

昔は結構頻繁に付いていたトロント便。 ステイ中にはナイアガラの滝を見に行ったりしました。
クルーホテルも馴染みのホテルで、ホテルを出てすぐのところにあるお寿司屋さんでお寿司をテイクアウトして、帰りの乗務の前にお部屋でいただいたりしたものでしたが・・・
別のホテルに変わっていました・・・ガッカリ(T_T)
いつからこのホテルになったのか聞いてみたら、少なくとも5~6年前からとのこと。
カナダドルの新札(・・・と言っても、もうとっくに新札ではなくなっているのでしょうが)も初めて見ました。
そんなに長らく来ていなかったんだ・・・と驚きました。

翌日、ショッピングモールに出かけたのですが、昔よく買い物に行ったのと同じショッピングモールだった(←中に入っているお店は随分変わっていましたが・・・)のが、非常に嬉しかったです。
「ここからだったら昔のクルーホテルまでお寿司を買いに行けるかも・・・!」
と思って試みたのですが・・・
ショッピングモールの周りに、本当に沢山の新しいビルが建ってしまっていて、全然思い出せませんでした・・・(T_T)
昔のクルーホテルの前は・・・広々とした駐車場で、その奥に、このショッピングモールがドーンと目の前に見えていた(・・・ということは、ショッピングモールからもクルーホテルがドーンと目の前に見えていた)はずなのに・・・
すっかり知らない街になっていて、なんだか悲しかったです・・・(T_T)

昔のクルーホテルを探しているうちに迷子になり(恥)、工事現場の警備員さんに道を聞いたら、いきなり
「You are very pretty!」
と言われ、(もうプリティーと言われるような年齢ではないのですがxxx)落ち込んでいた気持ちが少し軽くなりました(笑)

帰りの便も満席。
Aゾーンはビジネスクラス。
6時間ちょっとのフライト時間なのに、ビジネスクラスは3Stepのミールサービス(=前菜+主菜+デザートと3回に分けて順にお出しするサービス)に、到着前(午前7時到着予定)にも朝食のサービスが・・・
満席のAゾーンのビジネスクラスは、いつもならシニア・パーサーが手伝いに来てくれるのですが、
エコノミークラスを指揮するジュニア・パーサーが偏頭痛でダウン・・・
「misae、乗務歴の長いあなたなら、Aゾーン一人でも大丈夫よね?」
と、一人で任されてしまい・・・
いやぁ大変でした・・・なるべくお客様をお待たせしないように、と思うと、ギャレーでの仕事を手際良くこなさないと・・・
キャビンでは優雅に、ギャレーではテンテコ舞い、という感じ。
3Stepのミールサービスは、ただでさえ3時間くらいかかるのに、たった一人でサービスしていたら4時間近くかかってしまった為、
サービスがやっと終わったら、また1時間後には朝食のサービスをすることに・・・

1時間の休憩時間中は、ビジネスクラスで余ったミールの味見を・・・お肉料理とお魚料理とベジタリアン料理(=カレー)をいただいてみました。
(カナダ発はアフリカ料理ではありません。)
どれも美味しかったですが・・・特にお魚が美味しかったです。 前菜の車海老も、デザートのいちご、チョコレートケーキも、美味しかった♪

まだ時間があったので、コックピットに星を見に行くと、操縦士達が
「・・・で? ミールはしっかり5つ食べたかい?(笑)」
(↑ みんな私の大食いを知っているあせあせ(飛び散る汗)
「いえいえ、3つだけいただきました(笑)」

次のフライトは、日曜日からバンクーバー便です。
再び美味しいBobotieが余るのを楽しみに・・・♪

追伸 今回、行きの便に、
    Coma(=コーマ=昏睡状態)のお客様が乗っていらっしゃいました。 
    34歳のカナダ人男性、タイで英語教師として働いていらした方で、
    休暇中、ラオスを旅行していた際、強盗に襲われ、身包み剥され、
    瀕死の状態で道に放置されていたのを発見されたのだそうです。
    母国カナダで最新の治療を受ける為、
    (バンコクまで迎えにいらした)お母さまと
    カナダ人医師、カナダ人看護婦に付き添われ、
    アムステルダム経由でトロントへ・・・
    奇跡の回復を、心からお祈りしています。

フライト日記 (Toronto)」への3件のフィードバック

  1. オランダでは気温12度で春服になってしまうんですか^^;  マイナス4度はさすがにツラそう…バンクーバーは暖かいといいですね。

  2. こんにちはー。(^-^)お仕事お疲れさまです!カナダ寒いんだぁ・・・こちらも、寒いですけどマイナス4度はない。。。さすがに。(汗でも、今、ストーブつけてるんですけどねー。(笑

  3. 先程日本から戻りました。 お返事が遅くなってごめんなさい!>Manamiさん>オランダでは気温12度で春服になってしまうんですか^^; お天気が良かったら、気温が18度くらいでも夏服ですヨ~彼らは^^;バンクーバーも寒かったです・・・(早くフライト日記書かないとxxx)>ショコラ果歩さんストーブですか!オランダも8月でもストーブつける日があります。同じ時期でも世界中で気候に大きな違いがあるのって、面白いですよネ。

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