フライト日記 (Cairo)

2010年9月
(CAI)
 
右手&右腕の痺れと痛み。
パラセタモールを毎日1錠ずつのみながらフィジオセラピーや霊気の治療を重ね、
9月に入ってようやく(それまで悪化する一方だった)病状が少しずつ回復し始めました。
ピアノはまだ以前のようには弾けませんが、
ペンを持ったり、箸を使ったりもなんとかできるようになったこと、
また、
完治するには相当時間がかかると診断された為、
このまま完治するまでず~っと家に篭っているのは精神的に良くないのではと思い、
会社に相談して、
(私が乗務している路線の中で最も飛行時間の短い)カイロ便で仮復帰することに。
 
リポーティングは午後7時20分(←日本はもう暗くなっている時間ですが、夏時間のオランダはまだ明るい時間帯です)。
 
機種はボーイング777-200
担当はビジネスクラス。
 
ブリーフィングで、現在ラマダン中であることが告げられました。
オランダとエジプトの間には、通常は1時間の時差があるのですが、
ラマダンの間は特別に時差がなくなっているとのこと。
(なぜかしら・・・???)
 
機内でプリフライトチェックセキュリティーチェックをした後、
ウェルカムドリンクの準備をしていると同僚達が、
「イスラム教徒はアルコール禁止だからシャンペンは飲まないのでは?」
「確かにイスラム教徒のお客様は飲まないでしょうけれど、お客様全員がイスラム教徒とは限らないのでは・・・?」
と私が言うと
「あ、そうか・・・(^^ゞ 全員オランダ人のお客様かもしれないしね・・・(^_^;」
(→結局エジプト人のお客様は一組だけで、あとはオランダ人とイギリス人、フランス人でした)
 
B777のビジネスクラスは他の機種よりも座席数が多い為、満席になるとそれはもう本当に忙しいのですが、
幸いにも(会社にとっては不幸にも、ですが)この日はとても空いていて、私の"リハビリ"には丁度良かったです。
 
できるだけ右手&右腕を使ってみたり、できるだけ重いものを持ってみたり、
痺れと痛みが残っていても、やるべきことは全てきちんとこなせるか、念入りに確認しました。
 
カイロ到着直前に、エコノミークラスで病人が出て、
医師の呼び出しアナウンスが入ったりしていましたが、どうやら無事解決した様子。
 
カイロの空港に到着する度に、
新聞に客室乗務員の募集が出て応募する、ほんの数週間前に一人旅で訪れた時のカイロを思い出します。
あの殺伐とした古めかしい空港が、今や、先進国同様の超近代的ビルに生まれ変わって・・・
しかしながら、列を作らない人々でごった返す、このカオス状態だけは変わらない・・・
 
クルーホテル到着後、制服を脱ぐと、
しばらく使っていなかった(使えなかった)右手&右腕がやっぱりだるい感じ。
念の為、パラセタモールを1錠余分に飲んで就寝。
 
翌朝は、ルームサービスで大好物のエジプト料理foul medammes (ソラマメの料理)を頂きました。
(・・・本場のはずだけれど、ドバイのホテルの朝食で頂いたfoul medammes の方が美味しかったようなxxx)
 
午後はプールサイドへ。
カイロクルーホテルは超豪華なホテルでとにかく広く、
ロビー前を通過して、別の棟へ行って、その先にプールがあるのですが、
まるで誰も宿泊していないかのように、
ホテルのスタッフ以外、誰も見かけません。
プールサイドに来ても、
私と同僚達だけ。
ホテルのスタッフはうじゃうじゃ大勢いるのに、
他の宿泊客は一体どこへ・・・???
これもラマダンだからでしょうか・・・???
 
どうやらそのようで、夕方6時を過ぎて、日が傾き始めた途端、
ゾロゾロゾロゾロ・・・・・・
他の宿泊客が登場。 でもなぜか男性ばかり。
 
夕食は同僚達と一緒にホテル内のカフェで済ませ、Callingまで仮眠をとりました。
 
帰りの便はほぼ満席でした。
が、大丈夫、いつもどおり乗務できました。
 
オランダに戻って上司と再び相談し、翌週フライトセイフティーの試験&訓練を受け、ニューヨーク便で復帰することになりました。
 
今日からニューヨークへ行ってきます 飛行機
 
 
【追伸】
 
年に一度のフライトセイフティーの試験。
毎回しっかり勉強して満点合格してきたのですが、 
今回初めて不合格(→80%以上とれないと不合格)になって、翌日再試を受けました。
この試験、合格できないと乗務資格がなくなって乗務できなくなるのです。
再試は100%、いつもどおり満点。
不合格にになった時に間違えた問題は、全部コマンドで、
「~ Go To That Exit」の「Exit」を書き忘れたり、
「Cabin Crew And Passengers, ~」の「Passengers」を書き忘れたり、
頭の中では正しいコマンドを言っていたのに何故か書かなかったという
(見直したときも、頭の中ではちゃんとフルセンテンスで言っていたので、書き忘れていることに気付かなかったという)
「もう齢かしら・・・(;-_-;)」
というミスあせあせ(飛び散る汗)
あまりにおかしなミスだったので、試験官にも
「・・・あなた、これ・・・わざとですか??」
と言われてしまいました・・・(^^ゞ
 
今年は、毎年日本人の同僚達からまわして頂いていた"あんちょこ=既出問題リスト"を使わずに試験を受けたのですが、
その分いつもに増して勉強してあったし、
"あんちょこ"がなかった(=問題がわからなかったor答えがわからなかった)から不合格になった訳ではなかったので、
「"あんちょこ"なしでも満点取れるんだな・・・」
という自信も付き(←でも予想外のミスには注意しないといけませんがxxx)
案外そんなにショックではなかったのですが、
(ショックどころか、こんな変なミスをして不合格になって翌日再試を受けることになったのには、きっと何か訳があるに違いない・・・と、ちょっと翌日を楽しみにしたりしていました(*^-^*))
唯一、再試の為に翌日も早起きしなければならなかったのが辛かったですxxx
(↑試験は午前8:45からなので、家をを午前7時には出ないと間に合わないのです かたつむり
大抵の場合、このフライトセイフティーの試験はフライトの前日(←多くの場合それはリクエストしたフライトだったりする)に入る為、
不合格になると翌日乗務ができなくなり、
(↑その為、不合格者が逆ギレして大暴れすることもあるらしいです・・・苦笑)
しかも再試が翌日受けられるとも限らないので、その後のスケジュールが滅茶苦茶になってしまうのですが、
今回たまたま私は試験とフライトの間に2日間あったので、スケジュールの変更はなし♪
よかった・・・ε-(^。^;)ホッ
 

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