(引き続き、更新が遅れている昨年のフライト日記から・・・)
2012年11月
(HAV)
初めてのハバナ便。
初めてのキューバ・・・これで今までに訪れたことのある国の合計数は82カ国になりました(*^-^*)
機種はMD-11。
ナイチンゲール(→MD-11にはそれぞれ女性の著名人の名前が付いています)
担当はエコノミークラス最前方
=エコノミークラスのギャレーは飛行機の一番後ろにあるので、エコノミークラスの最前方担当になると、ものすご~く歩く
=ダイエット中の身にはありがたいポジション(*^-^*)
ブリーフィングで印象に残っていること ↓
* CAは全員Tweebander(=制服の袖口に白線が2本あるCA=ビジネスクラスの担当資格を持つCA)
+シニアパーサー2人(←通常はシニアパーサー1人とジュニアパーサーあるいはアシスタントパーサーが1人)
(ちなみに、アシスタントパーサーは制服の袖口に白線が3本、ジュニアパーサーは白線が4本、シニアパーサーは白線4本+オレンジの線が1本あります)
* 何か問題が起きた時は1人で対処せず、必ず同僚と一緒に+パーサーにも必ず連絡すること
* ディコンプレッション(=急減圧)時は、18秒で意識を失う→急いで酸素マスクを着用すること
* エコノミークラス担当者6名に対し、エコノミークラスのギャレーには2つしか酸素マスクが備え付けられていない→客室のエクストラ酸素マスクを使用すること
* 緊急事態発生時には、敬語でなくていい(←後でお詫びすればよい)
* 機内だけでなく、空港内でもお客様に見られていることを忘れない→空港内ではできるだけ全員揃って歩いて”チーム”をアピール
(・・・確かにブルーの制服で皆が揃っている方がインパクトが強いですものネ(*^-^*))
* ブリーフィング中、機長が挨拶に現れる(←非常に好印象)
この機長、ちょっと変わっていらして、
離陸の直前(滑走をスタートする直前)に突然
「We gaa~n! (=We go~! )(=行きま~す!)」
と一言アナウンス・・・面白かったです(笑)
(↑ 通常は、Taxing中に入る「Cabin Crew Take Your Seats」というアナウンスが、離陸前にコックピットから入る最後のアナウンスです)
ビジネスクラス担当のメランダ(←ミランダではなくメランダ)は、
Airchestra(=KLMの操縦士、CA、そしてその友人達によって構成された室内楽団)の代表者であるA330の機長フィロンの奥さん。
6月にフィロンがバイオリンのグレードテストを受けた際にピアノの伴奏を頼まれて、何度か彼らのお宅にお邪魔したこともあり、
今回、一緒にビジネスクラスを担当できないことをものすご~く残念がってくれていました(*^-^*)
Tweebanderの中で、乗務暦は私が一番長かったのですが、
セニョリティーに関係なく、平等に、ビジネス/エコノミー両クラス担当できるように(←非常にオランダらしい)
エコノミークラス担当になるTweebanderの苗字の頭文字が毎月決まっていて、
恐らく11月は私の苗字の頭文字がそれに当たっていたか、あるいはその近辺だったかしたのでしょう(⌒・⌒)ゞ
今回は、エコノミークラス担当のパーサーも、普段はシニアパーサーのエレン。
「エコノミークラスのギャレーは詳しくないので、ギャレーのどこに何があるかわからないわ・・・(^^;」
とブリーフィングで話していましたが、
全ての扉に中に何があるのかメモを貼ってくれて、
全員Tweebanderでエコノミークラスは同じく不慣れだった私達も
とっても助かりました( ´艸`)↓
↓ ハバナの空港から市街地までの景色
↓ クルーホテルのロビーに、素敵な石のベンチがありました
部屋に入ると、まず結構広いスペースがあり、
左手にクローゼット2つとスーツケース置き場、その下に冷蔵庫・・・右手はバスルーム ↓
奥に続くベッドルームはこんな感じ・・・↓
↓ バスルームの明かりが漏れるようになっていて素敵(˘ᵕ ˘人)ஐ:*
↓ バスルーム
↑ 洗面台もバスローブも2人分あるのに1人なのが淋しい(笑)
トイレットペーパーホルダーが変わったデザインだなぁと思って、
ちょっとトイレットペーパーを外してみたら・・・
↓ お皿に乗ってるだけでした(◎-◎;)!!
↑ クルードリンクは、セントラル公園のお向かいにあるHotel Inglaterraで・・・
↑ サルサバンドのライブ演奏と、地元の方々が踊るサルサを満喫
↑ キューバ生まれのカクテルMojito(モヒート)
↑ 犬を連れた老人が通りかかり、よくよく見てみると、ワンちゃんの上にハツカネズミが・・・
クルードリンクでは、オランダ人の同僚達は普通にかなりプライベートな話をするので
いつもいろいろと勉強させてもらっているのですが(笑)
あの、とっても好印象だった機長のプライベートには驚きました・・・∑( ̄ロ ̄|||)
旅先のカリブ海の島で知り合った現地の女性を妊娠させてしまい、オランダに連れ帰って結婚、
それから毎年毎年続けて子供ができて、現在4人の小さな子供のパパ・・・/( ̄ロ ̄;)\
であるにもかかわらず、
最近一緒にフライトしたCAに恋してしまい、彼女と浮気中・・・/( ̄ロ ̄;)\
ってだけでもとんでもないのに、
そのCAは既婚者で、旦那様がお仕事に出ている合間に彼女の自宅で密会・・・/( ̄ロ ̄;)\
彼としては、離婚してそのCAと一緒になりたいのだけれど、彼女に「離婚する気はない」と言われて悩んでいるんだそうです・・・/( ̄ロ ̄;)\
なんだか真面目に相談に乗ってあげているのがばからしくなりそうでしたが、至って真剣な彼・・・
仕事はできる人なのに、プライベートは/( ̄ロ ̄;)\な機長なのでした(苦笑)
(仕事はできるのに、プライベートは/( ̄ロ ̄;)\という男性は、映画やTVドラマでも多いですが・・・)
(・・・というかお相手のCAも、どなたか存じませんが、凄いですね・・・(((꒪▿꒪;))) )
そういえば、今まで観たオランダ映画、どの映画も全て、必ず主人公が浮気する(&そのパートナーもまた浮気している)のですが、
オランダでは浮気は日常茶飯事ということなのかしら・・・(^^;
寝る前に変な話を聞いて、変な夢を見そうでしたが、
その晩は珍しく夢も見ず、よく眠れました(⌒・⌒)ゞ
朝食・・・ ↑ KLMクルー用にテーブルがリザーブされていました♪
朝食後は、
折角なので”本場でサルサを習おう!”
とホテルから歩いて10分くらいのところにあるダンススクールへ・・・
サルサのレッスンを既に受けていてかなり踊れるという同僚2人と、全くの初心者の(例の)機長と私の4人で行って来ました♪
↑ 途中、道が閉鎖されていて、よく見たら、家の解体作業中でした
↑ この家のように、屋根も窓ガラスもない、とっても風通しの良い家をよく見かけました
↑ アルゼンチンタンゴも教えているダンススクール
↑ 2時間休憩なしの集中レッスンの成果
先生はNatacha Sanchezさん、女性です。
初心者の私にずーっと付きっ切りで教えて下さいました(感謝)
(機長は最初の15分でGive Upして先に帰ってしまったので、先生は私が独占♪)
レッスン希望者は電話(8788399/携帯052819288)またはメール(natachacuba@gmail.com) で予約して下さいとのこと。
Natachaさんが、ホテルまで迎えに来て下さいます。
レッスン料は、1時間12CUP(=約11ユーロ)です。
サルサレッスンの後、同僚達と街でランチ。
テラスでパエリアを頂いていると、目の前に、5人の男性がギューギュー詰めで乗っている車が停まりました。
何をしているのかと思ったら、ビールを注文してました・・・(^^;
↑ 写真をよ~く見ると、瓶ビールを持っているのがわかります
↑ 運転手も普通にビール飲んでました・・・いいのかな(汗)
↑ 昔の映画に出てくるようなクラシックカーが沢山走っていました
夕食は、クルー全員で、同僚のお勧めのレストランLa Cocina De Lilliamへ。
広い中庭のあるレストランで、昼間に来ても気持ち良さそうな場所でした♪
↑ Mojito(モヒート)も美味しいけれど、私はやっぱりCaipirinha(カイピリーニャ)の方が好き・・・
↑ 地元のお魚料理を頼んだら、本物のお魚が中で泳いでいる小鉢が付いてきました(Good idea!)
夕食後は、皆で有名なCasa de La Musicaへ・・・
↑ ライブの素晴らしい演奏あり、美しいダンサーのショーあり、
そして、地元の人々が楽しそうに踊る姿もとってもよかったです♪
↑ キューバでは丁度夏時間から冬時間への変わり目で、
Calling Timeの変更のお知らせが・・・
一緒に、メイドさんからのラブリーなメッセージも・・・(*⌒―⌒*)
今回、久し振りのエバリュエーション(=人事評価)があったのですが、
なかなか頂けない”5″ (←注:5点満点デス)をいくつも頂き、
数日後、ユニットマネージャー(=直属の上司)からもコンプリメントレターを受け取りました。
・・・(嬉^-^嬉) ゚+。:.゚感激゚.:。+゚
(日本路線以外でも)常に心掛けている”日本人ならでは”のサービス(※)と、
『一期一会』ではなく『再会を楽しみに』しながらサービスすることで、お客様そして同僚達からも『再会を楽しみに』してもらえるような、そんなCAを目指してがんばっていることを評価して頂けてたようです・・・嬉しかったです。
(※) 元日本ベースの日本人CAとして、尊敬すべき諸先輩方から多くのことを教えて頂きながら日本路線だけを飛び続けていた4年間に培ったことを生かし、日本人であることに誇りを持って、「おぉ~さすが日本人CA!」と感心されるような心配りができるよう心掛けています。
・・・そう、オランダにベースを移しオランダ人CAとして乗務するようになって20年経つ今でも私は、心は変わらず、日本人CAのまま乗務しているのです(*^-^*)
これからも全身全霊、真心(=愛)を込めて、私らしく仕事を続けていきたいです♪
misaeさんのサルサを踊る姿はとても初めてとは思えませんでした。
さすがフラメンコがお上手なだけにステップも軽くて素敵~♪
映画にも多いということはオランダの男性は情熱的なのかしら?
それにしても今回の機長さん、大胆過ぎてビックリです。
クルードリンクタイムの会話ってかなりディープなんですね(^^;)
常日頃からの心のこもったサービスを周りの皆さんがちゃんと見て
くれて理解していることは素晴らしいと思います。
これからもmisaeさんの気配り・心配りを見習わせてもらいます。
キューバといえばラム酒、カイピリーニャ、私も大好き!
今夜あたりモヒートを飲んでみようかな♪
アヌークさん、いつもコメントありがとうございます(*^-^*)
サルサ、きちんとレッスンを受けたのは初めてでしたが、以前ユトレヒトで30分間のワークショップに参加したことがあったのと、
サルサの音楽はもともと好きで学生時代からよく聴いていたので、リズムをすぐに取ることができたのです。
ペアで踊るダンスなので、私もいつかパートナーと一緒に踊れたらいいなぁ~と思っています。
アヌークさんもいかがですか?
機長さんのお話、書こうか書くまいか迷ったのですが、
乗務の上でダメなことは全くない方だったのと、どんなにカッコイイ職業の人でもダメダメなところはあるんだなぁ・・・と私自身が強く心動かされたので、
思い切って書いてみました(*^-^*)
オランダ人男性は・・・情熱的というより流され易い?のかな、と想像しています。
クルードリンクタイムの会話はディープですが、この20年間に彼らから本当に多くを学びました。
あ、でも、普通に真面目に仕事の話や航空業界の話で終わることも多いですヨ。
今、松浦弥太郎さんの『今日も ていねいに。』という本を読んでいます。
“ていねいに”というのは、私にとっても”基本”です。
“できることをできるかぎり”そして”ていねいに”。
全てに心を込めて行っていれば自然とそうなると思うので、乗務の時に限らず、家にいる時も、いつも、そういう風でいたいと思っています.:♪*:・'(*⌒―⌒*)))
・・・できない場合も多いですけどネ (^ ^;
カイピリーニャに関しては、他の材料で代用できるかも。
定番レシピはピンガ(カシャーサ)45ml にシュガーシロップ、ライム、氷ですが、
なーんか、ときどき遠藤さんがブログで「おいしい」連発してたので、
私も気になり、ピンガ(カシャーサ)の他にスピリッツやリキュールを
いくつか購入。そして、いざ自宅で比較実験&研究&試飲。
結果、わりと近い味のレシピは次の通り。
その1 : シェイカーに氷を入れる。
その2 : ホワイトラム (White Rum) 40ml、
ホワイトキュラソー (White Curacao) 15ml、
シュガーシロップ(Sugar Syrup) 5~10ml を注ぐ。
その3 : ライム1/2を適当にカットし搾り入れる。
その4 : シェイカーを20~30回振り、グラスに注ぐ。
*シェイカーない場合は、グラスに材料を入れ、
スプーンでかき混ぜればOK。
もちろん、ピンガ(カシャーサ)があればベストですが、ない場合、
どこのバーでも上記レシピぐらいは頼めば作ってもらえますでしょ?(笑)
まろねこさん、カイピリーニャのレシピをありがとうございます!
さすがですね~。+゚(*´∀`*)。+゚
いつか、まろねこさんに作って頂きたいです・・・!
フライト先では、食べ物はなるべく現地のものを頂く主義なのですが、よくよく考えてみると、飲み物も現地のものを頼むようにしていることに気が付きました。
だから多分、カイピリーニャやモヒートも、頼めば普通に出てくる場所(=中南米)でしかオーダーしないと思います。
モヒートは最近日本でも流行っているようですが、新宿でオーダーしたら(とっても美味しかったですけれど)本場とは全く違う飲み物が出てきました。
日本ではやっぱり、日本の梅酒か生酒が飲みたいです・・・(˘ᵕ ˘人)ஐ:*