オランダ国王が同僚=同僚がオランダ国王

(写真は5月17日のオランダ語の元記事から)

日本でもニュースになっていましたので(毎日新聞AFP=時事)
ご存知の方も多いかと思いますが、
オランダのヴィレム-アレクサンダー(Willem-Alexander)国王は、
皇太子の頃からの同僚で、
時々クルーセンターでもお見かけしていたのですが、
王位を継承された際、国王になられてからも乗務を続けられると聞き、
オランダという国は、ホント自由な国なのだなぁ…と感心したことを覚えています。

今回ニュースになっていたのは、
国王がKLMで乗務されていることが
(わたしをはじめ恐らくKLMの同僚の多くは既に知っていましたが)
一般には知られていなかったことと、
乗務機種を
今まで乗務していらしたKLMシティホッパーのフォッカー70(Fokker 70)から
KLMのボーイング737(Boeing737)に機種変更されるということ。

ボーイング737は、わたしも時々乗務する、
KLMのヨーロッパ路線を運行している飛行機です。
夏前には訓練を終えられるそうなので、
近々ヨーロッパ路線でご一緒できるかもしれません(˘ᵕ ˘人)ஐ:*

KLMシティホッパーで国王と一緒に乗務したことがあるという同僚の話では、
「乗務の時は同僚同士、身分は関係ない」
と仰って、他の同僚達同様に下の名前で呼び合うらしいので、
ご一緒した際には、他の同僚と同様に普通に握手して、
国王から
「misae!」
とか呼んでいただけるのかと思うと今からドキドキです。

日本人のお客様が多いからという理由で、
乗務資格の3機種目を(※)
大型機エアバスから小型機ボーイング737に機種変更させていただき、
既に楽しくヨーロッパ路線を乗務していたのですが、
これで更に楽しみが増えました♪

(※)
わたし達CAは、通常3機種のFlight Safetyの資格を持っていて、
資格を持っている機種にのみ乗務できます。
わたしが資格を持っている3機種は、
ボーイング737、747、777、787 (777と787は1機種扱い)です。
日本路線にはボーイング777ボーイング787が就航していますので、
日本ベースの日本人CAの方々はこの2(1)機種の乗務資格をお持ちです。

夏以降、ヨーロッパへのご旅行にKLMをご利用いただくと、
オランダ国王が乗務する飛行機に乗れるかもしれませんヨ。
コックピットアナウンスも普通に入れていらっしゃるそうですので、
(いつも聞き流しているかもしれませんが…笑)
夏以降は注意深く聴いてみてくださいネ。

国王が普通に仕事をしているなんてビックリかもしれませんが
(王妃も仕事を続けていらっしゃると聞いていますし、
王女様達も一般のオランダの子ども達のように自転車通学だそうです)、
オランダの王室はとてもオープンで、
国外へ行かれる際にも普通にKLMに乗られますし
(ヴィレム-アレクサンダー国王のお母様、ベアトリクス女王が来日された際も、
普通に一般のお客様も乗っているKLMの成田便にお乗りになっていました
←光栄にもその便に乗務させていただきました)、
アムステルダムのメトロにも普通にお乗りになるらしい…

でも、わたしが何よりビックリしたのは、
国王と王妃の報道番組を吹き替えてコメディ動画にしたものが
普通にテレビで放映され、
国王も王妃も国民も誰もクレームをつけたりせず、
普通にウケて大笑いされているところ…
(色々なバージョンがありますが、とりあえず代表作と思われる動画をシェアしますネ)

日本で、天皇皇后陛下の報道番組を吹き替えてコメディ動画になんかしようものなら、
途端にあちこちから叩かれまくり炎上して大変なことになりますよね、きっと…

オランダ人は、本当に素直に思うまま感じるままに生きているなぁと感心感動します。
国王だから乗務はやめる…ではなく、国王でも乗務を続けたいから続け、
周りも本人の意思を尊重して文句を言ったりしない。
国王をコメディにした番組も、面白かったら素直に笑って喜ぶ。

オランダにいると、
どうしたら心穏やかに氣持ち良く生きられるか=どうしたら幸せに生きられるかのヒントが、
至るところに転がっている氣がします(*⌒―⌒*)

追伸
4月末に再び頚椎ヘルニアの痛みが再発してしまい、
しばらく乗務を休んでいましたが、
乗務復帰が叶い、現在休暇中です。
今回の休暇は、引越し準備休暇…いよいよ来月引っ越します。

オランダ国王が同僚=同僚がオランダ国王」への2件のフィードバック

  1. ここ最近フランス大統領選期間中に凱旋門で爆破やイギリスにおいてもあったりして危険は話題ばかりか続いてるなかでの良いニュースでしたね。
    ソウル(仁川)はまだ747ですよね、CONBIは馬も乗れるだけあって凄いですがやはり日本では777か787が主流になっていますから。

    乗務初めた頃はモスクワ経由もありましたか
    物資がなかった時代ですか?
    機内食も路線によって違いがありますがインド線はベジタリアンミールはお野菜や大豆なのでヘルシーですし何と言っても私はオークラの和食が好きですが行きはソウル経由でしたからKL856で行ったのでビビンバが美味しかったです、アジア線はやはり食が豊富です
    リクエストも多いのもわかりますね。

    • ももよさん
      コメントありがとうございました (*⌒―⌒*)
      お返事が遅くなってごめんなさい!
      乗務を始めた頃は、丁度ヨーロッパへの直行便が就航した頃で、
      直行便が週1便、残りはアンカレッジ経由、
      (アンカレッジの火山が噴火していた期間はバンクーバー経由)
      シベリア上空を運行できるのは夏季のみで、
      冬季はモスクワ経由になっていました。
      路線によって機内食が異なるのも楽しいですよね (*⌒―⌒*)

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