フライト日記(Bonaire)

ボネールへの乗務から10日が過ぎ、只今"脱皮"の真っ最中です・・・
背中から始まり、ついに手足も・・・顔もむけるのかしら(不安)・・・
それでは、長らくお待たせしておりましたボネール便のフライト日記を・・・
8日間トリップでしたので、長いデスxxx

 
2006年2月
(BON)
 
5日間のブロックリザーブ(=スタンバイ)。 呼ばれたのは8日間のボネール便です。
ボネール(Bonaire)は、(アルーバやキュラソー同様)カリブ海に浮かぶオランダ領の小さな島。 
6泊8日の長いスケジュールですが、途中2日間は、エクアドルのキト(Quito)・グアヤキル(Guayaquil)とペルーのリマ(Lima)への往復乗務があります。
 
ボネールへの乗務は3回目ですが、3回ともスタンバイで呼ばれての乗務・・・8日間トリップは長過ぎて、(特に子供のいるママさんスチュワーデスに)当日病欠(=ズル休み)する人が多い、という噂(本当かしら・・・?)・・・(そりぁ~子供達に長いこと会えなくなるのは私だって寂しいですが)仕事は仕事ですし、長い便はその分フライト・リーブ(=お休み)も長くいただけますので「結局変わりないのでは?」と私は思っているのですが・・・
 
機種はMD11。 飛行時間は9時間45分。
担当はエコノミークラスです。
 
MD11は、客席数282席の大型機ですが、ギャレーは二つしかありません。 前方にビジネスクラスのギャレー、最後方にエコノミークラスのギャレーがあり、ビジネスクラスのギャレーにはビジネスクラス担当のクルーが2名、エコノミークラスのギャレーにはエコノミークラス担当のクルー全員の6名が入ります。 
一つのギャレーに2人ずつ入るタイプがほとんど(B777のエコノミークラスは3人ずつですが・・・)である中、一つのギャレーに6人で入るこのMD11は、とっても独特なのです。
 
サービスする時は、客室内には通路が2本ありますので、まず3人+3人に分かれます。 そして、その3人がまた、前方担当・中間担当・後方担当に別れ、後方担当者はギャレーでの準備も担います。
今回、エコノミークラス担当者の中で、私だけが2本線(制服の袖口に付いている白線の数が2本=ビジネスクラスを担当できる乗務員)(ちなみに、4本線はパーサー、3本線はアシスタント・パーサー、1本線はエコノミークラスのみ担当できる乗務員です)だったのですが、通常、前方担当になる(多分、担当エリアがビジネスクラスに近く、ビジネスクラスのお手伝いに行き易い為)ところが、今回は中間担当。 
 
やってみるとなかなか遣り甲斐のあるポジションでした。 
トローリーに不足が出た時に(例えば赤ワインが足りなくなったり、パンが足りなくなったり、トローリーに載せていないものを注文された時=例えば、食前のドリンク・サービス中に食後酒を頼まれたり・・・etc.)、それをギャレーに近い後方担当者に持ってきてもらうのですが、中間担当者は自分の分だけでなく、前方担当者の不足分も気遣ってあげないといけなかったり、また、自分の担当エリアが終わったら、直ちに後方担当者のエリアを引き継いで、後方担当者を先にギャレーに帰らせてあげないといけなかったり(=そうすることによって、トローリーの片付け+次のサービスの準備がよりスムーズにできるのです)(6人揃ってギャレーに戻ってしまうと、人間とトローリーでギャレーがいっぱいになってしまい、かえって動きがとれなくなってしまう)・・・
前後にいる同僚のサービスの進み具合を把握しながら、同時に、通路を挟んでサービスしている同僚達ともコミュニケーションを上手く取り、より手際よく、全エリアのサービスを終えられるように図る・・・
MD11では、同じエコノミークラス担当でも、担当エリアによって求められる仕事能力の内容が異なる、という訳です。 
 
今までMD11でエコノミークラス担当になった時はいつも前方担当だったのですが、考えてみたら、毎サービス、最後方のギャレーからエコノミークラスの最前列まで長~い通路を遙々トローリーを引っ張って行かなければならなかった上、担当エリアが終わると、ただでさえギャレーまでの道のりが長いのに(相棒達がサービスを終えている)中間エリア・後方エリアのお客様からの帰り道にお飲み物の追加注文を受ける為、なかなかギャレーに辿り着かなかったりしましたので、それを思うと、今回は体(=足)もちょっと楽でした。
 
ブリーフィングの時に、パーサーが「この路線はいつも日本人客が沢山乗ってるのよ!」とおっしゃるので、(なんでこんな路線に???・・・前に乗務した時は日本人客は見かけなかったけどなぁ・・・と思いつつも、日本人の私が乗務していて少しでもお役に立てるのなら・・・と)楽しみにしていたのですが、案の定、アジア系のお客様は全て中国人・・・でも、ビジネスクラスにお一人だけ日本人の女性客が乗っていらっしゃいました。 ジュネーブにお住まいで、年に数回、お仕事でリマへいらっしゃるとのこと。 飛行機は、ボネール経由リマ行きだったのです。
 
経由地ボネールで、乗務員が交代し、私達は空港から車で5分程(歩いても5分程で行けるらしい・・・)の所にあるクルーホテルへ。
 
ホテル到着が現地時間の午後4時過ぎ。 午後5時からホテルのビーチ・バーでは"ハッピー・アワー"(1ドリンク頼むともう一杯無料で付いてくる)だったので、シャワーの後、皆でそこで落ち合うことに。
 
ホテルは2階建てのコテージ風。 
初滞在時は1階の部屋でゴキブリが出没、2回目は2階でスーツケースを持っての階段の上り下りに一苦労・・・今回は・・・1階。 階段の上り下りが無いから「良し」とする・・・ことにする。
ここは部屋が広い!
 
  
 
シャワーを浴びようとバスルームに行くと・・・ものすごい数のアリが!!
手を洗う度に2~3匹流され、シャワーでは恐らく10匹以上流されてしまったでしょう・・・アリさん、許して・・・
 
アリに気を取られながらシャワーを浴びていたら余計に時間がかかって、折角の"ハッピー・アワー"を逃してしまいましたxxx
夕食の後、部屋に戻ると、アリさん、いなくなってました・・・ちょっと淋しかった・・・
 
翌朝、時差(オランダとの時差は-5時間)もあって、3時(オランダ時間の午前8時=子供達の登校時間)に目が覚めてしまって、朝食が始まるまでTVを見ていたのですが、昨晩姿を消したアリ達が、午前7時にゾロゾロと戻ってきました・・・なんだか嬉しい(!?)
レストランまでは、ホテルのハーバーの脇にかかる桟橋を渡って行きます。
 

 

(早朝のハーバー)  
 
朝食後、ホテルのシャトル・バスでソロボン・ビーチ(Sorobon Beach)へ。
エメラルド・グリーンの遠浅の浜辺です。
 

(まるで絵の様なビーチ)

 
同僚達はここでウィンド・サーフィンを楽しみます。 私もやってみようかと思ったのですが、初日は強い日差しに慣れておくだけにしておこうと、いつも愛用しているSPF50の日焼け止め(あまり焼くとアレルギーが出てしまうのです)を塗って、控えめに焼いていたつもりだったのですが・・・
部屋に戻ってシャワーを浴びようとして、ビックリ! また大量のアリ!・・・もいたのですが、それより体中真っ赤になっていたのです。 シャワーのお湯の痛いこと。 
その晩、夜中にキト&グアヤキルへの往復乗務があったので、空港の免税店で「アロエ・ボディー・ローション」を購入し、機内で早速塗りました。 他のオランダ人同僚達もこぞって同じローションを買ってました。 みんな予想外に日焼けしてしまったようです。
後から聞いた話では、冬に熱い国に行って日を浴びると、肌が冬仕様になっている為、普通以上に焼けてしまうとのこと。 オランダ人の何人かにはを出してしまった人も・・・。
 
キト&グアヤキルへの往復乗務では、ボネール離陸時にコックピットに座らせていただきました!
離陸直前に雨が降り出すと、コックピット・クルーが3人で何やら相談しています。 何でも「雨が降った時用の離陸時エンジン出力リスト」があるそうです。 何だかサッパリわかりませんでしたが、とても感心してしまいました。
そして、いよいよ離陸という時、いつもの曲が頭の中に流れてきました。
実は、私、離陸時に必ず頭の中に流れる曲があるのです。 
オランダにベースを移してからだったかと思うのですが、飛行機が滑走路を滑走し始めると決まって、どういうわけだか
宇宙戦艦ヤマト」の曲が・・・
滑走開始と同時に「タ~タッタ タ~タララ タッタタ~ タララ タッタッタッタ タ~タララッタ~ ・・・」という前奏が流れ、そしていつも、丁度離陸する時に「さらば~地球よ~・・・」と入るのです。 滑走路が長いと、もうちょっとあとの「・・・(宇宙~戦艦~)ヤ~マ~ト~!」のところで丁度離陸します。 ホントです!
(皆様も是非一度お試し下さい?!)
真夜中の便で、しかも何もない小さな島の空港でしたから、街の明かりもなく、星空に向かって離陸するコックピットからの光景は、正に"宇宙に飛び立つ"ようでした。 南に向かって飛び立ったのですが、真正面にキラキラと輝く木星が・・・! しばらくして東へ旋回すると、(木星以上に光り輝く)昇ってきたばかりの明けの明星=金星が・・・!
それはそれは素晴らしい生プラネタリウムでした
 
(つづく・・・)

 

 

日本より愛を込めて・・・

予定通り、18日にボネールから戻り、
翌19日の便で帰国しました。
 
日本に到着した日の夜、
イギリスの翻訳会社から
「明日までに
ビジネスクラスの日本語メニューの校正をしてほしい」
との依頼を受け、午前3時まで
校正作業をしてました・・・
旅の疲れとフライトの疲れに寝不足が加わって、
脳も体もドロドロ状態のまま、
(今回、ミハーリの
オランダの学校の親友フィリップくんも
一緒に連れて帰国しているので、)
子供三人連れて連日観光してますxxx
 
一見日本人っぽい子供二人
見るからに西洋人の子供一人
を連れた、
色黒(ボネールで日焼けし過ぎてしまいました・・・
体中がヒリヒリ痛くなったり、
背中の皮がむけたりしたのは、
多分、小・中学生以来・・・?
朝、起き掛けに、鏡に映った自分を見て
「わっ!誰か黒い人がいる!?」
と驚いてしまったくらい、黒い・・・)
眠そうな多国籍人
(この肌色では恐らく日本人に見えない?)
は私です。
 
日本より、ボネール便のフライト日記
を書かせていただく予定でしたが、
もしかしたら日本滞在中に
書き終えられないかもしれません
・・・ごめんなさい・・・m(_ _)m
 
とりあえず、ボネールで撮った写真だけアップしました。 
オランダに戻ったら、オランダ人の同僚達からも
写真が届いているはずなので、
それもおってアップしますネ。

一時帰国します

結局昨日のスタンバイは呼ばれず、今日からボネール(Bonaire)(カリブ海に浮かぶオランダ領の島)へ乗務することになりました。 6泊8日の長いスケジュールですが、途中2日間は、エクアドルのキト(Quito)・グアヤキル(Guayaquil)とペルーのリマ(Lima)への往復乗務が入ります。
18日の夜にオランダに戻るのですが、子供達の学校が丁度お休み(クロッカス休み)になるので、翌日から約1週間、一時帰国することにしました。
ボネールへのフライト日記は、(乗務の後の疲れが取れ次第)日本から書かせていただこうと思っています。
それでは皆様良い週末を!
 

BEETHOVEN Symphony No.9

今、ピアノのレッスンから戻ったところなのですが・・・
落ち込んでますxxx ボロボロでした。 夫がいる時は(夫がテレビを見る為)ピアノを弾いてはいけないので、練習不足が一番のネックなのですが、そんな言い訳はできませんから・・・ 早速練習したいところなのですが、夫がいて弾けませんので、一昨日のコンサートのご報告を。

アムステルダム・ミュージアム広場を挟んで
国立博物館と対角線上に、
1888年に建てられた由緒ある白亜の建物・・・

 

コンセルトヘボー(Concertgebouw)
(=オランダ語で”コンサートホール”という意味)
 
世界3大オーケストラ
(=ドイツのベルリン・フィル、
オーストリアのウィーン・フィル、
そして
オランダのコンセルトヘボウ)
の一つである
ロイヤル・コンセルトヘボウ・オーケストラ
の本拠地コンセルトヘボウは、

 

世界3大ホール
(=ウィーンのムジークフェラインザール、
ボストンのシンフォニーホール、
そして
アムステルダムのコンセルトヘボウ)
の一つで、
「ここの音響効果は世界3指に入る」
と言われています。
ヨーロッパにおいて、
かのウィーン学友協会ホール・黄金の間
と双璧を成す
世界最高峰のコンサートホール。 
内装はすべて木造で、
ロビーや絨緞には真紅の絨緞が敷き詰められ、
天井や壁、柱などに彫り込まれたレリーフに、
歴史の長さを感じさせます。

 

・・・この
コンセルトヘボウ
大ホール(GroteZaal
一昨日、「第九」を歌ってきました! 

(コンサートのちらし)

(コンサートのプログラム)
(合唱団のメンバーとして
ちゃんと私の名前も!)
本当に夢のようです!!
音響が本当に素晴らしくて・・・
演奏終了直後の拍手の嵐と「ブラボー!」の声
・・・感激でした!! 

(GroteZaal)

 
正直なところ、上手くいくのか心配でした・・・ 
リハーサルの出来があまりに悪かったようなので
前日と当日、1時間くらいずつ、
オケ合わせ(オーケストラと合同で練習すること)
があったのですが、
合唱の部分になると
ソリスト(ソロの部分をお歌いになる
ソプラノ、アルと、テノール、バスの4名)
の方々が、それは心配そぉ~にこちらを振り向かれる
ので
(あぁ~きっと
「まったく下手っぴーだなぁ・・・」と
呆れていらっしゃるんだろうな・・・)
思って・・・
だから本番が成功して
本当によかった!
(本番になると何か
特別なエネルギー
でも湧くのかしら・・・?)
 
オケ合わせの前には、小ホール(KleineZaal)
(今日ここで内田光子さんのコンサートがあります)
で合唱だけの練習もありました。

(KleineZaal)

 
この時、オランダ人ピアニストの
が伴奏をして下さって、
私は通訳と譜めくりのお手伝いをさせていただきました。 
(一見”少年”っぽかったので、
てっきり音大生かと思い、
有名な方だとは全く知らずにお話していましたが、
海外でリサイタルも開くスゴイ方だった
ことを後で知りました・・・
サインをいただいておけばよかった・・・
譜めくりをちゃんとしたのは実は初めてで、
(自分がしてもらうとしたら
あまり早くめくられてしまうと困るから)
と思ってそういうテンポでめくるつもりでいたら、
「もっと早くめくっていいヨ」とおっしゃるので、
では一小節前くらいで?)と思ったら
「もっと早くていいヨ」と
次のページに移る2小節前くらいで
フワリと顔を動かして合図して下さる
・・・その度に、
少し長めのウェーブがかかった柔らかい髪が
フワリと揺れて・・・
大変素敵でございました!
 
休憩の時に、
コンセルトヘボウの社員食堂で
コーヒーをいただきながら、
いろいろとお話を伺っていましたら
「実は、今日11時(練習は14時から)に
電話で伴奏を頼まれて、
練習会場で初めて楽譜を渡されたんだ。」
とおっしゃっる・・・
もうビックリです。 
まるで昔から弾いていた曲のように
スラスラと弾いていらしたのに、
全くの初見だったなんて・・・ 
彼が神童に見えました。 
(楽譜屋さんにお立ち寄りの際に
「第九の合唱・ピアノ伴奏譜
をちょっと立ち読み(?)してみて下さい。
これを初見でスラスラ弾くのです。)
しかも、何度か私がうっかり間違って
ページをめくるのが早過ぎたり遅過ぎたりしても
(まるで透視でもしているかのように)
全くミスなさらない。
凄過ぎる・・・ 
これが、ちゃんと音大で勉強したかしていないか
の違いなんだろうなぁと思って、
今日、ピアノレッスンの前に連弾のパートナー
(この方はちゃんと音大を出ていらっしゃいます)
にお話ししましたら、
「音大は関係ない。 初見はできて当たり前。 
練習してできるようになるというより、
生まれつきの才能。」
とのことでした・・・
(練習すれば私にもできるかも?
と思っていたので、ちょっとガッカリxxx)
前述の通り、そんなスゴイ方
(さっきGoogleで調べたら、出てくる出てくる!
オランダのサイトに1973年生まれとありました。 
“少年”のようでしたが、もう30代だったのですね。 
同じ音楽家の奥様がいらっしゃいます。
好きな作曲家はショパンだそうです。)
だとは知らずに
「今度オランダや日本でコンサートする時とか、
日本語の通訳が必要な時には連絡してネ!」
と図々しくも連絡先をお渡ししてしまいました。
 「OK! 通訳は確かに便利かも!」
な~んておっしゃって下さっていましたが、
どうでしょう・・・本当にご連絡下さったら光栄です。 
 
本番前に、その社員食堂で皆でお弁当をいただいた
(飛び入り参加でしたのに、
私の分も用意して下さっていて、しかも
日本のお弁当+お茶付きで、嬉しかったです。)
のですが、
リハーサルを終えられた内田光子さんもそこで
お食事されていました。
 (「それで今度はちゃんとサインもらったのか? 
写真は?」
と夫に聞かれましたが、お食事中でしたので、
やっぱり・・・)
 
コンサート終了後には、
コンセルトヘボウの鏡の間(SpiegelZaal)で
指揮者とオーケストラ、ソリストも交えての
打ち上げパーティーがありました。 
4人のソリストのうち、男声ソリスト(テノール・バス)は
オランダ人で、とっても気さくな方達でした。 
サインをいただいたのですが、
オランダ語で沢山メッセージも添えて下さいました。 
テノールの
ユリアン=ハルトマン(Julian Hartman)さんは
ユトレヒトご出身(ユトレヒト音大卒)だそうで
「街でバッタリ会えるかもしれないね!」
なんておっしゃって下さり感激です。 
 
コンセルトヘボウで演奏者側に立つ
なんていう”夢”の様な体験ができ、
才能ある音楽家の人々と接する機会を得られ、
「生きていれば良いことがあるものだ。 
あぁ生きてて良かった!」
と改めて感じた一日でした。
(恭子さんのお陰です・・・ありがとう!)

(夜のコンセルトヘボウ)

第九

今日、コンセルトヘボウ(世界三大オーケストラの一つ、ロイヤル・コンセルトヘボウ・オーケストラの本拠地)でのリハーサルの通訳をしてきました。
明日、日欄合同合唱団による「ベートーベンの交響曲第9番」のコンサートがあるのです。
 
日本に住んでいた頃、毎年2月末頃行われる「両国国技館5000人の第九コンサート」に合唱団員として参加していたのですが、オランダに引っ越してからもコンサートの前日に帰国して、ずっと出演してきたのです。 
今年はその合唱団(一部ですが)が、現地のオーケストラ&合唱団とコンセルトヘボウで共演することに!
早速ボランティアで通訳を申し出ました。
 
「13時に演奏者用の入り口へ来て下さい。」とのこと。 12時50分頃到着して待っておりましたら、今夜コンサートをなさる日本人ピアニストの内田光子さん(!)が、リハーサルを終えられてお帰りになるところに遭遇! 
(サインをいただいておけばよかった・・・
 
明日は本番。 私も特別に出演していい、とのこと!
(「第九」はもう15年くらい歌っていますので、暗譜で歌えるのです)
 
かの有名なコンセルトヘボウで演奏者側に立てるなんて・・・光栄です! 
 
頑張ります

節分

先日の節分・・・皆様、豆まきされましたか?
我が家は(オランダに来て初めて)豆まきしました。

子供達を寝かしつける際いつものように「一日一話・おはなし366」という本の読み聞かせをしていましたら、2月3日はもちろん「豆まき」のお話。
読んでいるうちに、前の週の土曜日にアムステルダム日本語補習校で「鬼のお面」を作り、豆も(20粒くらいでしたが)もらって来ていたことをマリアが思い出し、急遽豆まきすることになったのです。

鬼のお面」はマリアが被り(彼女にしかサイズが合わなかったので)、豆を等分(一人5~6個づつ)して、「鬼は~外!福は~内!」と叫びながら、全てに投げました。

(・・・掃除が大変かナ、と思ってxxx) 

大満足の子供達が眠りについてから、ふと、自分の子供時代を思い起こし、「思いっきり家中に豆まいてたけど、あの後、掃除大変だっただろうなぁ・・・」と改めて母を敬ってしまいました。 

ちなみに私の両親は、豆と一緒にお金やお菓子もまいていました。 中身が見えないよう紙に包まれているので、包みを開けた時に大好きなお菓子が入っていたり、50円玉とか100円玉ではなく、小さくたたまれた10000円札(!)が入っていた時は嬉しかったものです。
 (来年はオランダ人の子供達も呼んで、これ、やってみようかな・・・お札は入れられないけどxxx)

節分の由来が気になって「語源由来辞典」で調べてみました。

 
節分「立春の前日」
でも元々は
「季かれ目」という意味で、
「立春」「立夏」「立秋」「立冬」全ての前日
をさしていたそうです。
節分が現在のように「立春の前日」
だけをさすようになった由来は、
冬から春になる時期を一年の境
と考えられていたからだそう。
 
豆まき
「追儺(ついな)」
(厄病などをもたらす悪い鬼を追い払う儀式)
という中国の風習が伝わったもので、
文武天皇の時(706年)に
宮中で初めて行われたのだそうです。
 
そして!
(私は全然知らなかったのですが)
主に関西地方で行われていた
節分巻き寿司を食べる習慣」には、
福を巻き込む&縁を切らない
という意味が込められ、
恵方に向かって巻き寿司丸かぶりする
とのこと。
大阪海苔問屋共同組合が
道頓堀で行った
巻き寿司の丸かぶり」行事を
マスコミが取り上げて以来、
食品メーカーが便乗して
今では全国へ広まったのだそう。
(東京でも今は
巻き寿司食べてるのかしら・・・)
 
(来年は子供達と、巻き寿司も作ろうかな・・・) 

バトン

Mayaさんが
またバトンをまわして下さいました!
ありがとうございます
バトンって、自分自身を振り返る良い機会
になるので結構好きなのです。)
 
今回は「言語」というお題がついた
「言語と私」バトン
です・・・
 
質問①
パソコン又は本棚に入っている言語は?
 
パソコンには
日本語・英語・オランダ語しか
入れていませんが、
本棚には
日本語(以前オランダ人に教えていたので)・
英語・オランダ語・
ギリシャ語(少~しずつ勉強中)・
フランス語(高校時代の第2外国語)
ドイツ語(日本に住んでいた時に独学)・
スペイン語(オランダで半年勉強)・
イタリア語(日本に住んでいた頃、
日伊学院で勉強)・
アラビア語(高校時代とても興味があった)
の教材+辞書があります。
言葉は知っていれば知っている程、
仕事で役立ちますから
本当はもっと勉強したいのですが
・・・
  
質問②
今、妄想している言語は?
 
やりかけになっている言語を
ちゃんと習得したい!!
・・・のですが、どれも興味があって
どれを最初にやるか決めかねて
結局どれも手付かず・・・
 
(オランダ語と同じくらい
使い勝手が悪いけど)
やっぱりギリシャ語をやらないと
いけないかなぁ~
ギリシャには夫
(=ギリシャ人とオランダ人のハーフ)
の親戚もいるし・・・
 
質問③
最初に出会った言語は?
 
これは・・・
最初に出会った外国語?
英語です。
幼稚園の時から
英会話教室に通ってました。
その割りには
中学高校で一番の苦手科目でしたxxx
  
質問④
特別な思い入れがある言語は?
 
1.英語
イギリス留学中、本当に
一生懸命勉強したので。
(夢を叶える為の切り札でしたから・・・)
それから、いろいろな国で
「あぁ、英語が話せてよかった・・・!」
ということを何度も経験したので。
(折角クイーンズ・イングリッシュを学んだのに
今ではすっかり
オランダ語訛りの英語
になってしまいました)
 
2.オランダ語
たった10ヶ月でオランダ語の資格
を取らなければならず、
ベッドの中でもカセットテープ
(当時はまだCDは主流ではなかったのです)
を聞いたり
(=睡眠学習?意外と効果ありましたヨ)
あんなに勉強したことはない
というくらい必死に勉強したので。
 
 3.イタリア語
仕事で使う外国語(英語とオランダ語)以外で、
ちゃんと日常会話が話せた(・・・過去形)
唯一の言語。
 
(思い入れがあるだけで、
どれも決して得意ではないですxxx)
 
 
質問⑤
最後にバトンを回したい人と・・・
それぞれのお題。
 
(すみません・・・前回と一緒です・・・)
 
がんぶぅさん・・・お題「中国」

Booさん・・・お題「雪山」
(お忙しいとは存じますが、いつかお時間がある時に
お願いします・・・)
Reikaさん・・・お題「保育士」

こず枝さん・・・お題「育児」

ミハーリくん・・・お題「ゲーム」
 
よろしくお願いします