フライト日記 (Aruba~Bonaire)

(引き続き、昨年のフライト日記から・・・)

2012年10月
(AUA-BON)

9月末のソウル便の後は、本当は、7日間の台北便が付いていました。
食べ物も美味しそうだし(←重要)
すごく行ってみたかったのですが・・・

ソウルのホテルでTVをつけた時、
(NHKはもちろんのこと)現地韓国のテレビ局も、尖閣諸島/竹島を巡っての日中日韓問題を一日中扱っていて
9月25日に発生した、日本海上保安庁の巡視船12隻と台湾の(!)漁船約40隻が尖閣諸島海上で水合戦している(=高圧ホースで放水し合っている)シーンが何度も放映され・・・
台湾ももしかしたら今は行かない方がいいかもしれないと感じました。

ソウル便は1泊3日のスケジュールだったのでホテルに篭っているのも苦になりませんでしたが、
台北便は5泊7日・・・ずっとホテルに篭っている訳にもいかないでしょうし・・・

ユニットマネージャー(=客室乗務員部のマネージャー)と相談し、
上海便同様、
(尖閣諸島問題で、万が一、反日感情をお持ちのお客様がいらした場合、本来日本人CAは乗務していないはずの便に日本人CAが乗務していることで不快に思われるお客様がいらっしゃるかもしれないという可能性と、台湾でも反日デモが行われているかもしれないという可能性を考慮して)
スケジュールを変更して頂きました。

代わりにアサインされたのが、アルーバ経由のボネール便です。

機種はMD-11。
担当はビジネスクラス。 満席。

ボネール便は(10月末にスタートする)冬のスケジュールからは機種がエアバスに変わってしまう為、
この10月半ばのボネール便は、MD-11がボネールに飛ぶOne of The Last Flight・・・
10月末からは、エアバスのFlight Safety の資格を持っていない私は乗務できなくなってしまうので、
もしかしたら私にとっては最後のボネール便・・・

大自然のエネルギーに満ちた島ボネール・・・最後に呼んでもらったような、そんな気がました(*^-^*)

ブリーフィングで印象に残っているのは・・・

その1:
お手洗いに設置されている煙感知器がカバーされていた為に火災の発見が遅れたという同僚の体験談。
機内全面禁煙になってもう大分経ちますが(・・・どれくらい経ったでしょう?)、
未だにお化粧室でこっそり吸ってしまうお客様がいらっしゃって・・・(´・_・`)
ご存知でしたか?
機内で喫煙できた頃、機内火災の一番の原因はタバコの火だったということ。
機内はとても乾燥しているので、(何かこぼした時はすぐに乾いて便利ですが・笑)
火事になった時は地上よりもずっと火の回りが早くなるので非常に危険なのです。
お化粧室でのタバコの不始末が原因と思われる機内火災による墜落事故も起きていますから、
おタバコは機内では我慢して下さいねー(*^-^*)

その2:
新しく導入された軽量のトローリーは倒れ易いので注意するように、というアドバイス。
確かに新しいトローリーは軽くて、押したり引いたりするのは楽になったのですが、
方向転換する時に、
トローリーの上にはビールやワイン、ジュースなど、重い物を乗っけていますから、
本当に注意しないとバランスを崩して、さも簡単に倒れてしまうのです。
→ エコノミークラスで、ギャレーでの方向転換時に倒れそうになったミールトローリーを支えようとしたところ足の上に倒れてきてしまい、負傷してしまった同僚がいました(>_<)
要注意です・・・(というか改良して頂きたい・・・)

ボネールには夕方到着。

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(↑ ボネールのフラミンゴ空港・・・ターミナルがピンク色♪)
(↑ ヨーロッパからは、オランダからしか直行便がありません)

ボネール到着後は、私達から飛行機をtake over してアムステルダムへ戻る同僚達が到着するのを機内で待ちます。

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(↑ 同僚達を待っているうちにすっかり日が暮れてしまいました)

翌日は、朝食後、いつものように同僚達と一緒にホテルのシャトルバスでSorobon Beachへ。

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(↑ 突然のスコール)

Sorobonは、ウィンドサーフィンで有名なビーチです。
若い頃は私も何度かやりましたが、最近は腰が心配で・・・苦笑
バランスを取るのは難しくないのですが、セイルを持ち上げるのが大変なのです・・・(^^;

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(↑ ソロボンでのランチはいつもこれ・・・カニサラダ(*^-^*))

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(↑ イグアナがいました・・・ホテルにもいます)

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(↑ ホテルに住んでいる猫ちゃん)

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(↑ 夕方はホテルのビーチバーでクルードリンク)(↑ 水面にナイトダイビングの青い光が・・・)

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(↑ クルーホテルの近くのスーパーマーケットで発見)

美しいボネールの自然・・・

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(↑ 色鮮やかなお花・・・)

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(↑ 美しく穏やかな海・・・)
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(↑ 可愛い鳥達・・・)                   (↑ 可愛いカニ・・・)
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(↑ 再びスコール)

今回のボネール滞在中、やたらと目にしたのが『444』の数字・・・

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(↑ 2日目の夕方 )                 (↑ 出発の日のCalling 1時間前に目が覚めて・・・)

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(↑ 機内でも・・・同僚の腕時計=オランダ時間)
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(↑ アムステルダム到着後=ボネール時間のままのiPhone)

同僚達もビックリしていました(◎-◎;)!!

『444』は「今、天使があなたを囲んでいて、その愛と助力があることを保障しています。 天使の助けがそばにあるので心配しないこと。」という意味だそうです(*˘▿˘人)
(↑ 数字のメッセージ 「エンジェル・ヒーリング」ドリーン・バーチュー著(ダイヤモンド社)より)

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(↑ フラミンゴ空港にて出発前に・・・)
(↑ 今はこのMD-11の代わりにエアバスが飛んでいます)

エネルギーに満ちた島ボネール・・・(天使もいるのかも・・・?)
最後に呼んでくれて、ありがとう・・・!
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・*

フライト日記 (Seoul)

(危うく1年遅れになりそうだったフライト日記・・・3ヶ月遅れにまで追いつきました(*^-^*))

2012年9月
(ICN)

中国路線のフライトをアフリカ路線に変えていただいた頃はまだそれほど騒がれていなかった、竹島を巡っての韓国との問題・・・

ソウル便は変更が間に合わず、そのまま乗務することに・・・

ちなみに、ソウル便の後には7日間の台北便が・・・
毎月日本路線だけをリクエストし、リクエストが通らないと(←大抵通らないのですが)、普通なら、
例えば、テヘラン便(← 女性クルーは現地女性同様アバヤやヒジャブを着用しなければならない、という男女差別を嫌って)とか、ラゴス便(← ナイジェリア人の英語が不躾・・・とオランダ人は言いますが、日本人の私からすればオランダ人の英語も既にかなりダイレクトで不躾なので、私は気になったことはありません・・・笑)とかデリー便(← お客様の注文が多い・・・実際本当に多い・・・笑)とか、
オランダ人クルーからあまり人気のない路線が付くのですが、
こういう時に限って次々と、滅多に付かない、いつもなら嬉しいはずのアジア路線が・・・(-_-)

機種はボーイング747-400。
担当はUD=2階のビジネスクラス。

ブリーフィングの前にパーサーに挨拶に行き、事情を話し、
機内で英語とオランダ語で入れる
「本日当機には、○○語、○○語・・・を話す乗務員が乗務しております」
というアナウンスに日本語は含めないで欲しいことをお願いしました。
(丁度、オランダでもデン・ハーグの日本大使館前で中国人による半日デモがあったばかりだったこともあり、すぐに了承して頂けました)

ブリーフィングではどのパーサーも
「misaeは日本人だけれどオランダ語を学んで今はオランダ人CAとして乗務しているんですヨ!」
と、いつも誇らしげに紹介して下さっ(て照れ)るのですが、
ソウル便には韓国人CAも乗務しているので、パーサーが気を遣って下さって、私が日本人であることは言わないでいてくれました。

韓国人の同僚達が、竹島問題についてどう思っているのか見当もつかず、
私も彼女達とどう接していいのか戸惑っていました・・・が、私と一緒にUDに入るアンジェラが
「日本人ですか?」
と日本語で話しかけてきました。
日本の大学で日本語を勉強し、フライトリーブ中はよく日本で過ごしているというアンジェラ。
(日本人である私のせいで気を悪くしてしまったら申し訳ないと心配していましたが、)ものすごく親日の同僚でホッとしました・・・(*^-^*)

エコノミークラスは韓国人のお客様でいっぱいでしたが、UDはほとんどオランダ人あるいは他のヨーロッパの国々のお客様で、韓国人のお客様はお二人だけ、しかもお二人ともヨーロッパにお住まいとのこと。
(日本人CAが乗務していることで気を悪くされるお客様がいらしたら申し訳ないと心配していたので)これまたホッとしました・・・(*^-^*)

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(↑ モンゴル上空)

そして何事もなく、和やかに乗務を終え、ソウル到着。
入国審査時、クルーホテルのチェックイン時には、日本人ということで入国審査官やホテルのスタッフが気を悪くされたりしないだろうか・・・と
つい不安になりましたが、特にそういうこともなく。

・・・でも、夕食を街中に食べに出るという同僚達には、いろいろ考えた末、同行しないことにしました。
機内や空港内やホテル内と、ソウルの街中では、人々の日本人に対する感情や態度が異なるかもしれない・・・と不安になったからです。
何も起こらないかもしれない・・・でも、万が一何かあったら翌日の乗務に支障がでるかもしれないし・・・
考え過ぎだったかもしれないけれど・・・

ソウルのクルーホテルも、モダンシンプルでとっても素敵なホテルでした・・・(*˘▿˘人)

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(↑ベッド脇の、バスルームとの間のパーテーションは引き戸式になっていました)

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(↑ パーテーションをずらすとバスルームも明るくなり、ついでにテレビも見られてよかったです♪)

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(↑ 日本のホテルやレストランで英語表記が変なのと同じで、
外国で日本語表記が変なのは仕方がないことなのかな・・・(^^;)

今回はホテル内に篭っているつもりだったので、
“ホテルに篭っているつもりの服”(=わりとキチンとした服+ハイヒール)しか持っていなかったのですが、
仮眠を取った後、急遽夕方から機長と一緒にホテルの裏山を散策することに・・・

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結構険しくて(汗)ハイヒールで歩くのは大変でしたが、
マチュ・ピチュも北海道の雪山もハイヒールだったので、それに比べたらどうってことありませんでした(笑)

興味深かったのは、山道のあちらこちらに野外ジムがあったこと・・・
そして大勢の人々が、そこで真剣にトレーニングしていたこと・・・

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(↑ 誰もトレーニングしていない場所だけ写真を撮りました)

韓国ドラマ、私はまだ2本しか観たことがないのですが、
男優さんのシャワーシーン(シャワーに入らなくても上半身裸になるシーン)がやたらと多く、
どの男優さんも異常なくらいの肉体美で、
皆さん、努力して鍛えていらっしゃるんだなぁ~と感心していたのですが・・・
男優さんばかりでなく、一般の方々も、日々、こうして山の中で鍛えていらっしゃるところを見ると・・・
これはもしや・・・韓国では、その辺を歩いているお兄さんも、おじさんも、おじいさんも、
皆さん、脱いだらムキムキのかもしれません・・・

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(↑ ホテルのレストランで頂いたビビンバ・・・美味しかった(*˘▿˘人))

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(↑ 帰りの便のエコノミークラスのミール・・・と巻き寿司・・・美味しかった(*˘▿˘人))

今回、クルーホテル出発前に、勉強になったことが2つありました。

1つは・・・
チェックアウトをしてから朝食を頂いたのですが、
出発時間15分前になったので、ロビーへ行こうと思ったら、
(ロビーは1階、レストランはB1階にあります)
同僚の1人がレストランのパン屋でパンを買いたいと荷物を置いたまま行ってしまい、
Flight Safetyの規定で、乗務員は自分の荷物から目を離してはいけないことになっているので
(お客様も空港では自分の荷物から目を離してはいけません)
(↑ 目を離している間に、不審な物を荷物に入れられてしまうのを防ぐ為)
機長に言って、私は彼女が戻るまで彼女の荷物の見張り番(?)をし、
彼女が戻ってから一緒にロビーに上がったところ、
「出発10分前には集合してもらわないと困るわ!」
とパーサーから厳しく注意されてしまい・・・
機長がパーサーに伝えてくれるものと勝手に思っていたのですが、伝えてくれてなかったみたいで・・・(^^;
パーサーには、事情を説明したら分かってもらえましたが、
次回同じようなことがあったら、
機長(なり他の同僚なり)に、パーサーに事情をちゃんと伝えてもらえるように頼まないといけません・・・φ(・_・メモメモ

2つ目は・・・
クルーバスに乗り込んだ後、バスが走り出す前にパーサーが人数を確認すると、
1人足りないことが発覚・・・∑( ̄ロ ̄|||)
バスに乗っていない同僚の部屋に電話をしてみると・・・
なんと、まだ寝ていた/( ̄ロ ̄;)\
どこのホテルでも、クルーバスが出発する時間(=Pick Up Time)の1時間前(=Calling Time) にWake Up Call (=Calling と呼ばれています)があるのですが、
彼女は、それとは別に、早朝にWake Up Timeを頼んでいたそうで、それよりも早く目が覚めた為そのWake Up Call をキャンセルしたら、
乗務用のCalling も一緒にキャンセルされてしまったようで・・・
早朝に朝食を食べた後にCalling Time まで仮眠を取るつもりでいた彼女にはCalling が入らず・・・
パーサーの話では、通常は、個人的なWake Up Call とCalling は別扱いなので、Calling までキャンセルされてしまったのはホテル側のミスとのこと。
彼女の支度ができるまで全員で待って、飛行機の出発が遅れてしまってはいけないので、私達は先に出発し、彼女は後からタクシーで空港へ。
ソウルのクルーホテルは空港から遠いので、タクシー代も相当かかったはず・・・ホテル側のミスとはいえ、返金してもらえるのかどうか・・・
個人的なWake Up Call をキャンセルする時は気をつけないといけません・・・φ(・_・メモメモ
・・・でも(ゆっくりのんびり支度をしたい)私は、いつもCalling の1時間前にiPhone の目覚ましで起きるようにしているので(ディレイがあった時は早起きし過ぎて困ることもありますが)
そういう心配は多分ありません(*^-^*)

フライト日記 (Kilimanjaro~Dar Es Salaam)

(1年近く更新が遅れてしまっていたフライト日記・・・大分追いついてきました(*^-^*))

2012年9月
(JRO-DAR)

キリマンジャロ経由ダルエスサラーム行き、タンザニアへのフライトです。

本当は(いつもなら嬉しい)上海便が付いていたのですが、尖閣諸島を巡って、日本と中国との関係が悪化していたことを考慮し、
(↑ 万が一、反日感情を持った中国人のお客様がいらしたら、本来日本人CAは乗務していないはずの上海便に、日本人の私が乗務していたら不快に思われるかもしれない・・・私のせいで、中国人の同僚達が快適に働けなかったら申し訳ない・・・と心配になって)
別の便に変更して頂きました。

機種はボーイング777-200。
担当は前方エコノミークラス。

@ブリーフィング
* トライアングルフライト(=アムステルダム→キリマンジャロ→ダルエスサラーム→アムステルダム)なので、
新聞を3路線分に3等分してお客様にお配りし、残りの路線分をきちんと残しておく
* 笑顔に腹を立てる人は、しかめっ面にはもっと腹を立てる→それなら笑顔で!

今から約20年前、初めてダルエスサラームに乗務で来た時は、
シャワーからは茶色い水が出、しかも度々断水するので、各自(トイレを流す為の)水をペットボトルに溜めておかねばならず、
停電もしょっちゅう、大きな石を積んだだけの壁の隙間はよくよく見ると虫がいて・・・
というスリル満点のホテルでしたが、
来る度にクルーホテルが新しい別のホテルに変わり・・・
タンザニアが、ものすごい勢いで発展していっているのがわかります。

現在のクルーホテルも、
前回(たった8ヶ月前)とはまた別のホテルだったのですが、
モダン&シンプル、一人で泊まるのがもったいないくらい素敵なホテルでした(˘ᵕ ˘人)ஐ:*

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(↑ アフリカっぽい色調のお部屋・・・)

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(↑ ベッドルームとバスルームの間の壁が一部ガラス窓になっているのはGood idea!)
(↑ 部屋の電気を消して、バスルームの明かりだけにすると、ムーディーで素敵でした・・・(˘ᵕ ˘人)ஐ:* )

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(↑ バスルームから部屋を見た場合)

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(↑ シンプルなバスルーム・・・洗面台の鏡の横に隠し引き出し?がありました)

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(↑ ガラスの扉、そしてそのドアノブがそのままタオルハンガーになっているのもとても便利)

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(↑ 部屋の2箇所に、折りたたみ式のスーツケース置きがありました・・・これもGood idea!)

東京ベースで飛んでいた頃、乗務の合間に通信教育でインテリアコーディネーターの勉強をしていたことがあって、
(↑ 途中で、オランダベースに移る為にオランダ語の勉強をしなくてはならなくなって、中断してしまったのですが)
この、アイデア溢れるホテルの部屋を見ていたら、なんだかまた勉強し直したくなってきてしまいました(*^-^*)

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(↑ タンザニアもマラリア蚊がいるので要注意)

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(↑ 屋外プールは屋上にありました)
(↑ 向こうに見えているのは海=インド洋)

写真を撮りそびれてしまいましたが、クルードリンクをしたホテルのバーも最上階にあって、星が綺麗でした*・゜゚・*

クルードリンクでお隣になった機長のクラースは、
オランダで有名な、歌手であり俳優でありコメディアンでもあり、何でもこなすマルチタレントの芸能人パウル=デ=レーウと学生時代からの親友だそうで(← アルバイト先が一緒だったそうです)、
学生の頃、パウルが芸能界デビューするのと、クラースがパイロットになるのと、どちらが早いか競争して、二人同年に夢を叶えたとのこと。
(いいお話です・・・(˘ᵕ ˘人)ஐ:* )
このフライトから戻ったら、彼を含めた親友4人で集まって夕食を食べるというので、
「彼は私のことを覚えていないかもしれないけれど・・・2007年のKLMのパーティーヴィビ=スルヤーディと連弾した日本人CAからよろしくとお伝え下さい」
とお願いしました(*^-^*)

2009年8月の秋篠宮同妃両殿下のオランダ公式訪問の際に乗務し、機長として、秋篠宮殿下と機内でいろいろお話ししたというクラース。
秋篠宮殿下、ライデンに長らくご滞在されていらしたそうで、ライデンのカフェとかバーとか、とても詳しかったとクラースが話していました。

ベアトリクス女王が街で自転車やトラムに乗っていらしたり、
アレキサンダー皇太子殿下がKLMシティーホッパーのパイロットとしてお仕事されていらしたり、
マキシマ皇太子妃がアムステルダムの運河でのチャリティー水泳大会に出られたり、
・・・と、オランダの皇室がものすご~くオープンで、
ベアトリクス女王が来日の際にKLMをご利用されたことは(←私もその便に乗務させて頂いたので)知っていましたが、
日本の皇室も一般旅客機をご利用されることがあるのですネ・・・嬉しい驚きでした(*^-^*)

フライト日記 (Tokyo)

(引き続き、昨年から更新が遅れているフライト日記を・・・)

2012年8月
(NRT)

8月初めのヨハネスブルグ便から戻った当日そのまま東京へ向かい、両親を連れて再びオランダに戻り、
3日後に両親と一緒にスイスへ行ってきました。

そして、スイスから戻った翌週のフライトがこの東京便。

本当は、この乗務便で両親を連れて帰れたらよかったのですが、
コンパニオン・トラベル(=社員が同行する場合に限り利用できる、親兄弟や友人対象の社員割引チケット)の現時点の規定では、
オランダベースの者が、乗務の時に、コンパニオン・トラベルを利用して誰かを同行させたい場合には、
必ずオランダ発で、乗務の往路と復路の両方同行させなければならない、つまり
オランダ発で日本へ往復する便には誰かを同行させられるけれど、日本発での往復はできない、ということになっています。
なので、私が日本から社員割引で誰かを連れて来たいという場合には、(乗務ではなく)プライベートで日本へお迎えに行き、
一緒にオランダに戻り、再び一緒に日本へ連れ帰り、一人でオランダに戻る・・・という風に、プライベートで2往復しなければならないことになります。
どちらか片道だけでも乗務に同行させることができたら(経済的にとっても)助かるのですがxxx
(↑ 自分の子供と配偶者対象の社員割引チケットは、これとはまた別の規定になっています)

そんな訳で、両親は、まだ夏休み中のミハーリとマリアに任せて、私は東京へ・・・

機種はボーイング747-400。
担当は(いつものように)1階ビジネスクラス=Aゾーン。

日本路線のサービスを説明するGalley Briefingには、今も変わらず
和食は(前菜主菜に分けない)ワン・トレイの写真が掲載されていて
(これ↓)
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本来このようにお出しするようにデザインされていることは一目瞭然なのですが・・・

和食器用に新しく作られたアンダープレートもついに搭載され、
洋食同様、前菜(小鉢のみ)と主菜(ご飯とお味噌汁)に分けてサービスすることになっていました。

新しい和食器用アンダープレートはノリタケで特別に作って頂いたもので、
その美しいアンダープレートに乗せれば、ホットミールとお味噌汁だけでも確かに見栄え良く、
(ホテルオークラの総料理長に、ご考案下さった通りにサービスできないことを心の奥でお詫びしつつ)
これなら大丈夫かな・・・と思いながら、私も今回は前菜・主菜に分けてサービスしました(*^-^*)

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(↑ 成田空港到着後に撮った写真です。)
いつもと違うところが2つ・・・さぁどこでしょう?

答え↓

1つ目: 私達がオランダから乗ってきたのはボーイング747-400、でも駐機してあるのはボーイング777-200
2つ目: 後ろの方にKLM機がもう一機

(台風のせいか何かで・・・だったと思うのですが忘れましたxxx)ディレイがあって、
私達が到着した時点で3機、KLMの飛行機が成田空港に駐機していたのです。
ディレイは決して喜ばしいことではないのですが、あの青い飛行機が3機もあると、なんだか可愛くて、つい写真を撮りたくなってしまい・・・(⌒・⌒)ゞ
私達の飛行機も一緒に写せたらよかったのですが、ゲートが離れていて撮影できませんでした・・・残念

ステイ中は、いつものように、同僚達を連れて東京観光へ。
今回のルートは、
浅草(浅草寺)→渋谷(駅前交差点の写真撮影+ハチ公像←リチャード・ギア主演の映画『Hachi』の効果でハチ公像を見に行きたがる同僚が増えました)→原宿(明治神宮+竹下通り)→表参道(オリエンタルバザール)→銀座(ソニービル)

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(↑ 今まで何度行ってもものすごい行列で断念していた明治神宮のパワースポット『清正井』に行って来ました♪)
(↑ 今回は3人待ちくらいでした(*^-^*))

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(↑ 明治神宮で見つけた面白い絵馬・・・笑)
(ステファンさんとアンジェラさんがいつもファーストクラスにアップグレードしてもらえますように・・・笑)

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(↑ 日本発の便での楽しみの一つ=和風クルーボックス)
(食べずに子供達の為に持って帰ります(*^-^*))

↓ スキポール空港内のクルーセンターで・・・

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(↑ グースさんは、オランダに住む日本人の友人Mさんの旦那様です)
(↑ お互い20年以上乗務しているのに、今回初めてフライトでご一緒しました)

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(↑ 一緒に東京観光したシルビア)

東京便の乗務から戻った後、両親を日本へ連れて再び東京へ・・・
8月は、オランダ→南アフリカ(乗務)→オランダ→日本(プライベート)→オランダ→スイス(プライベート)→オランダ→日本(乗務)→オランダ→日本(プライベート)・・・と飛行機乗りまくりの月でした(昨年は、ギリシャとフランスの2カ国連れて行ったので、もう1往復多かったのかな・・・)

父は1階のビジネスクラス、母は2階のビジネスクラスにお席を頂き、
(それが最後の2席で、私はジャンプシート←社員割引を利用した場合、空いているお席を頂きます=当然、空席がないと乗れません)
二人別々に座ることになってしまって心配したのですが、
二人とも、お隣にお掛けになった日本人のお客様が親しくして下さり、
楽しく過ごせたとのこと (*^-^*)

東京に着いてから、父から
お隣にお掛けだったドイツにお住まいの大学教授が、
「和食が前菜と主菜に分かれて出てくるのはおかしい」
「小鉢だけ出されても困る」
と仰るので、娘が社員だと話したら
「是非会社に伝えて改善して欲しい」
と頼まれた、と聞きました。
母のお隣りの日本人女性も
「和食でご飯が後から出てくるのはおかしい、小鉢の料理はどれも、ご飯と一緒に食べないとしょっぱ過ぎる」
と仰っていたそうです。

やはりお客様の声というのは、その場では社員の耳には入ってこないのですよね・・・
機内ではお客様同士でお話しされ、そしてお帰りになってからご家族やご友人にお伝えになる・・・

美しい和食器用アンダープレートができたから大丈夫・・・と思っていたので、私もショックでした。
元々、前菜・主菜に分けるようにはデザインされていない和食メニュー・・・アンダープレートがあればいい、ということではないのですね・・・やっぱり・・・

洋食と和食で手順が異なるのは大変だから、洋食に合わせてどちらも前菜・主菜に分けて・・・
ということなら、
和食メニューも(本来分けるべきでないものを分けて出すのではなく)前菜・主菜に分けて出しても良いお料理に変える必要があるのでは・・・

そして、前菜・主菜に分けるなら、(主菜を出す前に前菜を下げることになっているので)小鉢は適していないのでは・・・
本来なら、全てお食事が済んでから、トレイごとお下げするはずの小鉢・・・先に小鉢だけ下げてしまうと、下げた小鉢は次々重ねて片付けられてしまうので、
欠けてしまったり、割れてしまうこともあるでしょう・・・
こういうことは(使用済みのものは、お皿もグラスも同じ場所にぐちゃぐちゃに片付けてしまう)オランダ人にはわからないことです。

お客様にも、ホテルオークラにも、和食メニューを本来あるべき形でお出しできないことが本当に申し訳ないです・・・
これから日本路線に乗務する度に心苦しく思うことでしょう・・・
何か良いアイデアはないのだろうか・・・
時間を作れたら、何か考えて提案したい(・・・ですが今はビジネスクラスのメニューの日本語訳の間違いを訂正して欲しいという依頼が会社からきているので、まずはそちらから・・・訂正したところでアメリカの翻訳会社はまた「間違いを指摘する日本人乗務員は地方出身者で方言を話すに違いない」とか言ってくるかもしれません・・・正直気力が失せます・・・が、働きかけることをやめてしまったら何も変わりません・・・だから、いつものように、”できることを できるだけ”・・・ がんばりたいと思っています(*^-^*))

フライト日記 (Johannesburg)

(引き続き、昨年から更新がすっかり遅れてしまっているフライト日記を・・・)
(先週年賀状書きが大分落ち着いたので、今週は毎日朝子供達を学校へ送り出してからCAML=乗務の日付、行き先、飛行時間、時差、ゲート番号、一緒に乗務した同僚達の名前、担当ドア、ギャレー等が書かれたアサインシートを見ながら、がんばって思い出して書いてます・・・!)

2012年8月
(JNB)

機種はボーイング777-200。

パーサーに挨拶に行くと、今回私はB777のFamiliarisatie Vlucht(=英語だとFamiliarization Flight)(=日本語だと何と言うでしょう・・・慣れ親しむ為のフライト?)
とのこと・・・
オランダ人クルー(+私のようなオランダベースの日本人クルー←3人しかいませんが)は、
1人3~4機種のFlight Safetyの資格を持っているのですが、
(私はB747-400、B777-200と300、MD-11の資格を持っています)
1年に一度のリカレント(試験+訓練)の他、少なくとも半年に1度はそれぞれの機種で乗務しないといけない、という決まりがあって、
どうやら私はこの半年間、MD-11とB747-400の乗務ばかりが続いて、B777 のFlight Safetyの有効期限が切れてしまったらしいのです・・・(^^;
(・・・と言っても、リカレントで不合格になった訳ではないので、ただ、Familiarisatie Vlucht用のチェックリストを乗務の合間にこなせばいいだけのですが)

よ~く思い出してみると、最後にB777に乗務したのは2011年11月のヨハネスブルグ便(多分)・・・9ヶ月も前だったのでした。

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(↑ 飛行機の名前はマチュ・ピチュ・・・KLMのB777には、世界遺産の地名が付いています♪)

担当はビジネスクラス。

ブリーフィングで印象に残っているのは、同僚の体験談。
お化粧室が長いこと使用中になったままだというお客様からの通報で様子を見に行き、ノックをしても返事がないのでドアを開けてみると
(中には誰もいなくて、ドアの鍵が飛行機の揺れetcで勝手に閉まってしまっていた・・・ということも多いのですが)
中でお客様が亡くなっていた・・・/( ̄ロ ̄;)\
というお話。
体調が悪いことを伝えてきて下さるお客様もいらっしゃれば、我慢してしまわれるお客様もいらっしゃるので、
常に注意を払っていないといけません・・・

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(↑ ウンポポくん、初めてのB777だったので、あちこちで写真を撮りました)
(↑ ウンポポくんに関してはバンクーバー便のフライト日記をご参照下さい)

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(↑ コックピットでも1枚・・・ウンポポくんの右隣に見えている紙ナプキンの薔薇は
操縦士用のお食事に添えたもの・・・反対側の窓にも飾ってくれていました)

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(↑ 休憩中はいつも楽譜を読んでます♪)

ヨハネスブルグのクルーホテルは敷地もものすごく広いのですが、
ベッドも広くてビックリしました(・・・日本人女性ならきっと4人でも寝られると思う)

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(↑ 私は寝ている間ほとんど動かないので、右端枕1個分のスペースだけ使用)

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(↑ 朝&昼は健康的に・・・)            (↑ Haloumi & Avocado Salad)

機長の提案で、クルードリンクは、ホテルのラウンジに各々好きなワイン(&おつまみ)を持ち寄りで・・・

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(↑ 南アフリカのワインは本当に美味しい・・・私のお勧めは、
白はSauvignon Blanc、赤はPinotageです(*˘▿˘人)
・・・でも私が一番好きなのは梅酒・・・(˘ᵕ ˘人)ஐ:* )

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(↑ 夕食後はいつものように、ロビーのピアノを弾かせて頂きました♪)

帰りのフライトは夜間フライト。
休憩中にパーサーから
「機長が呼んでいるから急いでコックピットへ行くように」
という連絡があり、何事かと思って行ってみると・・・

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日の出を見せたかったんだそうです・・・優しい・・・日の出、とっても綺麗でした・・・(人˘▿˘*)♫•*¨*•.¸¸♪

ヨハネスブルグから約11時間の乗務の後、アムステルダムに午前10時30分頃到着・・・そのまま空港で着替え、制服を入れた会社のスーツケースはクルーセンターのロッカールームに置いて、
午後2時55分発の便で東京へ・・・両親を迎えに行って来ました。

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毎年、夏には(・・・夏だけでなく、私のスケジュール調整ができれば、2月のクロッカス休み、4月のチューリップ休み、10月の秋休み、それから年末年始の年5回)
子供達を連れて一時帰国していたのですが、
震災以来、
(実家のすぐそばにホットスポットと呼ばれる放射線量が高い場所があって、
「大丈夫だ、心配ない」という声も多いのですが、後になってやっぱり安全ではなかったとわかってからでは遅いし、
100%安全だと確信が持てない限り、ちょっと試しに子供達を連れて帰ってみる、なんて、私にはできず・・・)
ずっと子供達を連れての一時帰国を見合わせていて、
その代わり、定年退職して時間が出来た両親に、1ヶ月くらいオランダに来てもらっています(*^-^*)

オランダ滞在中に2011年にはギリシャとフランス、今回はスイスに両親を連れて行って来ました。
(通訳ガイドくらいしか、今の私には親孝行らしいことはできませんから・・・(⌒・⌒)ゞ)
今回のオランダ&スイスでの写真はこちら→https://skydrive.live.com/redir?resid=945B0BC82EE67D38!11017&authkey=!ACZnDaYZmpx8PX4

2013年はどこに連れて行ってもらいたいのかな・・・私としては是非、両親と一緒にノルウェーのフィヨルドクルージングをしてみたいです(*˘▿˘人)

フライト日記 (Montreal)

(引き続き、昨年から更新がすっかり遅れてしまっているフライト日記を少しずつ思い出しながら書いています・・・)
(来月は一時帰国予定があるので、その前になんとか追いつきたい・・・がんばります・・・!)

2012年7月
(YUL)

前回のマイナス22℃の印象が未だに残るモントリオール・・・

機種はMD-11。

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(↑ 飛行機の名前はマリア・カラス)
(KLMのMD-11には世界の女性著名人の名前が付いています)

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(↑ 紙コップにはロンドンオリンピック関連のイラストが・・・(*^-^*))

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(↑ モントリオール到着30分くらい前に、ちょっと窓から外の景色を撮ってみました♪)

ステイ中は、前回(2011年1月)同様、今回も歩いて20~30分の場所にある楽譜屋さんへ行ってきました♪
前回は雪で真っ白だった街・・・見違えるようでした。

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(↑ 前回は氷に覆われ氷柱だらけだった教会)(↑ 前回不思議な雪?のオブジェがあった広場)

初夏の風が気持ち良く、前回マイナス22℃の中エスキモーのような格好で凍えながら歩いたのが嘘のようでした(*^-^*)

フライト日記 (Delhi)

(昨年から更新がすっかり遅れてしまっているフライト日記を
引き続き、少しずつ思い出しながら書いています・・・)

2012年6月7月
(DEL)

2ヶ月連続でデリー便が付いたので、2つまとめて・・・(*^-^*)

機種はMD-11。
6月はビジネスクラス、7月はエコノミークラスを担当しました。

6月のブリーフィングで印象に残っていること:
1.何より大切なのはFlight Safetyである
(↑ 意外と忘れられていますが、CAの仕事は接客だけでなく、お客様の安全を守ることでもあり、実は後者の方が重要です)
2.体調が万全でないなら、無理せず乗務は休め
(↑ これも、Flight Safety業務を確実にこなす為)

7月のブリーフィングで印象に残っていること:
1.クルーが仲が良いと、それが自然とお客様に伝わって、客室全体の空気が穏やかで心地よいものになる
2.『Niet praten OVER elkaar. Praten MET elkaar.  (互いに陰口を言い合うのではなく、互いに直接話し合いなさい)』
というパーサーの言葉(※)

(※)この言葉、ものすごく大切なことだと思いました。
気になることがあったら直接本人に聞いてみる・・・ 勇気がいることかもしれないけれど、そうやって腹を割って話すことで(偏見がない限り)お互い分かり合え、誤解は生まれません。
でも、残念なことに、そうしない人が本当に多い・・・
きちんと事情を聞いていたら理解し合えたことなのに、
きちんと事情を確認していたら自分の勝手な誤解だったことがすぐにわかったのに、
本人には話さないで他の人達に話すことによって誤解を深め、その上、その誤解を広めてしまう・・・そういうことが本当に多いと思います。
悲しいことです・・・私はそんな風に人を傷付けないようにしたいです。

さて・・・(*^-^*)
インド路線では、日本路線に和食メニューがあるように、インド料理のメニューがあります。

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(↑ インド料理の前菜)                  (↑ インド料理の主菜・・・ウンポポくんと共に)

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(↑ デリー到着前のお食事・・・ウンポポくんと共に)

IMG_5233(↑ クルーホテルのポーターさん・・・ウンポポくんと共に)
(↑ ウンポポくんについては、バンクーバー便のフライト日記をご参照下さい)

ニューデリーのクルーホテルは本当に美しくゴージャス・・・至る所にお花が飾ってあって、心が和みます(˘ᵕ ˘人)ஐ:*

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(↑ ロビーのアレンジメント)           (↑ ロビーにある喫茶室のアレンジメント)

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(↑ 宿泊階のエレベーターホール前のアレンジメント)(↑ クルーラウンジの階のエレベーターホール前のアレンジメント)
(↑ 同じお花ですが、アレンジの仕方が異なっています)

デリー便は到着が夜遅いので、クルーラウンジ(これまた超ゴージャスなラウンジ・・・(˘ᵕ ˘人)ஐ:* )での
クルードリンク(=同僚達と飲むこと)の後、就寝zzz

翌朝、同僚達と朝食・・・

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(↑ 朝食ビュッフェのレストラン)

これまたゴージャスなビュッフェなのですが、私が決まって頂くのは・・・
大好物のドーサ (Masala Dosa)↓

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朝っぱらから(激辛)カレー・・・(^^;
そして(やめておけばよかったのに)ついもう一品、ホテルのスタッフお勧めの
↓ ケサリ・ハルワ (Kesari Halwa)まで頂いてしまいました・・・

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お腹一杯だったのですが、
中学高校の友人で、今は在印スロヴェニア大使夫人のYちゃんと
(↑ 詳しくは前回のデリー便のフライト日記をご参照下さい・・・ https://greetingsfromhollandwithlove.wordpress.com/2012/10/30/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E6%97%A5%E8%A8%98%E3%80%80%EF%BC%88delhi%EF%BC%89/
インペリアルホテルでのランチ・ビュッフェへ・・・

Imperial Hotelのロビー
(↑ ロビーに不思議なオブジェが・・・)

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(↑ 天井から吊り下げられた、人口土壌?のプレートを重ねて作ったボールにお花が生けてありました)

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(↑ お腹がいっぱい過ぎて、味見し切れなかったビュッフェ・・・)

Yちゃんもとても忙しくしているので、
いつもデリーにいる訳ではないのですが、
いつもタイミングよく、Yちゃんが丁度どこかへ出掛ける前とか、丁度どこかから戻ってきた後に、 私のデリー便がついて、
6月も7月も、一緒にビュッフェを頂きながら、スピリチュアルなお話を沢山することができました♪
・・・これもご縁なのでしょうね (*^-^*)

2年前に、ずっと心を許していた友人達から誤解され、その誤解をきちんと解くことができなかった(もしかしたらまだ誤解されたままになっている)ことで、今も心にうっすら傷が残っているのですが、
丁度その頃から立て続けに会う機会があって、その傷を癒してくれたのがYちゃんでした。
「マリア様じゃないんだから」
と厭味を言われても気にせず奉仕活動を続けている話を聞いて、私も2年前に同じようなことを言われて傷ついたことを思い出し、
私も気にせず、凛として、堂々と生きていきたいと思いました。
それから、
“全ての人を愛し、全ての事に誠実に”をモットーに生きてきた私には”嫌いな人”というのがいないので、どんなに嫌なことをされても酷いことを言われても、その相手を許し、愛し、尽くすようにしてきたのですが、
世の中には相性が良くない相手というのが存在し、そういう相手とは(相手の為にも)離れた方が良い(・・・私の場合は、例え離れても、遠くからその人のことを想い、幸せを祈り続けたいと思っていますが)
ということを知りました。

Yちゃんは私の”心の恩人”の一人です・・・いつもありがとう・・・またいろいろ教えてね(*^-^*)

フライト日記 (Tokyo)

(引き続き、一昨年末から長い間書く時間を作れずにいたフライト日記を
少しずつ思い出しながら書いています・・・
もたもたしていると1年経ってしまいそうで焦っております・・・
なんとなく、1周遅れで走っているマラソン選手のような気分です・・・(^^;
早く追いつけるようにがんばります!)

(年末年始のフライトも東京便でしたが、これは昨年5月の東京便のお話しデス↓)

2012年5月
(NRT)

4月末~5月半ばまでの休暇明けのフライトは、
2011年12月以来5ヶ月ぶり
(12月のフライトは先輩S子さんのラストフライトにご招待頂いたフライトだったので、自分でリクエストしたフライトとしては2011年9月以来8ヶ月ぶり)
の東京便♪(*^-^*)

機種はボーイング747-400型機。
担当はいつものAゾーン(=1階ビジネスクラス)。
(↑ UD=2階のビジネスクラスを担当する2人のCAのうち1人は必ず日本人CAなので、
オランダ人CAとして乗務している私がUDに入ってしまうと、
UDを日本人2人が担当することになってしまい、
それはそれで楽しいのですが・・・笑
CA1人で担当する1階ビジネスクラスがオランダ人CAの担当になってしまうと、
お茶を出し忘れたり、お味噌汁を前菜として最初に出してしまったり、
言葉の問題等で結局サービスの最中に日本人CAが呼び出されたりする為、
パーサーがそれを考慮して、私は大抵Aゾーンにアサインされるのです)

満席のAゾーン。

サービス手順が気になる和食サービスは、
(参照→2010年11月2011年3月2011年9月
「楕円形をした和食ホットミール用の食器に合う
楕円形のアンダープレートができるまでは
(円形でサイズも合っていない洋食用アンダープレートの上に無理に乗せたりせずに)
前菜と主菜に分けずに一度にお出しする
=ホテルオークラの総料理長が考案された通りの手順でサービスする
ように」
とのこと・・・ホッとしました。
お料理を考案された総料理長が、料理を前菜と主菜に分けてくれるなと仰っているのに、
結局、洋食と同じように前菜と主菜に分けてのサービスに戻そうとしていると聞いて、
(↑ 確かにオランダ人クルーにとってはその方がサービスし易いのですが)
本当に心苦しいです・・・折角(食器の配置や形まで)美しくデザインされたトレイなのに・・・
それに、社内で経費削減を呼びかけている時に、わざわざ和食器用アンダープレートを作らせるのも経費の無駄に思えてしまう・・・
けれど、会社の決定には従わなければならないし・・・
このままいつまでも和食器用アンダープレートができなければいいのに・・・と、ついつい願いながら、
今回は堂々と、ホテルオークラの総料理長が考案された通りの手順で、
お持ちすると外国人のお客様も日本人のお客様も
「わぁ・・・!(*˘▿˘人)」
と思わずお声を上げられる、美しい和食トレイをサービスすることができました(*^-^*)
(↑ 残念ながら、その数ヵ月後から和食器用の楕円形アンダープレートが搭載されるようになり、現在、和食は、小鉢を前菜、ご飯とお味噌汁を主菜として、2回に分けてサービスされています・・・)

成田到着は、日本時間定刻で5月21日の午前9時過ぎ。
この日は偶然にも、日本で金環日食が観られる日・・・!
世紀の天体ショーが観られるのは、5月21日の午前7時32分2秒~午前7時37分2秒(食のはじめ午前6時19分5秒、食の終わり午前9時2分37秒)・・・
タイミングとしては、丁度、到着前の朝食のサービスの頃=お客様もお目覚めのはず。

今回の金環日食は、オランダでは観られない日食だった為、オランダ人の同僚達は誰一人として知らなかったのですが、
機長に話して、日食が始まる時間に機内アナウンスを入れてもらいました。

金環日食を機内から観る為に、ちゃ~んと日食グラスをご用意していらっしゃるお客様が大勢いらっしゃいました・・・さすが!!
私も用意しようとネットで検索して通販での購入を試みたのですが、なんせヨーロッパでは観られない日食だったので、願い叶わず・・・
でも、ご親切なお客様の日食グラスを数分お借りして、太陽リング、観ることができました♪

2012S2~1
(↑ ネットから拝借した写真)

パーサーのミーケ(←オランダ人の女性の名前には、○○ケという名前が多い)(例:アネケ、イネケ、ニンケ、ハネケ、マリーケ、ヤネケ、レネケ)(日本の○○子みたいな感じ?)とは、
以前、一緒にボネール便を乗務し、機内で余ったパンを集めて、ロバを保護している牧場に寄付しに行ったことがあるのですが、
東日本大震災の時も、被災地への支援にものすごく協力してくれたパーサーです。

今回、ミーケは(92歳?の)お父様を連れて来ていました。
ご高齢なのに、言葉もはっきりしていらして、背筋もまっすぐ、歩き方もシャキシャキと軽やかで、びっくりしました。

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成田到着後、ミーケはお父様を連れて、現在東京で日本語を勉強している息子さんのところへ。
私はいつものように福島へ支援物資を送った後仮眠を取り、実家へ向かいました。

帰りの乗務の前日は、早めに成田のクルーホテルに戻り、
ミーケとお父様と合流して、一緒に成田山へ。

ミーケは成田ステイ中によく成田山に行くらしく(←私より全然詳しい)、表参道にある、まるで隠れ家のような素敵なお茶処に連れていってもらいました。

三芳家さんという、元々はお土産屋さんの老舗で、1998年から、奥の庭で茶処を始めたとのこと。
成田駅から新勝寺へむかって、表参道を歩いていくと、途中、左手に成田観光館があるのですが、
そのほぼお向かい、鰻専門店川豊本店さんの入り口右脇に、石畳の路地があって、
まさかこの先に風情あるお茶処があるとは思いもせずに恐る恐る入っていくと、急に視界が開けて
三芳家さんがあります(*^-^*)

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(↑ 池には金魚が・・・)

(↓ 裏山の竹林の緑が目に優しい・・・)

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(↑ アイス抹茶を頂きました・・・美味しかったです(*˘▿˘人))

三芳家さん、またいつか行ってみたいです。

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(↑ ミーケ&お父様@新勝寺)

夜は、成田に住むピアノの友人Wくんが、同僚の方々を連れて遊びに来てくれ、
オランダ人の同僚達も一緒に夕食後カラオケへ♪

通訳しないといけないかと思っていたのに、Wくんも同僚の方々も英語が堪能で、
オランダ人の同僚達と全く問題なく会話していて感心しました!
オランダ人の同僚達も、いわゆる”一般の日本人”と交流ができて楽しかったと、とても喜んでいました。
Wくん、ありがとう・・・私もとっても楽しかったです(*^-^*)

4月5月の冬休み

(更新が半年以上遅れているフライト日記を気にしつつ・・・
次に書く予定の昨年5月のフライト日記の前に取った昨年の冬休みのお話を・・・)

私達の夏休みは夏にあるは限りません。冬休みも然りで、冬にあるとは限りません。
通るとは限りませんが、リクエストができるようになっていて、
夏休みは4~10月、冬休みは10~4月の間で希望を提出します。

子供達が小さかった頃は、学校のお休みに合わせて休暇希望を出していましたが、
最近は、夏休みを6月(← 近所の小学校での演奏会と、ピアノとフラメンコの発表会が6月にある為)、冬休みを4月末(←ゴールデンウィーク中、日本でのピアノの演奏会が多い為)にリクエストするようにしています。

2011~2012年は、夏休みも冬休みも希望が通って、
(2011年の)冬休みを(2012年)4月末から、(2012年の)夏休みを(2012年)6月半ばから、取ることができ、
(ちなみに、2012年の冬休みは今年の4~5月)
4月末から5月初めの冬休みには、日本での2つの発表会で演奏させて頂きました♪
5月4日 第3回 連弾発表会@大倉山記念館

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      ピアソラ  『オブリヴィオン』

(↑ 練習中の録音を、パートナーの如月さんが編集して下さいました♪)

5月5日 第20回 【ピアノと戯れるの会】 ホール大発表会@ルネこだいら 中ホール

《カルメン部アンサンブル》

カルメン部2ビゼー オペラ≪カルメン≫より 『セギディーリャ』
(↑ 久し振りにフルートを演奏しました♪)

カルメン部5
ビゼー オペラ≪カルメン≫より 『間奏曲」』
(↑ フルートは難し過ぎて断念、ピアノを弾きました)

音源がないのが残念!

《2台ピアノの部》

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カルメンファンタジー <ビゼー作曲 木山尚子編曲>

(↑ 練習時の録音・・・ちょっとゆっくり弾いています)
(本番では、これに、プリモの譜めくりをお願いしたYさんによる鈴の音が入り、
ハバネラとトレアドールの後半部にはラス・パルマスズによる手拍子と掛け声が加わり、
ハバネラでは私がフラメンコを踊り、譜めくり担当がピアノを引き継ぎ・・・
と、サプライズ満載にしてみました♪
お客様にも驚いて&喜んで頂けていたら嬉しいナ・・・ ( ´艸`))

カルメン部14 カルメン部16
(↑ フラメンコシューズを履いたので、ピアノのペダルは靴下で保護し、
フロアーには板を敷いています)

本番1週間前に、館山の別荘にて
1泊2日のカルメン部合宿を決行、
がっつり練習しました♪

本番の音源がないのが残念・・・!

《連弾部》
サン=サーンス 動物の謝肉祭より『フィナーレ』(2台16手)

2回のリハーサルだけで本番を迎えましたが、
プロの方々を交えての8人での連弾、
迫力満点でした・・・!

こちらも本番の音源がなくて残念・・・!

(↑ こんな曲です♪)

日本での私のピアノ活動の主体になっている『ピアノと戯れるの会』・・・
ピアノの先生やピアニストとして活躍している方々や、今は音楽関係の仕事に就いていなくても音大を出られたプロの方々が、
アマチュアとは一緒に演奏できないとか、
出演料ももらえない上にコンサート費用を支払ってまで演奏したくないとか、
そういうことは一切仰らずに、
ご自身の音楽活動の合間を縫って、
「みんな一緒に楽しみましょう!一緒に音楽の喜びを人々に伝えましょう!」
と働きかけて下さっている・・・心から尊敬しています・・・(˘ᵕ ˘人)ஐ:*
『戯れ会』と出会えたこと、そして、この会を通じて沢山のピアノ仲間と出会えたことは、今の私にとって本当に大きな宝となっています・・・感謝!