オランダの映画館

オランダ在住13年目にして初めて、
オランダの映画館に行きました。
 
デン・ハーグ郊外にある
ビーチ・リゾートScheveningen
(スヘフェニンゲンあるいはスケベニンゲン)
(=カタカナで書くと日本語でおかしな意味に
なってしまうオランダ語の名称の一つ?)
海沿いに建つ有名なクアハウス前に
Pathéという大きな映画館があります。
 
3月29日に、そこで
映画「さゆり」試写会を兼ねた"レディース・ナイト"
というイベントがある、
という情報をMayaさんが教えて下さり、
ユトレヒトの女友達と一緒に行って参りました。 
(私の外出を嫌がる夫は怒ってましたがxxx)
 
「さゆり」の映画鑑賞(4月6日公開予定)
(列車の開通予定同様、
「さゆり」も最初は3月公開予定だったのが
一ヶ月遅れて公開されることになったらしい・・・)
寿司お茶ワイン15ユーロ(約2000円)!
とお手頃なお値段。
 

 

「さゆり」は、12月に日本(日本語字幕)、
1月に乗務先のアメリカ(字幕なし)で見たので
実は今回もう3回目だったのですが、
とても綺麗な映画でしたから
(子供の頃から水彩画を習っていたせいか、
映画もを見るような感覚で見てしまう様で・・・)
オランダ(オランダ語字幕)でもう一度見てみたい!
と思っていたのです。
 
3度目でしたが、本当に映像が美しくて・・・
よかったです 
 
そして、今回、映画以上に(?)楽しめたのが
映画を見に来ていたオランダ人の反応
・・・大変騒がしい 
何かある毎に、
しゃべる、しゃべる、しゃべる
 
静か~に見ている日本人(やアメリカ人)とは
大違いです。
特に、おカボが例の現場に
わざと会長を連れて来ちゃった場面なんて
「Oh~!God!」「Shit!」「Wat erg!」
(どれも「なんてこった!」というような意味)
という声が一斉に上がり、
会場のざわめいたこと !! 
なんだかまるで
"自宅でテレビを見ているよう"でした。
ある意味
フィール・アット・ホームで
面白かったです!

あなたのお値段鑑定します

 

こちらもアナスターシャさんのブログで紹介されていた
 
私の鑑定結果は・・・
 
*********************** 
 
misaeさんのお値段は

147,943,276円

1億4794万3276円)

階級は「徳川家康級」です。

(42階級中番目)

内訳】
    3480万1720円 (23.5%)
才能    2365万4249円 (15.9%)
境遇    2822万1450円 (19%)
人徳    5162万9569円 (34.8%)
運      963万6288円 (6.5%)
合計 1億4794万3276円 - -

【総合評価】
misaeさんがもっている最も高い財産は「人徳」です。 憎めない雰囲気や得体の知れぬオーラを発するタイプで、ピンチにもチャンスにも誰かが協力してくれることでしょう。 心の値段も高く、この点でも人の心を捉え、人間関係は磐石です。 あなたの人生はあなたの能力より、常に「人」がキーとなることでしょう。

【 ジャンル別評価】
のSライセンス: misaeさんの心はとてもキレイで、きっとあなたの笑顔に何人もの人が救われることでしょう。愛し愛される、そんなキレイごとだけでも生きる価値はぐっと高まります。どうかそのままで。
 
才能のAライセンス: 才気に溢れ、その力だけで一定の成功は得られることでしょう。さらなる飛躍のためには人の協力を得ることも必要です。逆に人徳が低すぎれば才能もつぶれるのかもしれません。
 
境遇のSライセンス: 境遇は恵まれていて、現時点から一定の幸せを勝ち得ているように思われます。misaeさんへの「うらやましい」が憎しみに変わらないよう、謙虚であることを心掛けましょう
 
人徳のSライセンス :misaeさんの人徳は大変優れています。あなたの求心力、カリスマ性があなたを一段高いステージへ押し上げてくれるはずです。くれぐれもこの人徳を利用して詐欺師にはならぬよう…

のCライセンス :かなり運がないようで、思わぬ悲劇もあるかもしれません。しかしそれも才能や境遇でカバーできれば乗り切れるでしょうし、また窮地からの脱出こそがmisaeさんの人生のテーマかもしれません。

【商品化】
例えばmisaeさんを商品化すると以下のものとなります
・マイホームを2軒
・世界一周旅行を4周
・豪華結婚式を1回
・新婚旅行(海外)を2回
・全自動洗濯機を9台
・布団乾燥機を1台
・高枝切りバサミを1セット
・腹筋運動補助具を1台
・回転寿司を2皿
・うまい棒を3本

また、一日三食を肉まんだけで生活すると560391日(1535年と3ヶ月)生きられそうです。
さらに、普通の生活をすれば29588日(81年と0ヶ月)生きられそうです。

 

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・・・だそうです。

(回転寿司のお皿が少なくて悲しい・・・
でも!
なんだか私、高級品のようで・・・ベスト4入りしてしまった!(ちょっと嬉しい) 
42階級中1番目は、一体「誰級」なのでしょう・・・(聖徳太子かな・・・?)
 「窮地からの脱出こそが人生のテーマ」って・・・当たってるかも・・・ 
「運」も無いのでしょうが、確かに私、"自らわざわざ「窮地」に陥りに行く傾向"があるのです。 これって、"そこからの「脱出」が「人生のテーマ」だったから"なのか~?!

オーラ診断&色占い

アナスターシャさんのブログに紹介してあった
 
私は「青色のオーラ」でした。

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青色のオーラ

今のあなたは・・・愛情、平和、精神的、伝達

 
他人への愛の思いで溢れています。 
人を勇気づけ前へ進ませる、そんな力が強く現れています。 友達の相談相手にはぴったりです。 
ですが、無意識のうちに相手を気づかい過ぎてしまい自分のことがおろそかになってしまう場合がありますので注意が必要です。 
恋人のいる人は自分の気持ちを素直に伝えるチャンスです。

<青色オーラの特徴 >

青いオーラは、優しさと奉仕のエネルギー、愛と平和への願いを示すオーラ色です。 思いやりと優しさに溢れた人なら、この色のオーラをもっているはず。 
理想を忘れない人に多いオーラです。 
理論よりも感情直感を信じ、仁義に厚い反面、人に気を使いすぎエネルギーを消耗してしまい閉鎖的な気持ちに陥ってしまわない様、過度な自己犠牲は禁物です。

<あなたの長所 >
熟考、反省、思いやり、やさしさ

<あなたの短所>
気分が落ち込みやすい、独善的、閉鎖的

<あなたの適職>
管理職、会計士、主婦、カウンセラー、牧師、教師、ボランティア、 看護婦、秘書、ソーシャルワーカー、尼僧、セミナースピーカー、通訳

<相性の良いオーラ色 >
緑色・橙色

<性格>
自分のことより他人のことを優先して考えてしまう。
頼まれると「ノー」と言えない人の良さがある。
自分が目立ったりするのは苦手で、色々なことから一歩引いて構える。なので意図せず人に注目等されると混乱してしまう。
人を影から支えることに長けている。
とても気が長く頭脳戦には長けているが、チャンスの時に人情を優先してしまう場合がある。
細かいことも深く考え過ぎてしまうので気苦労が絶えない。

<好きな異性のタイプ>
意外と面食い

<青色の人との付き合い方>
怒ることは少なく、逆に杞憂と思われるほど、常に他人のことを心配したり、思ったりしているが、そういう疲れを顔に出したり、愚痴を言ったりはせず、精神的には結構疲れているので、元気そうに見えても励ましてあげたり、ストレス発散に誘ってあげたりするととても感謝する

仁義に厚く人情にもろいので一度でも恩を受けたらそれを忘れず、いつかその恩に報いてくれる。
些細なことで悩むのでこの人からの問い掛けに対し、「なんでもない」と答えるのはやめた方がよい。
 
*****************
 
適職にある「尼僧」は確かに向いている気が・・・(クリスチャンですのでお寺ではなくて)修道院で祈りながら毎日教会のオルガンを弾く・・・結構いいかも・・・!?
「人を影から支えること」を好むところ(ピアノの連弾でセコンド・パートを好んだり、バイオリンやフルートの伴奏を好む傾向があるのはこのせい・・・?)、それから「怒ることが少ない」「一度でもを受けたらそれを忘れず、いつかそのに報いようとする」というの、特に当たってるなぁ~と思いました。
ストレス発散に誘ってあげたりするととても感謝する」というのも、とっても当たっていますので、是非誘って下さい!

 
もう一つ面白かったのが、恭子さんから教えてもらった「色占い」:
 
私の本質のボトルは・・・
 

 

叡智のボトル/黄金卿 
Wisdom Bottle/El d’Orado
ゴールド/ゴールド
(全てのレベルの知恵のクイントエッセンス)
 
向上心にあふれた人です。 
あらゆる試練困難の中にも
成長する機会を自ら発見できます。 
ポジティブに物事を捉え、
ポジティブな行動をとることができるのです。 
冒険をすることが大好きです。 
自然流れ調和している人で、
正しい道とつながることができます。 
いつも大きな幸福感に包まれています。 
 
・・・出てくるキーワード全て、普段私が「生きるうえで大切」だと思っていることだったので、すごく驚きました。

皆さんも是非やってみて!

 

 今年は
は割りと過ごし易かったにもかかわらず
の訪れが遅かった~
 
3月に入ってから
連日の大雪・・・
それでもすいせんの花は
(凍えるように?)開いていたので
「あぁが来たのだなぁ」
・・・と思っていたのに
いつまでたっても
悪天候&気温は氷点下・・・
 
先日開園した
まだ芽が出たばかりで
花が咲くのは
まだまだ先になりそうとのこと・・・
 
春分の日は
久し振りに暖かい一日で
沢山の渡り鳥
南の国から群れを成して戻って来たりして
危うく
「もしかして・・・!
と浮かれそうになる気持ちを
「ここで喜んではいけない・・・
また寒くなってガッカリしたくない・・・
油断禁物」
抑えていたのですが
 (裏切られる=急にまた寒くなる
ことも多いのでつい慎重になってしまう?!)
でも
今日の
雲一つない青空
冬のそれとは違う暖かい日差し
多分大丈夫
オランダにもやっとがきたようです
 
がくるとなぜか異様に嬉しい
というのは
オランダに来てから味わうようになった
特別な感情です
・・・が暗くて長~い、北ヨーロッパ・・・
を待ちわびる人々が持つ
特別な喜び・・・ 


(渡り鳥の群れ)
 (空一面、黒いブツブツでいっぱいで
圧倒されます)

 
運河沿いを散歩すると
例年なら
2月の半ばの"クロッカス休み"
(という学校のお休みがある頃)
に咲くはずの
クロッカスの花が
今頃になって咲き始めていました。
(今年は"クロッカス休み"中に一時帰国
していたので
てっきりもう咲き終わったものと
思っていたのです)
 
日本で
2月に3月に
4月にが咲いて
春が訪れるように、
オランダでは
2月にクロッカス3月にすいせん
(今年は順番が逆でしたがxxx)
そして
4月にチューリップが咲き始め
花の国オランダが"世界一美しい国"となる
がやってくるのです

フライト日記(SaoPaulo)・つづきのつづき

2006年3月 つづきのつづき
(GRU)
 
置き引きに遭ったのは、カフェで私の隣(!)に座っていたニコル。
盗られたのは、買ったばかりのビーズがたんまり入ったビニールの買い物袋・・・と、その中に入れてあったハンドバッグ・・・ハンドバックの中には、財布・クレジットカード・携帯電話・パスポート・会社のID等、貴重品と呼ばれる物のほとんど全てが入っていました。
 
サンパウロ到着時に受け取ったクルーインフォに「置き引きひったくりに注意。 高価なものは身に付けず、荷物から決して目を離さないように」という文章が書き加えてあって、「クルーインフォにこんな注意書きが書かれている国、他にあったかしら・・・そんなに危ない国なのかな・・・」と思っていた矢先でした。
 
思い起こせば、彼女が「あああぁ~っ!!私の荷物はどこっ?!」と青くなるしばらく前、彼女の後ろで立ち話していた怪しい二人組み(男女?)がいたのです。 他の人々は全員テーブルに着いて食事をしている中、その二人だけが立っていて、「なんだか不自然だなぁ・・・」と思っていたのですが、ビーズの話で盛り上がっていて・・・しばらくして、その二人組みとは反対側からブラジル人男性が一人、宝くじの様なものを売りに来たので、皆で「ポルトガル語はわからないから、いらない」と断って、その男性が諦めたように(でも内心ニヤリとしながら?)立ち去っていったその直後に、ニコルが彼女の荷物が無くなっている事に気付いたのでした。 恐らく三人組の泥棒さんだったのでしょうね・・・
 
携帯電話を持っていたのが私しかいなかったので、私の携帯でオランダにいるご主人にクレジットカード会社etc.に連絡を取ってもらうようスカイメールを送った後、ニコルは警察へ。 
しばらくして私の携帯に電話が入りました。 いつもならフライト先では電話は取らない(オランダからの国際電話料金がかかってしまいますから・・・)のですが、これはきっとニコルの旦那様からだろう、ということで、丁度警察官数人を引き連れて戻ってきたニコルに電話に出てもらったのですが、良く聞き取れないらしく2~3分で会話を断念。 数分後にまたかかってきて、またニコルに出てもらったのですが、またダメ。 もう一回かかってきた時には、「よく聞き取れないのなら、出ても無駄なのでは・・・」と思いつつも出て、やっぱりダメ。 
 
ニコルがブラジルにいるということはご主人もわかっているはずで、オランダの携帯電話にオランダから電話をした場合、かけた方は国内電話料金でも、かけられたこちらは国際電話料金になるってこともわかってるはずなのに・・・ど~してこんなにかけてくるのかなぁ・・・
「おっかしいなぁ」と思って、ふと送信記録を見てみると、ニコルが送信したメールには・・・
ダーリン 泥棒にあっちゃった クレジットカードをブロックしといて 携帯電話も家の鍵もない じゃあね
しか書いていなくって、彼女、自分の名前を書いてない・・・。 名無しのこんなメールが、知らない番号から送られてきたら、どうする? オランダ国内の携帯番号だし、内容が内容なので、本当かどうか、電話して確かめよう!・・・私ならそう考えるだろうなぁ・・・だから電話してきたのに違いない。
 
ニコルとオランダ人同僚の一人が警察署に盗難証明書(?)書きに行くことになり、残りは先にホテルへ戻ることに。 
ホテル到着後、ニコルのご主人に
「ニコルの同僚のmisaeです。 彼女が盗難に遭って、携帯電話も盗られてしまった為、私の携帯からあなたへメールを送りました。 ブラジル・サンパウロより
と、もう一度メールを送信。 その直後に彼からお礼のメールが届きました。 
一緒にいた同僚に「あの電話、やっぱりご主人からだったんだね。電話料金、ニコルにちゃんと請求しなよ~!」と言われ、警察署から戻ってきた彼女に(盗難に遭った上、電話料金まで請求してはなんだか可哀相・・・と気が咎められたのですが)その旨伝えると、「警察署から主人に電話入れたんだけど、彼、メールを返信しただけで、電話はしてないって言ってたわよ。」
・・・電話の着信記録には3回分共"電話番号非通知"としか出ていなく、誰がかけてきたのかわからないし・・・お役に立てたことだけ喜び、国際電話料金は(たまたま携帯を持ってた私が)不運だったってことで諦めよう・・・ 
と思ったら、別の同僚が「ちょっと、ニコル! misaeは普段はフライト先では電話には出ないのに、あなたのご主人からだと思ったから3回も電話にでたのよ! 電話してきたのは、別の人だったかもしれないけど、あなたの為に電話に出たんだから、ちゃんと支払うべきだと思わない?」と説得してくれたのでした。 (あー本当にその通りだ・・・と感心してしまった・・・私ももうちょっとしっかりしないといけないのかな・・・) 
 

(ホテルのバーのグランドピアノ)

夕食後、同僚何人かとホテルのバーで飲むことに。
テーブルに案内されて間もなく、バーの支配人らしき男性が「ピアノを弾きたい時はおっしゃって下さいね。」と言いに来た・・・レストランと一続きになっているバーなので、皆さんご存知らしい・・・
丁度専属のピアニストが演奏していらっしゃったし、食事中ワインを(グラス7杯程)いただいていましたので、今は遠慮しておこう・・・と思っていましたら、演奏を終えたピアニストが近づいてきて「ピアノをお弾きになるそうですね。」と話しかけてきました・・・ピアニストまでご存知だし。 
現在は連弾のレッスンを受けている、ということを伝えましたら
「楽譜をお持ちなら、一緒に連弾しませんか?」ときた・・・
あまりに光栄で、まるで「お嬢さん、一緒に踊りませんか?」とでも言われたようでした。
ワインを飲んでいなかったらお断りしていた(?)でしょうが、お酒のせいで気も大きくなっていたのでしょう、早速部屋から楽譜(音大を卒業してから乗務員になった同僚も結構いて、たま~にですが、一緒に乗務することもあるので、連弾用の楽譜もいつも持ち歩いているのです)を持って降りて来て、一緒に連弾させていただきました。 
弾き終わって、ピアニストのエドワードさんが一言「君のピアノは独特の響きがあるね・・・」 
これ、よく言われるのです。 独特のトーンで、聴いていると、独特のエネルギーのようなものが伝わってくるのだそう。 
また同じことを言われて、独特の響き・エネルギーって何だろう・・・と考えてみました。
もしかしたら「」と関係があるかも・・・20年くらい前に、何かの本で「体のエネルギーを心臓の所に集めて、それを徐々に腕から手へ移動させ、相手の体に手を当てることによって、指先からエネルギーを相手に受け渡すことができる」というようなものを読んで、指先にエネルギーを集め、それを指先から発する練習をしたことがあるのです。 もちろん目には見えませんので、本当にそんなことが起こっているのか確かめることはできませんが、体の中心に集まった温かい何かが腕から手・指先へと移動していくのが感じられるのです。 
普段は、同僚達に指圧マッサージをする時だけ、指先からエネルギーを受け渡すように意識しますが、今思うと、ピアノを弾いている時も(暗譜で弾ける曲だけですが)無意識にそうしているかもしれない・・・ピアノの音を通じてエネルギーが相手に伝わるとしたら、スゴイことだと思いませんか?!
でも、私のは眠りを誘うエネルギーかも・・子供達のベッド・タイムに私がピアノを弾くと、本当に見事にすぐ眠ってしまうし、弾いてる自分も(自分の弾く曲を聴いているうちに)よく眠くなるので・・・ 
 
翌日も朝食後に1時間弾かせていただき、たまたま通りかかったホテル内飲食関係総マネージャーが「12時からのランチ・タイムにも是非弾きに来て欲しい」とおっしゃって下さったので、12時からまた1時間(なぜ毎回1時間かというと、暗譜で弾けるレパートリーと手持ちの楽譜の曲を全て弾き終えると丁度1時間だったのです)弾かせていただきました。 
 
午後5時過ぎのコーリングの前に数時間休んで、ホテルをチェックアウト。 
お世話になったコンシェルジェのグレゴリオさん、レストランのスタッフの皆様にご挨拶してホテルを後にしました。
 
帰りの便は満席。
パーサーがサービス・スケジュール(どのようなサービスをどのような順序でするか記載されたプリント)を紛失してしまい(・・・この頃には、パーサーの失態には誰も驚かなくなっていた・・・)、他の路線のスケジュールを参考に、夜の便でしたのでお客様になるべく早くお食事をお出ししてお休みいただこうと、ドリンク・サービスをスキップしてすぐにお食事のサービスをすることに。 ところが、ミール・サービスの最中に、きっとこの便をよくご利用下さっているお客様だったのでしょうね、あるお客様に「今日のサービスは酷いな。 自分達が早く休憩したいからって、ドリンク・サービスを抜かして!」と怒られてしまいました。 「パーサーがサービス・スケジュールをなくしてしまって・・・」なんて言えませんから、「夜の便ですので、お客様方がなるべく早くお休みになれるようにと、お食事を早くお持ちしたのですよ。」と申し上げました。 ご不満そうでしたが、到着前にはにこやかにされていて安心しました。 を込めてサービスすれば、気持ちは必ず伝わるのだなぁ、とつくづく思いました。
 

オランダに戻って、3月15日に11歳になった長男ミハーリのお誕生日会をしました。
(お休みをリクエストしていたのですが、先月のスタンバイで長い便に呼ばれてしまい、フライト・リーブが長くなってしまった為、丁度誕生日にフライトに出ることになってしまったのです)
 
ところで・・・
オランダに戻って来てから不在時のメールをチェックしましたら、「出張先から何度か携帯に電話したのだけれど、別人にかかっている様だった」というメールが! ・・・あの電話、ニコルの旦那様ではなく、日本の友人からだったのです・・・(ニコルの旦那様、疑ってごめんなさいxxx)
 
  お願い  
今度お電話下さる時には、(フライト先では通常は家族からの電話以外出ませんので、)ブログでスケジュールを確認の上、フライトに出ていない時にお願いします・・・m(_ _)m
 

フライト日記(SaoPaulo)・つづき

2006年3月 つづき
(GRU)
 
サンパウロの空港からホテルへ向かうクルーバスの中で、クルー・インフォ(クルーホテルの名前・住所・朝食の時間帯や電圧などの情報、水道水を飲んでも大丈夫か否か・街の安全性などの情報、出発日のコーリングとピックアップの時間etc.が書かれています)を受け取ってビックリ・・・滞在ホテルが今までと違う?! どうやら、より都心に近いホテルに変わったらしい・・・同僚達は「買い物に出やすい!」と喜んでいましたが、私はというと「今度のホテルにもピアノ、あるかしら・・・」ということで頭が一杯でした。 
 
ホテルにピアノがなかったらなかったで、別に他に過ごしようはいくらでもあるのですが、日本路線に乗務する機会が少なくなってしまった今、機内での仕事の遣り甲斐は、他の路線はどうしたって日本路線に劣ります(他の路線でももちろん楽しく乗務していますが、日本路線では"日本人である""日本語が話せる"という当たり前のことが既にお役に立って、基本のサービス以外のエクストラのサービスができますから・・・)ので、何か他にも楽しみを見つけようと思うと、私の場合「現地の食べ物が美味しいこと」と「クルーホテルでピアノが弾けること」がポイントに・・・!
 
そういえば、オランダベースになってからというもの、オランダ人の同僚達に「日本路線ばっかりじゃなく、いろいろな路線を飛べるようになって嬉しいでしょ~?」とよく聞かれますが、私がこの仕事を選んだのは"いろいろな国に行きたかった"からではない(旅は好きですヨ)ので、「"日本と外国の橋渡し役"をしたくて外資系航空会社を選んだから、本当は今でも日本路線だけを専門に飛びたい。 ただ単に"いろいろな国に行きたかった"のなら日本の航空会社を選んでいた。」と答えると「なるほど~」とみんな納得します。
 
現地時間午後9時頃、クルーホテル(ラディソン・ホテル)到着。
(オランダ時間:翌日の午前1時頃=日本時間:翌日の午前9時頃・・・ブラジルと日本の時差は12時間=腕時計がいつも日本時間のままの私は、午前と午後を逆にするだけでよかったので楽でした♪)
チェック・インをしていると、機長が「misae! このホテルにもピアノがあるよ!」と指差す方を見ると、ロビーの斜め向かいにある、ホテルのバー・レストランにグランドピアノ
早速コンシェルジェに尋ねてみましたら、すぐにホテルのマネージャーに問い合わせて下さり、「明日ピアノを弾きたい時間に、レストランのマネジャーMr.Wilsonに声をかければ、いつ弾いても構わない」とのこと。 ありがたいことです。
 
前のクルーホテルはとてもクラシカルで重厚な感じでしたが、ここはモダン&シンプルな感じのお部屋です。
クーラーが富士通製でした。 
 

(NHKを見ることができました)

(やっぱり嬉しい!)

(正面の棚の奥には流し台も付いています)

 
翌朝、レストランで朝食をとった(小さな和食コーナーもありました。 なんと納豆も置いてありました! ふりかけの"たまご味"が同僚達から大好評でした。)後に、ホテルのスタッフに「ウィルソンさんとお話したいのですが・・・?」と聞くと、どうやら英語はお話にならないご様子で、レストランの入り口で接客している別のスタッフのところに連れて行かれました。 
「昨日コンシェルジェで、ここのピアノを弾いても良いか尋ねましたら、レストラン・マネージャーのウィルソンさんとお話するように言われたのですが・・・」
「あぁ~(コンシェルジェから)伺っていますヨ! ウィルソンさんはこの人です。」・・・最初に話しかけた英語をお話にならないご様子の方が、Mr.Wilsonでした。 
「いつ弾いても構いませんよ。 今から弾きますか?」と言っていただけたので、早速弾かせていただきました。 1時間ほど弾いたところで、同僚達が「一緒に買い物にいきましょう!」と誘いに来てくれたので、「また後で、あるいは明日、また弾かせて下さい。」と言って失礼しました。 
 
買い物に行った先は、サンパウロ最大のビーズ店通り。 同僚の一人が副業でビーズ・アクセサリーを製作販売していて、ビーズの買出しに行くという彼女に皆で賛同したのです。 日本で言えば(まだ行ったことはありませんが)浅草橋のような場所でしょうか・・・? お値段は日本と同じかちょっと高いくらいだったので、私は結局何も買わなかったのですが、同僚達はた~くさん購入していました(オランダはビーズがとても高いのです)。
 
戦利品を持って、皆でカフェで昼食をとっている時、大変なことが起きました・・・置き引きです。
 
 (つづく・・・)
 
 
 

フライト日記(SaoPaulo)

2006年3月
(GRU)
 
サンパウロへはこれが4回目の乗務。
今回も2泊4日のスケジュールです。
 
初めて乗務した時は、同じ2泊でもサンパウロ到着が早朝だった(のと、まだ若く体力もあった!)ので、同僚と二人で到着同日に空港でチケットをアレンジして、イグアズの滝(ナイアガラの滝・ヴィクトリアの滝と共に世界三大瀑布の一つ)(ブラジルアルゼンチンパラグアイの三国の国境に位置し、スケールの大きさと水量では世界一の滝)を見に行ったりしたのですが、今回は夜の到着で、ビーチでの日焼けも前回のボネールで懲りていましたし、クルーホテルのピアノを弾かせていただけることがわかっていたので、ステイ中はのんびりピアノの練習をする予定で出発。
 
アムステルダム・スキポール空港へは、今回初めて、ユトレヒトから空港まで直通のInterCity(特急列車)で行きました。 以前は、Duivendrecht(ダウヴェンドレヒト)という駅で乗り換えをしなければならなかったので、直通列車は本当にありがたかったです。
先週開通したばかりのこの路線、数年前から「2005年開通予定!」と謳っていたのに、2005年には開通せず(「開通予定!」だったのに開通しない、なんて・・・日本ではありえませんよねぇ・・・)、「・・・どうやら2007年になるらしい(自信なさげ)」という噂だったのに、突然「開通!」のニュース・・・おもしろい国です。
 
空港内のクルー・センターでリポーティングを済ませ、クルー・センター2階にあるパーサー用のブリーフィング・スペース(シニア・パーサーとジュニア・パーサーあるいはアシスタント・パーサーは、私達よりも30分早く出社して、全体ブリーフィングの前に、ここで打ち合わせをします)に挨拶に行くと、「パーサーがまだ来てないのよ・・・」と不安顔のアシスタント・パーサー。 しばらくして息を切らせながら登場したパーサー・・・パーサーが遅刻・・・(このパーサー、大丈夫かしら・・・と、ちょっと不安になる) 
 
ブリーフィングで、パーサーから「緊急脱出の際、どんなことに気を付けますか?」という質問。 
「ドア・モードがオートマティックになっているか確認する(=オートマティックになっていないと脱出用スライドが出てこない)」
「ドアの外が安全か(=火災が発生していたり、障害物があったりしないか)確認する」
等、マニュアル通りの回答が次々出されても、「まだありませんか?」とパーサー。
「注意深く聞かないといけないことがありませんか?」というヒントに、「・・・あっ!エンジンが止まっているかどうか確認する!(=エンジンが停止していない状態で脱出を始めてしまうと、脱出用スライドも、そして、最初に機外に出た人々も、エンジンに巻き込まれてしまう・・・考えただけで恐ろしい・・・!!)」 
正解!!(このパーサー、大丈夫かも・・・と、ちょっと見直す) 
 
機内に入るといつものように機内の非常用設備のチェック。 そして、ケータリング・チェック(トローリーやコンテイナーの中に不審物がないか確認)とキャビン・チェック(荷物入れやトイレなどに不審物がないか確認)をし(・・・機内のセキュリティー・チェックはどんどん厳しくなっています。 大変ですが、やっぱり安全第一ですからネ)、お客様をお迎えします。
 
機種はボーイング777。 飛行時間は11時間50分。
 
最初のミール・サービスが終わって、機内販売を始める際、アシスタント・パーサーが「外貨のコインって受け取ってよかったんだっけ? ユーロとドルだけいいのよね??」と言うので、「コインで受け取っていいのはユーロだけという風に、数年前(!)に変わったと思うけど・・・」と私が控えめに言うと、パーサーに確認しようということに。 (このアシスタント・パーサー、大丈夫かしら・・・と、ちょっと心配になる)
パーサーに聞いてみると「セールス・メイト(機内販売時に使用するコンピューター)に表示されてる通貨のコインならどれでも受け取っていい」とおっしゃる。 確かに10年位前まではそうだったけれど・・・ 
「でも、日本路線では、コインはユーロ以外受け取らないわよ。 日本円もセールス・メイトに表示があるけど、紙幣でしか支払えないはずよ。」と言うと、パーサーは「あら、私、他の外貨のコインもいつも受け取ってるけど、今まで会社から苦情レターが来たことないから平気、平気」とおっしゃる。 
・・・調べてみたら、コインでの支払いが可能なのは、今はやっぱりユーロだけ。 (このパーサー、大丈夫かしら・・・と再び不安になる)
 
ところで、3月から、ビジネスクラスに搭載されるケーキが変わりました。 
(メニューの日本語訳のお手伝いをしていますが、メニューにはどんなケーキなのかは詳しく書かれていないので)サービス終了後、早速味見に!
今月からアムステルダム発の便のビジネスクラスのデザートとして搭載されているのは・・・
 
「蜂蜜といちじくのケーキ」
 (Honey and Fig tart)

(上にのっているアーモンドスライスも美味!)

(生クリームとチョコレート・スティックを添えて・・・)

 
しっとり・なめらか・甘さ控えめ
先月まで搭載されていた「洋梨としょうがのケーキ」に劣らぬ感動の美味しさです
 
機内販売終了後、ブラジルの入国カードを配布。 ところが、(ブラジルの国語である)ポルトガル語のカードしか搭載されていません。 当然質問の嵐です。 スペイン語になんとなく似ているので何とか答えられましたが、英語のカードがないと本当に不便。 
パーサーに「いつもポルトガル語のカードしか搭載されていないの? ケータリングの搭載ミスなのであれば、サービス・リマークス(=機内での問題を報告する用紙)を書きましょうか?」と言うと、「大使館のミスだからサービス・リマークスは書かなくていいわ。」と言うので、「大使館のミスで搭載されていなかったのなら、ケータリングから連絡があるでしょうし、搭載されていないことをお詫びするPAS(=機内アナウンス)もあるはず。 (機内アナウンスの日本語訳をお手伝いしたので、そういうアナウンスがあることを知っているのです)」と言うと、「書いてもどうせ改善されないから書かなくていいわよ。」ときた・・・本来はパーサーがやるべきことだけれど、私が書くことにしました。 (このパーサー、大丈夫じゃないかも・・・と不安が増す)
 
パーサー、他にもいろいろ粗相(「気圧の変化でお腹がはって苦しい・・・」と小声で伝えた同僚に対し、まわりにお客様がいらしたのにもかかわらず「そんなの、おなOをすればスッキリするわよ!」と大声で答えたらり・・・)をしたらしく、サンパウロ到着時には四面楚歌状態に。 ちょっと気の毒でした・・・上に立つのって大変だなぁと改めて思いました。
 
(つづく・・・)
 

BGM

BGMを変えてみました。
 
この曲は
 
Gabriel Faure
ガブリエル・フォーレ
 
Sicilienne Op.78
シシリエンヌ 
という曲です。
 
元々はチェロピアノ用の曲
劇音楽「ペレアスとメリザンド」Op.80に含まれている同曲は、フルートハープによる演奏)です。
 
小学校5年生の時に、ピアノの発表会で弾きました。
この曲を勧めて下さった目黒先生のお陰で、私は今もピアノを続けています。
 
フォーレの曲では、他に
 
Berceuse Op.16
子守唄
 
もとても気に入っています。 (組曲「ドリー」の子守唄も可愛らしくてステキですが、私はこちらの子守唄の方が好みです・・・)
Berceuse Op.16は、フルートと、それからバイオリンピアノ伴奏をしたことがあるのですが、と~っても綺麗な曲です。
機会があったら是非、聴いてみて下さい
 
 

今日は雨です・・・

続きだった先週、天気予報では、
「来週(=今週)は気温も上がり
春らしい天気になる
・・・って言っていたのに、
らしかったのは昨日一日?!
確かに先週よりは気温は幾分暖かいけれど、
今日は・・・そしてまたになるらしい・・・
「嫌だなぁ・・・」
と思う一方で、雪景色はとても好きです。
 
先週、雪の中"音楽図書館"
(CDや楽譜を借りられます)
へ行った時
あんまり綺麗だったので、思わず
旧運河からドム塔の写真を撮りました。

 
(旧運河から眺めるドム塔)
 
我が家の庭も
(ガーデン・ハウスを建設中で
ゴチャゴチャしていますが)
雪化粧でなんだか別の場所のようです。

 
(最初の雪の朝)
(この日は、1時間おきくらいに
晴れたり雪になったりしていました)

 
(数日後にはこんなに積もりました)
 
日本では
が降ると、途端に
沢山の
街がカラフルになりますが、

こっちの人達って

が降っても、が降っても、
本当にをささない・・・
フード付きコートだけで平気で歩いたり
自転車乗ったりしてます。
(まぁ、風車が有名なだけあって
風が強いなので、
傘をさしたところで、風に煽られて
傘が壊れるだけ
・・・ということもあるかもしれません)
 そういう私も最近はもうさしません。
 
の日は、子供達も
もちろん大喜びです。

 
(小さな雪だるまを作りました)
 
学校でも休み時間に
みんなで雪合戦していました。
ところで、
雪合戦で投げ合う雪の玉のことを
オランダ語でSneeuwbal(雪ボール)
というのですが、
「日本語ではなんて言うの?」
と子供達に聞かれて考えてしまいました。
日本語では・・・
単に「を投げる」って言いませんでした??
「雪だま」とか「雪ボール」なんていう
特別な単語がありましたっけ???
 
どなたかご存知でしたら教えて下さい・・・

ひなまつり

 
(素敵なガラス細工の雛人形)

(見佳さん、どうもありがとう!!)


  

3月3日はひなまつり
・・・でしたが、 
もちろんオランダにはひなまつりはありません。
 
今までオランダでお祝いしたことはなかったのですが
(マリアの初節句は日本でお祝いしました)
今年は子供達の小学校で
(モンテッソーリ・スクールです)
ひなまつりを紹介しよう!ということになって
ちょっとした飾り付けと子供達への
折り紙レッスン」を試みました。
 
学校の玄関はこんな感じに・・・
 
   
 (正面玄関を入ったところ)
 

 

(メインのイラスト : ダンボール箱を切り抜いて
水彩絵の具で描きました)
 

    

ひなまつりの説明をオランダ語で)
 
子供達と折り紙雛人形を作りました。 
 
Middenbouw(Groep3・4)
=小学校1・2年生の子供達も
みんな初めてだったのに、とっても上手でした。
 
 
(マリアの作品)

Tussenbouw(Groep5・6)
=小学校3・4年生の作品の中には、   

髪の色が黒くない(金髪や茶髪の)お雛様も・・・!
 
 上級生Bovenbouw(Groep7・8)
=小学校5・6年生にはこんな作品も・・・LOVE


(おひなさまを抱き寄せているお内裏様)
(小学校5年生の男の子の作品です)

 「雛人形は早々に片付けないと

お嫁に行くのも遅くなる」
と伝えると、
「娘にはあんまり早くお嫁に行って欲しくないから、
あともう一週間くらい飾っておいて」
というお父様方からの依頼(?)で
校内にもうしばらく飾っておくことになりました。