・・・と気の毒がります、
が、同じ路線が続けば、サービスに関しては2度目は慣れることができるので、私はかえって
「ありがたい♪」
と思っていました(←路線が違うと当然サービスの内容も違ってくるので、毎回配布されるサービス・スケジュールをしっかりチェックして、間違いのない様にサービスしないといけませんから、結構大変なのデス)・・・(^^ゞ
機種はMD-11。
担当はビジネスクラス。
このところエコノミークラスの担当が続いていたので、久し振りです。
相棒は、20年来の友人の一人、ヴァウター。
日本ベースで乗務していた頃に何度か一緒に乗務して、東京案内したり、実家にも招待したり、彼にも花市場に連れて行ってもらったり、お宅にもお邪魔したり・・・
という、本当に親しかったオランダ人の友人の一人。
満席でしたが、とても楽しく、仕事ができました (*^-^*)
テヘラン、今回は2泊あったので、同僚達がバザールに出かけるなら一緒に行こうと思っていたのですが、
数日前に街頭デモがあったとのことで、『クルー出入り禁止地区』(欧米人が狙われる危険のある場所)が書かれた手紙が配布され、
どうしようか迷った後、
1日目、女性クルーは皆でビューティーサロンへ行くことに。
行き帰りはホテルのクルー専用バスによる送迎なので安心です。
ビューティーサロンの中は、女性のみ。
ですから、入ったらすぐにヒジャーブとアバーヤは脱いでしまってOK。
イラン人の女性達、アバーヤの下は(背中がパックリ開いたTシャツだったりと)実はセクシーな格好をされています。
同僚達の何人かはフェイシャル・トリートメントを、他の何人かはネイル・ケア、私は・・・白髪染めをお願いしました。
美しくブローもして頂いて、お値段は約6000円。
一旦ホテルに戻って、クルールームでお茶をして、コンピューター専門店にソフトウェア(←すごく安いらしい)を買いに行っていた男性クルーと合流し、
夕食へ。
去年も行った、アルボルズ山の麓の村・ダルバンド(Darband)にある山の傾斜を利用して美しく建てられたとっても素敵なレストラン。
午前中雨だったせいか、気温が下がり、ちょっと肌寒かったのですが、炭が沢山入った容器が足元に配置されてからは温かくなりました。
サラダ・ビュッフェと牛肉と羊肉のミックス・ケバブを頂きました。
ホテルに戻ってからは夜更けまでクルールームで同僚達が持ってきたDVDを見ました。
翌日は、朝食後、引き続きクルールームでDVD鑑賞。
私が持ってきたジブリのDVD集から、同僚達のリクエストで『千と千尋の神隠し』を見ました。
途中の(以前、子供達と一緒に見た時はなんとも思わなかった)"顔なしというキャラクターが(まるでエクソシストのように)もどし続けるシーン"で同僚達がどよめいていたのが印象的でした(笑)
夕食はクルールームでルームサービスのタイ料理。
仮眠を取った後、アムステルダムへ夜間乗務。
ホテルを出る前に、クルールームで、ヴァウターが私のヒジャーブとアバーヤを着て記念撮影。
(公共の場でこれをすると罰せられるそうですので、男性の方、イランへご旅行される際はお気を付け下さい。)
テヘランの空港では、ステーションマネージャーが出迎えてくれます。
「あれ? 君は先週も来ていたね!」
覚えていて下さってました。
帰りの便も満席。
ビジネスクラスに、1歳半くらいの赤ちゃん連れのお客様がいらしたのですが、この坊やがまたとてもキュートで♡
サービス中もじ~っと見つめられて・・・可愛かったです。
アムステルダム到着後、降機の支度をされている時に、赤ちゃんを抱っこしながらでは大変かと
「お手伝いしましょうか?」
と近付いたら、その坊やが(だっこ~というように)両手を伸ばしてきたので、抱っこしてあげると、お父様が驚いた表情で
「この子は人見知りがひどくて、私達以外の人には抱っこされたがらないのに、いやはや珍しい!」
支度が終わり、飛行機を降りるのに、お母様が(さぁいらっしゃい、と)手を伸ばしても、私にしがみ付いて離れない・・・(^^ゞ
前世でご縁のあった坊やなのかもしれません。
今回もとても楽しいテヘラン便でした (*^-^*)