フライト日記 (Osaka)

(引き続き、昨年のフライト日記を思い出しながら書いています・・・
やっと12月まできました(*^-^*))

2012年12月
(KIX)

数日前から「大雪嵐がくる!」
と警戒されていた12月7日の金曜日・・・

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朝から外は大吹雪・・・風の音がもの凄い((((;゚Д゚)))))))

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↑ このオレンジのマークは『コード・オレンジ』と呼ばれ、
「必要でない限り運転しないように」という意味らしい・・・(((꒪▿꒪;)))

私は車の免許を持っていないので電車通勤ですが、電車もキャンセル&遅れが随分出ている様子・・・/( ̄ロ ̄;)\

猛吹雪だし、
いつもなら家から制服で出勤するのですが、
制服だと(パンプスの足が雪に埋もれて)あまりに寒そうなので、
考えた末、制服はスーツケースに入れ、完全防寒の私服で行って、空港で着替えることに。

正面から吹き付ける雪で顔中雪まみれになりながら、
雪道をスーツケースとキャリーバッグを引き摺り(←キャスターが付いていても、深い雪の上では転がせません・・・(>_<))、
なんとか最寄のバス停に辿り着き(←家からここまでの行程が、一番辛かった・・・)、
本数が減った為にギューギュー詰めのバスでユトレヒト中央駅到着。
この凄まじいなりに(・・・私服でよかった~制服でこれは、かなり恥ずかしかったに違いない)と自分の決断に満足しながら、
駅の電光掲示板を見ると、
出発前にインターネットで調べた時には走ることになっていた空港行きインターシティーも全て、キャンセルになっていました。

・・・でも、そんなことはオランダではよくあること(苦笑)
今までの(苦い)経験から予測して、
いつもよりも2時間早く家を出ていたので、全然大丈夫デス(*^-^*)

以前、ユトレヒト⇔空港間の直行インターシティーがなかった頃の乗換駅Duivendrecht経由で空港へ。
空港行きの電車を待っていたら、この駅では未だ嘗て見たことのないドイツの列車が・・・o(@.@)o
特別に停車駅を増やしたのでしょうか・・・???

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↑ 表示がドイツ語・・・ハノーバーから来たんですネ・・・
(↑ 後から気付いたのですが、この時も11:11・・・この頃から《1111》のゾロ目が続いていました)

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↑ クルーセンター内の更衣室

制服に着替えてからリポーティングを済ませ、スーツケースを預けに行くと、
(雪でキャンセルになった便に乗務する予定だった同僚達でごった返していたクルーセンター内と相反して)
到着便出発便が少なくなった分、こちらはガラガラでした。

後はこれ以上雪が深くなって空港閉鎖にならないことを祈るばかり・・・

機種はボーイング777-200。
担当はエコノミークラス。

ブリーフィング前にパーサー達に挨拶に行くと、懐かしい顔が・・・
入社したての頃にアンカレッジ経由便でご一緒し、東京滞在中に観光案内をして差し上げたシニアパーサー、ローデヴァイクでした。
私を見ると、嬉しそうに走り寄って来て、
「misae~!今日は久し振りに一緒だね~!」
とハグ(*^-^*)

ブリーフィングで配られたCAML(=Crew Assignment Movement List=各CAの氏名、ドアポジション、ギャレーポジション、乗客数、飛行時間、時差等が書かれた紙)の最後に
《HAVE A JOLLY GOOD ONE》
とあって、ローデヴァイクらしいなぁ~と思いました(*^-^*)

雪の方は、予想されていたほど酷くはならず、凍結防止剤の散布があるので多少遅れるかもしれないけれど、無事出発できそうとのこと。
よかった・・・!

CAMLを見た限り、満席ではないけれど、そこそこ混んでいる感じだったのですが、
ヨーロッパ便がことごとくキャンセルになったこともあり
(↑ その日はヨーロッパのあちこちで、大雪の為、空港が閉鎖になっていた様子)
蓋を開けてみたら、
座席数: ビジネスクラス35席/エコノミークラス283席
に対して
乗客数: ビジネスクラス9名/エコノミークラス49名
(皆様オランダからのお客様で、お乗り継ぎのお客様は0名)
・・・超ガラガラのフライトとなりました。

ローデヴァイクの好意で、離陸時にコックピットに座ってよいことに♪
コックピットから窓の外を見ると、
ヨーロッパ路線のゲートの辺りはガラガラ(←早朝に飛び立った飛行機が行った先の空港閉鎖等で戻って来られずにいるのでしょう)
滑走路もガラガラ。

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↑ 順番に凍結防止剤を機体に散布してもらってから出発。

離陸してかなり長いこと、外は真っ白のままでした。
相当分厚い雲に覆われている様子。

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↑ 分厚い雲を抜けたところ・・・飛行機の陰の周りに虹色のサークルが・・・

天候がもっと早く回復していたら(→ヨーロッパ路線が運航再開していたら)ほぼ満席だったエコノミークラス。
Fullで搭載されていたミールが200トレー以上余ってしまい、
あまりに勿体無いので、この日は特別に、ご希望のお客様には和食と洋食の両方お配りしました。
それでも100トレー近くあまってしまったので、サービスの後、私達も和食と洋食の両方頂きました(←それとも両方食べたのは私だけか??)

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↑ 和食はホテルオークラアムステルダムのお料理         ↑このドレッシングが激美味!

ビジネスクラスのお食事も当然たっぷり余ってしまっていたので、滅多に余っていない和食を・・・ダイエット中なのに・・・でも美味しかった(*^-^*)

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↑ 蓋を外したら、ご飯が立ってました・・・(^^;
(ケータリングのミス)

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↑ パーサー二人が機内販売をしているところ・・・ガラガラです

休憩中、コックピットに星を観に行きました。
オーロラが観えないかと期待したのですが、大阪便は東京便よりも南の方を飛ぶのでなかなか観られないとのこと・・・残念(>_<)

でも!!
夜明け間近の東の空に、水星・金星・土星が並んでいるのを観ることができました(˘ᵕ ˘人)ஐ:*

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(↑ iPhoneで撮った写真では金星しか見えませんね・・・残念!)

12月3日に2737年ぶりに見かけ上直列したという3惑星です☆
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(↑ これは合成写真らしいですが、こんな感じ)

関空到着後、クルーバスでクルーホテルへ。
クルーホテルでは、チェックイン後、日本人CAのYさんとランチ。
Yさん、お疲れのところ、ありがとうございました、とっても楽しかったです!(*⌒―⌒*)

ランチの後、福島の被災地に支援物資を送り、2時間仮眠を取ってから頼まれ物の買出しに♪
大阪で自分用に必ず買うのは『呼吸チョコ』です♡

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東京では売っていないのデス(>_<)
全種類買いたいのをグッと我慢して、特に好きなオリジナルときな粉味を買いました♡

夕食はオランダ人の同僚達を連れて、いつものUSHINABEへ。
友人のTさんとNOTAMのOさんがわざわざ会いに来て下さいました(嬉)・・・いつもありがとうございます。+゚(*´∀`*)。+゚

夕食の時、私はTさん、Oさん、それから副操縦士のルーカス、セカンドオフィサーのフィンセントと同じテーブルだったのですが、
ルーカスが会話の合間にしきりにデートに誘ってくる・・・(〃∇〃)
コックピットに星を観に行った時も
「もっと早く君と出会いたかった・・・!」
とか言われてこっそり赤面だったのですが、
この方、マリアと同い年(=13歳)の娘さんがいらっしゃるって・・・
結婚してるのに堂々と誘ってくる、ということもまぁよくあると言えばあるのですが・・・(^^;
他の同僚達まで
「あたなとルーカス、すごくお似合いだと思うんだけど、どう?」
としきりに勧めてくるので、
「ルーカスはとってもいい人だと思うけど、私は既婚者はちょっと・・・」
と伝えると
「あら、ルーカスはもう10年以上前に離婚して、以来ずっと独身ですってよ(*^-゚)⌒☆」
とな。
ん~・・・本当は日本人で(あるいは日本語が多少話せて)、一緒にピアノ(あるいは他の楽器でも)が弾けて、一緒にカラオケでハモれて、一緒にフラメンコand/orサルサが踊れる人がよかったのだけど・・・
しかもルーカスはベルギー人(母国語はフランス語)でブリュッセル住まい・・・
どうする??

帰りの便では休憩時間になるとギャレーに会いに来てくれたルーカス。
混んでいたのでサービス中は全然お相手できず申し訳なかったのですが。

しかし、その後、心動かされる出来事が・・・
(注: お食事中の方は、お食事が済んでからお読み下さい♪)

ミールサービスと機内販売が終わり、CAの半数が休憩に入った頃、
日本人CAのMさんとギャレーでおしゃべりしながらトレイドリンクの準備をしていたところに、
フランス人女性客がふらりと入って来て
(↑ 関空経由でニューカレドニアに行かれたフランス人団体客の一人)
コーラを少し飲んだところで突然床に突っ伏して、激しくもどし始めました・・・∑( ̄ロ ̄|||)
Mさんがギャレー横のお化粧室にお連れしようと試みるものの、
お客様は突っ伏したまま動けない様子で吐き続け、暫くしてようやくお化粧室へ。
(注: これで終わったわけではありません・・・)

それからMさんと二人でギャレーの清掃・・・最初、コーヒーの粉を撒いて汚物を拭き取る(←コーヒーの粉が水分を吸収+消臭効果もある)という旧式の方法でお掃除していたのですが、あまりに大量だった為、臭いもキツく・・・
その時ふと、関空出発前のブリーフィングの時に、パーサーの指示でMさんと組んで最近搭載されるようになったばかりの汚物清掃キットをチェックして、
「へぇ~こんなものが搭載されるようになったんですねぇ~!」
と感心したことを思い出し、早速利用しました。
マスクもちゃんと入っていて、これは便利(*^-^*)

ギャレーがきれいになって、手袋やマスクを処分したところに、先程のお客様がお化粧室から戻っていらして・・・
再び激しく嘔吐・・・
嘔吐を繰り返しながら再びお化粧室へ・・・
今度はギャレーだけでなくギャレーとお化粧室の間の通路(=絨毯)も嘔吐物でいっぱいとなり・・・

お掃除はいいとして、
そのお客様が心配になりました・・・嘔吐が本当に半端じゃなかったので・・・これはただの乗り物酔いではないな、と・・・
そして、万が一感染症だったら、他のお客様も(私達クルーも)全員感染してしまうかもしれない・・・と/( ̄ロ ̄;)\

お化粧室から戻ったそのフランス人女性客、熱が出てきたのか体を震わせているので、ギャレー横のジャンプシートに座わらせ、毛布を数枚掛けて、
話を聞こうとするも、英語は(言われていることは解るようでしたが)片言しか話せない様子・・・
「お医者様に診て頂く必要はありますか?」
と尋ねると、辛そうに頷いて・・・

パーサーとも相談し、医師の呼び出しのアナウンスを入れることに。
できればフランス語が解る医師の方がいいでしょうから、フランス語でもアナウンスを!と思ったものの、
(フランス語が話せるローデヴァイクは休憩中で)
休憩に入っていないCAの中には(片言ではなくきちんと)フランス語を話せる人はおらず・・・
(高校の第2外国語で、もっと真面目にフランス語を勉強しておけばよかったと激しく後悔)

・・・そこで思い当たったのが、フランス語が母国語のルーカス!
急いでコックピットに連絡してルーカスに来てもらい、Mさんの日本語と英語のアナウンスに続いてフランス語で医師の呼び出しをしてもらいました。

そう、この時の彼のフランス語にやられました(笑)
(普段聞いてもなんとも思わないフランス語、なのに困ってる時に助けられるというシチュエーションがね)
それでとりあえず、デートのお誘いは受けることにしました(*^-^*)

でも結局、年末年始私は日本、ルーカスは1月中休暇、2月もルーカスの都合の付く日は私は一時帰国中で、
まだデートしてないんですが(笑)
果たして実現するんでしょうか・・・(^^;

話を戻して。
この日は偶然にも何人もお医者様が乗ってらして、フランス人医師も含め6名ものお医者様が乗り出て下さいました。
お医者様の診断によると、単に疲れから来ているのだろう、とのことでしたが、私はなんだか安心しきれずにいました。

それから間もなく、別のフランス人女性客がギャレーで嘔吐・・・
全く同じ症状・・・お二人ともニューカレドニアからのお乗り継ぎ・・・やっぱり(ニューカレドニアからの)感染症か?? ((((;゚Д゚)))))))

念の為、先程診て頂いたフランス人医師に伝えると、
「機内食による集団食中毒かもしれない!」
と騒がれてちょっと困りました(汗)が、機内食は、私も他の同僚達も余ったものを頂いてますし、日本人のお客様の中には病人は出ていなかったので、
その心配はないだろうと・・・

幸い病人はこの2名だけで、無事アムステルダム到着。
お2人とも機内では大変でしたが、自分で歩いて降機できるまで回復されて、
ホッとしましたε= (*^o^*)

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↑ ルーカスではありません(笑)
もうすぐ定年退職してしまうシニアパーサーのローデヴァイクと(*^-^*)

フライト日記 (Houston)

(引き続き、昨年のフライト日記を思い出しながら書いています・・・)

2012年11月
(IAH)

機種はボーイング747。担当はエコノミークラス。

ブリーフィングでの注意事項:

* オーブンの火災が発生した場合(←幸い私はまだ未経験ですが)、まず最初にギャレーのMain Powerを切るが、Main Powerを切るとギャレーは真っ暗になってしまうことを覚えておくこと←私は夜間飛行中のキャビンチェック用に、制服のスカートに小さなLEDライト(←実は自転車用ランプなんですがw)を付けているので大丈夫♪

* ヒューストン到着前に、肉・果物の他、牛乳も捨てること←勿体無いですが、そういうきまりらしい・・・

お客様のご搭乗が始まって驚いたのは、インド人のお客様が多いこと・・・(◎-◎;)!!
(調べてみたら、全米に住む260万人のインド人のうち、7万4千人がヒューストンに住んでいて、ニューヨーク・ニュージャージー・シカゴ同様、大きなインド人コミュニティーがあるらしい)

・・・インド人のお客様=待てない
・・・これは忙しくなりそうだと直感しました。

搭乗の最中、早速23Cのインド人男性客からコール。
行ってみると
「隣の親子を別の席に移動させて欲しい」とのこと。
理由を聞いても、なんだかよくわからない説明しか返ってこない・・・
お隣の23Aと23B(窓際と中央のお席)には若いお母さんと5歳くらいの女の子(恐らくアメリカ人)。
23C(通路側)のインド人男性客は、ご本人達にも席を変わるよう散々文句を言っていた様子で、お母様も困惑の表情。
このままでは、インド人男性は文句を言い続けるでしょうし、それでは親子連れも寛げない・・・
「空席があるか確認して参りますネ(*^-^*)」
と言って、後方のギャレーにいたジュニアパーサー(=エコノミークラス担当のパーサー)に事情を話すと、
「丁度、エコノミークラス最後列が3席空いているので、その親子連れはそこに移動させてもOK」
とのこと。
それをインド人男性客と親子連れに報告している時に、
地上職員が乗客リストを持って入って来たのが見えた(←乗客リストは、搭乗が間もなく完了する、という頃に届けられます)ので、
念の為、確認すると、
その親子連れはフリークエントフライヤーであることが判明。
フリークエントフライヤーのお客様を、お客様ご自身のご希望でもないのに、最後列に移動させる訳にはいきません。
再びパーサーと相談し、
親子連れではなく、インド人男性客の方を別のお席(=3席中、真ん中のお席が空いているお席)にご案内することに。
ところが、そのインド人男性、今度は、(親子連れをご案内しようとしていた)3席全部空いている最後列に移りたいと言い出した・・・(。-_-。)
3席に2人で座るのではなくて、3席独占して1人で使いたいと・・・(。-_-。)
あまりの自己チューさ加減に驚いて唖然としていると、
「3席全部空いているお席には、お2人以上でご旅行されていらっしゃるお客様に座って頂きます!
お客様はお1人でご旅行されていらっしゃるのですから、先程ご案内したお席(=3席中、真ん中のお席が空いているお席)にお移り頂くか、
もしそれがお嫌なら、このままこのお席にお残り下さい!」
と、パーサーがビシッと言って下さって、助かりました。
結局、そのインド人男性客は席を移動。 親子連れのお母様もホッとしていらっしゃいました(*^-^*)

このお客様以外にも、
サービスを始める度に、待てないのか、遠くから手を振って呼ぶインド人女性、
(↑ その度にお席に伺って「前から順番に参りますからネ、お待ち下さいネ(*^-^*)」と説明)
ミールサービスの最中に、どうしてもベビーフードを温めて持ってきて欲しいと頼む赤ちゃん連れのインド人夫婦、
(↑ ミールサービスを中断する訳にはいかないので、シニアパーサーにお願いしました)
「家族4人分ベジタリアンミールを注文したが、やっぱりお魚料理が食べたい」
というインド人一家、
(↑ スペシャルミールを頼んだお客様の分の普通ミールは通常搭載されていないので、「サービス終了までお待ち頂いて、余っていたらお持ちしますネ(*^-^*)」とご説明したら、結局オーダーしたベジタリアンミールをお召し上がりになりました・・・お待ち頂けていたら結局いくつか余ったのですが・・・やっぱり待つのは嫌なのですネ・・・笑)
それから、お化粧室・・・床に使用済みのトイレットペーパーが散乱し(インドでは、トイレットペーパーを流すと下水道が詰まってしまう為、紙は流さずに便器横にある屑カゴに捨てるが、機内のトイレにはそれらしいものが置いてないので、そのまま横に放置してしまう・・・ということらしい)、すごいことに・・・(((꒪▿꒪;)))
・・・予想通り、忙しいフライトとなりました(笑)

休憩中は、余っていたエコノミークラスのミールを味見♪

丁度、From Holland Food & Wine festival というのをやっていて、
エコノミークラスのミールも(珍しい?)オランダ料理です(*^-^*)

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↑ パッケージでもオランダをアピール

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↑ お魚料理のミールトレーのパッケージ     ↑ クリーミーで美味しかったです

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↑ お肉料理のミールトレーのパッケージ     ↑ 見た目は悪いけれど、これが非常に美味しい

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↑ ビジネスクラスもオランダ料理・・・        ↑ トレーのクロスもオランダ王室の色オレンジ

・・・ちょっと食べ過ぎましたwww

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↑ ギャレーに置くお菓子の箱
(大抵このまま置かれていますが、このままだとなんだかグチャグチャで見苦しい気がして・・・)

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↑ ついつい、全部向きを揃えて並べ替えます
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↑ 更に時間がある時は、紙ナプキンで薔薇の花を作って添えます

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↑ アイスクリームのサービスの際、相棒が全てのアイスクリームの下に予め紙ナプキンを敷いてくれたのですが、
これは便利!このアイデア、頂きました♪

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↑ 2回キャビンを回って余ってしまったアイスは、
コーヒーに入れてアイスフラペチーノもどきにして飲みます♪
ビジネスクラスの抹茶アイスや苺アイスやチョコレートアイスがある時は、牛乳に溶かして
抹茶フラペチーノ、苺フラペチーノ、チョコレートフラペチーノもどきにして飲みます♪
(注: 牛乳で溶いたフラペチーノもどきは、2杯以上飲むとお腹を壊します)

ヒューストンでは、クルーホテル到着後すぐに皆でショッピングモールへ。
12月5日の聖ニコラス祭での子供達へのプレゼントが目的です。
夕食はそのままショッピングモール内のレストランで。

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↑ 『マグロタタキサラダのワサビペスト風味』

翌日は、朝食後、同僚達と近くのスーパーへ行ったのですが、
その帰り道に大きなグランドピアノの看板を発見。
行ってみると音楽教室・・・ピアノのある部屋を借りることもできるとのこと。
その日はもうCallingまで時間がなかったので借りませんでしたが、
次回またヒューストン便がついた時には、ここでピアノの練習ができそうです♪

フラメンコの発表会

昨晩、フラメンコの発表会がありました(*^-^*)
(フライト日記も書かないといけないのですが・・・(^^;)

今習っているフラメンコ教室では、半年に1回、Peña(フラメンコのお祭り)を兼ねた発表会が開かれます。
私にとっては4回目の発表会。
今回はFandangosというのを踊りました。
とっても情熱的でカッコイイ踊り・・・(˘ᵕ ˘人)ஐ:*

家での練習でも、本番前のリハーサルでも、完璧に踊れていたのに、あぁ・・・(。-_-。)
沢山間違えてしまって悔いの残る出来だったのですが、
まぁ気持ちよく踊れました・・・もう1回踊りたい(笑)
そして幸いにも、間違っちゃった部分はどうやらお客様方にはバレなかった様子・・・
なんだかものすごく好評でした.:♪*:・'(*⌒―⌒*)))

半年のレッスンだったので、曲の最後まで振り付けを習うことができなかった&2012年度後期(←前期は9月半ば~1月末、後期は2月半ば~6月末です)からはBuleríasを教えて下さるとのことで(←何人かの生徒さんにはFandangosは難し過ぎた為)、中途半端になってしまって残念なのですが、いつかまたFandangosを教えて頂く機会に恵まれることを祈りつつ・・・


(↑ 舞台右手からの撮影)


(↑ 舞台左手からの撮影)

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(↑ Fandangosグループ集合写真with先生&ギターリスト)
(↑ 中央が先生、後ろの男性がギターリスト)
(↑ 踊り子、私以外は皆学生さんです・・・大人っぽいo(@.@)o)
(↑ 先生は私と同い年・・・この先生が踊るフラメンコが私の理想です♡)

これから暫くは、3月2日と4月27日の日本での演奏に向けて、ピアノの練習の方に力を入れたいと思います♪
(・・・あ、フライト日記も早く追い付けるようにがんばります!)

フライト日記 (Havana)

(引き続き、更新が遅れている昨年のフライト日記から・・・)

2012年11月
(HAV)

初めてのハバナ便。
初めてのキューバ・・・これで今までに訪れたことのある国の合計数は82カ国になりました(*^-^*)

機種はMD-11。
ナイチンゲール(→MD-11にはそれぞれ女性の著名人の名前が付いています)

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担当はエコノミークラス最前方
=エコノミークラスのギャレーは飛行機の一番後ろにあるので、エコノミークラスの最前方担当になると、ものすご~く歩く
=ダイエット中の身にはありがたいポジション(*^-^*)

ブリーフィングで印象に残っていること ↓

* CAは全員Tweebander(=制服の袖口に白線が2本あるCA=ビジネスクラスの担当資格を持つCA)
+シニアパーサー2人(←通常はシニアパーサー1人とジュニアパーサーあるいはアシスタントパーサーが1人)
(ちなみに、アシスタントパーサーは制服の袖口に白線が3本、ジュニアパーサーは白線が4本、シニアパーサーは白線4本+オレンジの線が1本あります)

* 何か問題が起きた時は1人で対処せず、必ず同僚と一緒に+パーサーにも必ず連絡すること

* ディコンプレッション(=急減圧)時は、18秒で意識を失う→急いで酸素マスクを着用すること

* エコノミークラス担当者6名に対し、エコノミークラスのギャレーには2つしか酸素マスクが備え付けられていない→客室のエクストラ酸素マスクを使用すること

* 緊急事態発生時には、敬語でなくていい(←後でお詫びすればよい)

* 機内だけでなく、空港内でもお客様に見られていることを忘れない→空港内ではできるだけ全員揃って歩いて”チーム”をアピール
(・・・確かにブルーの制服で皆が揃っている方がインパクトが強いですものネ(*^-^*))

* ブリーフィング中、機長が挨拶に現れる(←非常に好印象)

この機長、ちょっと変わっていらして、
離陸の直前(滑走をスタートする直前)に突然
「We gaa~n! (=We go~! )(=行きま~す!)」
と一言アナウンス・・・面白かったです(笑)
(↑ 通常は、Taxing中に入る「Cabin Crew Take Your Seats」というアナウンスが、離陸前にコックピットから入る最後のアナウンスです)

ビジネスクラス担当のメランダ(←ミランダではなくメランダ)は、
Airchestra(=KLMの操縦士、CA、そしてその友人達によって構成された室内楽団)の代表者であるA330の機長フィロンの奥さん。
6月にフィロンがバイオリンのグレードテストを受けた際にピアノの伴奏を頼まれて、何度か彼らのお宅にお邪魔したこともあり、
今回、一緒にビジネスクラスを担当できないことをものすご~く残念がってくれていました(*^-^*)
Tweebanderの中で、乗務暦は私が一番長かったのですが、
セニョリティーに関係なく、平等に、ビジネス/エコノミー両クラス担当できるように(←非常にオランダらしい)
エコノミークラス担当になるTweebanderの苗字の頭文字が毎月決まっていて、
恐らく11月は私の苗字の頭文字がそれに当たっていたか、あるいはその近辺だったかしたのでしょう(⌒・⌒)ゞ

今回は、エコノミークラス担当のパーサーも、普段はシニアパーサーのエレン。
「エコノミークラスのギャレーは詳しくないので、ギャレーのどこに何があるかわからないわ・・・(^^;」
とブリーフィングで話していましたが、
全ての扉に中に何があるのかメモを貼ってくれて、
全員Tweebanderでエコノミークラスは同じく不慣れだった私達も
とっても助かりました( ´艸`)↓
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↓ ハバナの空港から市街地までの景色

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↑ 街中の建物はカラフルなものが多くて可愛い

↓ クルーホテルのロビーに、素敵な石のベンチがありました
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部屋に入ると、まず結構広いスペースがあり、
左手にクローゼット2つとスーツケース置き場、その下に冷蔵庫・・・右手はバスルーム ↓

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奥に続くベッドルームはこんな感じ・・・↓
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↓ バスルームの明かりが漏れるようになっていて素敵(˘ᵕ ˘人)ஐ:*
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↓ バスルーム
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↑ 洗面台もバスローブも2人分あるのに1人なのが淋しい(笑)

トイレットペーパーホルダーが変わったデザインだなぁと思って、
ちょっとトイレットペーパーを外してみたら・・・
↓ お皿に乗ってるだけでした(◎-◎;)!!
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↑ クルードリンクは、セントラル公園のお向かいにあるHotel Inglaterraで・・・


↑ サルサバンドのライブ演奏と、地元の方々が踊るサルサを満喫

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↑ キューバ生まれのカクテルMojito(モヒート)

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↑ 犬を連れた老人が通りかかり、よくよく見てみると、ワンちゃんの上にハツカネズミが・・・

クルードリンクでは、オランダ人の同僚達は普通にかなりプライベートな話をするので
いつもいろいろと勉強させてもらっているのですが(笑)
あの、とっても好印象だった機長のプライベートには驚きました・・・∑( ̄ロ ̄|||)
旅先のカリブ海の島で知り合った現地の女性を妊娠させてしまい、オランダに連れ帰って結婚、
それから毎年毎年続けて子供ができて、現在4人の小さな子供のパパ・・・/( ̄ロ ̄;)\
であるにもかかわらず、
最近一緒にフライトしたCAに恋してしまい、彼女と浮気中・・・/( ̄ロ ̄;)\
ってだけでもとんでもないのに、
そのCAは既婚者で、旦那様がお仕事に出ている合間に彼女の自宅で密会・・・/( ̄ロ ̄;)\
彼としては、離婚してそのCAと一緒になりたいのだけれど、彼女に「離婚する気はない」と言われて悩んでいるんだそうです・・・/( ̄ロ ̄;)\
なんだか真面目に相談に乗ってあげているのがばからしくなりそうでしたが、至って真剣な彼・・・
仕事はできる人なのに、プライベートは/( ̄ロ ̄;)\な機長なのでした(苦笑)
(仕事はできるのに、プライベートは/( ̄ロ ̄;)\という男性は、映画やTVドラマでも多いですが・・・)
(・・・というかお相手のCAも、どなたか存じませんが、凄いですね・・・(((꒪▿꒪;))) )

そういえば、今まで観たオランダ映画、どの映画も全て、必ず主人公が浮気する(&そのパートナーもまた浮気している)のですが、
オランダでは浮気は日常茶飯事ということなのかしら・・・(^^;

寝る前に変な話を聞いて、変な夢を見そうでしたが、
その晩は珍しく夢も見ず、よく眠れました(⌒・⌒)ゞ

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朝食・・・ ↑ KLMクルー用にテーブルがリザーブされていました♪

朝食後は、
折角なので”本場でサルサを習おう!”
とホテルから歩いて10分くらいのところにあるダンススクールへ・・・
サルサのレッスンを既に受けていてかなり踊れるという同僚2人と、全くの初心者の(例の)機長と私の4人で行って来ました♪

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↑ 途中、道が閉鎖されていて、よく見たら、家の解体作業中でした

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↑ この家のように、屋根も窓ガラスもない、とっても風通しの良い家をよく見かけました

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↑ アルゼンチンタンゴも教えているダンススクール


↑ 2時間休憩なしの集中レッスンの成果

先生はNatacha Sanchezさん、女性です。
初心者の私にずーっと付きっ切りで教えて下さいました(感謝)
(機長は最初の15分でGive Upして先に帰ってしまったので、先生は私が独占♪)

レッスン希望者は電話(8788399/携帯052819288)またはメール(natachacuba@gmail.com) で予約して下さいとのこと。
Natachaさんが、ホテルまで迎えに来て下さいます。
レッスン料は、1時間12CUP(=約11ユーロ)です。

サルサレッスンの後、同僚達と街でランチ。
テラスでパエリアを頂いていると、目の前に、5人の男性がギューギュー詰めで乗っている車が停まりました。
何をしているのかと思ったら、ビールを注文してました・・・(^^;

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↑ 写真をよ~く見ると、瓶ビールを持っているのがわかります
↑ 運転手も普通にビール飲んでました・・・いいのかな(汗)

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↑ 昔の映画に出てくるようなクラシックカーが沢山走っていました

夕食は、クルー全員で、同僚のお勧めのレストランLa Cocina De Lilliamへ。

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広い中庭のあるレストランで、昼間に来ても気持ち良さそうな場所でした♪

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↑ Mojito(モヒート)も美味しいけれど、私はやっぱりCaipirinha(カイピリーニャ)の方が好き・・・

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↑ 地元のお魚料理を頼んだら、本物のお魚が中で泳いでいる小鉢が付いてきました(Good idea!)

夕食後は、皆で有名なCasa de La Musicaへ・・・


↑ ライブの素晴らしい演奏あり、美しいダンサーのショーあり、
そして、地元の人々が楽しそうに踊る姿もとってもよかったです♪

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↑ クルーホテルの屋上からの景色

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↑ キューバの紙幣

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↑ キューバでは丁度夏時間から冬時間への変わり目で、
Calling Timeの変更のお知らせが・・・
一緒に、メイドさんからのラブリーなメッセージも・・・(*⌒―⌒*)

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↑ 帰りの便は、マリア・カラスさんでした♪

今回、久し振りのエバリュエーション(=人事評価)があったのですが、
なかなか頂けない”5″ (←注:5点満点デス)をいくつも頂き、
数日後、ユニットマネージャー(=直属の上司)からもコンプリメントレターを受け取りました。
・・・(嬉^-^嬉) ゚+。:.゚感激゚.:。+゚

(日本路線以外でも)常に心掛けている”日本人ならでは”のサービス(※)と、
『一期一会』ではなく『再会を楽しみに』しながらサービスすることで、お客様そして同僚達からも『再会を楽しみに』してもらえるような、そんなCAを目指してがんばっていることを評価して頂けてたようです・・・嬉しかったです。

(※) 元日本ベースの日本人CAとして、尊敬すべき諸先輩方から多くのことを教えて頂きながら日本路線だけを飛び続けていた4年間に培ったことを生かし、日本人であることに誇りを持って、「おぉ~さすが日本人CA!」と感心されるような心配りができるよう心掛けています。
・・・そう、オランダにベースを移しオランダ人CAとして乗務するようになって20年経つ今でも私は、心は変わらず、日本人CAのまま乗務しているのです(*^-^*)

これからも全身全霊、真心(=愛)を込めて、私らしく仕事を続けていきたいです♪