“オランダの春”とイースター休み

 
ここ一週間程、オランダでは典型的な春のお天気が続いています。
 
オランダでは、春と秋に、
晴れていると思ったら5分後には雨が降り、また5分もすると晴れ間が広がって、そのまた5分後には雪が降り始め、やんだと思ったら今度は霰が・・・というような
異様に変わりやすい天気になります・・・(^^;)
 
テレビの天気予報にも、晴れ曇り雨雪のマークが全部出ていて非常にわかりやすい(?!)
外出時には、(丁度外に出ている時に降られるか降られないか)運の良し悪しを試すことができます(笑)
 
ものすごい天気ですが、こういうお天気になると
「あぁ、春がきたんだなぁ・・・チューリップ
と思う・・・日本で言う『春一番』のようなものでしょうか。
 
昨日(23日)はイースター。
オランダでは、日曜日(=第1イースター)と翌月曜日(=第2イースター)の2日間が休日になります。
オランダは、クリスマスも第1クリスマス(12月25日)と第2クリスマス(12月26日)があるのですが、これは、父親側の家族と母親側の家族の両方でお祝いできるようにとの考慮ではないか、とのこと。
ほとんどの学校は、金曜日(=キリストが十字架につけられた日)から月曜日までの4日間がイースター休みとなりますが、今年はミハーリの中学校は金曜日までしっかり授業があり、一方マリアの小学校は木曜日からの5連休でした。
 
第2イースターの今日は、毎年恒例のユトレヒト子供マラソンがありました。
毎年、ユトレヒト州各地から、200~300人の子供達が集まるこのマラソン大会・・・今年は、朝起きてみたら一面雪景色↓

 
(キッチンから見た庭の雪景色)

その上、スタート時間直前まで雪がちらついていたので、どうでしょう・・・我が家も「こんな天気の中、走らせるべきか否か」悩みに悩んでの出場。
登録した子供達、みんな出場したのかしら・・・?
(幸い、スタート時には空はきれいに晴れ渡って、走っている間も雪や雨に降られることなく無事快適に走ることができました・・・(*^-^*))
(ちなみに今はまた雪が降っています・・・(^-^;)


(出場すると記念メダルがもらえます)

ミハーリは3回目、マリアは2回目の出場。
今年から中学生まで参加できるようになり、距離は2kmから1kmに。
例年通り、全員、自動的に平均速度を測定するコンピューター・チップを運動靴に付けて走りました。

タイム&順位はわかり次第お知らせします♪

 

モヒートとダイキリの作り方

 MOJITO & DAIQUIRI
先日、ラム酒の歴史のドキュメンタリー番組を見ていたら、
キューバ・ハバナの旧市街にある有名なバー
La Bodeguita Del Medio (ラ・ボデギータ・デル・メディオ)”
La Floridita  (ラ・フロリディータ)”
のバーテンダーによる
MOJITO(モヒート)とDAIQUIRI(ダイキリ)の作り方
の実演シーンがあったので
思わずメモってしまいました(笑)
・・・φ( . . ) メモメモ
皆様にもご紹介しますネ♪
MOJITO(モヒート)の作り方>
 
(モヒート)
① 砂糖大さじ1杯をコップに入れ
② ライムジュースをコップの1/3くらいまで注ぐ。
③ フレッシュ・ミントの葉を片手で一掴み入れ
④ 炭酸水をコップの1/3ほど注ぎ
⑤ ミントの葉を潰しながらよく混ぜる。
⑥ を2~3個入れ
⑦ 最後にキューバのラム酒Havana Club“を注ぐ。
 (by ”ラ・ボデギータ・デル・メディオ“のバーテンダー)
DAIQUIRI(ダイキリ)の作り方>


(ダイキリ)

① ミキサーに、砂糖大さじ1杯とライムの絞り汁を入れ
② Maraschino (=サクランボのリキュール)を(適当に)注ぎ
③ そこに「世界一のラム酒」(←バーテンダーの言葉)
Havana Club“の3年ものを(たっぷり)注ぎ入れ
④ と一緒にミキサーにかける。
⑤ (予め氷を入れて)よく冷やしておいたグラスに注ぐ。
 (by ”ラ・フロリディータ“のバーテンダー)

1950年代、ヘミングウェイもこの店に通い、
「わがダイキリフロリディータ

わがモヒートボデギータで」
という言葉を残したそうです。
ダイキリを作り終わった
ラ・フロディータ“のバーテンダーが
チェーンでガードしてある、店のコーナーを指しながら
「ヘミングウェイは友人達と一緒に
毎日のようにこの店に訪れ、
いつもこの椅子(=ピアノの椅子)に座って
『ここより美味いダイキリを作る店はない』
と話しながらダイキリを飲んでいた。
彼の魂は
今も変わらず、ここにある・・・!」
と語っていてのが、とても印象的でした・・・スマイル

フライト日記 (Osaka)

2008年3月
(KIX)
 
大阪便リポーティング・タイム(=出社時間)は、東京便と同じ13時35分。
 
2時間程早く来て、空港内のカフェで、元同僚のK子さんと久し振りにランチしました。
弟と同い年のK子さん・・・オランダでの妹のような存在なのですが、私なんかよりよっぽどしっかりしていて、私が困っていると察すると(←私は困っていてもあまり顔には出さないようにしているはずなのに、それでも彼女にはわかってしまうxxx)さりげなくアドバイスしてくれたり・・・いつも感謝しています。
 
K子さんと別れて、クルーセンターに向かって歩きながら、K子さんはじめ、他の多くの、オランダで頑張っている日本人の友人達のことを思い浮かべていました。
みんな、様々な困難を乗り越えて、家族と離れ、異国の地で、それぞれ頑張ってる・・・だから、みんな(心が)強くて優しい・・・私も頑張らなくては!
 
大阪便の機種は、行きも帰りもボーイング777
担当はエコノミークラス。 満席です。
 
一緒のギャレーになった同僚が「またエコノミークラスだわ・・・(;-_-)」と嘆いていました。
私は、お客様との距離が近いエコノミークラスもすごく楽しい♪・・・のですが、同僚達の多くは、CA1人あたりの担当乗客数が少ないビジネスクラス(→ビジネスクラスではCA1人でお客様12~18名担当するのに対し、エコノミークラスではCA1人でお客様42名担当します)を好むようです。
 
彼女も私も、ビジネスクラス・サービスの訓練を受けたTweebander(=2本線乗務員=制服の袖口に2本白線が入っています=ビジネスクラスエコノミークラスの両クラスを担当できます)なのですが、Tweebanderの方が社員数が多い為、毎便Tweebanderの何人かはエコノミークラスを担当することになっているのです。 
以前は乗務年数が短い人からエコノミークラスにアサインされていたのですが・・・『平等』を異様に(笑)好むオランダ人、いつからか、"苗字のアルファベット"で、誰がその月にエコノミークラスにアサインされるか決める、というように規則を変えたのでした。
で、どうやら1~3月は、私の苗字のアルファベットがそれに当たっているらしく、このところエコノミークラス担当が続いているのはその為です。
 
先日の東京便でも感じたのですが、外国人の観光客が本当に増えてますネ。
今回の大阪便には、私の担当エリアではなかったのですが、ポーランドからの団体客が30名近く乗っていらっしゃいました。 
お酒を随分飲まれる方々で、時々後ろ(→私はエコノミークラスの前方担当だったので)にお手伝いに行くと、足取りの怪しいポーランド人のお客様が、通路をふらふら・・・ギャレーにふらふら・・・と歩いていらして心配でした。 何事もありませんでしたが。
 
いえ、ありました・・・ε-(-_-;)
酔った勢いだったのでしょうか・・・座席や通路やギャレー近辺で、人目も憚らず親密な行為をエスカレートさせるポーランド人カップルが続出。
後ろのエリアを担当していた同僚達は大変だったようですxxx
中には、何度注意しても、二人一緒にお化粧室に入ろうとするカップルもいたとか・・・(-_-|||)
(↑これは、到着後逮捕されるそうですから、真似しないように・・・!)
 
着陸時、コックピットに入らせていただきました。
手元に地図がなかったので、どの辺りを飛んでいるのか、さっぱり見当が付かないまま写真を撮っていたのですが、
どうやら和歌山県上空だったようです。 (morikenさん、教えて下さって、ありがとうございました!)
 
関空到着後、日本ベースの日本人の同僚達とお別れの挨拶をし、クルーバスのバス停へ。
到着ホールを出た所で、機長は「バス停は左だ」と言い、ジュニア・パーサーのペーターは「バス停は右だ」と言う・・・
ペーターが「右」だと言うなら、きっと「左」だろうなぁ・・・
機内でも、
「僕は乗務暦26年、日本にも何度も乗務してるから、日本路線のことはよくわかってる!(^-^)v」
と言うわりに、間違ってることが多かったので(笑)
・・・案の定、バス停は左側でした(苦笑)
 
クルーホテル到着後、3時間仮眠を取った後、オランダ在住の友人達から頼まれた買い物リストを持って、買い物へ♪
100円ショップ、阪急ファミリーストア、そして(日本一長いという)天神橋筋商店街を、2時間かけて練り歩きました。
 
ホテルのカフェでのクルードリンクに、友人のTさんとOさん、Oさんのご友人の方3人もジョイン。
その後も一緒にお夕食・・・いつものUshinabeへ。
買い物で随分歩き回ったせいか、いつもに増してお腹がすいていた私・・・一人だけいつまでも食べ続けている(←食べ放題だったもので・・・(^^ゞ)のを見て、オランダ人の同僚達(特に男性クルー)がビックリしていました・・・が、オランダ人より沢山食べるのは、実はよくあることなのデス(恥)
恒例のデザートを賭けたジャンケンでは、初来日のセカンド・オフィサー、シュールドが快勝! 全員おいしいアイスクリームorシャーベットを無料でいただきました♪
 
翌日のフライトも満席。
 
1月から、日本発の便のみ、エコノミークラスのお食事のサービス・スケジュールが変更になり、今まで
  ① 最初のミール・サービス
  ② (起きていらっしゃるお客様に)カップヌードルorアイスクリーム
  ③ 到着前に軽食のサービス
だったのが
  ① 最初のミール・サービス
  ② 軽食のサービス
  ③ カップヌードルorアイスクリーム
という風に、②と③が入れ替わっています。
 
これは、中国路線と同じサービス・スケジュールだそうで、「アジア人は皆同じ」と考えたオランダのインフライト・サービス担当者が、日本路線中国路線に合わせたらしいのです。
機内で眠らずに食事を楽しむ中国人客と異なり、日本人客は、最初のお食事の後、到着前の軽食のサービスまでお休みになるお客様が多いので、この順番だと
お休みになっていらっしゃるお客様をお起こして軽食のサービスをすることに・・・起こさないと到着前にはもうカップヌードルかアイスクリームしかお出ししないのですから。
 
東京便では、先輩がパーサーに事情を説明して、サービスの順番を従来通りの順番に直してもらったのですが、
今回は、日本人の同僚達が事情を説明する前に、
「僕は乗務暦26年、日本にも何度も乗務してるから、日本路線のことはよくわかってる!(^-^)v」
のジュニア・パーサー、ペーターが
「会社がそうしたいと言ってるんだから、このままでやる!」
と宣言。
私が事情を説明しても聞く耳持たず・・・(;-_-)
パーサーのマノンは、乗務暦がペーターより短いせいか、何も言わない・・・(;-_-;)
 
仕方なく、サービス・スケジュールにあるとおりサービスしましたが、案の定、軽食のサービス中にお休みになっていらした為にサービス終了後にお腹をすかせてギャレーを訪れるお客様が続出。
パーサーが
「やっぱり日本路線ではこのサービスの順番ではダメね・・・ε-(-_-;) サービス・リマーク(=サービスに問題があった時に記入する用紙)書いておくわ。」
と言ってくれました。
 
この、中国路線に合わせてのサービス・スケジュールの変更は、今までにも何度か行われ、毎回結局元に戻っていたのに、どうしてまた変更したのかしら・・・(^ ^?
 
帰りの便には、イスラエルからのお客様が多かったです。
それから、大学生(→卒業旅行でしょうか♪)、そして、私の両親と同じくらいと思われるご夫婦のツアー客。
サービスの合間に、いろいろなお話を沢山しました。
 
「昔は花形でエリート感覚だったこの世界も~乗客の目線が同格か同格以下になってきています」
と、敬愛するがんぶぅさんが書いていらっしゃって、本当にそうだなぁ~(笑)と思いましたが、
私はそれでいいと思っています。 

両親と同い年くらいの人かな・・・というお客様には、両親に接するように愛情を込めて、
弟・妹と同い年くらいの人かな・・・というお客様には、弟・妹に接するように愛情を込めて、
同世代の人かな・・・というお客様には、大切な友人達に接するように愛情を込めて、接したいと思っています。

リラックスして、楽しんで、寛いでいただけたら、私は嬉しいです・・・バラ
エリートに見られて、「話しかけ辛い」なんて思われたら悲しいです・・・しおれたバラ

だから、これでいいのです・・・(*^-^*)
 
今回の大阪便は、大勢の家族や友人に囲まれている気分になれた、楽しいフライトでした♪
次も大阪便です♪
 

フライト日記 (Tokyo) つづき

 
「1回くらい私の言ったとおりにしてくれたってい~じゃないのよぉ~っ!」
(↑本当はこんなふざけた言い方じゃありませんでしたが・・・(^^ゞ)
とキレたまま、OCR(=Overhead Crew Rest=クルーの休憩室)へ消えたシニア・パーサーのヨゼ。
 
たまたまその場に居合わせたジュニア・パーサーのマデレーネに、
ヨゼに何かあったのか聞いてみると
「(手の平を首の辺りに当てて)ココまで来てたのが、ついに爆発しちゃったのねぇ・・・ε-(-_-;)」
とマデレーネ。
 
詳しく事情を聞いてみたら・・・
 
① ビジネスクラスの手伝いに行ったら、自分がパーサーなのに、
  日本人乗務員(→その日のビジネス担当は、大先輩のSさん)に
  あれこれ指示されたてムカついた
  (↑日本路線では、日本のサービスに詳しい日本人乗務員
  アドバイスを仰ぎながらサービスするのは普通のことなのですが・・・)
  「手伝いに行ってやっただけでも、 ありがたいと思え! (-_-#)」
  と怒っていたらしい・・・
 
② カップヌードルのサービスは、ニュースペーパー・トローリー
  (=出発前に、新聞紙を並べて搭乗口前に設置するトローリー)で
  やると決めたのに、違うトローリーを使っていてムカついた
  (↑ヨゼとマデレーネの二人で決めて、他のCAには伝達し忘れ
  ていたらしい・・・)
  (↑本来このサービスにどのトローリーを使うかは自由デス)
 
③ カップヌードルを作り始めようとしたら、早過ぎると言われて
  ムカついた
  (↑15分も前から作り始めたら麺がのびますってxxx)
 
④ サービスの後、ゴミを集めながら戻ろうとしたら、それもダメだ
  と言われて、ついにキレた
 
でも実は、今日のことだけではなかった(=寝不足で疲れていたからではなかった)らしい・・・
 
⑤ アムステルダム出発前のブリーフィングで、日本人乗務員
  客室の温度を指示されてムカついた
  (↑どうやらそれで成田出発の時のブリーフィングをやらない
   ことにしたらしい・・・(^^ゞ)
  
⑥ 成田空港に到着した時、日本人乗務員の一人が、自分達を
  待たずに先に帰宅してムカついた
  (↑スキポール空港でも、電車や飛行機に間に合わなそうな
  オランダ人クルーは、当然、先に帰りマス)
 
なんだか、ほとんど私には直接関係ないことばかりなんですが・・・(^^ゞ
とりあえず、オランダ語がわかる私に当たってみた・・・という感じでしょうか・・・(^^;)
 
・・・結局ヨゼは、自分がパーサーなのに主導権が日本人乗務員にあったこと(←日本路線でも主導権はもちろんパーサーにあるのですが・・・)が気に入らなかったということ???
自分の立場に自信がない人なのだなぁ・・・と思いました。
昇格したてのジュニア・パーサーの中には、たまに、まだ自信がないのか、威嚇するような態度を取る人がいたりしますが、ヨゼはシニア・パーサー。 シニア・パーサーになるには、ジュニア・パーサーなりヨーロッパ・パーサーなりアシスタント・パーサーなり、既にパーサー経験をしてから昇格したはず。 
他の路線では問題ないのかもしれませんが、日本や中国、韓国路線には、その路線専門のローカル・キャビン・クルーが乗務していますから、彼らがアドバイスすることに一々腹を立てるようなパーサーでは困ります・・・(;-_-;)
 
一番ショックだったのは、
ブリーフィングで、日本人乗務員から客室の気温を2~3度上げて欲しいと言われたけれど、無視して室温を上げなかった。」
と聞いた時・・・( ̄□ ̄;)!!
どおりでフライト中お客様から「寒い寒い」と苦情が出ていた訳だ・・・
ひどい・・・ひど過ぎる・・・(>_<。。。
 
休憩時間が終わってヨゼが戻ってきたので、到着前のサービスが終わったら、お話ししないと・・・と思っていたら、ヨゼの方から
「一緒にコーヒー飲みながらお話しない?」
と誘ってきました・・・コーヒー
(マデレーネが少し諭したらしい)
 
ヨゼに私が思ったこと
日本路線では日本路線に詳しい日本人乗務員の意見を素直に聞き入れるべきである←その為に会社は日本人乗務員を採用しているのだから・・・ということ
チームワークが大切な仕事なのに、パーサーであるあなたが同僚に対してああいう態度を取るのは良くないと思う・・・ということ
を伝えると、いろいろ言い訳した後に
「別にあなたに非があった訳ではないから安心して!」
と言われました。 
そういうことではないと思うのですが・・・(;-_-)
 
明日から大阪便です。
明日は、いつものように、日本人乗務員とも最高のチームワークで働けるパーサーであることを祈りつつ・・・飛行機
 

フライト日記 (Tokyo)

2008年2月
(NRT)
 
今年初めての日本路線
 
ブリーフィングルームに行くと、前回のデリー便で一緒だったパオラがいました♪
デリー便の時、既に、次の乗務がお互い同じ東京便であることを話していたので、
到着後、クルーホテルで自転車を借りて一緒に100円ショップへ行く約束も既にかわしていた私達・・・(*^-^*)
 
ブリーフィングでは、クルーの紹介やフライトのインフォメーション、フライト・セイフティーの確認などが済んだ後、
いつものように(日本ベースの)日本人乗務員の一人(今回は大先輩のT子さん)が、日本路線に関して説明をしました。 
 
日本路線で他の路線と異なる点は、
* ビジネスクラスでスリッパをお配りすること
* ビジネスクラスで日本酒をお出しすること
* ビジネスクラスに日本の雑誌が搭載されていること
* お食事に和食のチョイスがあること
* 日本茶ウーロン茶日本の新聞日本語の機内誌が搭載されていること
* ホーム・デリバリー・サービス(=お土産宅配サービス)があること
などの他、
* 客室の温度を2~3度高く(→摂氏24~25度くらい)設定する(←日本人の体温が欧米人よりも低い為)
* トイレチェックを頻繁にする(←日本人は欧米人よりもトイレットペーパーの使用量が多い為=きれい好き?)
といった点。
 
それに加えて、今回は、1月から始まった新しいビジネスクラスの和食サービス(←アムステルダム・ホテルオークラの日本食レストランが提携する豪華なお食事)に関する注意事項の説明がありました。 というのも、お食事と同時にお出しするはずのお味噌汁が、洋食風に前菜として、他のお食事よりも先に出されるようにスケジュールが組まれているからだそう・・・(;-_-)
 
いつもと変わらぬブリーフィング風景・・・でしたが、そうではなかったことが帰りの便で発覚します・・・(-_-|||)
 
行きの便の機種はボーイング747-400
担当は、Bゾーン(=1階エコノミークラス最前部)。
 
Aゾーン(=1階ビジネスクラス)担当の相棒アストリッドのヘルプをしながら、和やかに成田に到着。
到着ロビーでオランダ人クルーとお別れの挨拶(=握手)をして、日本ベースの同僚達はそれぞれ帰宅するのですが、オランダ人クルーがなかなか出てこない・・・
入国審査に時間がかかっているのか? あるいは税関で捕まっているのか??
 
日本人の同僚の一人が、バスが1時間に1本しかない為、申し訳なさそうに先に帰宅。 
しばらくして、ようやくオランダ人が出て来たので、
同僚の一人が、バスが1時間に1本しかない為、先に帰らせていただいたことをお詫びしていた旨、全員に伝え、
日本人の同僚達に見送られながら空港を後にしました。
 
オランダ人クルーがなかなか出てこなかった訳は・・・今回初来日のセカンド・オフィサーのスーツケースがなかったから。
東京便の便名は861便なのですが、彼は自分のスーツケースをうっかり681便のカートに乗せてしまったとのこと。
私も1度やりましたxxx(579便と597便を間違えて、スーツケースが届かなかった・・・(^^ゞ)
 
クルーホテル到着後、2時間ほど仮眠を取り、自転車レンタルの手続きをしにロビーへ。
間もなく他の同僚達も降りてきました。 来ていないのは、シニア・パーサーとジュニア・パーサーだけ。
スーツケースが届いていないセカンド・オフィサーのクンがスウェットスーツ姿(←到着後そのまま成田のショッピングモールへ行って買って来たそうです)で登場しました。 コックピット・クルー100ショップ・自転車ツアー(?)に参加したのは初めてです。 彼も100円ショップで身の回りの物(→スーツケースが届いていないので、全てが必需品?)何かゲットできないかと大張り切りでした(笑)
レンタルした自転車のうち、3つ、鍵がかからないものがあっったのですが、
さすが日本!・・・盗まれませんでしたε-(^。^*)ホッ
オランダで、自転車の鍵をかけずに停めておいたら、まず盗まれます。
鍵をかけておいても盗まれることがありますから・・・(^^;)
 
100円ショップから戻った後は、午後6時からホテルのバーでクルードリンク
コックピット・クルー(操縦士)は、一緒に到着したボーイング747コックピット・クルー3人と、翌日一緒に乗務するボーイング777コックピット・クルー3人の計6人、全員来ていましたが、
キャビン・クルー(客室乗務員)は、ジュニア・パーサーだけ姿を現さず・・・1泊のスケジュールの時は、到着してから一歩も部屋から出ないという人も時々います。
同じユトレヒト在住でたまたま一時帰国中だったSailさんもホテルまで遊びに来て下さいました。
 
そろそろ夕食に出かけようと同僚達に声をかけると、コックピット・クルーは全員同行すると立ち上がったのですが、
「折角日本人の同僚がいるのだから一緒に食べに行く♪」
と言っていた100円・ショップツアーの面々が
「・・・やっぱりホテルの中で食べることにする・・・」
と申し訳なさそうに。。。
恐らく皆パーサー(←100円・ショップツアーには同行していない)の意見に合わせたのでしょう。
行きと帰りでコックピット・クルーが異なる場合、(行きも帰りも同じメンバーの)キャビン・クルーコックピット・クルーで分かれて食事に出かけることはよくあることだったので、それほど気にせず、Sailさんと二人で操縦士6名を引き連れて夕食に出かけました。
楽しかったです。 Sailさん、ありがとう!!
 
翌朝は早めに起きて、Callingの後、朝食をいただきました。 和食のビュッフェがあんまり美味しくて、ちょっと食べ過ぎてしまいました。
アイスコーヒーを頼むと、オランダ人の同僚達は
「・・・えっ、朝からコーラ?!」
(何も答えずに)コーヒークリームを入れると
「・・・えぇっ! コーラにミルク?!」
面白いです(笑)
 
帰りの便の機種はボーイング777。 担当はエコノミークラスの前方部。
日本人乗務員のメンバーが代わるので、本当は、最初に機内でブリーフィングをすることになっているのですが、パーサーの指示で中止。
 
ホテルの部屋から一歩も出なかったジュニア・パーサーと、ホテルで夕食を取って早々に休んだパーサーと他のCA達は、みんな午前3時とか4時とか変な時間に目が覚めてしまったらしく、お疲れのご様子でした。 
日本路線、1泊しかないのは、本当にキツイです。
が、(Callingまでしっかり休めるように)きちんと就寝時間を調整すれば大丈夫。
日本路線なら、(どんなに眠くても)私は午後11時前にはベッドに入りません。 そうすれば、Calling Time (=Wake Up Call→東京便は午前9時30分)に合わせて起きられますから。 
午前3時や4時に目が覚めてしまったら、Pick Up Time (=空港に向けてホテルを出発する時間→東京便は午前10時30分)まで時間があり過ぎて、また眠くなってしまいます・・・(-_ゞ
 
だから帰りの便では、寝不足で不調だったり乗務前からイライラしている人が少なくないので、トラブルが起きることも。
 
パーサーのヨゼが、フライトの半ばくらいから笑顔を見せなくなったので、
「大丈夫?」
と聞くと
「笑いたくない時だってあるでしょ! (-_-#)」
・・・乗務の時は、それでも笑顔であるべきなのでは??
・・・とはとても言えませんでした。
 
カップヌードルとアイスクリームのサービスの準備をしていると、
サービス開始時間まであと15分もあるのにカップヌードルを作り始めると言うので
「15分も前につくったら麺がのびでしまうので、5分前くらいになったらにしましょう (*^-^*)」
と言ったら
「はい、はい、はい、はい! (-_-#)」
・・・寝不足でイライラしてるのか?(ため息)
 
カップヌードルとアイスクリームのサービスが終わって、ヨゼと一緒に、トローリーを後ろのギャレーから前のギャレーに戻す途中、
ヨゼが、食べ終わったカップヌードルやアイスクリームを集め始めたので、
(確かに、帰りがてら、ついでにゴミを集めたら楽は楽だけれど、最後列から最前列までゴミを集めるにはウェイスト・トローリー=ゴミ用・トローリーを使った方が便利だし、サービスの後はお手洗いにお立ちになるお客様も多いので、こんな大きなトローリーがいつまでも通路にあったら邪魔だし・・・と考えたすえ)
「一旦このトローリーギャレーに戻して、改めて、ウェイスト・トローリーでゴミ回収に出た方がいいと思うんだけど・・・」
「なんで? (-_-#)」
訳を説明すると、不満そうにブツブツいいながらギャレーに戻り、戻った途端
「一回くらい私の言うとおりにしてくれたっていいじゃないっ!! (-_-#)」
と、キレた・・・(^^;)
 
同僚なんだし、ちゃんと話し合わないといけないと思いましたが、休憩時間なので少し休ませてからの方がいいと判断し、ジュニア・パーサーのマデレーネに相談してみました。 
フライト中は、パーサー同士でいろいろ話し合っているはずなので、あるいは、何か別の事情(=家庭が上手くいってないとか、家族が病気だとか)があったりするかもしれないと思って。
 
ところが、そこで明らかになったのは、予想外のコンプレックスでした。
 
(つづく・・・)