9月にあった会社のパーティー(詳しくは→http://fromholland-withlove.spaces.live.com/blog/cns!945B0BC82EE67D38!2748.entry)で、私のピアノ連弾の相手をして下さった、
オランダで恐らく最も有名で人気のあるピアニスト
のサロン・コンサートに行って来ました♪
お忙しい中わざわざ私の連弾相手をする為だけにパーティーに来て下さったことへのお礼をきちんと申し上げたい・・・と思いつつ、
(急な全身関節痛に見舞われたりしていたもので)クリスマスカードも送りそびれ、お年賀状も送りそびれ、どうしましょう・・・と思っていたところ、
『Exclusieve Nieuwjaarssalonconcert
van Wibi Soerjadi』
(ヴィビ=スルヤーディの
高級ニューイヤー・サロン・コンサート)
op zondag 20 januari 2008
(2008年1月20日 日曜日)
aanvang 15:00 uur
(午後3時より)
のお知らせメールが♪
Wibiが自宅でサロン・コンサートを開いているのは知っていて、
(↑ショパンやリストを真似て・・・と聞いています)
「いつか行ってみたいなぁ・・・
」

と思っていましたので、これはいい機会!と早速チケットを購入しました。
大人:95ユーロ(=約1万5千円)
子供:47.50ユーロ(=約7千5百円)
→子供達と3人で行くと 合計:190ユーロ(=約3万円)
高っ・・・( ̄_ ̄|||)
しかし! プロの演奏を間近で見聞きすることができるサロン・コンサート♪
子供達にとっても素晴らしい体験になるはず

Wibiにお礼のカードを書いたり、会社のパーティーで私が弾いた曲(=中村由利子の『Whispering Eyes』が入ったCD(→中村由利子のベストアルバム)をコピーしたりして準備を整え、
当日は、子供達にも正装させて、勇んで出かけました。
外は(午前中までパラついていた雨は止んでいましたが)どんよりとした曇り空。 時折突風の吹く、肌寒い日でした。
コンサート会場であるWibiのお宅(→彼のHPに写真が載っていますが、豪邸です)は、私の家から最寄のバス停まで乗り換え無しで約20分。
意外と近い。
WibiのHPには
「最寄のバス停から徒歩5~10分」(←5分と10分ではエライ違いだと思いませんか???)
としか説明がなかったので、バス停についたら看板でも出てるのかと思いきや、そんなものはなく・・・

なぜかバスの運転手さんが「あっち、あっち!」と教えてくれたのでとりあえず言われた方へ行ってみるとただの住宅街だし・・・(^_^;)
どこへ行かせようとしたのだろう・・・運転手さん・・・(謎) 仕方なく、たまたま通りかかった、犬の散歩中のお姉さんに尋ねてみたら 「ここから歩いていくの?! マジ? 20分はかかるわよ!」
・・・( ̄_ ̄|||) 突風に吹かれながら子供達と20分。 豪邸の入り口の大きな門の前に辿り着く頃には、3人とも髪の毛ボウボウでした・・・(;-_-)
でも、時間はまだ14時20分。
開場14時30分ですから・・・間に合ってよかった・・・ε-(^。^;)ホッ
門がまだ開かないので、広~い敷地の奥に見える豪邸を眺めながら、子供達と時間を潰していました。
ふとよく見ると、敷地内に羊が20頭くらい(?)いて、
「羊も飼ってるんだねぇ~
(←かわいい♡)」

と感心していると、時間を持て余した子供達が
「めぇ~~~、めぇ~~~」
と鳴き真似を始めました。
するとどうでしょう!
集まってくる、集まってくる!ゾロゾロと・・・遠~くの方にいた羊さんまで!
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・










柵もありましたし、間を小川も流れていたので、私達が立っている所までは来られないとはいえ、正直ちょっと怖かったデス(笑)
そうこうしているうちに、他のお客様方もお車で到着され(普通やっぱり歩いては来ないらしいxxx)、14時30分丁度に門が開きました。
赤いカーペットが敷かれた白い大理石の階段を上がり、受付の男性(←20代くらいのかっこいいお兄さん)に名前を告げ、待合室(?)へ。
シャンパンのサービス(子供達は水)があり、美味しくてつい3杯も飲んでしまいました。
Wibiは大のディズニー・ファンなので、家のあちらこちらにディズニー・グッズが。
子供達が大喜びでした。
(コンサートのブログラムと Wibiのプロフィールがここに・・・!)
開演5分前にコンサート会場に通されました。
ベヒシュタインのグランドピアノの横に椅子が30脚(10脚x3列)ほど並べられています。
ギリギリまで待合室で飲み食い(美味しいチョコレート菓子もあったものですから)していたので、座席指定がなかったことを思い出した時には
「しまった!」
と思いましたが、ラッキーなことに、最前列に2席空席が

子供達をそこに座らせて、私はその後ろの列に座りました。
間もなくWibiが登場。
挨拶をし、曲目の説明をしてから演奏を始めました。
プログラムは以下の通り↓
“The Art of Transcription”
Cesar Franck/Harald Bauer
Prelude, Fugue et Variation extrait des pieces d’orgue opus 118
Johann Sebastian Bach/Ferruccio Busoni
Toccata und Fuge in D-moll BWV 565
Franz Liszt/Vincenzo Bellini
Reminiscences de Norma, Grande Fantaisie
Pauze
Alan Menken/Wibi Soerjadi
‘Grande Fantaisie de Concert’ sur des themes de La Belle et la Bete (Walt Disney)
– Prelude
– Belle
– La Chasse
– La Belle et la Bete
Hans Zimmer/Wibi Soerjadi
‘Gladiator’ Naar de gelijknamige film van Ridley Scott
– Victory
– Solitude
– The Battle
(↑アクセント記号の付け方がわからず、アクセント記号なしの記載になってます
)

1曲1曲、弾き始める前に自分で曲の解説をし、弾き終わる度に立って挨拶して・・・
とってもアット・ホームなコンサートでした♡
休憩時間には、コーヒー・紅茶と、10種類のケーキ、クッキーなどのお菓子のサービスもあり、地下の『リスト・ミュージアム』も自由に見学できました。
(時間があったら ケーキ全部味見がしたかった・・・!?)
「Wibiはリストが持っていたベーゼンドルファーを所有している」
と聞いていたので、是非見せていただきたいと思って係の方に聞いてみたのですが、
「別室にあるのでお見せできません。」
とのこと。 残念(T_T)
プロの演奏を目の前で見、聴くことができて、子供達も
「すごかった・・・!」
と感動していました。 よかった!
アンコールで、
ディズニー映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』のテーマ曲を自分でアレンジしたものを、左手だけで演奏♪
(↑以前はYouTubeで動画を見ることができたのですがxxx)
素晴らしかったです。
そして最後に、サイン会。
パーティーでのお礼を言ったり、カードを渡したりしたかったので、他のお客様が皆様サイン&写真撮影を済まされてから、最後に子供達と一緒にWibiのところに行くと、
「あぁ~! 君は!」
(髪型が変わっていたのにもかかわらず)ちゃんと覚えていて下さって・・・感激!(>_<。。。
子供達がWibiのCDにサインをいただいた後、会社のパーティーで連弾した曲(=エルガーの『愛の挨拶』)の楽譜にサインをお願いしたら
「Voor Misae, Dank je voor het mooie samenspel! Veel groetjes, Wibi (For Misae, Thank you for the beautiful teamwork! Many greetings, Wibi)」
(↑ ”samenspel”(”samen”=”together”と”spel”=”play”)は、恐らく一緒に演奏したことを指していると思うのですが、蘭英辞書を引いたら”チームワーク”となっていたので、そうしてみました) と短いメッセージまで書いて下さいました・・・

コートを着て外に出る直前に、私が休憩中に紙ナプキンで作ったバラの花を子供達がWibiにあげたところ、 「すごい! これ紙ナプキンで作ったの?! 綺麗!!」 と異様に喜んで、是非作り方を見たい!とのこと。 (→受付をしていた男性がすぐさま紙ナプキンを持って来る) 紙ナプキンを2枚いただいたので、1枚をWibiに渡し 「一緒に作りましょう!」 (紙ナプキンのバラの作り方は→http://fromholland-withlove.spaces.live.com/blog/cns!945B0BC82EE67D38!1995.entry)
(↑これデス)
出来上がった時、Wibiが飛び跳ねて喜んでいたので、ちょっと引きましたが(笑)
それくらい、今も子供の心を持ち続けているような、純粋な方なのだろうなぁ・・・と思いました。
第一作目としては、かなりお上手でしたヨ。 さすがです。 指先が器用なんでしょうネ。
「作り方忘れたら電話するよ!」
とおっしゃってましたが・・・いつか本当にお電話いただくようなことがあったらご報告します(笑)
本当に楽しい一日でした!