フライト日記 (Lima)

2008年8月
(LIM)
 
子供達と一緒に日本から戻った翌々日の早朝からの乗務。
元夫が、子供達と一緒に空港まで車で送ってくれるとのこと。 
(離婚してからも、元夫とは良い関係を築けています・・・離婚して、なんだかとっても優しくなった気が・・・ぴかぴか(新しい) 感謝)
 
リポーティングが午前7時40分だったので、私は午前5時半起き、みんなにも6時に起きてもらって、空港に向かいました。
 
車の中で、元夫がリマ便フライト・ナンバーを聞いてきたので、バッグからスケジュール表を取り出して見てみると・・・
なんということでしょう・・・( ̄□ ̄|||)
リポーティングは7時40分ではなく、8時40分・・・(;-_-;)
 
ユトレヒトに戻って再び空港に向うには時間が無さ過ぎたので、諦めてそのまま空港へ。
午前7時20分、空港到着。
仕方が無いので、みんなでゆっくりお茶しました。
長い乗務の前に
「本当はあともう1時間寝られたのかぁ・・・(T_T)」
と思うとガッカリでしたが、みんなでのんびりできてよかったです。
1時間遅刻するよりはよかったということで・・・(^^ゞ
 
私達乗務員よりもリポーティングが30分早いパーサーに、折角だから挨拶して、元夫と子供達はユトレヒトに帰って行ったのですが、
パーサーのところに行く前に、リマ便クルーリスト(=その便に搭乗予定の操縦士客室乗務員全員の名前や社員番号、入社年月日が記載されています)を見た元夫が
「あ・・・変人で有名なパーサーだ・・・」
とボソリ。
みんな揃って挨拶に行くと、こちらが
「お見送りに来ただけで、リマには一緒に行きません」
と言う前に、
「混んでるから一緒に行くのは無理よ!」
と、いきなりそのパーサー、イングリットに言われ、元夫が言ってたことが何となくわかったような・・・(^^ゞ
 
ブリーフィングもどこか一方的なところがありましたが(笑)、明るく、ちょっとボーイッシュな感じのパーサー。
言いたいことをストレートに言う人なんだな(=こちらも言いたいことはストレートに言った方がいいんだな)、ということを承知していれば、楽しく仕事できそう・・・?
 
ペルーは、エアライン・クルーの、カメラやiPodの持ち込みが禁じられているとのこと(←どこぞのエアラインのクルーが、カメラやiPodを不正販売した為だそうです)で、うっかりカメラやiPodを持って来てしまった同僚達は、ブリーフィングの後にクルー・サービスセンター(=何か困ったことがあったら行く"お助けセンター")に預けに行っていました。
 
機種はボーイング777
担当はビジネスクラス。 満席。
 
ボーイング777の満席のビジネスクラスは、(他の機種よりも)CA一人が担当する人数が多く、大変なのです・・・でも、リマ便では、日本路線のような手の込んだ和食のサービス(=和食専用トレイや、お味噌汁、日本茶、お酒などの、洋食にはないサービス)がないので、ちょっと気が楽だったりもします。
 
飛行機に乗り込んで、機内の非常用設備のチェック、セキュリティー・チェック、ウェルカム・ドリンクの用意、アメニティー・キットメニューなどの用意、ドリンク・サービス用おつまみの用意、赤・白・ロゼワインを開ける・・・などの準備が終わる頃、搭乗開始。
 
4/5/6ギャレー(=ビジネスクラス客室のすぐ後ろにある、エコノミークラスのギャレー)で乗務する3人のCAの中から一人、Twee Bander (=2本線=制服のジャケットの袖に白線が2本入っているCA=ビジネスクラスのトレーニングを受けているCA)ヨゼが、ビジネスクラスのアシスタントとして手伝いに来てくれたので、まだ終わっていない準備は彼女にお願いして、ビジネスクラス担当の同僚、フルーアと二人、お客様をお迎えする為、キャビンへ。
 
お席をご案内したり、上着をコート・ルーム(=クローゼット)にお預かりしたりしながら全体の様子を見、ある程度お客様がお揃いになったら、ウェルカム・ドリンク(=シャンペンやオレンジジュースetc.)やアメニティー・キットなどをお配りします。 
 
ふと、通路の反対側を見ると、エコノミークラス担当のEen Bander (=1本線=制服のジャケットの袖に白線が1本入っているCA=ビジネスクラスのトレーニングをまだ受けていないCA)アンヤが、お客様の座席交換を手伝ってくれているのが見えました。 
10名近く、お座席を交換して差し上げた様子・・・ベジタリアン・ミールなどのスペシャル・ミールのオーダーがいくつか入っていたので、アンヤがちゃんと確認しながら座席変更しているのか、どのお客様とどのお客様が交換したのかちゃんと控えているのか、などなど気になりながらも、満席のビジネスクラスは出発前も非常に忙しい為、アンヤに確認できぬまま、間もなく離陸という時間に。
 
離陸前のキャビン・チェック(=お客様がシートベルトをきちんと着用しているか、手荷物を安全に収納しているかetc.をチェックする)を終えてギャレーに戻ると、ビジネスクラスの相棒フルーア
「アンヤが席替えしたせいで、隣に子供が座ることになってしまって怒っているお客様がいるの・・・(-_-#)
それに、どのお客様がどのお席に移られたのか、アンヤが全然控えてなくて・・・スペシャル・ミールを注文されたお客様がどこにお座りかも全然わからなくなってる・・・(;-_-)
これだから Een Bander には手伝って欲しくないのよね・・・ε-(-_-;)」
と怒ってる・・・やっぱり控えてなかったのね、アンヤ・・・(;-_-;)
「・・・飛行時間12時間20分もあるし、ゆっくりのんびりサービスしましょ!」
となだめて離陸。
 
離陸後も
「同僚同士、別に隣同士じゃなくたっていいじゃないか! 恋人や夫婦じゃないんだから!」
と、怒っているお客様。 確かにおっしゃる通り。
しばらくお話を伺い、再度お詫び申し上げて、何とかご了承いただきました。
 
スペシャル・ミールの方は、ドリンク・サービスをしながら、お一人お一人お名前を確認して、こちらもクリア。
 
お食事のチョイスは、パーサーのイングリットがお客様全員分聞いて来てくれて助かりました。
言い方キツイけど、いい人です。
 
満席のビジネスクラス、ミール・サービスがようやく終わり、デザートトレイを下げにキャビンに出ると、
エコノミークラスのギャレーから、セールス・トローリー(=機内販売の商品が搭載されたトローリー)を押したアンヤが、相棒のフルーアの担当エリア側に突然入って来てビックリ。
(・・・ビジネスクラスの機内販売を代わりにやってくれるのはありがたいけれど・・・普通は、ビジネスクラスのサービスが終わっているかどうか確認してから入ってくるはずなのに・・・サービスが終わってないのは一目瞭然だから、一旦下がってくれるかな・・・?)
と思いきや、デザートのトレイをお下げしている最中のフルーアに
機内販売やるから、一旦デザート・トローリー下げて!」
とアンヤが命令してる・・・( ̄_ ̄|||)
(一旦トローリーをギャレーに下げないといけないのは、アンヤ、あなたデスよ・・・(^^ゞ)
予期せぬ事態に驚き過ぎたのか、唖然とした表情のまま、アンヤに言われるがままにデザート・トローリーと共にギャレーに引き下がるフルーア・・・
ただでさえサービスが遅れているのに・・・(;-_-;)
 
ビジネスクラスのサービスを思いっ切り邪魔しながら機内販売を終えて去っていくアンヤ・・・
一応
機内販売、手伝ってくれて、ありがとう・・・(^^;)」
と言ってみたら
「どういたしまして♪」
・・・全く悪気はなさそう・・・(^_^;)
こういうのをKYっていうのかなぁ・・・と、ふと思いました。
 
相棒のフルーアは、もう我慢ならない!という感じでした。 なんでも、以前にもアンヤ一緒に乗務したことがあって、その時もエライ目に遭ったとか。
フルーアがパーサーに報告したのか、アンヤ、イングリットから注意を受けてました。
でも
「どうして私がいけないの!」
逆ギレしてました・・・イングリットも言い方キツイからねぇ・・・でも、言っていることは正しい。
 
12時間20分の長いフライトを終え、リマに到着。 
オランダペルーの時差はマイナス7時間。 
オランダ日本の時差がプラス7時間だから、オランダから、日本へとは反対方向に同じくらい飛んで来た・・・飛行機
という感じでしょうか。
 
ホテルの名前はデルフィネス(=イルカ)。
イルカ・ショーが有名なホテルなのだそう。
 
シャワーを浴びてから、ホテルのバーでクルー・ドリンク。 
地下1階にあるこのバー、大きなガラス窓の向こうは、イルカがいる水槽になっていて、時々イルカ達がバーを覗きにやって来ます。
初めて頂いたペルーのカクテル Pisco Sour (ピスコサワー)。 白ブドウの蒸留酒Piscoと、レモンジュース、卵白をシェイクし、 シナモンを上に軽く振ったもので、アルコール度は15%と少々強いのですが、さっぱりしていて美味しかったです♪
 
翌日は、イルカ・ショーを見ながらの朝食。 1階にあるレストランの反面がガラス窓になっていて、お隣がイルカの水槽なのです。
 
食後に皆で街の市場へ。
最近、フライトのステイ先で、ブルーのカラー・コンタクトを入れることが多いのですが(←オランダ人の同僚が面白がってくれるのと、アジアの国々で現地の人から現地の言葉で話しかけられる度に「○○語は話せません」とお断りしなくて済むように)、市場前で交通整理をしていた警察官に
「フランス人?」
と聞かれてしまいました。
(これは予想外)
違いますと答えたら
「イタリア人?」
(目が青いと、そういう風に思うんだなぁと感心しながら)
「いいえ、日本人です」
と答えると、
「日本人は初めて見た」
と(多分←スペイン語だったので100%確かではありませんがxxx)おっしゃっていました。
・・・もしかしたら、"日本人も目が青い"という間違った情報を与えてしまったかも・・・(^^ゞ
 
市場の後は、セカンド・オフィサーのフロリアンお勧めのレストランでランチ。
海岸沿いのショッピングモールLarcomar内にある、Mangosというお店。 太平洋を見渡せるテラスが魅力のお店だったのですが、寒かった(南半球は今、冬で、気温は摂氏19度=夏のオランダと同じxxx)ので室内で、シーフード・サラダをいただきました。 と~っても美味しかったです!
同じ海岸沿いにあるRosa Náuticaというレストランも有名らしいので、次回またリマ便が付いたら、そこで、ペルー名物 Ceviche (セビーチェ=魚介類とタマネギなどを香辛料とレモン汁で味付けした料理)を食べてみたいです。
外では、寒空の下、パラグライダーをする観光客で賑わっていました。
 
帰りの便は、アンヤが手伝いに来ることも無く(→リマ滞在中にもパーサーからいろいろと注意された様子)、
ビジネスクラスのお化粧室に設置されているハンドクリームなどのセットが盗難に遭った(←アフリカや南米へのフライト時、時々お客様が持って行ってしまわれるのデス・・・)以外は、
スムーズなフライトでした。
 
次のフライトは北京便です。
その前に、年に一度のフライト・セイフティーの試験(←これに合格しないと乗務できません)があります。
只今、勉強中φ(.. ) ・・・頑張ります!
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7月から2ヶ月の間に、
オランダ→日本→オランダ(乗務)
オランダ→日本→オランダ(一時帰国)
オランダ→ペルー→オランダ(乗務)
オランダ→日本→オランダ(一時帰国)
オランダ→北京→オランダ(乗務)
・・・と、こんなに休みなく行ったり来たりしたのは、乗務20年目にして初めて・・・だったと思います飛行機
 
 

マクドナルド一日体験入社

 
約10日間の日本滞在を終え、明日、オランダに戻ります(悲)
毎日たくさんの大切な友人達と再会でき、本当に充実した一時帰国でした。
結局、リマ便フライト日記は仕上げられませんでしたが(・・・オランダに戻り次第急いで仕上げマス!・・・でないと忘れそうたらーっ(汗))、
せめて、一時帰国中に体験したある貴重な出来事を、オランダに戻る前にお話ししたいと思います♪
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マリアが、マクドナルドで一日体験入社しましたぴかぴか(新しい)

対象は小学生までとのことだったので、ミハーリ(と私)は断念。

一日体験入社は実施曜日が決まっていて、その日は本当は実施日ではなかったのですが、
「・・・でも・・・明日オランダに帰らないといけない・・・涙
というマリアの言葉に、体験入社担当の店員さん(←優しそうなお姉さん)が店長さんと相談して下さって、特別に体験入社させていただけることに!

社員用更衣室で制服に着替え、担当のお姉さんに連れられて、まずは厨房見学。 

 
担当のお姉さんの
「おはようございま~す!」
に続いて他の店員さん達が声を揃えて
「おはようございま~す!」
と挨拶して下さったその後に、
「ぁ・・・おはよう・・・
って・・・マリア、超偉そ~に・・・社長じゃないんだからあせあせ(飛び散る汗)

後でマリアに
「”おはよう”じゃなくて、ちゃんと”おはようございます”って言わなきゃダメだよ~あせあせ
と注意したら
「だって、お姉さんが、
中に入る時は、朝でも昼でも夜でも、

いつでも ”おはよう”
って言うんだヨ!
って言ってたから・・・泣き顔
なるほど・・・それじゃ仕方ないデスねxxx
 
厨房では、最初に石鹸で、それはそれは念入りに、手を洗っていたのが印象的でしたOK
厨房内を見せていただいた後、担当のお姉さんからハンバーガーの作り方を教えてもらい、自分でハンバーガーを作ります。
最後に店員さん達と写真を撮らせていただき、自分で作ったハンバーガーをお土産にもらって(→ミハーリにプレゼントしてましたハンバーガー)体験終了。

ハンバーガーのお土産も含め、全部無料でした!!
とっても素敵なサービスだと思いました指でOK

 
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子供達は今、パパとギリシャに行っています。
真っ黒になって帰ってくるんだろうなぁ・・・あぁ早く会いたいハート!!
 

フライト日記 (Tokyo)

(一時帰国中の日本から書いています・・・暑いですねぇ、ニッポン晴れ 
でも、夏らしくていいです♪ 
夏はこうでなくちゃ!
・・・と、夏でも寒いことが多いオランダに住んでいると、つくづく思います。)
 
2008年7月
(NRT)
 
夏の休暇明けのフライトは、リクエストが通って東京便
 
東京便リポーティングは午後1時35分→お昼くらいに家を出れば間に合います。
乗務の前日は(基本的に)元夫が子供達を預かってくれることになっているので、
(今迄は子供達のお弁当の用意などでどんなにリポーティングが遅い便の時でも朝は早起きしなければなりませんでしたが)
これからはゆっくり休んでから乗務に臨める・・・はずだったのですが、
この日に限って、アパートの前の通りが『一日市場』になっていて、早朝6時からテントの組み立て作業の音がし始め・・・
諦めて早起きし、ゆっくり支度しました・・・あくび
 
準備が整ったので、荷物を持って、元夫の家に長男ミハーリのお迎えに。
オランダでは、中学校の方が小学校よりも1週間早く夏休みに入るので、丁度夏休みに入ったばかりのミハーリを、私が乗務する便で一足先に日本へ送り届けることにしたのです。
今回が50回目の日本訪問となるミハーリ。 飛行機にももう乗り慣れていますので安心です。
地上職員の方が配慮して下さって、最初はエコノミークラスの後ろの方の席だったミハーリを、その日の私の担当エリア(=エコノミークラスの前方部)に移して下さったのですが、
乗務中に「ママ!」と呼ばれてしまったら・・・(折角若く見られようと頑張っているのに台無し?!)と思い、同僚に担当エリアを代わってもらって反対側の通路を担当しました。
 
機種はボーイング777
 
この日はいつもに増して添乗員さんが大勢いらっしゃるなぁ・・・と思ったら、添乗員の研修旅行だそう。
機内でいろいろな資料を見ながら、皆様お勉強なさってましたヨ(感心) 
ミハーリの隣にお掛けだったお客様お二人も添乗員の研修生だったのですが、そのエリアを担当していた日本人の同僚が通りかかる度に
「子供が一人で飛行機に乗っていいんですか?」
とか
「子供が一人で大丈夫なんですか?」
とか、
いろいろ聞かれたそうで、あんまり何度も聞かれるので
「お連れの方はビジネスクラスにお掛けなんです」
とお伝えしておいた、とのこと。
私もサービスの合間に
(研修生さんに何か聞かれるかしら・・・とドキドキしながら)
ちょくちょくミハーリの所に行っては
「大丈夫?」
と声をかけていたのですが、私には何も聞いてこなかったなぁ・・・研修生さん。
(→母親だってバレてたのかな・・・(^^ゞ)
 
お食事のサービスの後、休憩時間中、例の如くOCR(=Overhead Crew Rest=天井裏にある乗務員用のベッドルーム)には行かず(←日本行きの便に乗務する時は、OCRに行っても、日本へ行ける喜びで興奮しているせいか結局眠れないので、最初から諦めて休みに行かないことにしているのです)、機長の許可を頂いて、ミハーリをコックピットへ案内。 機長の帽子をお借りして写真も撮らせていただきました。
 
コックピットから戻ると、同僚から、
例の、ミハーリの隣にお掛けの研修生さんが
「隣に座っていた子供が全然戻ってこないのだけれど、大丈夫ですか?」
と聞いてきたので心配しているのかと思ったら
「この席、使ってもいいですか?」
・・・(;-_-)
「間もなく戻っていらっしゃいますから空けておいて下さい」
と頼んでおいたとの報告。
・・・2席使ってお休みになりたかったのですね、研修生さん・・・(^^ゞ
不安そうに席に戻って行くミハーリをギャレーのカーテンごしに見守っていると
・・・(ダメだと言われたのに)やっぱり2席使って眠っていらした研修生さん・・・(苦笑)
通路の反対側にお掛けの別の研修生さんが、その研修生さんを起こして下さって、ミハーリは無事自分の席に戻ることができました・・・ε-(^。^;)ホッ
 
休憩中に、
(成田到着後、ミハーリを電車に乗せた後、どうやってクルーホテルまで行こうか・・・)
と悩んでいると、
(↑実家までミハーリを送って行かれればよかったのですが、成田1泊のスケジュール、実家まで同行してしまうと、ついつい家族と話し込んで、仮眠を取ることができなくなってしまうので、到着駅でミハーリをピックアップしてもらえるよう両親に頼み、私は成田空港駅で電車に乗せたところでお別れすることにしていたのです)
パーサーが、
「着陸前にミハーリをビジネスクラス(←到着後、エコノミークラスよりも先に飛行機を降りることができる)に移し、あなたもミハーリと一緒に先に降りて、電車に乗せてあげた後、到着ロビーに戻って来れば、私達と合流してクルーバスクルーホテルに向えるんじゃない?」
と提案して下さいました・・・感謝!
 
到着後、パーサーに言われたとおり先にミハーリと一緒に降機させて頂き、入国審査会場で、ミハーリに審査が終わったところで待つように指示して、私はクルー専用の審査口へ。
そこで問題が・・・!
クルーの名簿がまだ届いていないので入国できないとのこと・・・( ̄□ ̄|||)
パーサーが来るまで結局入国できないかも・・・(-_-|||) 
ミハーリに伝えなくては!と係官に事情を説明すると、親切なことに
「便名と名前、社員番号を書いてくれたら先に出ていいですよ!」
とおっしゃって頂けました・・・よかった!(>_<。。。
 
(ミハーリも私も)荷物は預けていなかったので税関へ直行。 ミハーリが"免税"カウンターに並んでいる間に私はクルー専用税関を通り、ミハーリの税関審査終了を待って、二人早足で京成線の成田空港駅へ。
ラッキーにも7分後に特急があったので、急いで切符を購入。 ホームまで同行する為に私は入場券を・・・と思ったら、自動販売機に"入場券"というのがなく・・・
一番安い切符を買えばいいか!と思いきや、お金をいれてもその表示がでてこない・・・そうこうしているうちに時間は刻一刻と過ぎ・・・一か八か、切符代を手に改札口へ。
駅員さんに
「子供を電車に乗せる為にホームまで一緒に行きたいのですが、入場券の買い方がわからなくて・・・こちらでお代をお支払いして、ホームに入れて頂くわけにはいかないでしょうか・・・?」
と言ってみたら、無料で改札を通して下さいました・・・感謝!(>_<。。。
ミハーリを電車に乗せ、その旨両親に電話を入れ、駅員さんにお礼を言って、急いで到着ロビーに戻ると、丁度オランダ人の同僚達が出てきたところでした。
クルーバス、間に合いました・・・!ε-(^。^*)ホッ
 
ホテルでは、ミハーリが無事到着したか確認の電話を入れた後、いつものように3時間ほど仮眠を取り、オランダ人同僚の希望(←ポケモンカードの購入)で、(いつも行く近所の100円ショップではなく)成田のショッピングモールまで買い物に出掛けました。
今回は、日本人の同僚の一人Yくんも一緒に行って下さったので、通訳担当を分配できて大変助かりました。
買い物の後はクルードリンク。 ここで、成田空港の地上職員のSさんが加わって、皆でホテルのお向かいにある日本料理屋で夕食をとった後、いつものクルーラウンジでカラオケ♪
今回も思い切りストレス発散させていただきました・・・(*^-^*)
 
YくんもSさんもクルーホテルで1泊し、翌朝一緒に朝食をいただいて、一緒にクルーバスで空港へ。
二人に見送られて出発。
二人が遊びに来て下さったお陰で、いつもに増して楽しいステイとなりました。
(Yくん、Sさん、是非また遊びにいらして下さいネ!)
 
帰りの便はボーイング747-400
久し振りのALL PAX (オール・パッセンジャー)。
ALL PAXは、機体の全域が客室となるので、COMBI (機体の後部が貨物室になっています)よりもギャレーが一つ多く、乗務員の人数もその分多くなります。
飛行機に乗り込んで機内を見渡した時、飛行機の一番後ろまで客席が続いていると、
あぁ、やっぱりジャンボ機は大きいなぁ・・・
と、ちょっと感慨深いものがありました。
 
ALL PAXの就航が今期初日だったせいか)とても空いていたことと、日本人乗務員の人数が足りず、二人しか乗務していなかったことから、
パーサーの指示で、私は担当ギャレーは持たずに、1階・2階の両ビジネスクラスの補助をするようにとのこと。
二人の日本人同僚(→お二人とも大先輩・・・日本ベースだった頃、一緒に日本人乗務員用の会報作りをさせていただいていた先輩方)から
「ポジションを持っていないことだし、私達は老眼でアナウンスブックを読むのも大変だから(←これは恐らく冗談)、今日はmisaeさんがアナウンスやってね!」
と言われて、15年振りに、出発から到着までの全部のアナウンスをさせて頂くことに。
アナウンスは、就職活動中に航空会社やホテルと並行してテレビ局も受けていたので、特別講座を受けたりもして割と得意な方だったのですが、やはり長らくやっていないとダメですね・・・口が回らない箇所が多々あって反省しました・・・(^^ゞ 
 
次はリマ便です。
 
(一時帰国中に書き始めたのですが、結局書き終わらなくて、一旦オランダに戻り、リマ便の乗務を終えて、やっと更新できました・・・恥ずかしい
(今日からまた一時帰国です。 リマ便のフライト日記、日本滞在中に書けるように頑張ります!)