フライト日記 (Cairo) つづき

 
アムステルダムで出発が2時間遅れ、
クルーホテルに到着したのは翌日午前7時前。
 
目覚ましを午前11時にセットし、ルーム・サービスの朝食を午前11時半にお願いして、3時間ほど仮眠を取りました。
 
午前11時15分頃、シャワーを浴び終わったばかりのところにルーム・サービスが!
バスローブをはおって慌ててドアを開け
「11時半にお願いしたのですが・・・随分早いですね・・・(^^;)」
と言うと
「さっき機長さんに届けた時も、同じように言われました(笑)」
と全然気にしていない様子・・・(^_^;)
朝食の内容をいろいろと説明したかったようでしたが、こちらはまだ着替えてもいなかったので、説明は丁重にお断りしてお帰りいただきました・・・(^^ゞ
 
正午ロビー集合で、ボーイング777の機長ハンスがアレンジしてくれたピラミッド・ツアーに参加。
メンバーは、行きの便のボーイング777の機長ハンス、セカンド・オフィサーのペーター(←訓練が終わったばかりで、このカイロ便が初フライト)、
帰りの便のボーイング747の機長パウル、副操縦士のペーター、CAのジョイス、ヴェロニーク、ヴェロニークの旦那さん、そして私の8名。
行きと帰りで機種が変わり、777ではCA10名、747Combi(=機体後部が貨物室となっている飛行機)(→機体全部が客室となっている飛行機は747AllPaxと呼ばれています)ではCA9名と、1名余分になる為、ヴェロニークだけステイが長く、それで今回彼女は旦那様を連れて来ていたのでした。
 
前日インターネットでお天気を調べてあったのですが、
CNNでは・・・晴れ晴れ
Yahooでは・・・晴れ時々雨晴れ雨
。。。イヤミ 
さて、どっちが正しいのだろう???
 
ホテルの外に出てみると、丁度小雨が降り始めたところで、車が出る頃にはザーザー降りに・・・雨 
運転手さんの話では、
「この辺りが雨でも、ピラミッドがあるギザは晴れているから心配しなくて大丈夫」
とのこと。
本当はホテルのプールサイドでのんびりする予定だったので、ツアーに参加して正解だったのかも・・・(*^-^*)
 
カイロ便は割りと定期的に(・・・と言っても1~2年に1本くらい?)付くのですが、来る度に道路の整備が進んでいて驚かされます。
ギザまでの道のり、途中きれいな写真が取れそうな場所でちゃんとストップしてくれ、
カイロにステイするのは初めてだという、ボーイング747の機長パウルも写真撮りまくってました・・・iPhonで(笑) 
なんと誰もカメラ写真を持ってなかったのです・・・(私もうっかり一時帰国のバッグに入れたままにしていてxxx)
だから全員、携帯電話で写真撮ってました(笑)
 
(運転手さんの予想通り)幸い、ギザでは雨は降っていませんでした指でOK
ギザに入ってしばらくして、車からラクダに(!)乗り換えました。
 
私は前にもここエジプトラクダに乗ったことがあったし、今回ホテルでのんびりの予定だったので、
白いズボンにハイヒールのサンダル
・・・という、ラクダに乗るには完璧に不適切な格好xxx
(では、みんなにはラクダに乗ってもらって、私は歩こう走る人
と思っていたのですが、ラクダに乗る時間が2時間と聞き、私も乗ることに。
 
ガイドさんに事情を話したら
「じゃあ、君にはなるべくきれいなラクダを選んであげよう!」
と選んで下さったラクダ・・・見た目にはあんまり他のラクダと変わらない気が・・・でも、以前乗った時に比べて全然臭くなかったかも?!
 
ラクダに揺られて砂漠を行くこと1時間弱。
ピラミッドの麓でラクダを降りると、ハンスが皆を集めました。
ピラミッドを目の前に、こうして皆が集まると、なんだか、考古学研究員の現地研修のような光景?(笑)
 
エジプトに魅せられ、研究書を読みあさり、エジプトを何度も訪れ、いろいろな人の話を聞いたというハンスの話、
非常に興味深かったです。
 
教科書で習う歴史は、権力者(=王)が自分の権力保持を目的に捏造したもので、
「王の指示で大勢の奴隷が石を運んで作った」
などというのは作り話だと言うのです・・・(O.O;)
人間も含め地球上の全ての物質は、宇宙から見たら、同じエネルギーの塊に過ぎず、
昔の人間は、そのエネルギーを操る力があり、その力によりピラミッドが造られ、
今もなお、ピラミッドのどこかに、人間のその力(=額にある3つ目の目)を甦らせる鍵が隠されている・・・
(→話を聞いていて、ふと霊気を思い出しました)
 
世界中に点在するピラミッドが、地球上のある一定のライン上に並んでいること、
ヨーロッパでも、ボスニアで、エジプトにあるピラミッドよりももっと巨大なピラミッドが発見され、それもまた、先述の一定のライン上にあること、
スフィンクスの頭がライオンなのは、獅子座の時代(=春分点に獅子座があった時期=紀元前約10800~8640年)に建てられたからで、
(エジプトから離れますが)ギリシャ神話に出てくるミノタウロスの頭が牛だったり、ヒンドゥー教で牛が神聖な動物とされたのも、やはり牡牛座の時代と関係がある・・・
 
などなど、
エジプトだけ、あるいは地球だけ、ではなく宇宙規模の話で、面白かったです。
高校時代、日本で大学へ行くとしたら、音大あるいは美大でなければ史学科に行ってみたいと考えていたので、もともと歴史には興味があったし、
学生時代に天文部にも所属し、宇宙にもとても興味があったので、
話を聞いていて本当にワクワクしました。
 
この話を聞いている最中、突然、砂嵐が発生台風
みるみるうちにピラミッドが砂にかき消されるように見えなくなり、その直後、突風と共に砂が!!
目はもちろん開けていられないし、息苦しくて少しでも口を開けると、口の中にも砂が・・・( ̄_ ̄|||)
30分くらい続いたでしょうか・・・
おさまった頃には、体中砂だらけ・・・髪はゴワゴワ・・・服の中にも砂・・・
砂嵐に巻き込まれたのは初めてでした。 
でも、ラクダに乗ってる時じゃなくてよかった・・・ラクダ、馬より大きいですからね、風に巻かれて落ちていたら大変でした(冷汗)
 
再びラクダに揺られながらスフィンクスの近くへ。
久し振りに近くで見ましたが、修復工事のせいか、以前見た時とちょっと印象が違いました。
ここからは歩いて車に戻り、夕食を食べに、ハンスの行きつけのレストランへ。  私は前にも来たことのあるレストランでした(・・・ということは、ハンスとも前に一緒に飛んだことがあったのかしら・・・覚えてない・・・(^^ゞ)
なぜかライオンの赤ちゃんがいて、抱っこさせてもらいました。 (←後から1ユーロ請求されました)
可愛かったです LOVE
 
夕食はケバブ・・・エジプト料理ではないですよね??? でも美味しかったです♪
 
ホテルへの帰り道、道路が車体ギリギリまで浸水していて驚きました。
ホテル近辺は大雨だったようです。
ますます、ツアーに参加してよかった~と思いました・・・(*^-^*)
(強引に誘ってくれたパウルに感謝!)
 
午後7時ホテル到着。 
午前0時15分のCallingまで仮眠を取りました。
 
支度をしてロビーに降りると、
パーサーと機長が何やら深刻そうに話している・・・またディレイか???
と思ったらそうではなく、機種変更
 
ボーイング747Combiが来るはずが、パーサーに夕方電話が入り(→仮眠中起こされてしまったらしい・・・可哀想xxx)
ボーイング777Combiに機種変更」
というFAXが届いていると知らされ、
しかし、ボーイング777Combiという機種は存在しないので(笑)、
パーサーがカイロの空港に電話を入れると
ボーイング777に機種変更」
とのこと。
 
一人3~4機種ずつ飛行資格を持っている私達CAと違い、コックピット・クルーは一人1機種しか資格を持っていないので、
ボーイング747の代わりにボーイング777が来てしまった場合、
行きの便(ボーイング777)のコックピット・クルーが帰りの便も乗務しなければなりません。
乗務の前には十分に休まないといけないし、アルコールも飲んではいけませんから、
慌ててコックピット・クルーに電話を入れたものの、副操縦士以外みんなピラミッド・ツアーに出払ってしまって連絡が取れない・・・
 
すると間もなく再び空港から
ボーイング747AllPaxに機種変更」
との知らせが。
それならコックピット・クルーの方は予定通りでいいとして、問題はキャビン・クルー。
747CombiだったらCA9名で乗務しますが、747AllPaxの場合は本来CA13名で乗務する機材・・・
 
Extra Cabin CrewDeadHeading Crewとして送られてくるのか」
(↑急な機材変更では、不足人数分のCAがデッドへッドで到着し、そのまま折り返し、帰りの便にジョインして乗務することがある)
は確認できなかったけれど、
長くステイするはずだったヴェロニークも乗務するようにとの連絡があり、
慌ててヴェロニークに電話を入れたものの、彼女もピラミッド・ツアーに参加していたので連絡が取れず・・・
 
・・・という状態で、ホテル出発時間も迫り、
(パーサーからの手紙や会社からのスケジュール変更のFAXも部屋に届いていたはずの)ヴェロニークからは何の音沙汰もなく・・・
困り果てたパーサーが、CA9名で747AllPaxの乗務が(フライト・セイフティー上)可能かどうか、機長と相談していたのでした。
フライト・セイフティーの規定では、脱出用ドアの数(→ボーイング747AllPaxの場合、脱出用ドアは12箇所)は関係なく、CA一人当たりが担当する乗客数が問題となります。
幸い満席ではなく、担当人数も規定内に収まったので、4名欠員のまま、CA9名で乗務することに。
 
遅延もなく、定刻にアムステルダムに到着しましたが、満席でなかったとはいえ、エコノミークラスはやはりCAの人数が4名分も少なかったので大変だったようです。
 
スケジュール変更の知らせに無回答のままフライトをミスした形になったヴェロニーク・・・会社からどんな処分を受けるのか、皆、心配していました。
「恐らくマイナス・イメージになるので、会社には、彼女が旦那様を連れて来ていたことは報告しないでおいた。」
というパーサーも
スケジュール・チェンジを知った時にはもうアルコールを飲んでしまっていたので、乗務は無理です。」
という断りの電話でもなんでもいいから何かしら連絡を入れて欲しかった・・・と残念そうでした。
 
ちょっと後味は悪かったですが、
砂嵐に巻かれながら聞いたハンスの話が印象的なフライトでしたぴかぴか(新しい)
 
次のフライトは、(先月行ったばかりですが、また)ニューヨーク便。 
明日のフライト・セイフティー・リカレント(←朝から夕方まで試験と訓練がありますxxx)に無事合格したら、明後日から乗務です・・・飛行機
(今夜は試験勉強の追い込みデス!)
 

フライト日記 (Cairo)

2008年10月
(CAI)
 
カイロ便リポーティング・タイムは午後7時5分でしたが、
電車のダイヤの乱れに備えて、2時間余裕を持って午後5時には家を出発。
今回は電車も遅れずスムーズに空港に到着したので、アローワンス(=滞在中の食費等)を引き出したり、会社からの手紙を読んだり、ゆっくり乗務の準備をすることができました。
 
私達CAよりも30分リポーティングが早いパーサー達(=全体を仕切るシニア・パーサーと、エコノミークラスを仕切るジュニア・パーサー/アシスタント・パーサー)に挨拶しに、パーサー・ブリーフィング・ルーム(←全員で行うブリーフィングの前にパーサー達がCAのワーキング・ポジション(=誰がどのギャレーに入るかetc.)を決めたり、フライトの情報(=スペシャル・ミールの数の確認、車椅子のお客様の有無etc.)に関して打ち合わせをする部屋)へ行くと、
なぜかコックピット・クルーも勢揃いしていて・・・???
そこで、実はフライトが1時間ディレイしていることを知りました。
機体の一部に故障箇所が見つかったから、とのこと。
故障が見付かったのが遅かったので、クルーに連絡できなかったのだそう・・・
(ちょっと怪しい・・・イヤミ←単に連絡するのをはしょってしまっただけのような気も・・・)
 
修理が終わり次第出発するので、予定通りの時間でブリーフィングを済ませ、クルーセンター内で待機することに。
ブリーフィングにもコックピット・クルーが途中から参加し(→通常は、キャビン・クルーとコックピット・クルーは別々にブリーフィングします)、事情の説明がありました。
故障が見付かったのは、主翼のエンジンの1つの油圧系統。 パイプの交換が必要とのこと。
恐らくディレイは1時間では済まないだろう、という機長からの話でした。
 
午後7時30分過ぎにブリーフィングが終わってから、クルーセンター内で皆でコーヒーを飲みながら、最新情報を待ちました。
私もそうですが、夜中の乗務でリポーティング・タイムが夜であっても、子供がいれば普通に朝早く起きなければなりませんし、
同僚の中には、オランダ東部や南部、ベルギーなどから車を2時間くらい運転して出社してくる人もいるので、
(↑この日は道が混んでいなかったらしく、午後5時くらいからもう空港に来ていたという同僚もいました)
予想外のディレイが発生すると、結構大変です。
 
定刻だったら出発予定時間にあたる午後8時45分、機長から全員集合の指示が。
少し離れた所で立ち話をしていたパーサー達を、をならして呼んだ機長にみんなビックリ(笑)
ポケットにを常備しているらしい・・・(^^?
(つい最近ミハーリ・マリアと一緒に映画『サウンド・オブ・ミュージック』を観たばかりの私は、で子供達を呼んでいたトラップ大佐を思い出してしまいました)
 
機体の修理並びに作動テスト等の点検は無事終了し、機体はこれからハンガー(=航空機整備格納庫)を出、午後9時15分頃、出発ゲート到着予定とのことなので、
午後9時にクルーセンターを出てゲートに向かうことになりました。
 
しかし、ゲートに来てみたものの、飛行機の姿はなく・・・
地上職員の姿もなく・・・
 
機長がゲート前待合室内のお客様方に
「本日はご迷惑をお掛けして申し訳ありません。 まもなく機体が到着し、出発できる見込みですので、もうしばらくお待ち下さい。」
と(英語とオランダ語で)話しかけると
「なんで遅れてるんだ!!! 遅れている理由を説明しろ!!!」
と怒鳴る乗客の声が・・・
 
通常ならば出発予定時刻の1時間前から搭乗手続きを開始するはずなので、お客様方は1時間半くらい前の午後7時45分くらいからゲート前にお集まりだったはず・・・
地上職員から何の説明もなかったなんて・・・(-_-|||) 
というか地上職員、一人も来てないし・・・( ̄_ ̄|||)
 
機内でもそうですが、
どうしてもお客様をお待たせしなければならない状況で、
① 何の説明もせずにお待たせするのと、
② きちんと理由を説明してお待たせするのとでは、
お客様が受ける印象が全然違ってきます。
 
「機体に故障箇所が見付かって、安全に飛行する為に、修理+点検をしていたから出発が遅れているのだ」
という説明が地上職員からきちんとされていたなら、皆様こんなにはお怒りではなかったはず・・・(;-_-;)
 
飛行機も到着していないし、ゲート前に地上職員も警備員もいなかったので、私達は仕方なく待合室の手前で待機していたのですが、
エジプト人男性客が一人、
「明日結婚式なのに、飛行機が遅れて、本当に困っている!激怒 どうしてくれるんだ!」
とものすごい剣幕で怒鳴りかかってきました。
他にもお困りのお客様もいらっしゃったことでしょう・・・本当にお気の毒ですが、私達にはどうすることもできません。
 
機長が再びお客様方の前に歩み出て、遅延の理由を説明し始めると、皆様静かに聞き入っていました。
他の乗客達に
「うるさいぞ! シーッッッ!!」
と怒られて、明日挙式のエジプト人男性客も、黙って機長の説明を聞き始めました。
ベテラン機長のハンス・・・さすがだなぁと感心。
 
間もなく地上職員が到着。 
お客様に配るバウチャー(→空港内で無料で飲み物を飲めたり、電話をすることができるチケット)に、フライト・ナンバーと日付を記入する作業を手伝って欲しいと言われ、皆で記入。
もっと早くに配るべきだったのでは・・・?>地上職員
警備員によるクリア・エリア(=ゲート前での手荷物検査場の先にある待合室)のセキュリティー・チェックが済んだので、私達はクリア・エリアで引き続き待機することに。  
警備員の人達も、飛行機が到着して、搭乗前の乗客のセキュリティー・チェック(=手荷物検査+身体検査)が始まるまで、クリア・エリアで待機です。
 
なかなか飛行機が来ないので、待合室内でジュースとクッキーをお配りすることになり、
カップジュースとクッキーが入ったダンボール箱を抱えて皆で配った後、
(オートミールのクッキーが好評でした指でOK
「乗務の前から沢山歩き回ったので、消費カロリーが高そう=機内で沢山食べても大丈夫(笑)」
などと考えながら、ゴミを回収。
 
騒がしい声がするので見ると、先程私達に怒鳴りかかってきた明日挙式のエジプト人男性が、今度は機長ハンスに食いかかっていました。
「おっしゃりたいことはよくわかりますが、普通にお話していただけませんか?
 このまま攻撃的な態度を取り続けるのでしたら、乗務妨害にもなりかねませんので、飛行機にお乗せするわけにはいきません。」
とハンス。
「なんだと~!激怒 客にそんなこと言っていいのか!」
と憤るその男性。
「私は本日のカイロ便の機長です。 機長の私には、安全な飛行に支障があると思われる場合、乗客の搭乗を拒否する権限があります。
 5分待ちます。 5分後にまだ攻撃的な態度をお取りになるようでしたら、本日の便にはお乗せできませんのでご覚悟下さい。」
と冷静に、かつ、堂々と対応するハンス。
5分後・・・周りの乗客にもなだめられたのか大人しくなったその男性客、ハンスに謝り、笑顔で握手をかわしていました。
よかった・・・ε-(^。^;)ホッ
 
午後10時過ぎ、ようやく機体が到着。 機種はボーイング777-200型機です。
乗客から拍手が沸き起こりました(笑)
と同時にアナウンスが入り、乗客のセキュリティー・チェックが始まってしまったので、クリア・エリアを追い出されるように私達は機内へ・・・
(でも、ちょっと搭乗には早すぎるのでは・・・)
と不安に思っていたとおり、警備員による機内のセキュリティー・チェックも済んでいなかったし、ケータリング(=ミール・トローリードリンク・サービス・トローリーなどのトローリー類や、コーヒー/紅茶のコンテイナーやメニューカード・コンテイナーなどのコンテイナー類etc.)も何もまだ搭載されていなく・・・
警備員やケータリングの方々がスムーズに作業する為にも、私達はまだ機内には乗り込まない方がよかったと思うし、
→つまり搭乗準備が整うまでまだまだ時間がかかるので、
乗客のセキュリティー・チェックも(「すぐに出発できる!」という間違った期待をお客様方に持たせるだけなので)こんなに早くから始めなくてもよかったと思うのですが・・・
なんでも、乗客のセキュリティー・チェックを担当している警備員達のシフト終了時間が迫っていた為、残業しなくていいように、早過ぎるとはわかってはいたけれどセキュリティー・チェックを開始したんだそうです(←個人主義のオランダらしい・・・(^^ゞ)
 
担当はビジネスクラス。 満席です。
 
警備員によるセキュリティー・チェックが済んだ後、私達も自分が担当するエリアのセキュリティー・チェックをし、ようやく全て搭載された(でも、慌てて搭載したからか、ポジションが全然合ってないxxx)トローリーから、お客様にお配りするメニューやヘッドセット、アメニティー・キット等を用意し、ウェルカム・ドリンクの準備をします。
出発が遅れ、お客様もお疲れなので、早くお食事をお出しし、早くお休みいただけるよう、離陸前にお食事のチョイス(=今月は、ラム・チキン・お魚からのチョイス)をお伺いし、離陸後のドリンク・サービスはスキップしてすぐにミール・サービスを開始することに。
離陸したのは結局午後11時過ぎ。 
飛行中も機長が度々客室を回り、乗客の質問に答えたりしてくれたお陰で、
最終的にカイロ到着は定刻よりも2時間遅れてしまいましたが、
お客様がお降りになる際には
「とても良いサービスでした!」
と皆様にこやかにおっしゃって下さり嬉しかったです。
 
カイロの空港、またまた綺麗になっていました。 改装工事がまだ進められているようです。 
20年前のエキゾチックな空港の面影は、もうどこにもありません・・・なんだかちょっと寂しいような気もします。
 
空港の外に出ると、真っ暗な空の中、モスクのスピーカーから祈りの声が流れていました。 これがものすごい大音響で・・・(笑)
「こんな遅いのに、まだ祈ってるの?!」
という同僚に
「こんな早くから、もう祈ってるの?!・・・でしょ!」
と笑う別の同僚。 時間は午前5時半です。
 
クルーバスの中で、
「明日、一緒にピラミッド見学に行く人には、学校で習った歴史を覆す、驚くべき真実を話してあげます・・・ウインク
と機長のハンス。
エジプトに魅了され、プライベートでも何度も訪れているのだそう。
 
ピラミッドは何度行っても本当に素晴らしいのだけれど・・・
 
今回は、オランダに戻った日に、そのままアムステルダム日本語補習校へ行って
小学校1~2年生対象の読み聞かせ、小学校3年生の歌の伴奏のお手伝い、そしてその後、小学校3年生対象の読み聞かせ、放課後は先生方との面談・・・
という予定があったので、ホテルで大人しくしていようと思っていたのです。 が・・・
 
隣に座っていた、帰りの便の機長パウル(←カイロ便も、東京便ニューヨーク便同様に日によって使用機材が異なり、行きはボーイング777、帰りはボーイング747となっていたので、帰りの便=ボーイング747のコックピット・クルーがDeadHeading Crewで、目的から出発する便に乗務するクルーとして乗っていたのです)が
「misaeも一緒に行こうよ、行こうよ~!
・・・ハンス!misaeも一緒に行くって!」
 
クルーセンターで会った途端に
「misae!」
と呼びかけてきたパウル・・・今年41歳になる若いキャプテン。
札幌便で一緒だったと聞いてもなかなか思い出せなかったのですが、乗務が終わって家に帰ってきてから思い出しました。
11年前の札幌就航便に一緒に乗務した副操縦士のパウル!
オランダ人の同僚達にとっては初めての北海道・・・(私は母が北海道出身なので、子供の頃から何度も遊びに来ている懐かしい場所です)
皆を連れて札幌の街へ繰り出したり、支笏湖の温泉に行ったり、本当にそれはそれは楽しいステイだったことを思い出しました。
11年振りに再会したパウル、立派な機長になっていて、結婚して子供も二人、幸せそうでよかった!
(11年振りだったのに、顔も名前も覚えていてくれて感激(>_<。。。
・・・それに引き換え私はすっかり記憶喪失で、お恥ずかしい限りxxx)
 
という訳で、翌日(・・・といっても、ホテルに到着したのがもう"翌日"の午前6時過ぎでしたから、"後で"と言った方が正しいですがxxx)、
777機長のハンスをツアー・リーダーに、操縦士4人(=777のパイロット2人+747のパイロット2人)+CA3人で、ピラミッド見学に行くことになりました。
 
(つづく・・・)
 

フライト日記 (New York)

2008年10月
(JFK)
 
待ちに待った1ヶ月ぶりの乗務♪
行き先は、1年1ヶ月ぶりのニューヨークです。
 
今回は、私がフライトに出ている間に秋休みに入る子供達を(日本に少しでも長く滞在できるよう)元夫が先に日本連れて行ってくれることになり、
乗務の為の荷造りの他、子供達の一時帰国用の荷造り、そして、(私もニューヨークから戻った同日に空港で着替えてそのまま日本へ向かえるように)自分の一時帰国用の荷造りもしなければならず、大忙しでした。
 
リポーティングは午前11時50分。
子供達の学校があるので朝はいつもどおり7時起床、シャワーを浴びて制服に着替え、子供達のお弁当を作り、
(中学に入ってからは自分で自転車通学している)ミハーリを見送って、
(小学校卒業まで親が送り迎えをしないといけない)マリアを学校へ送って(←制服姿で初めて自転車に乗りました・・・(^^ゞ)、
(乗務の後そのまま約1週間一時帰国する為)掃除・洗濯・洗い物などを済ませてから、
午前9時30分過ぎ(かなり早めでしたが)駅へ向かいました。
 
(急で細い階段だけでエレベーターのない)アパートに引っ越して以来、部屋が2階にあって荷物の持ち運びが大変なので、
乗務の時は、機内持ち込み用の小型スーツケースだけ持って出ていたのですが、
今回は、一時帰国用の荷物を空港内クルーセンターのロッカー室に置いておく為、会社のスーツケース(→クルーセンターの中のロッカー室なので、私用のバッグ等をこの中に入れて、置いておくことにしたのです)も持って出ました・・・荷物を1階に下ろすのに一苦労xxx早く、1階の部屋あるいはエレベーターのあるアパートに引っ越したいデス(T_T)
 
ユトレヒトからスキポール空港までは、30分に1本、Intercity(特急列車)が走っています。
ユトレヒトはオランダで4番目に大きい都市だというのに、1時間にたったの2本しか(!)国際空港行きの電車がないのです。
しかもこの電車が結構頻繁に遅れたりキャンセルになったりします・・・(;-_-;)

まぁ2年前まではこの直通特急列車でさえ走っていなかったので、それを思えば、マシと言えばマシかもしれませんが。
 
この日も、案の定、遅延の案内が・・・何かの故障で20分の遅れが出ているとのこと。
9時43分の電車に乗り遅れたところだと思っていたけれど、20分遅れなら乗れるかも・・・!
と喜んだのも束の間、結局この電車はキャンセルになり、次の10時13分発の電車が20分遅れで出発。
 
このユトレヒトからスキポール空港までの特急列車は、途中、(有名なサッカーチームAjaxのスタジアムがある)Arenaと(ワールド・トレード・センターがある)Amsterdam Zuidの2駅に停車して、本来なら所要時間約35分で到着するのですが・・・
 
最初の停車駅Arenaが近付き、ドア近くに集まって到着を待っている人々(←出発が既に20分も遅れていましたから、お仕事の方々は当然焦っていらっしゃいます)と、その奥に見えている車窓からの景色を眺めていると
(↑乗務の時は荷物が多いので、大抵ドア付近の補助椅子に座ります)
なんと! 
Arenaのホームには入らず、その脇の線路を通ってそのまま通過・・・(O.O;) 
降りる予定だった人々と一緒に唖然としていると
「皆様にお知らせします。 路線変更(?)時に間違った線路に入ってしまい、Arena駅に停車できませんでした・・・(^^ゞ」
とのアナウンス。
・・・有り得ない・・・( ̄_ ̄|||)
 
電車は何事もなかったように、最寄のDuivendrecht(←ユトレヒトからスキポール空港へ直通特急列車が走っていなかった頃の乗り換え駅)に停車。 
Arenaへはここからメトロ(←地上を走る"地下鉄")で行けるので、Arena下車予定だった方々は皆様ここで降りられました。
次の停車駅は、いつもならAmsterdam Zuid・・・・
ですが・・・車窓からの景色が全然違う・・・(^^;)
でも見覚えのある景色???
・・・と思っていると、見えてきたのはアムステルダム中央駅
ホームには入りましたが停車はせずに通過。
(ホームに立っていた人々が、なんで停まらないの?と怪訝そうに見ていました(笑))
 
次はどこへ・・・? ちゃんと空港に到着するのだろうか・・・?
と不安になりながらも、リポーティングまではまだ時間があったので、他の乗客と一緒に
「なんだかまるで観光しているみたいね(笑)」
と、いつもとは異なる車窓の景色を楽しんでおりました(←暢気者)
 
空港に到着したのは、結局、ユトレヒトを出発してから1時間後の11時30分過ぎ。
リポーティングにはギリギリ間に合いました。
が、改めて
「少なくても2時間は余裕を持って電車に乗らないと危ないな・・・(^_^;) 」
と思いました。
 
クルーセンターリポーティングを済ませた後、クルー用のロッカールームにスーツケースを置き、ブリーフィングへ。
ブリーフィング・ルームには既にニューヨーク便のオランダ人CA達が数人集まっていたので、握手をして名前を告げると、
(例の如く、私を日本等アジアをベースとするLocal Cabin Crewだと思ったのでしょう)皆、困惑した顔をしていたので、
ニューヨーク便ではもう何か予定ある?」
とオランダ語で笑いかけると、皆ホッとした顔に(笑)
後から入ってくる同僚達も、(いつものことながら)私を見ると途端に不安そうな目に。
ニューヨーク便よ♪」
とオランダ語で笑いかけると、
「びっくりした~東京便大阪便なのかと思った~ε-(^。^;)ホッ」
 
ブリーフィングでは、パーサーが、
「みんな知ってる通り、アメリカ路線ではキャビンのセキュリティー・チェックが他の路線より厳しくなっています。 しっかりチェックして下さいネ。 
それからボーディングの時のお客様の様子も、十分にチェックして下さい。 
飛行中に問題を起こす乗客が出た時、必ずと言っていい程、ボーディングの時おかしいな/変だなと思った・・・という意見が複数の乗務員から出ます。 乗務員としての直感を信じて、そういう乗客は、離陸前に降機させるように心がけて下さい。」
 
このパーサーの話を聞いて思い出したのが、2年前に遭遇した(恐怖の?(笑))ダイパー・マザー(→詳しくはhttp://fromholland-withlove.spaces.live.com/blog/cns!945B0BC82EE67D38!1395.entry)。
あの時、確かにボーディングの時に「何か変だな」と感じたけれど、最後の最後に乗っていらっしゃったので私も(あぁ、お客様、間に合ってよかった・・・!)という気持ちもあって、つい、"危険信号"を見逃してしまったんだと思います。 これからは気を付けなければ。
 
ブリーフィングの最後に、
「ニューヨークに2泊するのは・・・Carolineとmisaeの二人ね。」
とパーサーが言って初めて、他の同僚達は1泊しかしないことが判明。
 
日本路線もそうなのですが、異なる機種が就航している場合に、時々、Eenbander(=制服に白線が1本付いているCA=エコノミークラスを担当)だけ1~2人、長く滞在することがあります。
東京路線なら、行きはボーイング747-400Combi(=機体の後部が貨物室になっている飛行機)(機体全体が客室になっている飛行機はAll PAXと呼ばれています)で帰りがボーイング777-200だと、CAの数が10名(747Combi)と8名(777-200)で2名分異なり、オランダ人CA2名が次の747Combiが来るまで1~2泊長く滞在して、1~2日後に777-200で到着して747-400でオランダに戻るクルーにジョインします。
 
今回のニューヨーク便の場合、行きは777-300(CAの数は10名)で帰りが777-200(CAの数は8名)。 それで2名だけ、次の777-300が来る翌々日まで皆よりも1泊長く滞在する訳です。
上にも書きましたが、通常はロング・ステイEenbander用のスケジュールなのですが、なぜか今回は、Tweebandaer(=制服に白線が2本付いているCA=ビジネスクラスを担当)である私がアサインされていました。 
どうせなら東京便大阪便ロング・ステイを付けてくれたら嬉しいのですが・・・♡
(↑こちらもやはりEenbander用のスケジュールなので、Tweebanderの私は、自分からはリクエストはできないことになっていますxxx)
 
1泊しかしないのに娘を連れて行くという同僚がいて、それは気の毒・・・と思い、スケジュールの交換を試みたのですが、お互いの次のスケジュールとの兼ね合いから、交換できませんでした。
 
ブリーフィングが終わって、ゲートへ。
機内ではアメリカ路線特別の厳重なセキュリティー・チェックが行われていました。
このセキュリティー・チェックが終わって、係官からの許可が出ないと、私たち乗務員も中に入ることができません。
30分くらい待たされてようやく搭乗。 今度は私達乗務員によるセキュリティー・チェックが行われます。
全てのコンテイナートローリーの、中だけでなく、上部や側面、そして底の部分は特別な鏡を使って(ひらめき)、不振な物が紛れて込んでいないかチェックします。
正直、ものすごく大変です(^^;)・・・が、安全な飛行の為、気を抜かずにしっかりやります♪
 
機種は、ボーイング777ー300型機。
総乗客数425名・・・ボーイング747-400型機(総乗客数428名)とほぼ同数の乗客を乗せる超大型機です。
777-300型機はまだ2機しか所有がないので、日本路線には使用されていませんが、通路が狭いと不評の機種・・・(^-^;
 
担当はエコノミークラス
 
300型機には初めて乗務しましたが、確かに通路が狭いxxx
体格の良いオランダ人の同僚達は歩く度に体の側面が座席にぶるかるらしく、200型機との通路幅の違いを痛感しているようでした。
私は、通路に何もない時に歩いた時はそんなには200型機との違いを感じなかったのですが、サービスが始まってトローリーが出ると、違いがはっきり。 200型機では、トローリーの脇を通り抜けることができたのですが、300型機では全然無理でした。 つまり、トローリーの幅とほぼ同幅の通路なのです。 
飲み物や食事のサービスでトローリーを出す時は、お客様の腕や足にぶつからないように歩くのが(=少しでも腕や足や頭が座席からはみ出ているとぶつかってしまうので)大変で、サービスに余計に時間がかかりました・・・(^^;)
 
あとは、北米路線は久し振りだったのですっかり忘れていたのですが、この路線では、皆様お飲み物を一人3~4こずつ注文されるので、これまた非常に時間がかかりました(笑)
例えば・・・ジントニック+水+スプライトとか、赤ワイン+水+コーラ+オレンジジュースとか・・・(^^ゞ
(3人席だと12種類の飲み物を暗記しなければならなかったりして)記憶力の良い訓練になりました(笑) 
 
飛行時間は7時間15分。
マンハッタンのクルーホテルに到着したのは、現地時間の午後5時くらいだったでしょうか(←忘れた・・・(^^;))
オランダとの時差はマイナス6時間。 日本オランダの時差は7時間なので、日本ニューヨークの時差はマイナス13時間。
(夏時間とか冬時間とか、いちいち時間を変えるのが面倒なので)私の腕時計は常に日本時間・・・時差が13時間というのは結局1時間差なので、計算し易くて楽でした(*^-^*)
 
ホテル到着後、同僚達のほとんどは、勇んでショッピングへ・・・クルードリンクに参加したのは、操縦士6名(→コックピット・クルーは、私達キャビン・クルーとはまた全然違うスケジュールで、行きの便に乗務していた3人は、翌日の夜の便でオランダに戻り、私と一緒に到着したキャビン・クルーと一緒に翌日の午後の便でオランダに戻る操縦士3人は、Dead Head Crewとして私達の便に乗って来ていたのです→それで6名)とパーサーと私の8名だけでした。
ペニンシュラホテルの屋上にあるテラスSalon de Ning(ホテルのサイトの最初の画面にテラスの画像が映ります)でワインを頂きました。 
夜景がそれはそれは美しく、ソーヴィニヨン・ブラン (Sauvignon Blanc)もと~っても美味しかったのですが・・・1グラス20ドル・・・そう頻繁には来られません・・・(^^ゞ
 
現地時間の午前0時にベッドに入ったのに、午前5時に目が覚めてしまい、「いつも午前7時から朝食を食べる」と機長のArjenが話していたことを思い出して、朝食にお供することに。
夜が明けたばかりのニューヨークの街を歩くこと約20分。 
Grand Central Terminal駅の向かいにあるカフェがArjenの行き付けの"朝食用レストラン"だそうで、
いかにもアメリカン・ブレックファーストというメニューが揃っていて、お腹いっぱい食べることができました。
 
朝食後、ニューヨークに詳しいArjen(←この街がなぜかとても好きで、フライト・リクエストをして頻繁に来ているのだそうデス)に案内してもらって、Grand Central Terminalの中を見学し、Rockefeller center (←ここの屋上Top of the Rockがお勧めだと言っていました)の広場前を通り、Trump Tower (←ここのカフェもお勧めだと言っていました)前を通って、Apple Storeに寄って(彼の買い物に付き合い)、Times Sqare 経由でホテルに戻りました。
 
Arjenは、その後もう少し買い物をすると言っていましたが、買い物にはあまり興味のない私は、カーネギーホールで何かコンサートはないかコンシエルジュで聞いてみることにしたのですが・・・
残念ながら、コンサートは翌日の夜・・・乗務があるので行かれません(T_T)
 
そこで思い立ったのが、美容院。 
美術館は既に何度か行ったことがあるし、ミュージカルはできれば誰かと一緒に行きたいし、美容院は翌週日本で行こうと思っていたのだけれど、子供達を長らく待たせないといけないし 困った
(ちなみに、もう一人ロング・ステイだったCarolineは、ニューヨークは初めてだったので、一人で自由の女神を見に行ったりetc.観光に出ていました)
・・・という訳で、コンシエルジジュに聞いてみると、すぐ近くに韓国人のヘア・サロンがあるとのこと。
そう言われてみれば、クルーホテルの界隈はどうやら韓国街(?)らしく、ホテルに面した通りには、韓国語の看板が付いたビルが立ち並んでいます。
日本人の髪質をよくわかっていない外国人に切らせると、大変な目に遭う」
と聞いていたので、今まで外国で美容院に行ったことはなかったのですが、韓国人ならきっと大丈夫(?)
 
ホテルから歩いて1分弱、ちょっと寂れたビルの、わかりにくい入り口から階段を上がった2階がそのヘア・サロン。
日本とそれほど変わらない、明るい感じのサロン。
スタッフも客もみんな韓国人(掃除婦だけヒスパニア系アメリカ人)だったので、私も当然韓国人だと思われ
「여보세요!」(・・・と多分言ってた?)
ニコやかに英語で
「滞在ホテルの紹介で伺いました」
と答えると、スタッフ同士何か話した後、手前の椅子に案内され、日本語(!)のヘア・カタログを渡されました。
お願いしたのは、カットと白髪染め(・・・(^^ゞ)。
髪の色もカットも、担当者に任せました。 
カットは
『ヴィクトリア・ベッカム風』
にした、とおっしゃってましたが、どうでしょう・・・?
伸ばしていた前髪も切ってもらったら
「おぉぉ~!!! お客さん、す~っごく若く見えます!!!」
と担当者に真剣に驚かれてしまい、嬉しかったです(笑)
 
締めて140ドル(=白髪染め90ドル+カット50ドル)でした。
サロン内のどこにも料金表が提示されていなかったので、正規の料金なのか、"日本人観光客料金"なのか、わかりませんが。
アローワンス(=ステイ先での食費等)はこれで全て使い切ってしまいました・・・(^-^; 
 
ホテルに戻ると、昨日一緒に到着した同僚達が丁度空港へ出発するところでした。
『ヴィクトリア・ベッカム風』
のヘアースタイル、大好評でした指でOK
 
その約1時間後に、翌日私がジョインする予定のクルーが到着。 
誰か食事に出る人がいたら一緒に・・・と思っていたのですが、結局機長のTonco一人。(他は皆ショッピングへ・・・)
 
Toncoと二人、ホテルのベルボーイに勧められたLa Quinta Innというホテルの最上階のテラスへ。
イタリアに住んでいるTonco、着ている服が(他のオランダ人の同僚達と全然違って?)非常にオシャレ・・・さすがイタリアン・ファッションぴかぴか(新しい)
でも・・・そのテラスは、色使いがカラフルで、かなりカジュアルな感じのカフェ・バーだったので、ちょっと浮いていましたがxxx
そこで1杯飲んでから(←二人だけでも一応クルードリンク(笑))、クルーホテルの近所の韓国料理屋で夕食をいただきました。
そこでも(予想通り)普通に韓国語で話しかけられました。 英語で答えても韓国語が返ってくるので、食事のオーダー等は全部Toncoにお願いしました。
美味しかったです♪
 
現地時間21時くらいにホテルに戻ったのですが、時差のせいか(←オランダ時間ではまだ午後3時だったので)全然眠くならず、TVを3時間ほど見て就寝。
翌日も結局朝5時に目が覚め、
(↑携帯電話に番号非通知の無言電話が入って・・・ 泣き顔
(↑万が一、家族に何かあった時にいつでも連絡が取れるように、携帯電話の電源はなるべく切らないようにしているのです)
(→お電話下さる時は、乗務のスケジュールを確認の上、時差を考慮してお電話いただけると助かります・・・m(_ _)m)
朝焼けを眺めながら街に出て、朝食後は、(デザインを見てみたくて)ジュエリーショップを見て周りました。
 
ブロードウェイを歩いている時に、(恐らく別の街から来たっぽい)アメリカ人女性に
「ここは5thアヴェニューよね?」
と聞かれ、
「いいえ、この通りはブロードウェイですよ。 5thアヴェニューはもう1本向こうの通りです。」
とスラスラ答えている自分にちょっと感動ぴかぴか(新しい)
(前日に街を案内してくれたArjenのお陰です・・・感謝!) 
ニューヨークで現地の人間だと思われた(・・・から、道を聞かれたと思うので)のも、密かに感激ぴかぴか(新しい)
オランダでもよくオランダ人から道を聞かれるのですが、オランダで現地の人間だと思われると・・・そんなに変な格好してる???と不安になるものであせあせ
それがニューヨークだと何故にこんなに嬉しいのか・・・道を聞かれただけで喜んでる自分がまた可笑しかったデスウッシッシ
 
帰りの便もほぼ満席。
飛行時間は6時間20分。
サービスの合間に、時間がある時は、同僚達にマッサージ(主に肩と首)(時々腕や手も)をしてあげるのですが、
ファミリー・ロウ(=小さな赤ちゃん用ゆりかごバシネットを取り付けられる座席の列)の赤ちゃんが時々大泣きしてご両親が大変そうだったので、
試しに赤ちゃんのお腹を両手で優しくさすってマッサージしてみたら、これが効果的面で、すぐに泣き止んで、そのうち眠ってしまい、ビックリ。
これは今後も使えるかもしれません。
 
アムステルダムには、(定刻よりも1時間15分も早い)午前6時30分に到着。
午後15時20分発の東京便まで空港で時間を潰さなければならなかったので、こんなに早く着いてしまってショック・・・
でしたが、クルーセンターでのんびりシャワーを浴び、ゆっくり着替え、スキポール・プラザ(=スキポール空港の中のショッピング・アーケード)を端から端まで見て歩いたり・・・と、普段しないことができてよかったです。
 
次のフライトはカイロ便
今日、これから行ってきます! 飛行機
 

クリスマス・イルミネーション

昨日無事、子供達と一緒に日本から戻って来ました 飛行機
今回は、ニューヨークへの乗務の後そのまま日本へ向かい、出発前が諸々の準備で慌しく、一部の友人にだけしか帰国予告できないまま帰った為、デートのお誘い(?)もなく、ほぼ毎日実家でのんびり過ごしました。 
ニューヨークを出た土曜日から日本に到着した月曜日まで、3日間で3時間しか寝られず体力も大分落ちていたので、今回は予定が少なくて丁度良かったのかもしれません。
オランダに戻る前日には、上野の東京文化会館のスタインウェイでドビュッシーの『月の光』を演奏してきました。 


(↑ 一番最後に、今まで一度も間違えたない場所で、大間違いをしちゃいましたが、本当に気持ち良く演奏できました・・・.:♪*:・'(*⌒―⌒*))))
オランダに戻って驚いたのは、街中の通りが早くもクリスマス・イルミネーションで飾られていたこと。
ちょっと気が早い気もしましたが(笑)
ヨーロッパではクリスマスは一年のうちの最大イベントクリスマス
これで人々もクリスマスを一層楽しみに、毎日わくわくしながら過ごすことができるのでしょうネぴかぴか(新しい)
そういえば、日本ではハロウィーンの飾り付けがされていましたが、
(↑一体いつからハロウィーンの飾り付けをするようになったのでしょう・・・? 私が日本に住んでいた頃=15年前にはまだなかったはず・・・)
本来日本の行事ではないハロウィーン・・・
やっぱりなんだかとっても不自然で、
もっと”日本の秋もみじ“らしい飾り付けをしたらいいのに・・・
と、つくづく残念に思いました。
今日から3日間休んで(・・・と言っても、子供達の学校や習い事、日本語のレッスンetc.がありますが)、木曜日からまた乗務に出ます。
その前に、ニューヨーク便フライト日記をアップできるように頑張ります♪

ロッテルダムの動物園

 
今週末は、子供達の日本語補習校が休校だったので、
元夫に誘われて、元家族4人(笑)で動物園に行ってきました。
 
ロッテルダムにある Blijdorp (直訳すると Happy Village =幸せ村) という動物園。
この動物園は、昨年5月、体重約110kgのオスのゴリラBokitoが檻から脱走し女性客の一人に噛み付いたという事件で有名(?)になった動物園です。
この事件以来Bokitoもすっかり有名になり、検索したらWikipedia(英語)にも載っていました→http://en.wikipedia.org/wiki/Bokito_(gorilla)
(これを読むと、どうしてこの女性客が襲われたのか分かります・・・)
 
ユトレヒトを出る時は、どしゃぶりの雨だったのですが、
ロッテルダムに到着する頃には雨もやんで時々日も差すくらいのお天気に。。。(*^-^*)
(でも気温は7度・・・寒かったxxx)
 
入り口近くにあった水族館からスタート。
スズキヒラメカレイタコetc. (オランダが面している海→)北海で獲れる魚を見ては
「オイシー!」(←本当は「美味しそうだね!」と言いたい)
と笑う元夫。
そう言われてみると(=そういう目で見始めると)確かに美味しそうな魚でいっぱいでした(笑)
フグ海藻類の水槽のそばに、
「日本ではこれらが食されている(←彼らにとっては驚き!(O.O;)なんでしょうね・・・笑)」
という説明文があって面白かったです。
 
水族館の後は、動物の生息地別に配分された園内をくまなく見学。
子連れの動物も多く、可愛かったです♡
 
衝撃的だったのは、Otter (=ユーラシアカワウソ)・・・
何か食べてるなぁ~と思ったら、ドブネズミ・・・( ̄□ ̄;)!!
前足でネズミの体を押さえてがぶりと噛み付き、上にグィーっと引っ張って、時折骨が砕ける音を響かせながら、喰いちぎっては食べ、喰いちぎっては食べ・・・
とっても愛らしい見た目とは対照的に、非常にホラーな光景でした・・・げっそり
あまりの衝撃に、つい、食べ終わるまでじっくり観察して(写真もしっかり撮って)しまいました・・・(^^ゞ
(↑そういう画像が苦手な方は、フォトアルバムをご覧になる際、カワウソの写真は飛ばしてご覧下さい・・・ゴリラの親子の写真の後の、元夫とマリアの写真の次から8枚=46~53枚目が"お食事中"のカワウソの写真です)
 
子供達が
「あー! ○○だ♪」
とオランダ語で動物の名前を言う度に
「それは日本語では△△っていうんだよ~♪」
と訳すのが(時々日本語名が思い出せなくて)大変でしたが、カワウソとかバクとか、よく思い出せたな~と自分でも感心したりもしました(笑)
 
本当に楽しい一日でした!
 
「家族で行楽地に出かけるのは好きじゃない」
といつも言っていた元夫。
実際、4人で行楽地に出かけたのは多分これが初めてです。
以前だったら絶対に"怒り爆発爆弾"だった場面でも全く(!)怒ることなく、一日ずっと機嫌も良くて・・・
離婚して以来、別人のように穏やかになった元夫を見ていて、映画『ジャック・サマースビー』を思い出す今日この頃です。
______________________________
 
丸々一ヶ月あったフライト・リーブがもうすぐ終わります。
休暇でもないのに一ヶ月間も乗務に出ないと、本当に変な感じです。
 
久し振りの乗務はニューヨーク便。 珍しく2泊あるのでゆっくりできます♪
 
そしてその翌週(10月11~19日)は秋休みもみじ
私がニューヨークに発った翌日、子供達は(元夫が連れて)先に日本に向かいます。 私はニューヨークから戻った当日(空港で着替えて)そのまま日本へ・・・
楽しみです!(*^-^*)
賃貸のアパートで暮らすようになってからは貯金はほとんどできない状態ではありますが、子供達の学校がお休みの時には一時帰国できるよう、正直、今はただそれだけの為に頑張って貯金していますぴかぴか(新しい)手(グー)ぴかぴか(新しい)
 

♪ ピアノバトン ♪ 

 
久し振りのバトン・・・今回はピアノに関するバトンです。
(非常に長いデスxxx)
_____________________________

1.自己紹介。

 お名前・性別・お住まい・年齢・ご職業・家族構成などをどうぞ。
 
 misae
 女乙女座
 オランダ ユトレヒト市
 オランダでは平均すると29歳(上海では24歳)・・・に見られますウッシッシ 
 客室乗務員
 子供二人と三人暮らし

2.ピアノ歴は何年ですか。
 
 36年

3.演奏するジャンルは何ですか。(クラシック・ジャズ・ポピュラーなど)
 
 クラシック
 結婚式などで頼まれた時はポピュラーも時々・・・
 ジャズは、好きだけど、向いてない・・・(^^ゞ

4.ピアノを始めた理由は何ですか。
 
 3歳の時に、親がオルガン教室に入れ、その後、ピアノに移行

5.初めてのレッスンで使った教本は何ですか。
 
 バイエル

6.これまでに師事したピアノの先生は何人いますか。
 
 日本人6人+オランダ人3人=9人

7.ピアノをやめたこと(やめたいと思ったこと)がありますか。

 その理由は何ですか。

 中学の受験勉強を始めた小学5年生の頃、

 練習時間が取れなくなった上、
 とっても厳しい先生(←弾けないと手をぶたれた)で、
 やめたいと思いました。
 でも、父が先生と話してくれて、
 そのせいかどうかわからないけれど、その先生が辞めてしまい、
 新しい先生になってから、急にピアノが楽しくなって今に至ります。
 ピアノをやめずに済んだのは父のお陰。 
 それからピアノの楽しさを教えてくださった先生(目黒先生)のお陰。
 今でも感謝してますぴかぴか(新しい)

8.弾きたいのに弾けなくなったことがありますか。

 その理由はなんですか。
 
 5年位前、友人の結婚式での演奏の後。
 結婚式の為に一時帰国した翌日の演奏で、疲れていたこともあって、
 思ったように弾けず・・・
 お客様には気づかれなかったようでしたが、 超ガックリ。
 ショックで、しばらくピアノに触れる気になれませんでした。

9.腱鞘炎になったことがありますか。どのくらいで治りましたか。

 卓球でなったことはありますが、ピアノではなったことありません。

10.指を守るために料理・裁縫・工作などの危険な作業や、

  バレーなどの突き指しやすいスポーツを避けていますか。
 
 料理・裁縫・工作は差し支えないと思っています。 
 球技は、直接手を使わずに、ラケットを使うものを優先。
 でも、バスケとボーリングはやっちゃってました。 
 バレーボールは今でも(突き指が)怖くてできません。

11.現在、練習している曲は何ですか。

 レッスンでやってるのは、
 モーツアルトの『ピアノ協奏曲第20番(オーケストラ・パート)』

 プライベートで練習してるのは、
 連弾が、

 ラフマニノフの『ピアノ協奏曲第2番』と『舟歌』、
 グリーグの『ピアノ協奏曲』、バッハの『管弦楽組曲第2番』、
 ソロ曲は、
 リストの『軽やかさ』(譜読み中)、『愛の夢第3番』(仕上げ)、
 バッハの『管弦楽組曲第2番』から何曲か、
 チャイコフスキーの『白鳥の湖』『くるみ割り人形』から何曲か、
 ヴィヴァルディーの『四季』から何曲か、
 他もろもろ、昔暗譜できてた(はずだったのに忘れてしまった)曲。
 時間が足りません・・・泣き顔

12.現在もレッスンを受けていますか。月に何回ぐらいですか。
 
 乗務のスケジュールによりますが、大体、月2回。
 
13.初めての発表会はいつでしたか。演奏した曲は何ですか。

 いつだったかは忘れてしまいましたが、

 弾いた曲は、グルリットの『ガボット』

14.これまでに発表会は何回ぐらい出ましたか。
 
 ピアノ以外の楽器(ヴァイオリンとフルート)も入れると15回くらい

15.発表会で大失敗したことはありますか。どんな失敗ですか。
 
 大失敗したことはないです。 小さな失敗なら沢山・・・(^^ゞ 

16.コンクールに出たことはありますか。結果はどうでしたか。
 
 ありません。

17.リサイタルを開いたことはありますか。何回ぐらいですか。
 
 リサイタルじゃありませんが、パーティーのBGMとか、
 フライト先のホテルのロビーやピアノ・バーでの演奏とかでしたら・・・
 300回くらい?

18.これまでに演奏した中で一番小さい会場・一番大きい会場は

  どこですか。
 
 一番小さい会場・・・アンカレッジのシェラトンホテルのレストラン
 一番大きい会場・・・昨年のKLMのパーティーの時の会場

19.海外で演奏したことがありますか。 どこの国ですか。
 
 フライト先のホテルを入れたら、
 オランダ、アメリカ、カナダ、キュラソー、ボネール、ブラジル、
 イギリス、ドイツ、ルーマニア、アゼルバイジャン、エジプト、
 ナイジェリア、ガーナ、南アフリカ・・・
 (どこか忘れてるかもしれませんがxxx)

20.音楽系の学校を卒業しましたか。
  
 いいえ。

21.海外留学をしたことがありますか。どこの国ですか。

 音楽留学ではありませんが、イギリスに1年。

22.講習会・公開レッスンを受けたことがありますか。
 
 オランダのユトレヒト音大での公開レッスン。

23.ピアノを教えていますか(教えたことがありますか)。

  生徒は最高で何人ぐらいですか。
  
 日本で小学生に教えたことがありました。
 今、オランダで小学生1人、中学生1人に教えています。

24.音楽教室のグレードを持っていますか。何級ですか。
 
 カワイの13級 (小学校時代の厳しかった先生の時)

25.あなたのホームページにはピアノ関連のコンテンツがありますか。
 
 (コンテンツって何???・・・(^^ゞ)
 ブログのカテゴリーに『音楽』というのはあります。

26.ホームページで自分の演奏を公開していますか。

   その形式は何ですか。(MIDI、MP3など)
 
 してません。 
 いつかレコーダーを買ったら、トライしてみたいと思っています。

27.持っているピアノの機種は何ですか。自分で買いましたか。
 
 実家にあるのは、叔母から譲り受けた、昭和43年製造のヤマハ。
 オランダに来てから自分で購入したのは、ヤマハU1。 
 (でも、本当はヤマハよりカワイのピアノの音の方が好きデス)

28.好きなピアノの機種は何ですか。その理由は何ですか。
 
 ベーゼンドルファーとカワイ。 音が優しいから。
 
29.これまでに弾いたことのあるピアノの機種は何ですか。

 カワイ、ヤマハ、スタインウェイ、ベーゼンドルファー、 ベヒシュタイン、
 プレイエル、ファツィオリ、ボストン、ペトロフ・・・
 あと、全然聞いたことのないものいくつか

30.ピアノ以外の楽器を持っていますか。それは何ですか。

  演奏できますか。

 クラビノーバ(←これはピアノ?)、キーボード、
 バイオリン、フルート、しの笛、アルト・リコーダー
 バイオリンは小学3年の娘に既にかないませんxxx

 フルートの方がまだできるかも・・・しばらく吹いてませんがxxx

31.電子オルガンについてどう思いますか。
 
 オルガン教室で弾いた時以来、オルガンに触ってないので、

 なんとも・・・

32.キーボードについてどう思いますか。
 
 持ち運ぶのには便利

33.好きな作曲家・嫌いな作曲家は誰ですか。

 好きな作曲家は、ピアノ曲なら、ショパン、ドビュッシー、リスト
 嫌いな作曲家は、特にいません。

34.得意な作曲家・苦手な作曲家は誰ですか。
 
 得意な作曲家・・・(弾けるか否かは別として)

            ショパンとリストは譜読みしやすいと思います。
 苦手な作曲家・・・特にいない・・・かな。

35.好きなピアノ曲・嫌いなピアノ曲は何ですか。

 (弾ける・弾けないに関わらず)
  
 好きなピアノ曲・・・ドビュッシー『月の光』『アラベスク』
             ショパン『ノクターン15番』
 嫌いなピアノ曲・・・煩くて騒がしいばかりの曲 

36.得意なピアノ曲・苦手なピアノ曲は何ですか。
 
 得意なピアノ曲・・・ふわ~っとしてたり、もや~っとした曲
 苦手なビアノ曲・・・激しくて感情的な曲(←感情移入しきれない)

37.ハノン・チェルニー好きですか。

 普通

38.スケール・アルペジオ・トリル・トレモロ・同音連打・二重トリル・

  連続オクターヴ・グリッサンドは得意ですか。

 得意ではないけれど練習は割りと好き(笑)
 
39.和音は何度まで届きますか。
 
 ギリギリ10度

40.初見奏・伴奏付け・聴音・新曲視唱は得意ですか。
 
 苦手・・・でも試みるのは好きです。

41.楽典はバッチリですか。

 楽譜の記号とかは大丈夫ですが、
 長短音程とか同名調・属調・下属調・近親調とか和声・対位法、
 など、楽典の本の最後の方は勉強不足で全然ダメです。 

42.アドリブは得意ですか。
 
 苦手

43.暗譜は得意ですか。
 
 多分得意・・・

 というか、ソロ曲の場合、暗譜しないとちゃんと弾けないあせあせ

44.現代音楽は得意ですか。
 
 多分苦手

45.作曲・編曲をしたことがありますか。

  既成曲の演奏よりも得意ですか。
 
 作曲は、子供の頃時々していましたが・・・
 (作曲は、ミハーリの方が上手いです。)
 編曲は、オーケストラ譜をピアノ譜に、というのはよくやりました。 
 あと、どうしても楽譜が入手できない曲があった時、
 テープやCDを聴いてピアノ譜を作成するというのもよくやりました。

46.DTM・MIDIデータ作成をしたことがありますか。

  音源・ソフトは何ですか。
  入力はリアルタイム・打ち込みのどちらですか。
 
 ないです。

47.自分で調律ができますか。
 
 バイオリンならできます。
 ピアノの調律はすごく力がいるそうなので、試みたことありません。 

48.本番に強いほうですか。それともアガリ症ですか。

 結構強いと思います。 
 少しアガって気分が高ぶっている方が、いい演奏ができることが多い?

 気もします。

49.ステージ衣装は何着ぐらい持っていますか。
 
 結婚式やパーティーでも着られるようなのを用意したり、
 結婚式やパーティー用に用意したものを着回すので、
 ステージ衣装としては持ってません。

50.プログラム用の写真をプロに撮影してもらったことがありますか。
 
 ありません。

51.本番の際のヘアセットやメイクはプロにやってもらっていますか。
 
 髪は美容院でやってもらいますが、メイクは自分でやります。

52.演奏中にピアノの弦を切ったことはありますか。
 
 ありません。

53.演奏した時のビデオ・録音・写真などがありますか。
 
 あります。

54.一日の練習時間はどれくらいですか。
 
 中学高校時代、先生に音大進学を勧められていた頃は、

 一日5~6時間、
 今は一日1~2時間でしょうか・・・
 (乗務があるので毎日弾けませんしxxx)

55.練習の前後に体操をしていますか。
  
 練習前にすることも、たまに。

56.練習の始めにハノンや練習曲で指の訓練をしていますか。
 
 なるべくするようにしていますが・・・

 結局やらないことの方が多いかもあせあせ(飛び散る汗)

57.ピアノを置いている部屋の防音・除湿対策はどうしてますか。
 
 防音はあまり気にしていませんが、
 乾燥対策(←オランダは非常に乾燥しているので)と
 防虫対策(←ピアノの中のフェルトを食べる虫がいるので)
 はしています。

58.ピアノの楽譜は何冊ぐらい持っていますか。

 幅40cmx高さ201cmの本棚いっぱい。 (何冊あるんだろう・・・)

59.ピアノの楽譜はピースと曲集のどちらが多いですか。
  
 同じくらいかも

60.ピアノの楽譜は国内版と輸入版のどちらが多いですか。
  
 7:3くらいの割合で国内版

61.自分で楽譜を書くのは得意ですか。
 
 どうでしょう・・・? でも楽譜を書くのは好きです。
 
62.ピアノのCDは何枚ぐらい持っていますか。
  
 音楽図書館で借りてはPCに入れてるので、

 CDとしてはあまり持ってません。
 20枚くらい?

63.自分のCDを出したことがありますか。
 
 ないです。 
 
64.1年間に何回ぐらいピアノの演奏会に足を運んでいますか。
 
 オランダに住むようになってからほとんど行ってません。

65.好きなピアニストは誰ですか。
 
 子供の頃は、ジョルジ=シフラ。
 大人になってからは、ウラディミール=アシュケナージ。
 最近は、ヴィビ=スルヤーディ。
 
66.ピアニストのファンクラブ・後援会に入っていますか。
 
 ファンクラブじゃないけれど、
 ヴィビのコンサート情報を受信するサービスには入っています。

67.レッスンを受けてみたいピアニストは誰ですか。
 
 Wibi Soerjadi (ヴィビ=スルヤーディ)

68.ピアニストの譜めくりをしたことがありますか。それは誰ですか。
 
 あります。 一回だけ。 
 オランダ人ピアニストのDante Oei (ダンテ=ウイ)

 (→http://fromholland-withlove.spaces.live.com/blog/cns!945B0BC82EE67D38!698.entry 参照)

69.連弾・デュオは好きですか。
 
 好きです♡

 オランダで受けているのも、連弾とデュオのレッスンです。

70.連弾・デュオをしてみたいピアニストは誰ですか。
 
 またヴィビ=スルヤーディとの連弾で、

 セコンドを弾かせていただけたら・・・
 あるいは、
 彼のソロに合わせて
 協奏曲のオーケストラ・パートを弾かせていただけたら・・・
 どんなに幸せでしょう・・・目がハート

71.伴奏は好きですか。やったことがありますか。 

  どんな楽器・歌でしたか。
 
 伴奏、好きです。
 バイオリンの伴奏とフルートの伴奏、それから
 合唱の伴奏をやったことがあります。 

72.他の楽器とのアンサンブルは好きですか。やったことがありますか。

  どんな形態でしたか。

 (これは、他の楽器2つ以上と合わせる、という意味かしら・・・???)
 ピアノではありませんが、

 バイオリン4台(←私もバイオリン)というのと、
 フルート4本(←私もフルート)というのはやったことがあります。
 楽しかったです♪

73.オーケストラのピアノパートをしたことがありますか。

  曲目は何ですか。
 
 ありません。 オーケストラ・パートの方が好きなもので・・・(^^ゞ

74.ピアノコンチェルトをしたこと(してみたいと思ったこと)がありますか。

  曲目は何ですか。
 
 (オーケストラ・パートの方ですが) 
 モーツァルトの20番、23番 ラフマニノフの2番、3番、 
 チャイコフスキーの1番、 
 グリーグ、 シューマン

75.共演してみたいプレイヤー・グループ・団体はありますか。
 
 (中学高校時代の友人みかんの)ソボブキ 
 (補習校の先生&IKKIでご活躍中の)santiさんのトロンボーン 
 ボネール島のギタリストJeroen

 (↑http://fromholland-withlove.spaces.live.com/blog/cns!945B0BC82EE67D38!2201.entry 参照)

76.ピアノ関連のサークル・団体・事務所などに所属していますか。
 
 いくつか

77.ピアノ以外の音楽関連のサークル・団体・事務所などに所属していますか。
 
 いいえ

78.恋人・配偶者に自分の演奏を聞かせたことがありますか。
 
 10年くらい前に、オランダのレストランで元夫一家とお食事した後、
 義理兄のリクエストで(ショパンやドビュッシーの曲を)5曲ほど

 弾いた事があります。
 あとは、去年のKLMのパーティーで、Wibiと連弾した時。
 (↑http://fromholland-withlove.spaces.live.com/blog/cns!945B0BC82EE67D38!2748.entry 参照)
 それまで彼が在宅時は「テレビを見るから」という理由で
 ピアノを弾いてはいけなかったのが、 Wibiとの連弾以降
 テレビの方を消音して、ピアノを弾いてもいいことになりました(笑)

79.恋人・配偶者もピアノ又はピアノ以外の音楽をやっていますか。
 
 いいえ

80.家族・親戚にピアノ又はピアノ以外の音楽をやっている人はいますか。
 
 母は合唱、妹がフルートを習っています。
 
81.自分の子どもにピアノを習わせて(習わせたいと思って)いますか。
 
 ミハーリにピアノを教えています。

 (以前ヴァイオリンとフルートも習っていました。) 
 マリアはヴァイオリンを習っています。 
 (最近少しずつピアノも教えています。)

82.自分の子どもにピアノ以外の楽器・歌を習わせて(習わせたいと思って)いますか。
 
 あ、上に全部書いてしまった・・・(^^ゞ

83.ピアノ友達は何人ぐらいいますか。
 
 日本に30人くらいとオランダに5人くらい・・・?

84.ピアノや音楽と関わりのない友達は何人ぐらいいますか。

  あなたがピアノを弾くことを知っていますか。
 
 友達・・・(国内外合わせて)400人くらい? 
 年賀状、毎年450枚(うち約30枚は家族と親戚)出しているので・・・
 ピアノを弾くことは・・・どうでしょう? 
 KLMの友人達は、(Wibiとの連弾がDVDで配布されたので)
 知っていると思いますが、
 学生時代の友人達は知らない人の方が多い気がします。

85.ライバルはいますか。
 
 自分

86.ピアノ・音楽関連でよく読む雑誌は何ですか。
 
 ありません

87.ピアノ関連で新聞・雑誌に載ったことがありますか。
 
 アラスカの地方紙『アンカレッジ・デイリィ・タイムズ』という新聞と、

 (↑アンカレッジ空港のマネージャーの退職記念パーティーで
   BGMを弾かせていただいたという記事)
 KLMの社員用の雑誌に載ったが事ありマス。
 (↑Wibiとの連弾の記事)

88.ピアノ関連でTV・ラジオに出たことがありますか。
 
 ありません

89.ピアノがテーマのマンガ・小説・ドラマ・映画などで好きな作品は何ですか。
 
 『のだめカンタービレ』『ピアノの森』『いつもポケットにショパン』

90.携帯電話の着メロは何ですか。
 
 日本の携帯電話は、エルガーの『愛の挨拶』
 オランダの携帯電話は、Rythemの『万華鏡キラキラ』

91.気がつくと、机や膝の上などで指が動いていることがありますか。
 
 気が付くと、というより、意識的に、こっそり指慣らし(?)してます。

92.ピアノを弾いていて良かったことは何ですか。
 
 言葉が通じなくても、音楽を通じて、
 世界中でいろいろな人とコミュニケーションできる

 ということに気付けたこと。

93.逆にピアノを弾いていて損したことはありますか。それは何ですか。
 
 ありません

94.ピアノに関して悩んでいることはありますか。それは何ですか。
 
 最近は随分楽になったけれど、3年以上腕が痺れていせいもあって

 (+練習不足)
 昔のように、自分が心に描いたような音の響きが出せないこと。

95.1週間後に演奏してくれと言われたら、何曲ぐらい用意できますか。
 
 1時間分くらい?

96.自分の結婚式・披露宴でピアノを使いましたか(使いたいですか)。
 
 使いました。 次回も(?)使いたいです。 

97.自分のお葬式は音楽葬にしたいですか。
 
 はい。 曲は・・・家族に任せます。

98.世の中からピアノがなくなったらどうしますか。
 
 もう一つの趣味、水彩画を再開・・・?

99.生まれ変わってもピアノを弾きたいですか。
 
 はい。

100.最後に、あなたにとってピアノとは何ですか。
 
 感情を表現する為の唯一の道具
 辛い時、悲しい時に気を紛らわせてくれる、心の支え

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以上です。
最後まで読んで下さってありがとうございました。 (お疲れ様でした・・・(^^ゞ)
ピアノを弾かれる方で、このバトンをやってみたいという方がいらっしゃいましたら、是非やってみて下さいネ♪