refuse

 
(東京便のフライト日記がまだ書き終わっていないのですがxxx)
大雪のオランダから無事脱出し、昨日予定通り帰国しました飛行機

先週半ばから降り始めた雪が、週末には大雪と変わり、
ユトレヒトでは30cm以上雪が積もって、
まるでどこか別の国に来てしまったかのようでした。

子供達が庭(←パパの家の庭・・・多分100坪くらい?)で かまくらを作りました。

街中にも雪だるま雪が沢山作られていました。
近くの住宅街では、それぞれの玄関前に雪だるまが1個ずつ立っていて可愛かったですぴかぴか(新しい)

オランダに引っ越して間もなく17年になりますが、
かまくらが作れてしまうほど雪が降ったのは初めてでした。

初めてといえば・・・
IDチケットを使う時は、大抵早めに空港へ行ってパーサーに挨拶するのですが、
今回も挨拶に行ったら、パーサーに
「IDチケットは全てrefuseってなってるけど、機長もあなたを知ってるそうだし、何とか乗れるように努力するから!」
と言われ、パーサーが持っていたスタンバイリストを見てみると、確かに
スタンバイ者名の隣にことごとく"refuse"という記載がたらーっ(汗)

大雪でヨーロッパ便の多くがキャンセルになった為に日本便への乗り継ぎに間に合わなかったお客様方が翌日の便にずれ込み、それでオーバーしたお客様方がそのまた翌日の便にずれ込み・・・
で、昨日の便も数十人オーバーブックしていたらしく、
それで社員割引チケットはrefuseするようにという指示が出ていたもよう。

ところがその日も多くのヨーロッパ便がキャンセルになり、日本便への乗り継ぎに間に合わなくなってしまったお客様方の分のお席が空き、お陰で私達が乗せていただけることにぴかぴか(新しい)
(帰れなくなってしまったお客様方はお気の毒でしたが、私達にとってはラッキーでした指でOK

お隣の席にイタリアにお住まいだという日本人女性客がいらしたのですが、本当は前日の便で帰国予定だったのが、イタリアからの便が雪のせいで遅れて日本便に間に合わず、予期せず1泊することになったのだけれど、
ヨーロッパ便の相次ぐキャンセルで空港近辺の空港はもう一杯、
その上、日本路線のキャンセル待ちの航空券をゲットする為に翌朝6時(!)から空港で並ばなければならなかった為、生まれて初めて空港で一晩過ごしたとのこと・・・大変げっそり

1月2日まで日本にいます。
(1月2日の午後の便でオランダに戻ります。)
お会いできる方、楽しみにしています!

新ユニフォーム

 
先週の金曜日、ポストに郵便局から小包の不達通知票が入っていました。
誰かから荷物が届く予定もないし、オランダでは通販は頼まないし、
何だろう・・・???
しかも、受け取り時にサインをしないといけない重要な物らしい・・・

気になりつつも、今週はずっと、機内で放映されるビデオの日本語字幕の校正や、雑誌の取材のお手伝いがあって、

なかなか郵便局まで受け取りに行けずにいたのですが、
ようやくマリアと一緒に郵便局に寄って来ました。

自転車の後ろに乗るマリアに小包を持って乗ってもらおう電球
・・・と思っていたのに、郵便局のカウンターの奥から出て来たのは
70cmx60cmx20cmくらいの大きな箱目

中には赤いバラの花が何百本も! バラバラバラ
・・・だったら素敵目がハート
な~んて想像しつつ、マリアを自転車の後ろに座らせ、
小包(と呼ぶにはかなり大きな箱でしたがxxx)をサドルの上に乗せてマリアに押さえて貰い、
立ちこぎして帰宅 自転車

家に持って入って、早速開けてみると・・・

中に入っていたのは、
新しいユニフォームでした (*^-^*)

創立90周年(←世界一古い航空会社です♪)を記念してユニフォームが来年から新しく変わるのです。 
 
試着したのは8月。
マート・フィッサーというオランダ人デザイナーによる新ユニフォーム。
この方のコレクション、フライト先でも見かけたし、雑誌にも載っていて、素敵だな~と思っていたのですが・・・
オランダ人の同僚達がモデル役をして写した写真を見ると
新ユニフォームは、(彼のデザインとは思えない程)ごくごく普通で、
&昔のユニフォーム(20年前に入社した当時のユニフォーム)にも似ていて
ちょっとガッカリバッド(下向き矢印)

しかも、ズボンが加わって、上から下まで全身真っ青~あせあせ(飛び散る汗)
ありえないxxx

・・・と、全く期待感なしで臨んだせいか、
実際に着てみたら案外いい感じ(笑)
ズボンも、青いジャケットを着なければ(=ブラウスとズボンだけなら)なかなか格好いい♪(←結局注文はしませんでしたが)

何より嬉しかったのは、
今までと同じサイズ(=20年前と同じサイズ)で大丈夫だったこと (>_<。。。(嬉)
(ちょっとキツかったけどあせあせ
この際だから定年まで同じサイズをキープできるように頑張ろうかと密かに思ったのでした(笑)

新ユニフォームの着用は来年の4月(※)からです飛行機

※ 正確には、 2010年3月29日月曜日午前0時(オランダ時間) から新ユニフォーム着用とのこと。
  28日以前にフライトに出て29日以降に戻る場合は、帰りの便用に新ユニフォームを持参しなければならず、
  また、夜間乗務で到着が29日の朝という場合は、28日の出発時から新ユニフォームを着用しないといけないそうです。
  間違えないようにしないと・・・φ(.. ) メモメモ   
  そういえば前回、1990年に制服が変わった時は、うっかり間違えたクルー(←新ユニフォームを早まって着てしまったり、
  新ユニフォームを持参するのを忘れて1人だけ旧ユニフォームを着ていたりetc.)
  が結構いたような・・・
 
現在のユニフォーム(←デザインはニナ・リッチ)、すごく気に入っていたので、ちょっぴり残念です (T_T)
変わる前に(←変わった後、旧ユニフォームは会社に返却しないといけないので)
制服で記念撮影しておかないと 写真

フライト日記 (Dubai)

2009年11月
(DXB)
スタンバイの期間中(11月30日までの2週間)は100%で乗務することになっている(=フライトリーブが長くない)為、
1週目にフライトに呼ばれた場合はすぐに2週目のスケジュールも知らされることになっているようで、
今回も、デリー便の連絡があった際、すぐに、その次はドバイ便だと知らされていました。
デリー便の後、50%だと11日間あるフライトリーブ(=乗務の後のお休み)も、100%だと4日間。
人が足りないとのことで1日削られ、3日間に。
お休み・・・といっても家事をしたり子供達の学校や習い事の送り迎えで忙しく、
3日間なんてあっという間。
なんとなく疲れが残ったままドバイへのフライトへ出発。
50%で乗務していると月に2本しか乗務できないので、あと2年してマリアが中学生になったら乗務のパーセンテージを上げて、できれば100%に戻りたいと思っていましたが、
若かりし頃と違い、今は100%はちょっとキツイかもしれません・・・80%か67%にしておこうかな・・・
ドバイ便の機種は、ボーイング777-200。
パーサーは乗務暦25年のヴィツケ。
帰りの便がチェックフライト(→いつもはCAの仕事振りをチェックする立場のパーサーが、他のパーサーからチェックを受けます)だそうで、
そのせいか、何だか緊張した、硬い感じのブリーフィングでした。
担当はエコノミークラス。 満席。
エコノミークラスのギャレーは、エコノミークラスの最前方と最後方の2箇所にあり、CAが3人ずつ入ります。
私は前方の方のギャレーに(数年前サンフランシスコ便で一緒だった)ピーターと(なんとなく私の妹に感じの似た)ナーディアと一緒に入りました。
ボーディング前の準備をしながら
「今日のブリーフィング、厳しい感じで嫌だったわ・・・これから皆で助け合って仕事をするというのに、気分が沈んだ気がする・・・(–;)」
とナーディア。
確かに今日のブリーフィング
「さぁこれから皆で楽しくフライトしよう!」
という、いつもの明るいノリが感じられなかったな・・・
サービスが始まってからも、同僚達と和気藹々と仕事をしていると
ヴィツケが来ては
「帰りの便では、これはしないで。」
とか
「帰りの便では、これをして。」
と、
細かいこと、はっきり言ってサービスやフライトセイフティーに関係ないことを
「帰りの便で、チェックされたら嫌だから」
と注意しにきて、ちょっとゲンナリしました。
ドバイ到着後、クルードリンクは機長のアルバートの部屋で。
部屋のドアの前に『Captain’s Sweet』という看板が・・・びっくり
みんなの為にビールやフライドポテトを注文してくれました。
クルードリンクですっかり遅くなってしまった(←現地時間で午前5時)のですが、
ドバイのクルーホテルの朝食はとっても美味しいので、寝過ごすわけにはいきません。
毎回楽しみにしているfoul medammes (ソラマメの料理)の他に、
今回はアラビア風パン?クレープ?ピッツァ?manakish も頂いてみました。
美味しかったです (*^-^*)
朝食後はピアノの練習に。
前回、パーティー会場のグランドピアノを好きなだけ弾かせていただけたので、
今回はどっさりピアノの楽譜を持参。
4時間、思う存分、弾かせて頂きました♪
途中、ホテルのスタッフがリンゴジュースを持って来て下さったり、
「いかがですか?」
と様子を見に来て下さって、親切だなぁ~と感動していたのですが、
後から考えたら、
4時間も休みなくピアノ弾いてたら、心配するか・・・(^^ゞ
夕食は、ホテルの1階に入っているレストランwagamamaで。
世界中のいろいろなところにあって意外と任期の和食もどきレストラン。
オランダにもあります。
ワガママという名称にまず驚きます。
wagamama / positive eating + positive living
・・・って・・・かなり強引ですが、ワガママが良い意味として使われています。
メニューも(ローマ字ですが)ちゃんと日本語です。
でも案の定、時々変なのがあって、
例えばデザートの桃のアイスクリームは『momo koori』とか書いてあったりします。
料理名は日本語なのにコリアンダーが入っていたり、本当の和食ではないのですが、
なかなか美味しかったです。
日本にあっても案外受けるかもしれません。
夕食後、2時間程仮眠を取って、
10月に日本で買ったばかりのEeePCでメールをチェックし、
(↑ これは便利ですね~)
帰りの便の乗務。
ヴィツケをチェックするBeoordeling Purser のロブがジョインしました。
「ず~っと前に一緒に飛んだこと、あるよね?」
とロブに言われても、例の如く思い出せない私・・・(^^;)
「パーサーは2年に1回は、こうしたチェックフライトが付くんだけど、
 どういう訳か、僕はこの6年、チェックフライトが付いたことがないんだ。」
と笑いながらも、目はヴィツケを追う・・・
ヴィツケがフライトの途中でロブに呼び出され、しばらく戻ってこないと思ったら、
さんざん細かく注意を受けていたらしい・・・
しかも、やっぱり、サービスやフライトセイフティーには関係ないことで。
「誰それはカバンにキーホルダーを付けているのに注意しなかった。」
とか・・・
「誰それはヘアピンの数が2本多いのに注意しなかった。」
とか・・・
その上ヴィツケの良いところを認めるようなことは全く言わなかったらしく、
ただでさえ緊張していたヴィツケは一層ピリピリし、
それを感じた私達も一緒になって緊張し・・・
こういうのって、お客様に伝わると、私は思うのです。
クルー全体の雰囲気を悪くしてしまうようなチェックの仕方をするBeoordeling Purserってどうなんだろう?
疑問に思いました。
6年間もの間、自分自身はチェックを受けていないと言っていたロブ。
きちんと定期的にチェックを受けているパーサーがBeoordeling Purserをした方がいいのでは・・・?
なんて思ってしまいました。
そんな訳で、なんだかいつもとは違った、すっきりしないフライトでしたが、
久し振りに4時間もピアノが練習できて嬉しいドバイでのステイでした音楽