ギリシャへ行くといつも、伯母が私の為にイエミスタ(Gemista)を作ってくれるのですが、
今回、作るところを見学&お手伝いさせて頂きました。
( 写真はフォトアルバムをご覧下さい
)

材料: 大き目のトマト 9個(うち1個は丸々すりおろしてピュレーにしておく)
大き目のピーマン 9個
大き目の茄子 4個
大き目の玉ネギ 1個
牛ひき肉 500gくらい?(ギリシャ語で質問できなかった・・・(^^ゞ)
米(Trachanaという名前らしい・・・トルコのクスクスに似てる?)
片手大盛り3杯分くらい?
イタリアンパセリ(葉が縮れていないパセリ) 1株(細かく刻む)
オリーブオイル 適量
バター 適量
水 適量
塩・コショウ 適量
砂糖 適量
(伯母さん、全く量らず全て目分量だったので分量が適当ですみません)
作り方:
① 玉ネギをみじん切りにして、フライパンでしばらく水に浸しておく。
② ナイフ(=ヘタの部分を切る)とスプーン(=中身をくりぬく)を使って、
トマト・ピーマン・茄子の容器を作り、オーブン用のトレイに並べる。
(注: トマトとピーマンは、蓋の部分を切り取らないように注意して切り込みを入れます。)
(注: 茄子の中身をくりぬく作業はかなりの力仕事です。)
③ くりぬいた中身で具を作る。 トマトとピーマン(種は除く)はおろし器ですりおろし、茄子はナイフで小さく刻む。
(伯母さんが作っているところをビデオに撮らせて頂きました↓)
(WMPの音楽をとめてから再生して下さいネ♪)
④ 玉ネギと水が入ったフライパンをそのまま火にかけ、煮たったら火を弱めてオリーブオイルを回し入れる。
(注: 玉ネギは、炒めるのではなく、煮ます。 煮える前に水がなくなりそうな時は水を足します。)
⑤ 玉ネギが煮え、水気がなくなったら、ひき肉をちぎり加え、一緒に煮る/炒める。
⑥ お肉の赤みがなくなってきたら、③の具を加えて、塩コショウし、バターを一切れ入れ、よく混ぜる。
(注: バターは、溶けやすいように、ちぎって入れます。)
⑦ バターが溶けたら、米を加え、よく混ぜながらしばらく煮る。
(注: 米は、手で、撒くようにして入れます。)
⑧ パセリを加え混ぜ、砂糖を少々ふりかける。
⑨ ひき肉や野菜から出た水分がなくなるまでよく煮る。
⑩ フライパンを火から下ろし、オーブン用トレイに並べてあった野菜の容器の中に、具を詰める。
(動画は、玉ネギにお肉を加えるところから ↓ )
⑪ 空になったフライパンに少し水を入れ、一回しして、野菜の容器にかからないように注意しながら、オーブン用トレイに流し入れる。
⑫ すりおろしてあったトマト1個分のピュレーを、野菜の容器にかからないように注意しながら、オーブン用トレイに流し入れる。
⑬ 野菜の容器、それぞれの蓋の上にオリーブオイルrをかける。 蓋のない茄子だけは、具にかからないように、茄子の部分にだけかける。
⑭ 野菜の容器、それぞれの蓋の上にバターを少しずつのせる。 蓋のない茄子だけは、具の上でなく、茄子の部分にのせる。
⑮ 塩コショウして、オーブンへ
(動画が見られない場合は・・・http://www.youtube.com/watch?v=1l1hV9S6KJ0 )
古いオーブンだったので、オーブンの温度が何度だったのかわからないのですが、中温(180~200度くらい?)で1時間30分くらい焼くようです。
(注: 出来上がった時のオーブン用トレイが、最初のトレイと違っているのは、出来上がってすぐ、伯母さんが先にピーマン2個と茄子1個食べて、小さめのトレイに移したからデス・・・(^^ゞ)
ギリシャの家庭料理の一つであるイエミスタ。
それぞれの家庭で少しずつレシピや作り方が違う(→ニンニクを入れたり、チーズをのせたり、オーブンでなく鍋でつくったり・・・)そうですが、私は、どこのレストランで食べたイエミスタよりも、伯母が作るイエミスタが一番美味しい!と思うので、この作り方をマスターしたいと思っています♪
追伸
ところで・・・イエミスタの英語の綴り、どうしてYemistaではなくGemista?・・・と思われた方、いらっしゃったでしょうか???
ギリシャ語のスペルが Γ(gamma/ガンマ)=Gから始まるのです。
ギリシャ語のG、ガンマは、単語の頭文字になっている時は、英語のYのような発音になり、
例えばGeorge(ジョージ)という名前はギリシャ語だとΓεοργο(ヨルゴ)と発音されます。