日本之形

 
久し振りに涙が出ました・・・あんまり可笑しくて!
と~っても面白かったのでご紹介します。
皆さんも是非、これで大笑いして、ストレス発散して下さい・・・
 
 
ところで・・・スペースには
動画も挿入できたのですね。
今頃、気付きました・・・

モテぢから実力テスト

 
デン・ハーグのmayitaさんに教えていただいた
(年甲斐もなく)やってみました・・・
 
診断結果は・・・(驚くなかれ、スゴイ高得点です)
_______________________________
 
misaeさんのモテぢからは・・・
96/100点  「モテ神様級」です。
 
基本データ

名前

misae

性別

女性

年齢

○歳

恋愛持続力

★★★★★

バイト持続力

★★★★★

魔性度

★★★★★

弱点

不器用

 
総合評価
全体的には飛びぬけて高評価で、この診断では「モテモテ」な人だと断定できるレベルです。
これでモテないのならば、世の中の男性の見る目がないのでしょう。
中でも注目ポイントは、人の気持ちに敏感で、相手が何を考えているか読めるタイプだということです。
読めたからといって、人の痛みがわかったりするかと言えばそれは別ですが、そこは充分にオトナな
misaeさんのこと、ココロに響く恋愛戦術をとれるはずです。
 
各項目評価
ポジティブ力

★★★★★

基本的に我慢強い上に、普通に比べ、嫌なことをぎりぎりまで嫌だと思わないポジティブ人間です。傷ついた人には特にうってつけの救世主タイプで、人に元気を与える素質を持っていると言えるでしょう。しかも空気を読むタイプなので暴走することもなく理想的と言えます。

読心力

★★★★★

人の心を手に取るように把握する力が備わっているようです。コミュニケーションをとる場面において「空気の読める人」だとも言えます。misaeさんに嘘やハッタリは通じません。人の気持ちを読んだ上で、そこを利用することも得意なので、やや危険人物ではあります…。

操作力

★★★★★

相手の気持ちを揺さぶる心理戦は大得意で、恋愛が戦いだとすれば、かなり強い人だと言えるでしょう。とはいえ、misaeさんの恋愛スタンスは、戦いのようなものではありません。お互いが幸せになれるような気配りができる配慮ができるタイプなので、自分勝手に相手を食いつぶすことはなさそうです。

ルックス向上力

★★★★★

自分のルックスにはかなり気を遣うほうで、それがモテるためかどうかは別としても、ルックスが恋愛の第一関門で大いに影響を与えることは強く認識しているようです。ファッションへの意識が高いことなどは、女性であれば好感されるものです。この努力を怠らないようにしましょう。

オトナ力

★★★★★

落ち着き払った振る舞いに、人の気持ちに配慮した言動、そして責任感、あなたは大いにオトナの風格を備えていると言えるでしょう。すでにオトナだと言えばそうですが、実際の年齢よりも考え方は成熟しています。ただ説教くさくならないように注意しましょう。子供っぽい人を受け止めるのもまたオトナです。
 
あなたが陥りやすいバイト恋愛の罠

行列のできる男子駆け込み寺「小悪魔」タイプ

「お前、他に男いたのかよ!信じた俺が馬鹿だった…呼ばわり」というワナ。

【ポイント】

・アナタに好かれていると勘違いしている男の子がいっぱいいます。

→"勘違い"ではなく、実際、知っている男の子はみんな好きなのですが・・・

・周りの女の子にぶりっ子と思われているかもしれません。

→(例え"ぶりっ子と思われて"いたとしても)女の子もみんな好きです・・・あ、ちょっと苦手な人(ex.義理姉)もいますが、みんなそれぞれイイとこありますから・・・

天然だったりボディタッチが多いのは、可愛らしいけど度を越すと様々なトラブルの元に。

それを狙っているのなら、ある意味天才です。

→"天然"というのは"天然ボケ"ということ? ・・・だとしたら、以前「天然ボケ度チェック」というのをやった際

あなたの天然ボケ度は66%です。
あなたは、藤谷美和子級です!!
かなりの天然ボケです。
あなたの発言は、周りの人に理解されないことがよくあります。
とは言っても、きっとあなたにも自分を理解してくれる人がいることでしょう。
そういう良き理解者を大事にしていれば、まったく問題はありません。
前向きに考えて行動しましょう。

という結果でしたので、問題ないでしょう・・・(?)

ボディ・タッチは(されることはあっても)こちらからは(多分)しません。 

【おすすめのバイトは?】

その性格はなかなか治らないでしょう。  一つの職場に長居すると、被害が拡大するので、短期バイトがオススメ!

魅力いっぱいのアナタは、短い期間でも十分狙った男の子を落とせます!頑張って!

_______________________________
 
「チームワーク」「笑顔」「心遣い」は確かに私のキーワードです。
男の子を落とす予定は特にありませんが、仕事は頑張ります?!  

紙ナプキンの薔薇の作り方

バラ紙ナプキンの薔薇バラ

今日は、私が機内でよく作る
紙ナプキンの薔薇
の作り方をお教えしたいと思います。
1.もしも紙ナプキンが何層にもなっているようでしたら、
  まず1枚ずつに分けて下さい。
  (角をやさしくクシュクシュッとすると剥がしやすくなります)

2.上部4分の1程を写真(↓)のように折ります。

3.折った部分の右端を、
写真(↓)のように右手の人差し指と中指で挟んで・・・

4.・・・人差し指1本、次に人差し指と中指の2本、
それから薬指も入れて3本・・・
というように、中に入れる指を1本ずつ増やしながら
右手の指の周りを左手で
紙ナプキンを巻いていきます。

5.巻き終わったら、右手の指先の辺りを左手でまとめ、

写真(↓)のようにねじるようにして止めて・・・

6.右手の指を紙ナプキンから抜き取り、
(→これがの部分になります)
の部分を半分くらいまでねじります。

7.中心部の紙の先を
右手の人差し指と中指の”指先“でつまみ・・・
(難しければ、親指と人差し指でもOK)

左手で紙ナプキンの方を逆回りに回してきつく巻き上げます。

 8. の部分の外側を少し折り返し・・・

上から少したたく様にして膨らみもたせると・・・

本物っぽくなります(↓)

 9.次にを作ります。
の下の外側を広げて・・・
適当なところでねじり止め、の形を整えます。
10. の部分との部分のバランスを見ながら
ねじり合わせて・・・

できあがり♪

少し固めの紙ナプキンの方がきれいに仕上がります。
(やわらかい紙だと捩った部分がすぐに緩んできてしまいます。)
(作り方を教えてくれた、ボネール島クルーホテルのバーテンダー・Alfredに感謝を込めて・・・)
《追伸》
友人に実際に作っているところの動画を撮ってもらいました(携帯電話での撮影なので見づらいかもしれませんが・・・)
少しでも参考になりましたら幸いです♪

フライト日記 (Lagos)

2007年1月
(LOS)
 
今年の初仕事・・・は、ドバイ便の予定が、前日変更になって、ラゴス便です。
 
ラゴス便は、オランダ人クルーの不人気路線ベスト3に入る路線。 
もしかしたら一番嫌われているかもしれない路線です。
理由は多分・・・① フライトリーブ(=乗務の後のお休み)が短い
            (→100%で乗務している場合2日間)こと。         
          ② 政情不安であること。
          ③ マラリア地域であること。         
          ④ ナイジェリア人が無礼であること。
 
私は、以前に一度だけ乗務したことがあるのですが、
① 50%で乗務している私には休みは十分ある(普段が長すぎるくらい)ので問題なし。
② 確かに、ホテルからの外出は禁止されていました。 ホテル敷地内で銃撃戦があったこともあると聞きました。
③ 確かに、ここでマラリアにかかってしまった同僚を何人も知っています。 
④ 確かに、機内で「ツッ、ツッ!」と舌を鳴らして犬でも呼ぶように呼ばれたり、「Give me coke!」と言い方が乱暴だったりしましたが、それがこの国では普通なことだと思えば気にならないこと。 オランダ人が普通だと思っていることだって、日本人からしたら無礼なことも沢山ありますので、既に"慣れていた"ということもあったと思います。
 
それよりも、前回のラゴス便で私の印象に残っているのは、
① 夜間の乗務で機内も照明を落としてあって真っ暗な中、コールボタンで呼ばれて行くと、暗闇お客様の白い歯だけが浮き上がって驚いたこと。
② ホテルの朝食のパンが美味しかったこと。
でしたので、今でもそうなのかしら・・・とワクワクして出掛けました。
 
空港到着後、リポーティングを済ませてパーサーに挨拶に行くと、前に乗務したことのある(→いつ・どの便で一緒だったのかは・・・思い出せませんxxx)トン(Antonの略称)。
いつものように握手をして挨拶を交わすと
「misae! キミ、マッサージできる?」
「(え?いきなり、なんで??) ええ、できますけど・・・」
「やっぱり! いやぁ、前のフライトで、たまたまマッサージの話になった時に、クルーの何人かが"マッサージが上手なCAを知ってる"と言ってキミの名前を挙げてたんだよ。 ボクも妻にマッサージを教えてもらえないかなぁ。」
・・・子供の頃1回50円で父の肩を揉んで磨いた技(?)が、今、役立っています・・・
 
ブリーフィング・ルームブリーフィングの時間まで待っていると、後から入ってくる同僚達が私を見て
「え??? ラゴス便よね???」
と、戸惑います。
私がいるせいで、(現地採用の乗務員がいる)日本路線あるいは中国韓国路線かと一瞬思ってしまうわけです。
オランダ人はいろいろな面で"差別を嫌う"人達なので、いつもあとから必要以上に詫びられて、
「毎フライト皆そう思うわよ~私はどう見てもオランダ人には見えないのだから、気にしないで!」と言うのですが、
今回はパーサー以外(トンは私のことを知っていましたので)全員から謝られて、かえってこちらが申し訳なくなってしまいました・・・
 
トンのブリーフィングは独特です。
「今日初めて会う同僚達と、これから最高のチームワークで仕事をするのだから、まずはお互いの名前をしっかり覚えないとね!」
と、全員の名前覚えから。
通常は、ブリーフィングの最初にパーサーが一人一人名前を呼び上げ、呼ばれた人が手を(オランダ式に人差し指だけ立てて)挙げるだけなので、(なるべくブリーフィング中に全員覚えられるように努力はするのですが・・・)ブリーフィング中に全員の名前を覚えられないこともあります(→そういう場合は、機内で覚えます。)
今回は、パーサーから、座っている順に自分の名前を伝え、何人目かで、自分の手前の人までの名前を言う、というテスト形式。 最後には、全員分覚えられる、という仕組みです。
次に、乗務で大切だと思うことを一言ずつ。 この仕事に対する、いろいろな人のいろいろな意見を聞けて、興味深かったです。
 
ラゴス便の機種はMD-11。
担当はビジネスクラスです。 満席。 
 
いつものように、お客様の搭乗前の準備、搭乗開始以降のウェルカム・ドリンクメニューなどの配布を、相棒と協力して行います。 
MD-11のビジネスクラスは、ギャレーが客室の中央にあるので、全体を把握するのに少々不便なのですが、
相棒のロバート(リッキー・マーティン似のスチュワード・元軍事警察官)がとても働きやすい相手だった
(→忙しい時は、二人で同じ事をしていると余計に時間がかかることがあるので、相手がまだやっていないことを先回りしてやるようにするのですが、彼も同じように動いてくれた)
(=私が後でやろうと思っていたことを気が付くとやってくれていた)
ので、と~ってもスムーズにいきました。
飛行中のサービスも、同じ調子で非常にスムーズに進み、いつもならビジネスクラスの方がずっと長くかかるはずのサービスが、エコノミークラスよりも先に終わってしまったほどです。
 
サービスが終わってから、お食事。 
朝、子供達のお弁当作り(土曜日は日本語補習校なので、お弁当はサンドイッチではなく、ちゃんとご飯を炊きます)で忙しくて、コーヒーは数杯飲みましたが、朝から何も食べていなかったので、腹ペコでした。 
アメリカからのお乗り継ぎのお客様が何名かお食事を召し上がらなかったので、味見を兼ねてビジネスクラスの前菜をいただきました。

(Mediterranean caponata with smoked salmon)
(日本路線もアムステルダム発は同じ前菜だったと思います。)
 
主菜は久し振りにクルートローリーから選ぶことに。
クルートローリーには、クルー用のサラダ、ホットミール、デザートのプチケーキ、ヨーグルトや果物、サンドイッチ用食パン、バター、ジャム、スライスチーズ、スライスハム、ミネラルウォーターのミニボトルなどが入っています。

(クルートローリー)

(クルー用のサラダ・2種類あるうちの1つ)

今日は、お魚料理にしました。
耐熱容器に、お魚、にんじん、マッシュドポテトが入っています。 

(味は見た目ほど悪くないです)

蛋白源(肉や魚)1種類+野菜1種類+穀物(じゃがいもやパスタ)1種類・・・全て1種類ずつの典型的オランダ料理・・・
オランダの台所はいつもきれいなことで有名ですが、朝・昼はパン、唯一温かい料理を食べる夕食もこんな感じなので、確かにあまり汚れません。
日本では「一日30品目」と言われますが、もしかしたら(=私の想像です)オランダでは「一日1品目ずつでも、毎日違う種類にすれば、1ヶ月で30品目になる」という考え方なのかもしれません。
 
デザートにはヨーグルトをいただきました。 カラメルソースが美味しいヨーグルト♡

 (ヨーグルトもいろいろな種類から選べます→私のお気に入りはコレ)
 
 
ラゴスに到着し、クルーバスクルーホテルへ向かいます。
バスが一般道に出た途端、車内が真っ暗になったので驚いていたら、同僚達が口々に
「真っ暗にしておかないと、クルーが乗っているバスだとわかってしまって危ない
襲撃されたこともある」
と説明してくれました。 スリル満点です・・・
よく見ると、クルーバスの前後には、警護車まで! 
護衛されてホテルへ向かったのは初めてです。
 
厳重に警戒されたゲートを通るとホテルの敷地内。
ロビーにあるラウンジの中央の、赤いロープで仕切ってあるスペースが、どうやらエアライン専用のようで、
これから出発する同僚達の他に、他社の乗務員もそこで空港までのクルーバスの到着を待っていました。
 
チェック・イン後、シャワーを浴びて、クルー・ドリンクへ。
ホテルのバーはとても小ぢんまりしていて(35㎡くらい?)、客は西洋人ばかり。 恐らく皆、エアライン・クルーです。
アジア人は私一人。
しばらく飲んでいると、後から到着したBAのクルーもクルー・ドリンクに集まり始めました。
そのうちに、その中の一人が私達のテーブルへ・・・
「君達どこのエアライン? 私はBAの機長のチャーリー」
一番近くに座っていたアシスタント・パーサーのアニータが代表して私達を紹介。
「キミはオランダ人じゃないでしょ? どこから?」
と聞かれて
「日本からです。 あなたはイギリスのどちらから?」
「オックスフォードですよ。」
学生時代に約1年留学したことのあるオックスフォード。 もっといろいろお話したかったのですが・・・
英語が出てこない・・・( ̄_ ̄|||)
懐かしい&大好きなクィーンズ・イングリッシュなのに・・・
言われていることはわかるのに・・・
言いたいことが言えないxxx
どうしてもオランダ語の単語がでてきてしまう・・・
他のBAのクルーも何人か加わって、たまたま趣味が音楽だという人が多かった(パーサーのリチャードさんはオーケストラのホルン奏者だそう)ので、音楽の話をしているうちに勘が戻ってきましたが・・・
言葉はやっぱり使わないと忘れてしまいますネ。 勉強しなおさないと。
 
クルードリンクの後、ホテル敷地内にあるディスコへ。
ラゴス便に頻繁に乗務する夫から話はよく聞いていましたが、行ってみると、本当に、男性はみんな西洋人で女性はみんな現地の娼婦・・・
独特な雰囲気だったので、早々に退散しました。
 
翌日は朝食の後、部屋でピアノの練習をし、ランチはプールサイドで。
昨日のBAの機長チャーリーが美味しそうなのを食べていたので、同じものをオーダー。
メニューには無い「ナイジェリア風チキンシチュー」だそうです。
辛くて美味しかったです♪

 (ナイジェリア風チキンシチュー)
 
 
食後は仮眠をとって、帰りの便の乗務。
再び警護車に守られながら空港へ。 アメリカ並みに厳重なセキュリーティー・チェック(=安心です)。
帰りの便も満席でしたが、ロバートとのチームワークのお陰で、丁寧かつ迅速なサービスができ、(夜出発し、早朝にアムステルダムに到着する便でしたので)お客様にも早くお休みいただけて良かった!
 
サービスが終わってからクルーボックス(=帰りの便でのみ調達されるお弁当もどき)をチェック。 
クルーボックスには4種類あって、(レギュラー/ベジタリアン/フルーツ/ローカル)行きの便の乗務中に注文用紙に希望を書き込んでおくと、帰りの便に希望のボックスが搭載されるようになっています。

(クルーボックスの注文用紙)

レギュラー・ボックス、ベジタリアン・ボックス、フルーツ・ボックス、ローカル・ボックス(アメリカ、カナダ、メキシコ発はシリアル・ボックス)から選べて、私はいつも(現地料理が食べたくて)ローカル・ボックスをチョイスします。 
例えば、日本路線だと手巻き寿司や稲荷寿司が入っていたり、中東だとメッツァが入っていたりするのですが、ナイジェリア発は普通のサンドイッチでした・・・

(ラゴス発のローカル・ボックス)

ビジネスクラスのお食事も余っていたのでチェック。
 

(前菜 : Air-dried beef with a salad of tomatoes and Mozzarella)

「トマトとモッツァレッラのサラダ」とメニューにあるのに、トマトの上にのっていたのが普通のチーズだったので、(幸いお客様からのクレームはありませんでしたが)パーサーに報告。

(主菜 : 左=Grilled chicken filled with spinach 右=Seafood Chilli)

(クルー用のミネラルウォーターのボトルには、ラベルを少し剥がした所に記名)

 
 
到着前にパーサーのトンに呼ばれてパーサー・ワーク・ステーション(=パーサーが書類の処理をしたり、機内映画などのビデオのセッティングをするスペース)へ行くと、
「これを会社に提出しようと思うんだけど・・・」
見るとコンプリメント・レター
「misaeは、本当に丁寧で心のこもったサービスをするCAである。 彼女のサービスを見ていて、自分も乗客として乗った時には、是非とも彼女のサービスを受けたいものだと思った。」
と書いてありました。  ありがとう、トン!
 
今年の初仕事、(心の中で)ガッツポーズができるフライトになりました・・・
でも、半分は相棒のロバートのお陰。 もちろん彼もトンからコンプリメントをもらっていました。 同感です。
 
これから2月16日まで冬休み。 
乗務がなくて残念ですが、来月は、長男のCito Toes (シト・トゥーツ=中学入試のようなもの)があります。
サポートしてあげないと・・・!
 
休暇明けは、香港便です。 
 

スケジュール・チェンジ

明日からドバイ便乗務の予定でしたが、今日の午後になって会社から電話があり
明日からラゴスへ行くことになりました。
ラゴス便に乗務するのは2回目です。
ナイジェリアは、マラリア流行地域なので、蚊に注意しないと・・・
それにしても、前日のスケジュール・チェンジは初めて。
どうしたのかしら・・・

 

フライト日記 (Kuala Lumpur) その3

2006年12月 その3
(KUL)
 
4日目。
 
午後1時起床(=朝6~7時に寝て、この時間に起きる・・・というオランダ時間での生活リズム)
NHKのニュースを見、持参したロールアップ・ピアノ(←11月のカイロ便フライト日記参照)で1時間ほどピアノの練習をしてから、プールサイドへ。
 
まずは、レストランで大好物の「ミー・カレー」を。 
こちらが頼まなくても、例の(記憶力の良い)マネージャーが来て
「ミー・カレーですね!」
もう滞在中毎日食べてました、美味しくて。
(写真は、「その2」に載せてあります)
  
初日に、メニューにもう無かったのにもかかわらず、私の為に、このマネージャーが特別にシェフに作らせて下さった「ミー・カレー」・・・
その心ばかりのお礼にと、紙ナプキンでバラの花を作って(←機内でも時々作ります・4月の上海便フライト日記参照)マネージャーに差し上げたのですが、それ以来、飲み物をサービスして下さって・・・ 感激。
 
フロントのスタッフも・・・到着した日に日本の新聞があるか伺った、と書きましたが、その日の新聞一部だけでも十分嬉しかったのに、毎日お部屋に届くように手配して下さり、その上、それ以来フロントへ行くと、名前を覚えていて
「○○サン」と(日本語で)呼んで下さるのです・・・感心。
 
ところで、12月は雨季だそうで、プールサイドにいると、時々バケツをひっくりかえしたような雨になりました。
みるみるうちに空が暗くなったかと思うと、プールサイドの人々がレストランへ非難するよりも先に、ザバーッッッ(←”ザーザー降り”よりもっとスゴイ・・・)ときます。
雷の音と共に、ホテルのゴルフ場から避難のサイレンが鳴り響き、間もなく稲光が・・・!

 
(プールサイドで食事中に大雨に・・・)
 
5日目は、前日に到着した機長のフェリックス(←以前アムステルダムに住んでいた日本人の友人のご近所さん・5年振りに再会しました)に、夕食後、
LUNAというラウンジ・バーへ連れて行ってもらいました。
パシフィック・リージェンシーというホテルの最上階(34階)にあるのですが、今まで行ったことのある世界中のバーの中で、一番ロマンチックでした♡
普通のソファー席の他に、屋外プールを囲むように(2~4人がけの)ボックス席があり、靴を脱いで寛げるようになっていて、どこもカップルでいっぱいでした♡
満席だったので他のカップルと同席。 私達は(残念ながら?)カップルではありませんが、ロマンチックさ加減は十分に味わえましたヨ。
ボックス席の外壁は全面ガラスになっていて、夜景のキレイなこと!
本当に素敵でした!!
 
(ボックス席からの風景・手前はプールです)
 
6日目は、2度目のジャカルタ往復。
 
ドアが閉まり、滑走路へ向けてのTaxing(=地上滑走)が始まって間もなく、機長からアナウンスが・・・
「書類上の機体の重量と、実際の機体の重量が一致していない為、ゲートに引き返して調査する」
とのこと。
 
そういえば最近あるサイトに・・・
 
「大きなリュック一つと、キャリングカーに付けた約20kgはありそうな大きなボストンバッグを機内持ち込みにしたい場合、チェックインの間、母親にキャリングカー付きの大きな荷物を見ておいて貰って、リュックのみでカウンターのチェックインを終え、その後に、母親から大きな荷物を受け取って機内に持ち込むのは可能か?」
 
という質問が投稿されていたので、 
「(そのようにすれば確かに”こっそり”機内に持ち込めるけれど・・・)
あまり大きい荷物だと、頭上の荷物入れを占領してしまって他のお客様の荷物が入らなくなってしまったり、
あまり重いと荷物入れを開けた時に落下する危険がある。
また、重くなればそれだけ燃料を使い、そして、
「飛行機全体の重さによって、燃料の量だけでなく、飛行機が離陸する際の滑走の速度なども計算される
そうなので、重量制限を越える荷物をこっそり機内に持ち込むことは、事故につながる可能性もある。
・・・つまり、機内持ち込みの手荷物や、預ける荷物に重量制限があるのは、安全に飛行する為なのです。」

・・・というふうにコメントしたことを思い出しました。 
 
オーバーしていた分の貨物の積み下ろし作業をし、約2時間遅れでジャカルタへ出発。 無事乗務を終えました。
7日目の土曜日の夜は、週に一度だけのJapanese Restaurantの和食ビュッフェの日。 オランダ人10名程引き連れて行って来ました♪
時々「これは中華では・・・?」というのが混じっていましたが、お寿司に天麩羅、すき焼きetc.とっても美味しかったです。
そして8日目の最終日。
 
最後の「ミー・カレー」をいただいてから、帰途へ。
出発前に、ホテルのロビーにあったクリスマス・ツリーの前で写真を撮りました。

 
キャビン・クルー9名+コックピット・クルー5名。
いつもに比べてコックピット・クルーが多いのは、飛行時間が長い便なので交代要員が2名いた為と、それから、1名、Route Inspectorが乗っていたからです。
Route Inspectorは、乗務員全員が、それぞれ、安全に飛行する為のタスクをきちんとこなしているかをチェックします。
ミスが報告されると乗務停止になることもあるとのこと。
Route Inspectorが乗っている便に乗務するのは初めてだったので緊張しましたが、冷静に、いつもどおり仕事をすればよいこと。
 
・・・あ、一つだけ、注意したことが・・・
コックピット・ケアです。
UD(=アッパー・デッキ=2階席)担当のクルーは、「30分毎にコックピットに電話を入れて何事も無いか確認する(+飲み物や食事を用意して届ける)」という作業をしないといけないことになっているのですが、満席の時はサービスが忙しくて5~10分遅れてしまうことがあるのです。
今日はそれは許されまい・・・と、相棒のカーレンと「毎時00分と30分に電話しよう!」と決めて、それをきっちり守りました。
このコックピット・ケア、他の機種の場合も、コックピットに最も近いビジネスクラス担当のクルーが行います。
 
アムステルダムまでの飛行時間は12時間10分。
Route InspectorからもOKをいただき、無事アムステルダム到着・・・
同僚達が同伴していた家族も全員無事に乗れ、帰ってくることができました。
____________________________________
 
次のフライトは、1月13日からドバイ便です。
 

フライト日記 (Kuala Lumpur) その2

2006年12月 その2
(KUL)
 
 
10日間のフライト・・・といっても、乗務中に2回日付が変わる為、クアラルンプールには7泊です。 
クアラルンプール滞在中には2度のジャカルタ往復乗務が入ります。
私が乗務したのはクアラルンプール経由ジャカルタ行き・・・

 
土曜日にアムステルダムを出発し、日曜日にクアラルンプール到着。 
2泊して火曜日に1度目のジャカルタ往復。 
3泊して金曜日に2度目のジャカルタ往復。 
2泊して日曜日にアムステルダムへ向けて出発し、月曜日到着。 
 
・・・というスケジュールです。

まずは1日目。
 
現地時間の午後4時30分頃クルーホテルに到着。 
7時クルー・ドリンク(=同僚達と飲むこと)、
8時から日本料理のレストランで夕食(←このホテルには、と~っても美味しいJapanese Restaurantがあるのです♡)
の約束をして、各自お部屋へ。 
部屋へ向かう前に、フロントで「日本の新聞はありますか?」と尋ねると「では、毎日お部屋へお届けします。」とのこと・・・♪
お部屋では、期待通り、NHKが・・・♪
嬉しい♡
ピアノがないのは残念でしたが、日本の新聞・NHK・日本食レストランのお陰で、ちょっぴりFeel at homeでした(*⌒―⌒*)

  

(南国らしいお部屋)
クルー・ドリンクの時間迄のんびりシャワーを浴び、1階のホテル・バーに降りると、私の便の同僚達はまだ誰も来ていませんでしたが、別の便の同僚達が既に集まって飲んでいました。 
 
前述のとおり、クアラルンプール便は、クアラルンプール滞在中に2回ジャカルタまでの往復乗務があります。
クアラルンプールへは毎日便があり、クアラルンプールで乗務員が交代してジャカルタへ飛びます。
ですから、私達が到着した時点で、私達の他に、前日に到着したクルー(←翌日ジャカルタ往復)、前々日に到着したクルー(←私達からテイク・オーバーしてジャカルタ往復したクルー)、前々前日に到着したクルー(←翌々日に2度目のジャカルタ往復をするクルー)、(つづく)・・・と、本当にすごい人数のクルーが滞在している訳なのです。
 
握手を交わしながらお互いの名前を告げ(=オランダ式挨拶)、輪に加わると、実はみんな(別の日に別の便で到着している)バラバラのグループであることに気付きます。
滞在中に他の便の同僚達と一緒になることは他の路線でもたまにありますが(例えばボネール便)、大抵それぞれのグループに分かれて飲んだり食べたりしているのに対し、ここクアラルンプールでは、便は関係なく、み~んな一緒に飲んだり食べたりするようです。 
でも、その方が断然楽しい・・・♪♬♫
 
8時になって、半数は中華街へと繰り出し、私は残りのオランダ人同僚達と一緒にホテル内のJapanese Restaurantへ♪
天麩羅定食をいただきました。 
そして生酒! オランダ人は熱燗しか知らないことが多いので、彼らにも勧めてみました。 (もちろん大好評!) 
(口当たりがとてもよくて美味しかったデス)
 
食後はバーに戻って、クルー・ドリンク再開♪ 
しばらくすると、ジャカルタ往復乗務を終えた同僚達が加わり、中華街へ出掛けた同僚達も戻ってきて・・・。
誰かがipodでBGMをかけ、機長が頼んでくれたルームサービスのおつまみを頂きながら、楽しく飲んでいるうちに気が付いたら朝の7時(=オランダ時間の午前0時)・・・ということは、41時間起き続けてる(?!)

 

2日目。
 
朝の8時から寝て、目覚めたのは5時間後の午後1時・・・お腹が空いてしまってxxx
NHKを見ながら急いで支度し、プールサイドのレストランで大好物の”ミー・カレー”をオーダーしようと思ったら、メニューにない・・・( ̄_ ̄|||)
そこへレストランのマネージャーが来て
「あなたは1年位前にもいらしたことがありましたよね?」
とおっしゃる。
「ええ、去年の8月に初めてクアラルンプールに参りましたが・・・覚えていらっしゃるんですか?」
「もちろんです。」
おぉ~~感心!
「前にここで”ミー・カレー”を頂いて、とても美味しかったのですが、なくなってしまったのでしょうか・・・?」
「大丈夫ですよ。 作らせますから。」
おぉ~~~感激!! 
1年4ヶ月ぶりの”ミー・カレー”・・・中華麺の入った、魚介たっぷりの、辛~いカレースープ・・・美味しかったデス♡

(忘れられない美味しさの Mie Curry)

お食事が終わってからは、MP3で曲を聴きながら譜読み。 
シューベルトの「ファンタジーD940」とモーツアルトの「交響曲第40番」。 今、ピアノの連弾のレッスンでやっている曲です。
 
夕方近くなって、昨日一緒に朝まで飲んでいた同僚達がやっと起きてきて、
「misae! もう起きてるの?!」
と驚かれる・・・私は(お腹が空くと自然に目覚めてしまう為)普段から睡眠時間が短いのデス。
一日平均6時間。 どんなに疲れていても7時間後には(お腹が空いて)起きます・・・
きちんと食べてから休まないと、もっと短時間で目覚めることも。
 
夕食は、別の便の同僚達と一緒に中華街へ。 
私と一緒に到着した同僚達はというと・・・ 
パーサーは旦那様、私の相棒は旦那様と4歳のお嬢さん同伴、コックピット・クルーも奥様同伴、AゾーンとBゾーンの同僚達は友人同士、4/5ギャレー(=1階中程のギャレー)の同僚達はカップルでリクエスト、6/7ギャレーのスチュワードはゴルフ(←広大なゴルフ場付きの高級ホテルだったので、ゴルフをやっている同僚達は皆、マイ・クラブ持参)。
結局スタンバイで呼ばれた私だけ”シングル”と申しましょうか・・・
 
中華街から戻って再び別の便の同僚達とクルー・ドリンク(←これは毎晩あります♪)
毎日新しいクルーが到着するので、懐かしい同僚との再会もあり、話がはずみます。
翌日ジャカルタへの往復乗務がありますから、ちゃんと規則を守って、リポーティングの10時間前にはアルコールはストップ。
・・・と言っても、ジャカルタ便のリポーティングは15時30分なので、量が多過ぎなければ(←時間の他に、もちろんアルコールの量にも規則があります)5時30分まで飲めますが。

3日目。
 
朝6時就寝。 7時間休んで13時起床。 シャワーを浴び終わったところでCalling(=ホテル出発の1時間前にWake Up Callがあります)。 
男性クルーはこれで起きて支度する人が多いようですが、私はゆっくり支度をしたい(・・・というか1時間では間に合わないxxx)ので、Callingの30分~1時間前には起きるようにしています。 
そして、Pick Up Time(=クルーバスがホテルを出発する時間=Callingの1時間後)の20分くらい前にロビーへ降りて、のんびり他の同僚達が降りてくるのを待ちます。
 
空港では、機内で、アムステルダムから到着した同僚達から(=パーサーはパーサーから、ビジネスクラス担当者はビジネスクラス担当者から)テイク・オーバーします。 
クアラルンプールはこの便の最終目的地ではないので、停泊中、機内にお残りになるお客様もいらっしゃいます。 そういう場合、セキュリティーの関係で、到着したクルーは、交代するクルーが到着するまで飛行機から降りられません。 
東京や大阪など、そこが最終目的地である場合は、お客様はもちろん皆様お降りになりますから、到着したクルーは、折り返し便に乗務するクルーを待たずに降機できます。
 
UDに上がって、UD担当だった同僚達と、何か”変わったこと”はないかを確認。
“変わったこと”というのは、例えば、座席やトローリーなどに故障箇所があるとか、非常に難しい(あるいは非常に優しい)お客様がいらっしゃるとか、ハネムーンのカップルが乗っていらっしゃるとか、新聞紙はどこそこにしまってあるとか・・・です。
 
到着クルーが降機すると、まずはいつものとおり、担当ドアと担当エリアのチェック。 
今日も満席です。
ウェルカム・ドリンク(=ビジネス・クラスのお客様にご用意する、シャンペンやフレッシュ・ジュースのトレイ)やメニューなどを揃え、お客様をお待ちします。
ふと乗客リストを見ると、日本人の名前が・・・
イギリスにお住まいのビジネスマンで、ジャカルタへご出張とのこと。 
(こんなところで日本人に出会うとは!とお互い驚きましたが、思いがけない日本語でのサービス。 喜んでいただけたご様子で、嬉しかったです!)
 
約1時間半のフライトですが、ビジネスクラスではホットミールが出ます。
お客様方は、アムステルダムからクアラルンプールまでにお食事も既に2回召し上がっていらっしゃいましたから、予想したとおり、このフライトでお出しするお食事はお召し上がりにならないお客様が多く、ミールが沢山余ってしまいました。
余ったミールはクルーが頂いてもいいので、私も早速お味見を♪  

(前菜 : 鮪の燻製)

(主菜 : 左=マレーシア風やきそば

   右=チキン・カレー)

Smoked Tunaも、Egg Noodlesも、Chicken Curryも、どれもと~っても美味しかったです! (幸せ♡) 

乗務を終えてホテルへ戻り、ロビーからバーを見下ろす(バーは1階、ロビーは3階にあって吹き抜けになっています)と、集まってる集まってる・・・もちろんクルー・ドリンクです。
私達も早速着替えてジョイン。
彼らが一体どんな話をしているかというと・・・
仕事の話(スケジュールやサービスの話)も多いですが、家庭の話(子供のことや、家や車のこと)、趣味の話、芸能界の話、女の子なら買い物の話、若い子なら恋の話など、日本人と変わりません。
オランダ人同僚の中に、日本に乗務したことがなく、”初めて日本人に会った”という人がいると、日本の話(→質疑応答)になることも。 
 
この日も朝7時にベッドへ・・・
すっかり時差ボケ(オランダとの時差は7時間)です・・・
しかし、オランダ人の同僚達に
「オランダ時間をキープしてるんだから、いいのよ!」
と言われて、
「なるほど・・・オランダ時間では午前0時に寝て6時に起きてることになるから・・・いいのか!」
と安心したのでした(!?)
 
(つづく・・・)
 

フライト日記 (Kuala Lumpur) その1

すっかり遅くなってしまいましたが、12月に乗務したクアラルンプール便のフライト日記です・・・
10日間の長いフライトでしたので、いくつかに分けて書かせていただきますネ。 
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2006年12月 その1
(KUL)
 
2005年はクリスマスにフライトが付かなかったので、2006年は本当はクリスマスに乗務が入る予定だったのですが、12月6~10日のブロック・リザーブ(=5日間連続のスタンバイ)中に呼ばれて、このクアラルンプール便が2006年の仕事納めとなりました。
 
スタンバイで呼ばれることには慣れていましたが(←今までは、大抵1日目か2日目に呼ばれていましたから)、スタンバイ4日目に、10日間のフライトに呼ばれ、(傍から見ると私はあんまり慌てていないように見えるらしいのですが)内心大慌てで、制服に着替え(メイクは直している時間ありませんでした)、スーツケースの中身を(スタンバイ時用の)”夏物冬物混合”から”夏物10日間用”に入れ替え、夫に車を飛ばしてもらって空港へ駆けつけました。 
(詳しくは先月の「スタンバイ4日目」をご参照下さい)
 
パーサーに挨拶に行くと、学生時代の友人バーバラ(←英語の授業の時のEnglish Nameデス)そっくりに大口をあけて大笑いする、とても威勢の良いパーサーに、
「あーーー! あなた! 呼ばれちゃったんだって? しかも10日間の長いフライトで、災難だったわねー!! (←大口をあけて大笑いしながら)」
と背中をバシッと叩かれました。
髪もお化粧も普段のまま(=髪はねじり上げてクリップで留めただけ、お化粧も最小限) だったので、
「時間がなくて、顔も髪もボロボロ・バサバサのまま来てしまって・・・」
私が言い終わらないうちに
「あー、大丈夫、大丈夫! 全然OK! (←大口をあけて大笑いしながら)」
と、また背中をバシッと叩かれました(笑)
・・・なんだか楽しいフライトになりそうな予感 (*⌒―⌒*)
クアラルンプール便の機種は、ボーイング747-400。
担当はUD(=アッパー・デッキ=2階席)のビジネスクラスです。
このところ、B747乗務の時は、Aゾーン(=1階・先端部のビジネスクラス)またはBゾーン(=1階・エコノミークラス最前部)の担当が続いていたので、UDは久し振り。
飛行時間は11時間15分。
 
クアラルンプール便に乗務するのは、2回目(初めて乗務したのは2005年の8月)です。 
前回同様、同僚達の多くが家族同伴・・・なんたって往復10日間のスケジュールですからネ。
同伴の家族はもちろんIDチケット(=社員割引のチケット)利用なので、空席がないと乗れません。
そして、この路線はいつも満席・・・この日もオーバーブックしていましたので、同僚達は出発のギリギリまで家族が乗れるかどうか気を揉んでいました。
前回は、確か、旦那様と子供が乗れず、旦那様と子供の分も入ったスーツケースだけ一緒に到着・・・という同僚が一人だけいましたが、
今回は、なんとか全員ジャンプ・シート(=クルーが座る席)の空いている席に座って、一緒に出発。
UDの相棒も旦那様と4歳のお嬢さんを連れていたので、乗れてよかった!とホッとしていました。
 
今回の相棒カリンとのチーム・ワークもバッチリで、満々席のビジネスクラスでしたが、サービスは何一ぬかりなく・・・
いえ・・・最初のミール・サービスでちょっとだけミスりました・・・
夜遅い便だったので、カリンも私も、てっきり
2ステップ・サービス(=前菜と主菜を同時にサーブするサービス)
だとばかり思って、オーブンを早くつけ過ぎてしまったのです。
ミールが温まったところで、
サービス・スケジュール(=フライト中に、どういう順番で、どんなサービスをするかが書かれている用紙)
をよくよく見てみたら、実は
3ステップ・サービス(=前菜・主菜・デザートと3回に分けてサーブするサービス)であったことが発覚。 
準備の出来た(前菜のトレイが入った)トローリーを前に、
1.サービス・スケジュールどおり、先に前菜を出して、既に温めてしまった主菜はオーブンに残し、冷めないことを祈る
か、
2.サービス・スケジュールどおりではないが、トレイ上を整理して主菜をのせるスペースを作り、冷めないうちに主菜も一緒にお出しする
かを、ギャレーで素早く相談。
夜遅い便であること、他国からのお乗り継ぎのお客様は特にお疲れで早くお休みになりたいであろうことから、
2.に決定。
そうと決まると、手際よく各トレイ上に主菜をのせるスペースを作り、オーブンから熱々の主菜を手早くトレイにのせ、キャビンへ・・・!
お客様も早々にお食事を済ませられ、皆様すぐにお休みになられたので、「かえってこの方がよかったみたいネ♪」とカリンと目配せ・・・
(これは会社にも提案してみよう・・・)
ミスしないことが一番ですが、間違いはつきもの。
間違ってしまった時に、焦らず、臨機応変に対応できること=Flexibility(←これも募集要項に書いてあったような・・・)
これもとても大切です。
Flexibleでないと、予想外の事が起こる度に動揺して対応が遅くなります。
幸い、相棒のカリンも落ち着いていたので、スムーズに対処できました♪
到着1時間半前に朝食のサービスをし、ブルーハウスをお配りした後は、(アメリカetc.同様)アルコール・ドリンクの数を特別用紙に記入するという作業。
これが非常に面倒クサイ・・・種類別に、そして蓋が開いているか開いていないか別に、細かく記入した上、トローリーやコンテナーにロックをしないといけません。

   

(ドリンく・・サービス・トローリーのカウント中・・・)

(これが記入用紙とロック)
アムステルダム他ヨーロッパの空港は、数は数えずに、アルコール・ドリンクの入ったトローリー・コンテナーにロックをします。
日本は、アルコール・ドリンクの数も数えなければ、ロックもしなくてよい、数少ない(ラクチンな?)国の一つです。
 
久し振りのクアラルンプール。
空港に到着してまず驚くのは、マレー語・中国語・英語と一緒に日本語の表示があること。
ゲートからターミナル・ビルまでのモノレール(?)では、アナウンスも日本語で入ります。
ビックリしました♪
(つづく・・・)

あけましておめでとうございます

 

25日に帰国し、子供達と日本で新年を迎えました。

子供達にとっては3度目の日本のお正月

イベント盛り沢山(+今年も450枚の年賀状書き)で、

クアラルンプール便のフライト日記が書けずにいます・・・(汗)

(結局オランダに戻ってからになってしまいそう・・・xxx)

新しい年も 皆様にとって 健やかで 幸せな 良い一年となりますように・・・
 
私の今年の目標は
ピアノで仕上げたい曲(連弾曲)をできるだけ沢山仕上げる」
ことと
「納得のいく仕事ができる回数を増やす」
こと。 

フィギュア・スケートの中継を見ていて、

滑り終わってガッツポーズがでるような、あんな感じを、
乗務でも味わいたいな・・・と思ったのです。 
集中して、でも力まず、
楽しみながら、自分の持ち味を全て出し切りたい・・・
ピアノの演奏も同じ・・・?)
 
あなたの今年の目標は何ですか?

皆様の目標・夢も叶いますように・・・