大阪到着後は、仮眠を取ってから、オランダ人同僚のコランダと二人で
へ。
(KLMロゴのスタンプ・ラリーもあります)
到着日4月25日がイベント初日。
本当は28日からの予定を、私の乗務に合わせて開催を3日早めて下さったとのこと・・・Oさん、ありがとうございます(涙)!!
もしも制服でお伺いすることができたら喜んでいただけるかしら・・・と思い、試しに本社に連絡を入れてみましたら、
「KLMのイベントなのであれば、是非ともPRの為に制服で行って下さい!」
「それから会場の写真も撮って広報部宛に送って下さい!」
とのことでしたで、カメラ持参で、オランダ人同僚と一緒に制服で伺わせていただきました。
到着してまず最初に、制服姿のお人形(momokoという有名なお人形だそうです)のスカーフを格好良く直して欲しい、というリクエストにお答えして私と同じ結び方に直しました(◕ฺ‿◕ฺ✿ฺ)
(スカーフを直したばかりのmomokoさん)
沢山の展示物、沢山のオリジナル・グッズ・・・欲しい物が沢山!!
Oさんがデザインされた「アムステルダム・スキポール空港Tシャツ」と「アムステルダム・スキポール空港内の案内掲示板のスティッカー」が私のお気に入りデス♡
(案内掲示板のスティッカーはオランダ人同僚達からも大好評)
5月8日まで開催されているそうですので、関西方面にお住まいの方は、機会があったら是非、足を運んでみて下さい!
一旦ホテルに戻って着替えた後、お夕食は、オランダ人同僚4名を引き連れて、Tさんおすすめの天神橋筋商店街の中にある居酒屋へ。
手作り居酒屋
と~っても美味しかった上、嬉しいハプニング(!)があって、お夕食代も浮きました(笑)
Tさん、前回に引き続き、美味しいお店をご紹介下さって、本当にありがとうございます・・・
その後、前回も行った
で、少しだけ飲んでホテルに戻りました。
ホテルに戻ると、アムステルダム・スキポール空港の地上職員Kさんから
「美味しい日本酒をフロントに預けてあります」
とのメッセージが入っていました。
感謝しながらベッドへ。
Callingの7時55分までゆっくり休みたかったのですが、日本酒の送り主Kさんから
早朝6時半過ぎに電話が・・・(;-_-)
「Kさん~(涙)・・・Callingの1時間以上前ですよ~・・・」
という私の声が聞こえていらっしゃらないらしく
「もしもしー! もしもしー! あれ~? もしもしー! もしもしー!」
と繰り返されるKさん。
お気の毒に思いつつも、乗務の前にはきちんと休んでおきたかったので電話は切らせていただき、
「Callingまで、電話はつながないで下さい」
とオペレーターにお願いして再びベッドへ・・・でも、結局眠れず、諦めて支度を始めました。
(Kさん失礼しました・・・でも今度お電話下さる時は、乗務当日の場合は、できましたらCallingの後にお願いします・・・m(_ _)m)
眠気覚ましに、前日買っておいたリポビタンDを飲んで出発!
帰りの便も満々席でした。
前回、ミールの冷凍が強すぎて、オーブンで追加加熱しても凍ったままのミールがあって大変だったので、
搭乗してすぐ、ミールの上に載せられているドライアイスを除けておきました。
フライト・セイフティーのビデオ上映までは順調だったのですが・・・
ビデオが上映途中でストップしたので、パーサー・ワークー・ステーションに様子を見に行くと、ビデオ・システムの調子が悪いらしく、今度は突然中国語の音声が・・・
パーサーのロブが苦心して、フライト・セイフティーのビデオはなんとか最後まで流せたのですが、離陸後もビデオの調子が悪く、何度もリセットを繰り返していました。
満席のビジネスクラスではパーサーのヘルプが必須なのですが、ロブはそんな訳でビデオの調整に掛かりきり。
順調にサービスは進んでいましたが、やはりいつもより遅れ気味でしたので、休む暇なくサービスをこなしていました。
ミールが温まり、冷めないうちにお客様にお出ししなければ・・・と手際よくトローリーに詰めている時、インターフォン(=クルー同士が連絡を取り合う為の電話)が鳴りました。
ジュニア・パーサーのアネミークでした。
「ロブはそっちにいる?」
と聞かれたので、
「こちらには来てないわよ。 もし見かけたら、あなたが探していたと伝えておくわね。」
と言って手短に済ませ、間もなくロブが通りかかったのでアネミークが探していた旨伝えて、引き続きてきぱきとミールをトローリーに詰めていると、再びアネミークからのインターフォン。
「ロブを見かけなかった?」
「今さっき通りかかったので、あなたが探していたこと伝えておいたわよ。」
「どこにいるかわかる?」
「わからないけれど、彼はあなたが探していることわかっているから連絡するはずよ。」
「ビジネスクラスのキャビンにいないかしら?」
「わからないけれど、彼にはあなたが探していること伝えてあるから。」
「でも、ちょっとキャビンを見てもらえない?」
もし、これが、ミールをトローリーに詰めている最中でなかったら・・・
もし、ビデオの調子が悪くなくパーサーのヘルプがあってサービスが遅れていなかったら・・・
喜んで自分の作業の手を止めて、キャビンでも何処でもパーサーを探しに行ったのですが・・・
サービスは遅れている上、丁度温まったばかりのホットミールを準備しているところ。
きっとオランダ人だったら、正直に
「今、忙しいからできない。 ガチャン(←電話を切る音)」
だったのでしょうが、ダイレクトに断れないのが日本人・・・
「何度も言っているとおり、彼にはちゃんと、あなたが探してるって伝えてあるから」
と、もう一度言うと、ようやく彼女も諦めてくれました。
ミールサービスとデザートのサービスも終わって、やっと一段落着いたところで、パーサーのロブに
「ミールサービスの忙しい時に2度もアネミークからあなたを探すインターフォンが入って、2度目の時は特に、探していることをもう伝えてある、と何度も言っているのに、ちょっと迷惑だった」
ということを、後でアネミークに言うつもりだと伝えました。
今日は、"もう済んでしまったこと"ですから仕方がありませんが、いつかまた、同じような状況になった時に、ビジネスクラス担当の同僚達が同じ迷惑を被らないように
・・・と思って。
ロブに話したのは、パーサーにも事情を伝えておいた方が良い、と思ったからで、アネミークには直接自分で伝えたかったのですが、彼から彼女に話をしてしまった様で、
「ビジネスクラスのキャビンにいないかどうか見て欲しいだけだったのに、
探して欲しいと言ったものとオランダ語を誤解された。」
とアネミークが言っている、とロブが伝えに来ました。
そりゃあ私のオランダ語は100%ではありませんが・・・
でも、なんだかちょっと失礼なのでは・・・( ̄_ ̄|||)
ロブには
「オランダ語は、彼女が言ったとおりに理解しているので、誤解はない。
ビジネスクラスのギャレーは奥まっているので、キャビンを見に行くには、探しに行くのと同様に、仕事の手を休めないといけない。
今回、満席のビジネスクラスで、ビデオ・システムの不調の為パーサーのヘルプもなく、いつもに増して忙しかった(←多機種ボーイング747のUD・2階席やMD-11のビジネスクラスは24席なのですが、ボーイング777は35席あり、担当するお客様の人数が多く、満席の時は本当に忙しいのデス)・・・ということが、恐らく彼女には想像できなかったのだと思う。
次回同じような状況になった場合には、忙しいビジネスクラスのギャレーでなく、ビジネスクラスのすぐ後ろのエコノミークラスのギャレーに電話をしてもらった方がありがたい。 彼らのギャレーからは、ギャレー脇のカーテンを開けるだけでビジネスクラスのキャビンを一望できるので、それ程手を煩わせずに済むはず。」
と、後で"自分で"彼女に言うから、と伝えました。
「ところで・・・彼女はどうしてあなたを探していたの?」
とロブに尋ねると
「エコノミークラスの座席の何列か分のビデオ・システムをリセットしたかったらしい。」
・・・(;-_-)
そんなこと自分で(ジュニア・パーサーなら尚更)できるのでは??? 私でさえ、やり方を知っているのに・・・(;-_-)
後で、彼女と話をしましたが、
「探しに行って欲しかったんじゃなくって、ただ見に行って欲しかっただけなのよ。」
と繰り返すばかり。 (私のオランダ語力が足りず)誤解された、と信じきってる・・・(;-_-)
わかってもらえそうになかったので、
「今度同じようなことがあったら、"忙しい時に迷惑だ"って、オランダ風にはっきり言うように、私も気を付けるわ(苦笑)」
と言うと
「ん! それがいいわ♪」
と笑顔で同意されました(再苦笑)
悪い人ではないんですが・・・疲れた・・・orz
次はまた日本路線、東京便です♪