3月末から会社に働きかけて7月にようやく実現したと思ったら上海便にアサインされ
日本路線だけへの乗務が本当に実現したのは結局8月。
8月から11月の間に
東京便4本
大阪便1本
(間違えてバンコク便1本…苦笑)
アサインしていただきました。
東京便の出発時間は
7月中はまだ
16:30アムステルダム発〜10:35成田着
23:00成田発〜3:45アムステルダム着
というイレギュラーな時間帯でしたが、
8月に入ってから
14:35アムステルダム発〜8:35成田着
10:20成田発〜15:00アムステルダム着
の通常通りの時間帯に戻り
9月に乗務した大阪便は既に元の時間に戻っていました。



乗客数も50名前後にまで回復していましたが
それでも毎便300〜350席前後の空席があり
CA1人の担当人数は5名程度なので
大抵の場合はパーサーの判断で
わたしは担当エリアを持たずに全エリアの日本人のお客様のケアをし
日本語の機内アナウンスを入れ
日本入国に必要な書類の配布準備をしていました。
(日本は必要書類が多い上、日本国籍のお客様とそうでないお客様とで配布する書類が異なり、
オランダ人の同僚達には誰にどの書類を配ったら良いのかわかりにくいので、
予め分けておいてあげるようにします)
(到着後の検疫検査証明の用紙も含め、紙=資源の無駄遣いが多いのが残念)

乗務員が定期的に石鹸で手を洗えるよう
「クルー専用」とされたお化粧室に貼られたIATAからの英語のお手紙が
文字が小さくてわかりづらいので
自宅で作った日本語の貼り紙を持ってきてお化粧室に貼るのが
搭乗後最初にする仕事
4月はFoodBagしかお配りしていませんでしたが
8月にはエコノミークラスでも温かいお食事を出すようになっていました。
(ただしホットミールのチョイスはなくベジタリアンパスタのみ)


ビールやワインも(エコノミークラスのミニボトルのみでしたが)復活

(Anytime For You サービスが始まる前のビジネスクラスのミールサービス)
ただしミールチョイスは2種類(チキンかベジタリアンパスタ)のみ
東京便乗務の時は
成田到着前あるいは成田離陸後に富士山が見えるのが
いつもとても楽しみ (˘ᵕ ˘人)ஐ:*

10月に乗務した東京便は
帰りの便がいつもよりずっと北を通るルートでした。

いつもは大抵
成田〜新潟〜日本海〜ハバロフスク〜シベリア横断〜
ヘルシンキ〜ストックホルム〜コペンハーゲン〜アムステルダム
というルートなのですが

この日は
成田〜札幌〜利尻〜日本海〜シベリア〜カラ海〜バレンツ海〜ノルウェー縦断〜アムステルダム
というルート。


青森から北海道へ抜ける辺りで
コックピットから写真を撮ってみました。


コックピットから観る景色は本当に素晴らしいです (˘ᵕ ˘人)ஐ:*



(写真には写っていませんが東には赤く輝く火星も観えていました)

(同僚がiPhoneで撮った写真です)
(1等星カペラが美しいぎょしゃ座もハッキリ写っています)
東京便は
晴れていれば富士山も拝めるし
冬はオーロラも観られるし
機窓からの景色に非常に恵まれたルートだとつくづく思います(*⌒―⌒*)
つづく…
追伸
7月から日本路線に優先的にアサインされているオランダベースの日本人乗務員はもう一人いるのですが
たった二人で全ての日本路線をカバーすることは当然不可能…
つまり、ほとんどの日本路線には日本人乗務員は一人も乗務していないので
何かできることはないかとあれこれ考えて思い付いたのが
iPhoneで録音した日本語の機内アナウンスをオランダ人の同僚達に日本路線の機内で再生してもらうこと。
手間のかかる作業なのに、多くの同僚達が協力してくれていたようです(感謝)
後に会社から日本語の機内アナウンスの録音依頼があり
そのもう一人のオランダベースの日本人の同僚と二人でオフィシャルな録音をしまして、
現在、わたし達が乗務していない東京便と大阪便ではその録音が流れています。
わたしが担当したのは
日本入国用の書類配布前のアナウンス
到着前のアナウンス(1カ所こっそり噛んでます(^^ゞ)
アムステルダム到着後のお別れのアナウンス
の3つ。
KLMの日本路線をご利用になる機会がありましたら機内アナウンスにも耳を傾けてみてください♪