2009年4月
(YVR)
新しいユニフォームでの初出勤。
昨夏に試着&採寸してから7kgも太ってしまい
(↑ 年末年始に連続して頂いた東京便で、機内&ステイ中に美味しい和食を食べ過ぎてしまいましてxxx)、
スカートが・・・(ウェストではなく腰ではく)ローウェスト・タイプだったお陰でファスナーは閉められたものの、腰ではキツくてウェストまで上がってしまい、
予想していたとおり、ちょっとミニスカート気味に・・・(^^ゞ
マリアには
「ママ、可愛い

」
と褒められましたが・・・(^_^;)
相変わらず寒くて(←日中でも1~2℃)風が強いオランダ、コートも着てみたのですが、これまたキツキツで・・・(;-_-;)
ボタンを留めるとパツパツで今にもボタンが飛びそうな感じ・・・
でしたが、寒いので、もう見た目は期にせず空港へ向かいました。
機種はMD-11。
担当はビジネスクラス。 満席。
久し振りのビジネスクラスでしたが、真面目で働き者の相棒ディルクと楽しくサービスすることができました。
この日は50代くらいのビジネスマンのお客様が多かったのですが、
「君の笑顔のお陰で、幸せな気分になったよ。」
とおっしゃって頂けて、私はそのお客様の言葉のお陰で、幸せな気分になりました。
バンクーバーに到着したのは現地時間の夕方。
飛行時間は9時間ちょっとだったのですが、時差が(マイナス)9時間あるので、
9時間経ったのに、オランダを出発した時間とほぼ同じ時間にバンクーバーに到着して、
なんだか変な感じでした。
オランダ時間では真夜中・・・こんな時間に食べてはイケナイ!
と思いつつ、何も食べずに寝ようものなら、
カナダ時間の真夜中に空腹で目覚めてしまうかもしれないので、
夕食をしっかり頂いてから休みました。
時差で夜中の2時とか3時(=オランダ時間だとお昼)に度々目が覚めましたが、
朝食は6時からなので頑張ってベッドの中で待機。
5時からシャワーを浴びて6時から朝食。
他の同僚達も同じように時差で早起きしてしまって、既にジョギングを済ませたという人も。
朝食後は、パーサーがレンタルした車で、カナダから国境を越えてアメリカへ、ボーイング社の工場見学に行きました。
ボーイング社とは飛行機を作っているあのBoeing社の事です。 シアトルから約30分程のエバレットという場所にある工場では、飛行機を組み立てる様子が一般公開されているとのこと。
カナダにフライトで来たのになんでわざわざアメリカへ?!
と思われるかもしれませんが、バンクーバーからシアトルへは車で3時間くらいで行けてしまうのです。
ただし、国境でのビザの申請に、それと同じくらい(=つまり3時間くらい)かかるらしいと聞き、
それで朝食後慌しく7時に出発したのですが・・・あっという間でした、ビザの申請。
クルーホテルを出て1時間程で国境警察に到着し、入国カードを記入して、空港同様に指紋と顔写真を撮られ、ビザ代(=一人$6)を支払って完了。
国境からさらに2時間程走ると、巨大な倉庫のようなものが見えてきました。
それがボーイングの飛行機工場です。
一つの扉の幅がアメリカンフットボールのコートと同じ大きさだそうです。
来週までエアラインディスカウントがあるとのことで、入場料半額で見学ツアーに参加できました (*^-^*)
圧巻されました。
機種の部分、胴体の部分、主翼、尾翼、全部バラバラに作られて、合体させるんですねぇ。
まるで大きな大きなプラモデルのようでした。
作業場の脇にテーブルがワ~ッと並んでいてコンピューターで作業をしている人々もいたり、
ここも飛行機一機一機、皆で協力し合って造っていってるんだなぁ・・・
と感動しました (。♋ฺ‸♋ฺ。)うるるる (←"チームワークもの"に弱い)
社員食堂の名前も飛行機がらみで面白かったです(→すみません、肝心の名前が思い出せませんxxx)
ANAの飛行機が、工場の外にも何機か駐機されていたのですが、工場内でも
46機目のボーイング777と、最新のボーイング787も既に9機目を製造中で、
オランダ人同僚達に
「JALは大変そうだけれど、ANAは、こんなに何機も新しい飛行機を注文しているとは、繁盛してるんだねぇ!」
と感心されました。 私も感心しました。
工場内は撮影禁止だった(→カメラや携帯電話は全て、入り口にあるコインロッカーに入れます)のですが、
見学の記念にDVDを頂きました。
いつの間に撮影したのか、工場の外に駐機してあったボーイング747「ドリームリフター」の写真が、パーサーのルードからメールで送られてきました。
「世界で最もみにくい飛行機」
と、ボーイング自ら自嘲する超大型747貨物機「ドリームリフター」・・・
謎の生物ツチノコみたい???

できたてのその「ドリームリフター」は、それから間もなく、テスト飛行に飛び立って行きました・・・飛び立つ姿もなんとも微妙な・・・(^^;)
売店のある建物内に、展示会場があって、最新のボーイング787「ドリームライナー」のエンジンやキャビン等が展示されていました。
カッコイイですね、787!
外観だけでなく、キャビンもいろいろな部分が改善されていて、魅力的でした。
すごく良かったです、工場見学。
いつかミハーリとマリアも一緒に、(3人とも乗務で?)もう一度訪れてみたいです。
予定よりも早く見学を終えられたので、 折角だからとシアトルにも足を伸ばしました。
バンクーバーに戻ったのは午後6時過ぎでした。
翌朝も6時から朝食。
午前中はスカイトレインに乗って街に出ました。
オリンピックのポスターはまだ貼ってありましたが、もうすっかりいつものバンクーバーに戻っていました。
(→ちょっとガッカリ)
私のお目当ては、楽譜屋さん♪
Tom Leeという大型楽器店を見た後、ショッピングモール内でランチをし、お寿司が売っていたのでおやつ用に買って、
スカイトレインでホテルへ。
電車の中でふと、同じくピアノを弾く機長のジョン(ただし彼はクラシックではなくブルース)が、
「クルーホテルから歩いていけるショッピングモール内にも楽譜屋がある」
と話していたことを思い出し、急遽、そのショッピングモールにも行ってみることに。
こちらもシティーセンターに負けないくらい大きなショッピングモールで、ダイソーまで入っていました(O.O;)
(でも当然100円よりはお値段は高く設定してあるので、一時帰国まで我慢、我慢xxx)
楽譜屋さんは結局そのショッピングモールではなく、そこからちょっと離れた、中華ショッピングモール内にありました。
ショッピングモールの名前も中国語で、お店の人もお客も中国人。
一瞬「ここはどこ?」状態でした。
入ってすぐの所は食料品売り場が並んでいて、香辛料や生魚のニオイでちょっと気持ち悪くなりそうになりながら、ようやく楽譜屋さんというかピアノ屋さんを発見したのですが、閉まってました・・・(T_T)
諦めて歩いてホテルに戻る途中、意外な所にTom Leeの支店が!
音楽教室のお部屋を1時間10ドルでレンタルできることもわかって、次回のバンクーバー便ではここでしっかりピアノの練習もできそうです。
ホテルに戻ってCallingまで仮眠を取って、帰りの乗務。
帰りも満席。
乗務の時はいつも、
赤ちゃんや子供は自分の子供のように、
自分と同世代のお客様は自分の兄弟姉妹のように、
両親と同世代くらいのお客様は自分の両親のように、
そして男性客は自分の恋人のように、
心を込めて、"

の目"で、サービスしているのですが、
ビジネスクラス最後列にお掛けだった30代くらいのビジネスマンの方に、
お飲み物のサービスやお食事のサービスに伺う度に、私と同じくらい"

の目"で見つめ返されて、ちょっとたじろぎました。
こちらが"

の目"で接していますので、"

の目"で返されることはよくあることではあるのですが、
今回珍しく危うく"

の目"合戦(?)で負けそうでした(笑)
これからしばらくお休暇・・・2009年度の冬休み(←今頃???という感じですが・・・(笑)。
今月末から子供達と一緒に一時帰国予定です
