フライト日記(Bonaire)・つづきのつづき

2006年2月 つづきつづき
(BON)
 

 
(ホテルのカフェ・レストランからの眺め)
 
リマへの往復便では、機長のHerman(ヘルマン)とスチュワードのDirk(ディルク)の2人が誕生日で、リマ停泊中に機内でバースデーケーキ(機長が用意したらしい=オランダでは、お誕生日の人が皆にご馳走することになっているのです)をいただき、ボネールに戻ってからホテルのロビーでシャンパン(これも機長が用意したらしい)で乾杯しました。
 

(ホテルのビーチから)

(ランディングする飛行機を見られます)

 

ボネール経由キト・グアヤキル行き、リマ行きの便が(ほぼ)毎日飛んでいるので、ボネールには"アムステルダムから到着したばかりのクルー"x2(=キト・グアヤキル行きとリマ行き)+"キト・グアヤキル往復乗務するクルー"+"リマ往復乗務するクルー"+"キト・グアヤキルから戻った便を引き継いでアムステルダムへ戻るクルー"+"リマからの便を引き継いでアムステルダムへ戻るクルー"の、全部で6クルー滞在している(=だからホテルの宿泊客の大半は同僚)のですが、私達とは別のクルーにも、もう一人、その日誕生日だった同僚がいて、明け方(午前4時ごろ)だったのですが、皆で彼女の部屋へ忍び込み、飛び起きた彼女に「誕生日の歌(オランダ版)」を歌ってあげていました。 ハダカ(!!)で休んでいた彼女・・・男性クルーもいましたので焦ってましたが、とっても嬉しそうでした。
 
ボネール・ステイ最終日は、午後から全員でヨットを貸しきってクルージング・・・ボネール本島の西側にある小さな小さな無人島クライン・ボネール(Klein Bonaire)へ渡って、バーベキューをしました。

(ホテルのヨット・ハーバー)

(このヨットでクルージングに・・・!)

 

アムステルダムへ戻る便では、同じ側の通路の後方部担当だった同僚とポジション・チェンジしました。
後方担当はギャレーでの準備も担当しなければならず、慣れていなかった彼女は別の同僚とぶつかってしまい、パーサーから「誰か代わってくれないか?」ということだったのです。 私も後方担当は初めてで、ギャレーの何処に何のトローリーがあるのか分からず梃子摺りましたが、16年も飛んでいればまぁ何とかなります。 ポジションを代わったことにより、ちょっと険悪ムードだった同僚達も仲直りした様でホッとしました。
お互い、思いを伝えたら、許し合わないと・・・ネ。 完璧な人はいないのですから。
 
キト・グアヤキル往復乗務、リマ往復乗務、に引き続き、この日も「今度こそ、日本人客が沢山乗ってくるはずだから!」とパーサー。 ・・・だから皆様中国人のお客様なんだってば!   
 
ボネール便は、「ボレチェ・スリッカー(=ボール状に包装した麻薬を飲み込んで、体内に隠し持って密輸入を試みる人達)」が多いことで有名で、時々機内でお亡くなりになる(=体内で包装が破損して、急性麻薬中毒になって急死してしまう)方もいらっしゃるので、アムステルダム到着後は、お客様がお降りになってすぐ、麻薬捜査官が入ってきます。 麻薬捜査犬も一緒に、機内を満遍なく捜査します。

 
(お仕事中の麻薬捜査犬)
 
長かった8日間のフライトを終え、久し振りに自宅のベッドで休んだ翌朝、バスルームの鏡に映った自分にビックリ・・・黒い・・・ボネールでは皆、日焼けしていたので目立たなかったのですが、オランダに戻ったら、この季節、誰も日焼けしていませんから(オランダには山がないので、スキー焼けしている人もあまりいませんし)ねぇ・・・
こんなに皮がむけたのは、小学生以来でしょうか(・・・小学校6年生くらいの時、沖縄で焼き過ぎて、背中の皮がベロベロにむけ、村のお婆ちゃんに「お嬢ちゃん火傷したのかい?かわいそうに・・・」とまで言われたことがあったっけxxx)。 
常夏の島へのフライト、冬は気をつけないと・・・
 

フライト日記(Bonaire)・つづき

2006年2月 つづき
(BON)
 
キト・グアヤキル便の乗務は、アムステルダムから到着した飛行機を引き継いで(=乗務員交代)、まずグアヤキル、そしてキトへ飛び、ボネールへ戻って、そこでまた乗務員が交代(飛行機はアムステルダムへ)・・・というようになっています。
 
キトでは1時間程停泊時間があるので、私達乗務員も機外へ出て、空港の免税店でお買い物をしたりできます。 私は、丁度その日誕生日だった義理姉(夫の姉)にショールを購入しました。 オランダ人の同僚達は、お花や車海老(安いらしい)を買っていました。
 
キト着陸の時、ひどく激しく着陸し急ブレーキをかけていたので訳を聞くと、「滑走路が短いので、わざと荒く着陸して、着陸した時点で既に少しブレーキがかかるようにしないと、滑走路から外れてしまうから」だそう・・・
キト離陸の時は、滑走路の正面が山なので、離陸後すぐに旋回しないとぶつかってしまうらしい・・・(過去に何度も現地の航空会社が山激突事故を起こしたそうです)・・・なんだかスリル満点の空港です!?
 
アンデス山脈に沿って飛行するこの路線は、窓からの景色もとても美しかったです。 

 
(アンデス山脈上空)
 
(残念ながら、あんまりきれい撮れませんでした・・・一番景色が良かった時は、サービスが忙しくて写真を取れなかったのです・・・
 
こちらはなかなか良く撮れました。 MD11のトイレ:名付けて"Surprising Toilets"

 
(「ひまわり畑」のお手洗い)
 
昨年の12月15日からの試みだそうです。 「ひまわり畑」の他に、「ケープタウンのテーブルマウンテン」や「バンクーバーの港」バージョンもあるそうです。 MD11は日本路線は飛んでいないので、他の路線でしかお目にかかれないのが残念! (以前は、札幌・名古屋便がMD11だったのになぁ・・・)
 
乗務が終わってホテルに戻るとあちこちにイグアナが・・・ホテルの敷地内に生息しているらしい。

 
(人間慣れしているイグアナ達)
 
部屋で(アリ達と一緒に)シャワーを浴び、ビーチ・バーのハッピーアワーへ。

 
(ホテルのビーチ・バー)
 
夕日が海へ沈むのを眺めながらみんなで飲みます。 

 
(きれいな夕日)
 
夕食後部屋へ戻ると、アリはいなくなっていました。 
そして翌朝7時に皆戻ってきました。 他の部屋にはいないそうなので(私が以前このホテルに泊まった時も、アリが出たことはありませんでした・・・ゴキブリはでましたが・・・)、私の部屋のバスルームに何か美味しいものがあるのでしょうね・・・前の宿泊客が、シャンパン風呂にでも入ったとか・・・?!
 
3年前、初めてボネールへ乗務した際、やっぱり8日間トリップで、「どこかにピアノはないものか」といろいろな人に尋ね歩いたのですが、こんな長閑な小さな島ですから、案の定どこにもありませんでした。 ・・・が、電子ピアノを持っている青年を発見! ボネールでカイト・ボーディングを教えているオランダ人で、趣味でギターも弾くとのこと。 ピアノを貸して下さるというので、3年前、お宅にお邪魔して練習させていただいたことがあり、ショパンなどのクラシックを一通り練習した後、何か日本の曲を・・・と思って中村由利子さんの曲を数曲弾きましたら、ギターを取り出してきて、即興で一緒に弾いて下さって・・・それがまたとっても美しく、いたく感動したことを覚えています。 初めて耳にした曲に、こんなに素敵なアレンジで、即興でギターを合わせられるなんて・・・カイト・ボーディングなんかやってないで音楽をもっと真剣にやったらいいのに!・・・と思いましたが、本職は体操の先生なんですって。
オランダに戻ってから、中村由利子さんのCD(「風の鏡」)を送り、(2回目のボネール便は1泊しかなかったので)それっきりになっていたのですが、今回、たまたま、彼のガールフレンドがお客さんで乗っていらして・・・3年前に郵送した中村由利子さんのCDも無事届いていて、彼女も毎日聞いている(!)とのこと。
今回もちょっとだけお邪魔して、ピアノの練習をさせていただきました 感謝!
 
 (つづく・・・)