(つづき・・・)
翌朝北京到着。
と同時に盛大な拍手・・・着陸後に拍手をする国としない国がありますよネ・・・
確か南米の国々も拍手したような・・・
気温はマイナス5度。
この前のモントリオールがマイナス22度だったお陰で、全然寒く感じませんでした(笑)
クルーホテル到着後、ロビーのラウンジにあるピアノを弾いても構わないかフロントで確認。 OKが出たので、私はステイ中、買い物にも、(機長のヤン・ヨーストが皆の為に全てアレンジしてくれた)『万里の長城ツアー』(←万里の長城へは、初めて北京便に乗務した3年前?に既に訪れたので)にも行かずにピアノを弾く事にしました。
(↓ ラウンジのピアノ)
でも、まずは仮眠。
中国は丁度新年を迎えたばかりで、一日中花火の音が鳴り響き、結局1時間半くらいしか休めずxxx
幸い寝不足には強いので、気にせずシャワーして楽譜持参でクルードリンクへ。
ロビーのラウンジで、同僚達が飲んでいる間、私はピアノを弾かせて頂きました。
曲目は・・・
シューマン 『トロイメライ』
バッハ 『G線上のアリア』
ベートーヴェン 『月光ソナタ(1楽章)』
サティ 『ジムノペディ』
ショパン 『ノクターン Op.9-2』
翌週マリアの小学校で子供達の為に演奏する曲です。
他に、同僚達からのリクエストで、
ショパン 『ノクターン 遺作 (20番)』
ショパン 『ワルツ Op.64-2』
ドビュッシー 『月の光』
中村由利子 『ウィスパリング・アイズ』
も。
最初にピアノを弾いてよいか尋ねた時は
「マネージャーに再度確認する」
「1曲だけ」
と渋っていたラウンジのスタッフでしたが、演奏を気に入って頂けたらしく、
「明日以降もいつでも弾きにいらして下さい(*^-^*)」
とおっしゃって下さいました。 よかった。
そんな訳で、夕食の後も、翌日の朝食後も、クルードリンクの時も、
沢山弾かせて頂きました♪
自身もバイオリンを弾く(←アムステルダムのタンゴ・オーケストラに所属しているそうです)という機長のヤン・ヨーストが、ちょっとだけですが(本当にちょっと・・・というか、ちょっと過ぎ・・・各曲10秒ずつくらい・苦笑)iphoneで動画を撮ってくれました。
(アップしようかと思ったのですが、iphoneで撮影したビデオはアップロードできないみたいデス)
ホテルの宿泊客も、ピアノの近くのテーブルで飲みながら、あるいは、ラウンジの上(←ラウンジは吹き抜けになっています)から、聴いていたと、同僚達が教えてくれました。
私の方は、翌週の練習を兼ねていたので、毎回同じ曲の繰り返しで申し訳ないと思いつつ・・・(^^ゞ
ホテルの部屋では、NHKを見ることができ、
花火の音も煩かったのですが(朝7時前から夜中の3時過ぎまで鳴りっ放しxxx)
いろいろ思うことあって眠れなかったので、助かりました。
『羽田空港開港80周年』の番組を見ました。
整備士の話の後に、空港案内をする”エアポート・コンシェルジェ”という仕事の紹介があって、
立ち止まることなく、困っている人を見つけてはお手伝いする、という仕事内容が、
学生時代にやっていたGoodwill Guideに似ているなぁと懐かしく思いました。
また、クラシック音楽専門チャンネルと思われるチャンネルがあって、
その時は丁度、これからバレエの放送が始まるところでした。
『天鵝湖』
わかりましたか??
チャイコフスキーの『白鳥の湖』です。
この日はチャイコフスキーの3大バレエ組曲を一挙に放送していました。
ホテルの部屋ではインターネットができたのですが、
Twitter も、Facebook も、YouTube も、skype も、ブロックされていて利用できないことに驚きました。
中国ではGoogle は使えない、というのは聞いた事がありましたが、
(ところが、そのGoogle は、香港経由で利用できたのですが)
他にもこんなにいろいろブロックされているとは・・・(O.O;)
sns、私はmixi、オランダ人の同僚達はhyvesを利用してました。 ローカルなsnsなら良いらしい(笑)
(↓ 夜中の2時半頃・・・ホテルの部屋の窓から花火の写真を撮ってみました)
北京滞在中に、4年契約を終えてアリタリアへ転職した後輩からメールが届きました。
アリタリアの先輩に、『スチュワーデスマガジン』(←今の『エアステージ』)の私の連載を楽しみに読んでいらした方がいらっしゃると、お知らせ下さったのでした。
まだ日本ベースで日本人乗務員として乗務していた頃、(1992年の夏だったと思うのですが、)インタビュー記事掲載後、しばらく小さなコラムを書かせて頂き、オランダベースに移ってからは1ページ分の連載記事『おらんだより』というのを書かせて頂いていました。
毎回心を込めて書いていたので、楽しみに読んで下さっていたと聞いて、とても嬉しかったです。
帰りの便も満席。
ノルウェイから自転車ツアーを企画しているというノルウェイ人の男性客がいらっしゃいました。
何度もギャレーに遊びにいらして、シルヴィアが話に夢中になってしまって困りましたが(笑)、私がピアノを弾くという話をしたら、
「コンサートホールの手配もしているから、是非ノルウェイでコンサートを開いて欲しい」
と言われてしまいました。
そうですねぇ~いつか、どなたかと連弾コンサートをノルウェイでできたら素敵でしょうねぇ~(*^-^*)
「グリーグの曲は必ず弾いて下さいよ!」
丁度グリーグの『ピアノ協奏曲』の連弾を練習中です♪
『ペールギュント』の連弾もいいかもしれません・・・
準備が整ったらご連絡させて頂くことになっています。
(彼の方からは既に催促のメールが届いていますが・・・まだ無理ですxxx)
アムステルダム到着が近づくと、シルヴィアが、
「もうすぐ家に帰って彼に会えると思うと嬉しくて仕方がない・・・もうすぐ彼と結婚できるんだと思うと感激で泣けてくる・・・(。♋ฺ‸♋ฺ。)うるるる 」
と本当に涙ぐんでいて、思わず”もらいウルウル”してしまいました。
愛する人のことを思うと嬉しくて泣けてくるなんて、なんて幸せなんでしょう!!
アムステルダム到着後、ゲートからクルーセンターまで機長のヤン・ヨーストとたまたま並んで歩いていたのですが、
「君、オランダでサウナ行ったことある?」
「サウナですか?! え~と、日本ベースで飛んでいた頃に1度だけ・・・アムステルダムのクルーホテルで先輩と一緒にホテルのサウナに行って、途中で裸の男性が入ってきてビックリして以来、行ってません(苦笑)」
「今度、サビナが話していたユトレヒトのサウナ(※)に一緒に行かない? 入る手順とか教えるよ(*^-^*)」
「はい・・・いいですけど・・・」
これは新手のナンパか??
でも彼は奥さんいるし、ナンパするようなタイプでは全くないし、もしかしたらオランダでは普通のことなのかも・・・?
・・・にしても、なんでサウナ??(笑)
フライトの後で疲れていて聞けなかったので、どうしてサウナなのか、今度聞いてみます(笑)
(※)パーサーのサビナが、夕食時に、ユトレヒトにとても良いサウナがあると話していて、偶然にもそのサウナ、私の家から徒歩数分の場所なのです。)
次のフライト(=休暇明けのフライト)は、シンガポール便の予定でしたが変更になってしまい、トロント便です。
(ようやく暖かい国へ行けると楽しみにしていたので、ちょっとガッカリ・・・)
こんにちは
ホテルのロビーでピアノをサラリと弾くなんて、素敵ですね~。
選曲もよいなあ、やっぱりショパンがいいなあ。
家にアップライトのピアノがあるんですが、もう何年も調律してないので、
トンチンカンな音が出ます…。ごめん!ピアノ!
新手のナンパ!サウナってところが、新鮮ですね~。
ようやく日本も春らしい陽気になってきました。
森のくまさん、コメントありがとうございます。
私もよく思います、やっぱりショパンがいいなぁって・・・(*^-^*)
ピアノ、弾いてあげて下さいね。楽器にもきっと魂があって、奏でてあげないと悲しむ気がするのです。
オランダも、例年から2週間くらい遅れて、やっとクロッカスが咲き始めました。
日本はもうすぐ桜の季節ですネ。
中国国内では報道の自由もなく個人的にもTwitter やFacebook、YouTubeなどもブロックされていると聞いていましたが、本当だったのですね?
でもGoogleが香港経由で利用できたとは意外です。
国民の自由を完全に取り締まることは難しいのかも知れませんね。
ホテルでピアノを弾くことができてよかったですね(^^)
吹き抜けのステキなラウンジでピアノにむかう華やかな雰囲気のmisaeさんの姿が目に浮かびます。
すっかり体調が戻った様子に安堵しました。
シルヴィアさんの結婚を前にしたフィアンセに対する初々しい気持ちはいつまでも忘れずに持ち続けたいもの、今のところ私は大丈夫かも?(^^;)
misaeさんにも素敵な出会いが訪れますように~♪
アヌークさん、コメントありがとうございます。
お返事遅くなってすみません、いつもxxx
私もGoogleが利用できたのは意外でした。
お陰様で腰の方はもうほぼ完治し、5月に念の為もう一度整骨院で診て頂くことになっています。
ありがとうございます。
腕の方がまだ痺れがあるのでまたそちらの方の治療を開始する予定です。
私もアヌークさんのような素敵な出会いがありますように・・・!