2013年3月
(DEL)
機種はボーイング747-400。 担当はエコノミークラス。
満席(←オーバーブック)
とっても穏やかなシニアパーサー・ルロフによるブリーフィングは、
「もし自分がパーサーなら(←私は生涯CAでいたいので、パーサーに昇進するつもりは全くありませんが)、私もこんなブリーフィングをしたいナ・・・」
と思う、とっても有意義なブリーフィングでした。
どんなブリーフィングだったかというと、
「ここに集まった全員がそれぞれ異なった長所や特技を持っているはず。
苦手なところは同僚にカバーしてもらって、自分の長所を最大限に活かせばいい。
一人ずつ順番に、自分が得意としていること、気を付けていること、重要だと思っていることを話して、皆でシェアし、お互いカバーし合おう!」
というもの。
それぞれが得意分野をしっかりこなしつつ、同僚の不得意分野をお互いにさり気なくカバーする・・・まさにそれがチームワーク。
誰一人として完璧ではないのですから・・・.:♪*:・'(*⌒―⌒*)))
「お客様との会話を楽しむ」のが得意だという同僚、
(↑ 私の苦手分野なので、そういう同僚と組んだ時は、会話は彼女or彼に任せて、私は他の作業で相棒をカバー)
「忙しいフライトだからこそ、落ち着いて、ゆとりを持ってサービスするようにしている」という同僚、
(↑ 私も同感)
「同僚同士が楽しく働けることが最重要、その楽しい雰囲気が自然とお客様に伝わって、お客様にも楽しんで頂ける」という同僚。
(↑ これも同感・・・”チームワークの良さ”が全てと言っても過言ではないと思う)
私が乗務の時に心掛けていることは、至ってシンプルで、
「できることを できる限り&心を込めて♡」
です。
自分がすべき事をやり終えたら、同僚のヘルプにまわり、サービスが終わっても他にできることはないか常に考えて(←探せば必ず、できることがいろいろ見つかります)
乗務の間は、アイデアが尽きるまで、
「できることを できる限り」
心を込めて、楽しくやり続けています♪
誰かに言われてやらされているのでも、嫌々やっているのでもなく、自分がやりたくてやっていることなので、
例えいつまでも座って休めなくても、全く苦にならないどころか、楽しくて仕方がない・・・いつもそんな感じです.:♪*:・'(*⌒―⌒*)))
そんなブリーフィングでしたので、
ブリーフィングが終わる頃には全員すっかり和んで
(自分の得意な面を活かせばそれでいい、苦手な部分は同僚がカバーしてくれる・・・というのは、心に余裕が生まれて、誰にとっても”働き心地”が良いですよネ)
満席で、しかも例の如く”注文の多いお客様”だらけのデリー便でしたが、
みんなゆったりリラックスして楽しく乗務できていたと思います。
デリーのクルーホテル↓
(↑ ロビーにはいつも素敵なフラワーアレンジメントが飾ってあって、
毎回楽しみにしています♪)
(↑ 各フロアのエレベーターホールには、ロビーのアレンジメントと同じ花で作られた
小さなアレンジメントが飾られています♪)
(↑ エレベーターホールに飾ってあった刺繍の作品)
毎度のことながら、一人で泊まるには勿体無いゴージャスなお部屋・・・
翌朝・・・もう別のお花のアレンジメントに変わってました↓
朝食は、(朝っぱらからですが)大好物のマサラドーサ♡
↓
デリー便が付くと毎回会いに行っていた高校時代の友人で在印スロベニア大使夫人のYちゃんは、今回生憎海外出張中で会えず。
珍しく、一人で買い物に出てみました。
むか~しマリアとマリアのお友達の為に買って帰ったフェルトのバッグがとっても可愛い上、
とっても丈夫で、マリアが今でも重宝しているので、
もし見つけられたら再購入したいと思っていたのですが、残念ながら見つけられず・・・
(↑ 確かチベット製)
代わりについお菓子をいろいろ買ってしまいました・・・
値切るのとか超苦手なので言われたままの値段で支払い、
後から
「やっぱりこれはちょっと払い過ぎたかな・・・(^^ゞ」
と反省した『超高級マンゴーキャンディー』
↓
日本円に直すと1袋600~700円くらい?
(インドの物価では有り得ないお値段な気がするw)
美味しかったですけれど・・・(苦笑)
帰りの乗務は夜間フライトになるので2時間ほど仮眠を取ってロビーに降りると、
シニアパーサーのルロフが既にいて
「カローラ(パーサー)が部屋で火傷を負って、今、病院で治療を受けている・・・彼女は今日は飛べないだろう・・・」
チェックアウトする前に部屋で紅茶を飲もうとして、誤って、熱湯を右半身にかけてしまったらしい・・・/( ̄ロ ̄;)\
クルーバスがホテルを出発する直前に、(ホテルが用意してくれたという)シルクのルームガウンを羽織ったカローラがタクシーから降りてきました。
右胸の下あたりから右太ももまでの右半身に火傷を負っているので、少なくとも数日はこのままホテルに滞在し、
滞在中は担当医が毎日、ホテルの部屋に訪問診療(!)してくれるとのこと。
今までにも何度かフライト先で同僚が病気になったり(例えばマラリアを発症したり、食中毒になったりetc.)、怪我をしたり(骨折etc.)、ということがありましたが、
毎回その対応の良さに驚かされます。
フライト先で何かあっても、この会社は必ず助けてくれる・・・そういう安心感があります。
本当にありがたいことです(感謝)
翌週、カローラからクルー全員に
「お見舞いのカードありがとう。
(↑ 何かの時にといつも数枚持ち歩いているメッセージカードが役に立ち、カローラ宛に皆でメッセージを書いてホテルに置いてきたのです)
お陰様で火傷痕も残らず、昨日の便でオランダに戻って来られました。
帰りの便は一緒に乗務できなくて残念でした。
再会を楽しみにしています。」
というメールが届きました。
無事戻って来られてよかった!(*⌒―⌒*)
クル―のすてきな仲間たちと仕事ができて恵まれていらっしゃると思いました。 ブリーフィングも聞いているだけで心が温かくなりました(*^_^*) KLM素晴らしい会社ですね。 素敵な仲間との出会いは代えがたい宝物ですね。
かずみさん、コメントありがとうございます!
想いが伝わって嬉しいです・・・.:♪*:・'(*⌒―⌒*)))
この会社を居心地よく感じるのは、きっと、重視しているポイントが同じ(=チームワーク重視)で、ありのままの自分を受け入れてもらえているからなんだと思います。
この会社との、そして同僚達との、ご縁に感謝してやみません。
パーサーとCAって違うんですか?!
misaeさん心配りとかちゃんとされているので
グレードパーサーになりそうな予感がビビビッとします
カローラさん大丈夫そうで何よりです
misaeさんもお気をつけください
でのもしカローラさんがパイロットだったら…
欠航になるのでしょうか?
YOTAROさん、コメントありがとうございます!
パーサーへの昇進、同僚達からも進められるのですが、私はCAとしての仕事の方が好きなんです・・・
そしてCAとして、これからも、より良いサービスを目指してもっともっと勉強して工夫を凝らしていきたい・・・!と思っているのです。
でも、ありがとうございます、私、いいパーサーになりそうでしょうか、嬉しいです (*⌒―⌒*)
カローラがパイロットだったら・・・そうですね、コックピットクルーの事情は知りませんのであくまで想像ですが、
安全運航の規定を最優先にすると思います・・・でも、欠航はできるだけ避けるはず・・・
以前、副操縦士がフライト先で怪我をしてしまい、別のクルー(本当はもう1泊する予定だったクルー)の副操縦士が代わりに乗務し、
翌日の便の副操縦士はデッドヘディング(=乗務はせず、お客さんとして)送られてきた、ということがありました。
デリーのように1泊しかないステイ先には、別のクルーはいないので、恐らくそういう場合は、その日に到着する便でデッドヘッドの代行副操縦士が送られてきて、折り返し乗務する形になったりするのではないかと想像します。
みさえさん、こんにちは!
先日は久しぶりにお目にかかれてとても嬉しかったです。
なんとこちらのブログ”ミールトローリー”を検索していたら偶然Hitしました!
早速、私のブログhttp://ameblo.jp/ca-career-jukuで紹介させていただきます(^^)
これからもまた遊びに来ますね。
Yuri Yamaoka
Yuriさん、コメントありがとう♡
お返事が遅くなってごめんなさい…!
こちらこそ、お目にかかれて嬉しかったです!
このところ、ゆっくりブログを書く時間を作れなくて…(←いつもものすごく時間をかけて書いているので(^^;; )
また近いうちにお会いできますように…!