シント・マールテンの物語

昨日、シント・マールテンのお祭りのお話をしましたが、
今日は、ユトレヒトの守護聖人でもあるこのSint Maartenがどんな人なのか、ご紹介しますネ。
 

物乞いに自分のマントの半分を
切り与える聖マルティヌス
 
Sanctus Martinus Turonensis (AD316~398年)
 
ある寒い冬の日、ローマ軍司令官だったMartinusは、裸の物乞いに出会います。
人々が無視して通り過ぎる中、
Martinusはこの哀れな物乞いを助けようと、
自分の赤いマントを剣で半分に切り、それを物乞いに与えます。 
その夜、夢の中にキリストが現れ、こう言われました。
「貧しい者を助けたのは、キリストを助けたのと同様である。」
これをきっかけにMartinusは洗礼を受け、その数年後に修道士になります。 
398年11月11日に亡くなった後、5世紀に聖人として認められました。
その後、ユトレヒト州で、
聖マールテンを祭ってドム教会Domkerk(ユトレヒトの観光名所)が建てられ、
Sint Maarten はユトレヒトの守護聖人となったのだそうです。 
(ドム教会の正式名称はシント・マールテン教会といいます)
 

 旧運河から見たドム塔


 ユトレヒトのシンボル・ドム塔

  
毎年11月11日には、
ドム教会の塔・ドム塔Domtoren(オランダで一番高い教会の塔)の上に
ユトレヒト市の市章が飾られます。
その市章は、半分に切られたシント・マールテンの赤いマントを表しているそうです。 
 

シント・マールテンの紋章
 
(ユトレヒト市の市章、そしてユトレヒト州の州章は
この紋章からデザインされています。)
 

シント・マールテン(Sint Maarten)

今日(11月11日)はシント・マールテンのお祭りです。
お祭りと言っても大騒ぎする訳ではなくて
夜(5時半くらい~8時くらい)、子供達が
あちらこちらのお宅を伺って
家の前でシント・マールテンの歌を歌うと
お菓子がもらえる
という
ちょっとハロウィーンに似た子供のお祭りです。
一昨年から、ミハーリとマリアも参加していて、
手作りのランプ(当日学校でつくります)を片手に
他の子供達と連れ立って
街をねり歩きます。
たま~に居留守を使うお宅もありますが
大抵はドアベルを鳴らすと出てきてくれます。
子供達が歌った後
バスケット等に(どっさり)用意されたお菓子
を出してくれて
子供達は好きなお菓子を選びます。
(今年はお菓子のかわりに
みかんを用意している家が多かったなぁ)
すぐに頬張る子もいれば、
袋に入れて持って帰る子も。
2時間も街をねり歩くと
袋(=スーパーの袋)はお菓子でいっぱい
になります。
凍えるように寒い
(今年は幸いそれ程でもありませんでしたが
一昨年などは手袋&マフラーをしていても
鼻がでるくらい寒かった・・・)
のにもかかわらず
子供達はこのお祭り(=お菓子?)が
大好きなのです。
(一緒にねり歩かないといけない親は
ツライけどxxx)

トミー

うちの庭には猫が住んでいます。
うちの猫ではないのですが、気が付いたら住みついていたのです。
数年前から、Tomyという名も付けて、餌をやったりしていますが、それ以前は、うちの庭では寝泊りだけして、餌は近所のチャイニーズレストランなどでもらっていたようです。 ですから、今でも、我が家が休暇で誰もいなくなると、どこかのレストランで餌をもらっているものと思われます。
Tomyは庭の主です。 たま~に他の猫が入ってくると追い払います。 (ありがたいことに)うちの庭の中ではけっしてウンOしません。 トイレはどこか他にあるようです。
飼い猫ではない、ということは野生の猫??・・・ですが最近随分なついて、餌のお礼でしょうか、時々玄関前にねずみが置いてあります・・・。 一度ハトも置いてありました・・・。 捕まえて殺すだけで食べないので、いつも片付けるのが大変なのですが、Tomyからのプレゼントなのだと思うと、ちょっと心が温まります・・・?!
うちの庭で撮った写真をアップロードしました。
今日はオランダの「過去100年間で一番暖かい11月3日」だったそうです。
Tomyも落ち葉のベッドで気持ち良さそうに昼寝していました

飛行機雲

 
オランダは、基本的にお天気の悪い国でどんより曇った日or雨の日が多いので、たまに晴れると、透き通るような空の青さが眩しく、本当に気持ちがいいです。
 
さっき子供達を学校へ送ってきたのですが(オランダでは小学校卒業まで親が送り迎えをする家庭がほとんどで、お昼もお迎えに行って家で一緒に昼食をとる家庭が多いです。 うちは「オランダ語上達の為」という名目で、お昼はお弁当~と言ってもサンドイッチですが~を持たせています。)、よく晴れた空をふと見上げたら、飛行機雲なしの飛行機が目に入って、しばらく見入ってしまいました。
 
飛行機雲なしの飛行機・・・日本では珍しい光景ではありませんが、オランダで見たのはこれが初めてです。
オランダは、上空の空気が冷たいせい(でしたっけ?)で飛行機雲ができやすいのか、飛行機が飛んでいると大抵必ず飛行機雲がその後ろにスーっとのびています。 アムステルダムの空港はヨーロッパのハブ空港の一つですから、お天気の良い日の空はもう飛行機雲の落書きでいっぱいです。
 
それに慣れていたせいか、飛行機雲なしの飛行機を見るのがなんだか妙な感じで、全部で5機飛んでいたのですが、まるで
「空に置かれたプラモデルの飛行機を神様が見えない手で動かしている」
ような、
そんな気さえしてくるような不思議な光景でした。