先日、ユトレヒトのツアーガイドをしました![]()
その前の週に、大先輩(オランダ在住27年)のガイドのお供をして勉強させていただき、初仕事に望みました。
1.朝10時15分にユトレヒト中央駅の裏手にある大型バス停留所に到着する観光バスに同乗。
「国立オルゴール博物館」に近いマリアプラーツへ。
オランダでは、時間通りになどバスは到着しませんから、冷たい風に吹かれながら待つこと15分。
そのうちに、10台程あった停留所の停車スペースが他の観光バスでいっぱいに・・・
仕方なく、道路に出て待っていると、やっとバス到着。
まずはツアーコンダクター(以下ツアコン)と運転手に(日本人のツアコンにはお辞儀、オランダ人の運転手には握手で)挨拶。
運転手に駅の反対側の大通りに出て欲しいと指示すると、「あぁ、カタライネ・シンゲルね。」とわかっている様子だったので安心して、マリア・プラーツ到着まで、ユトレヒトの歴史、人口、観光名所など(ちゃんと勉強しました!)をお話していると、良く見たら運転手が道を間違えてる・・・![]()
運転手の方、ユトレヒト到着までの交通渋滞でイライラしていた上に道を間違えて、ご機嫌斜めのご様子だったので
「大丈夫、大丈夫、時間はたっぷりあるから(本当はあまり無かったけれど)、心配ないですヨ。 もう一度最初の停留所に戻ってみましょう。」
となだめ、再出発。
予定よりも乗車時間が長くなってしまった為、用意していた観光案内も言い尽くしてしまい困っていると、お客様から「カラオケ歌って!」とのリクエスト。 そこで、お客様の年齢層に合わせて「ブルーライト・ヨコハマ」を歌いました・・・というのは嘘で、"オランダ質問コーナー"に切り替えて、なんとか乗り切りました。
2.マリア・プラーツから徒歩で「国立オルゴール博物館」へ。
バスから全員(大人37人+ツアーコンダクター1人)降りたことを確認後、(「ブラームスもここで演奏したんですヨ~」などとご案内しながら)ユトレヒト音大前を通って「国立オルゴール博物館」へ。
これは順調に行って10時50分過ぎに到着。
11時からの「館内ツアー」に予約を入れてあったので、先にお手洗いに行っていただきました。
博物館の中に、別の日本人団体客がもう1組・・・ユトレヒトへの到着が遅れて、予約していた「館内ツアー」に間に合わなかったとのことで、私が担当しているグループと一緒の「館内ツアー」を取ることに。 このグループは、現地ガイドが付いていなかったので、私がまとめて日本語でのご案内をすることになりました。
3.「国立オルゴール博物館」館内ツアーの日本語訳
私が担当しているグループ38人+別のグループ約70名=約100名を引き連れて、館内の特別展示会場へ。
ユトレヒトの「国立オルゴール博物館」では、現在、7月30日まで、設立50周年を記念して、史上初の「世界の王室のオルゴール」の特別展示会をしています。
ユトレヒトに13年も住んでいますから、ここにも何度か来た事はあったのですが、今回は通常の展示物とは違って、私も初めてお目にかかるオルゴールばかり。 ど~しよう・・・と思っていたのですが、先日、たまたま日本人の友人一家がユトレヒトに遊びにいらして、一緒に訪れたばかりだったので、(その時の館内ガイドさんとはまた別のガイドさんで、説明内容も全く違ってはいたのですが、)なんとか上手く通訳することができました。 (丁度良いタイミングで遊びに来てくれた友人に、改めて感謝!?)
ニューヨークのメトロポリタン美術館、サンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館、パリのルーブル美術館、北京の紫禁城などから集められた、滅多にお目にかかれない、王室のオルゴールの数々・・・先日見たばっかりでしたが、何度見ても素晴らしい!!
(北京の紫禁城から:黄金のサイのオルゴール時計)
(イギリス王室から中国皇帝に送られたもので、
イギリス側は「中国人はきっとこういうのが好みであろう」
と想像して送り、
受け取った中国側は「イギリス人はこういうのが好みなのだな」
と思ったそう・・・
つまり、どっちもハズレxxx)
他に・・・
"博物館から盗まれていたお陰で、その博物館が火災で全焼した際、唯一焼け残った(?)"というナポレオンのオルゴール時計、
"尊敬していたアレキサンダー1世が亡くなったことを悲しみ、毎日、アレキサンダー1世の崩御時間に悲しいメロディーを奏でる"というオルゴール時計、
いつも展示されているエルミタージュ美術館では"修理工がいない為、演奏不可能だけれど、ここには修理工がいるので特別に演奏を聴くことができる"というオルゴール時計、
・・・などなど裏話もまた面白かったです。
印象に残ったのは、"王室のおもちゃ"として作られた「卓上オルゴール戦艦」。 王族・貴族の晩餐会などで、食卓の上にその「オルゴール戦艦」を置いてスイッチを入れると、船上の兵士がラッパを吹いたり太鼓をたたいたりしながら、ゆっくりと船が前進し、止まった所で(ナント)大砲を撃つ(!)らしい。 (実弾を入れて撃ったこともあったそう・・・暗殺??)
ちょっと危険な「王室のビックリ箱」(?!)です。
(「王室のオルゴール展」開会式に訪れたオランダ女王)
(女王様が
上記の「卓上オルゴール戦艦」の大砲を撃って
開会宣言したそう・・・)
4.「オルゴール博物館」から徒歩で「ディック・ブルーナ・ハウス」へ。
「オルゴール博物館」の11時からの「館内ツアー」が終わったのが12時。 「ブルーナ・ハウス」の予約も12時。
本当は、旧運河沿いの道をご案内したかったのですが、なるべく早く到着する為に裏道を急ぎました。
25分遅れて到着。
「ブルーナ・ハウス」はミッフィー誕生50周年を記念して、作者のディック・ブルーナさん(今年79歳)が住んでいる、ここユトレヒトに建てられた、いわゆる"ミッフィー美術館"です。
先程の別のグループの他に、もう2組、日本からの団体客が入っていて、館内は150人以上の日本人でごったがえしていました。
ここは、館内全て、オランダ語と英語、そして日本語で説明書きがあるので、通訳は不要。
私はお土産売り場前で待機し、見学を終えたお客様からの「ここでしか買えないグッズはどれ?」とか「ミッフィーの服は何色がオリジナルなのか?」などの質問をオランダ語で店員に聞き、答えを日本語でお伝えする、という仕事をしました。
5.「ブルーナ・ハウス」からカフェ・レストラン「ローフェン」へ。
昼食を取る予定のカフェ・レストラン「ローフェン」は、ドム塔のすぐ近く。 13世紀に火事で全焼した、もともとはドイツ皇帝の王宮だった建物を、1992年、カフェ・レストランに改装オープン。 ミッフィーの作者ディック・ブルーナさんもお茶しに来るというカフェ・レストランです。
どのレストランにお連れするかは、今朝初めて伺ったのですが、これまた偶然にも、先日、友人一家とお茶したカフェ・レストラン! (どおりであの時、店員さんが日本語で「ありがとう」なんて言ってた訳だ・・・!)
「ブルーナ・ハウス」見学を30分に切り上げ、少し時間が出来たので、景色の良い旧運河沿いを歩いてレストランへ向かいました。
6.レストランにお連れして、ガイドの仕事終了!
お客様とツアコン、バスの運転手はここで3コース・メニューの豪華ランチをいただくのですが、私の仕事は、お連れしたところで終わってしまうので、残念ながら豪華ランチにはありつけませんxxx
「淋しく自腹でコーヒーでも飲むか・・・」と思ったら、店員さんが私のことを覚えて下さっていて、コーヒーとデザートのアイスクリームをご馳走して下さいました! 感激!!
お礼に、「ありがとう」以外の"一言日本語"を書いてお渡ししました。
7.おまけ
仕事は終了していたのですが、お客様でお二人、デン・ハーグのホテルで空き巣に入られ、スーツケースを破壊されてしまった方がいらして、ここでスーツケースを購入しないといけない、とのことでしたので(3時の子供達のお迎えまで、まだ時間がありましたし)、レストランの近くにあるスーツケースのお店で通訳のお手伝いをしました。
お買い物後もまだ時間があったので、そこから皆様をバスの停留所までご案内して、そのまま学校のお迎えに向かいました。
お天気にも恵まれ、とっても楽しい一日でした!
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オルゴール博物館、お勧めです!
ご案内しますので、ユトレヒトへお越しの際には是非お知らせ下さいネ。