フライト日記 (Mexico)

2009年
(MEX)
 
久し振りのメキシコ便。
最後に乗務したのがいつだったかは例によって思い出せずxxx
(会社から毎月配布される乗務記録シートは、20年前のファーストフライトからずっとファイルしてあるので、それを見ればいつだったかわかるのですが、なかなか時間がなくて・・・(^^ゞ)
 
行きは乗客として搭乗するデッドヘッド(Dead Heading/Deadhead Crew)。
私服で行ってもよかったのですが、メキシコ入国時に制服でないといけないことになっているので、機内で着替えるのが面倒で、最初から制服で出社しました。
 
最初は私一人だけがデッドヘッドなのかと思ったら、前回のアクラ便の帰りにオフィスで確認したところ、デッドヘッドは4人いるとのこと。
じゃあ、行きと帰りで機種が異なる為の追加要員なのかな・・・
と思っていたのですが、結局ボーイング747-400型機コンビ(=機体の後部が貨物室になっている飛行機)のキャビン・クルー全員(=9名)がデッドヘッドでした。
全員がデッドヘッドということで、パーサーの意向で私達もブリーフィングをすることに。
 
制服と私服が混ざった珍しいブリーフィング。
最初に、キャビン・クルー全員がデッドヘッドでメキシコに送られる理由が説明されました。
『新型インフルエンザ』(→オランダでは『メキシコのインフルエンザ』と呼ばれています)の流行により、
2泊4日だったメキシコ便のスケジュールが1泊3日に変更されていたのですが、
安全宣言に伴い、丁度その日出発の便から、スケジュールが元の2泊4日に戻ることになり、
つまり、その日乗務をしてメキシコに到着したクルーは2泊することになった訳です。
しかしながら、メキシコ便はデイリーですので、その翌日にもメキシコに到着して折り返しオランダに戻る便がある訳で、
その便に乗務するキャビン・クルーが必要となる為、私達がデッドヘッドでメキシコに送られ、メキシコに1泊だけして翌日の便に乗務して戻ることになった・・・
のだそうです。
 
ブリーフィングの後は、私服の同僚達は一般の乗客と同じルートでゲートへ向かい、私を含めて制服を着ていた同僚達は、乗務の時と同じルートでゲートへ。
ボーディングは始まっていませんでしたが、制服着用の私達は、乗務する同僚達と一緒に先に機内へ・・・制服の上着だけ脱いで、私服のジャケットを羽織り、着席。
全員ビジネスクラス(→2階席の後方)です。
 
乗務でない時の楽しみは、機内食(←乗務の時も楽しみですが・・・(^^ゞ)。
6月からメニューがまた新しくなりました。 
今度は、Jeunes Restauranteurs d’Europeの一つでもあるオランダのレストランDe Beukenhofと提携したメニューです。
南アフリカメニューも非常に美味しかったですが、こちらもまた面白いメニュー。
マグロにわさびソースという和風の前菜の後、主菜にはタイカレーを選びました。
デザートはマンゴーのムース・・・どれも、と~っても美味しかったです指でOK
 
食後は休もうと思っていたのですが、ついついまた機内映画を観てしまいました。
今回観たのは、
『He’s Just Not That Into You』・・・なかなか良かったです。
『Body of Lies』・・・う~ん・・・俳優は良かったけれど、内容は・・・あんまり好みではなかったです。
『Taken』・・・スリル満点でした・・・娘がいる人は尚更、心臓ドキドキだと思います・・・マリアが中学生になったら一緒に見て話し合いたいと思いました。
そして
『愛を読むひと』・・・到着間近となってパーソナルビデオシステムが終了してしまい、後半30分くらい観られませんでしたxxx 主人公の少年がミハーリと同世代なもので、なんとも・・・(^^ゞ
でも、後半がとても良いとの評判なので、次回続きを観たいと思っています。
 
メキシコ到着前に、「デッドヘッドクルー全員、目を通すように」と会社からパーサーに渡された一枚の手紙が回ってきました。
『新型インフルエンザ』に関する注意事項です。
「オランダ帰国後、4~7日以内に、咳が出たり、37.5度以上の熱が出た場合は、直ちにホームドクターに行くこと。」
オランダ人の平熱は37度ですから、37.5度といったら、本当にほんのちょっとでも体温が上がったら、ホームドクターに行かないといけないことになります。
頭にインプット。
 
下降体制に入り、シートベルト着用のサインが付く頃には、デッドヘッドクルーも全員制服姿に。
到着後、飛行機を降りる時に、(いつの間にかビジネスクラス後方を占領した)制服姿の私達9名を見て、ビジネスクラスお客様がビックリされていました(笑)
 
クルーホテルは、シェラトンホテル。 20年前からクルーホテルが変わっていないのは、恐らくここメキシコだけではないかしら・・・
でも、宿泊する棟が変わっていました。 
お部屋に入った途端、バスルームから、お隣りさんがお手洗いを使っている(ぷぅ~~~っ!というあせあせ(飛び散る汗))音が・・・
バスルーム同士の音が聞こえやすいのは、まぁ、よくあることなので、自分も注意せねばと肝に銘じました ウッシッシ
 
ところが、お隣りさんの音が聞こえやすいのは、バスルームだけではなかったのです がまん顔
夕食後(→ちなみに夕食はホテルの近くのレストランでいただいたのですが、これまたとっても美味しかったです。 ライブのメキシコ音楽もすごく良かった♪)、
いざ寝ようと思ったら、お隣りさん、咳が酷くて・・・
本当に一晩中、頻繁にむせ返るほど酷い咳で・・・聞いているこちらまで息苦しくなって眠れず ( ̄_ ̄|||)
お隣りさんが『新型インフルエンザ』だった場合、感染の危険はあるのだろうか・・・げっそり
とか、いろいろ考えているうちに朝になり、
「これからチェックアウトに降ります」
という声が聞こえてきて(←電話の声もつつぬけ (;-_-;))、
間もなくお隣のドアの音がしたので、ついついドアの覗き穴から見てしまいました。
黒いスーツケースをひいたスーツ姿の男性の後姿が見えました。
 
15分くらい後に朝食に降りたのですが、やはり気になって、フロントに立ち寄って
「xxx号室の者ですが、15分くらい前にお隣りのxxx号室の方がチェックアウトされたと思うのですが、
(フロントの人がコンピューターで確認して頷く)
 昨晩、一晩中、激しく咳き込んでいらっしゃいました。 
 単にお風邪を召していらっしゃっただけなのかもしれませんが、
 万が一『新型インフルエンザ』に感染されていらした場合に備えて、
 お掃除に入られるハウスキーピングの方の為にも、
 その旨お伝えしておいた方がよいかと思い、
 こちらに報告させていただきました。」
と伝えてからレストランへ。
 
どこのクルーホテルにも、"KLMクルーが集うテーブル"のようなのがあって、そこにジョイン。
お互いに
「良く眠れた?」
と聞くのが挨拶代わりです。
お隣りの宿泊客の『新型インフルエンザ』疑惑の話をすると、
同僚達 「え~げっそり 何階??」
私    「8階」
同僚達 「よかったー、違う階だ・・・ε-(^。^;)ホッ」
私    「隣りは危険かしら・・・げっそり」
同僚達 「・・・」
 
新鮮な果物がズラリと並んだビュッフェ式の朝食。
パパイヤが美味しかったです。
サボテンジュースはイマイチ・・・
メキシコ風の朝食メニューはどれもスパイシーで美味しかったです。
 
食事の後は、同僚達と近くのマーケットへ。
オランダに戻った日に、日本語補習校で仲良くさせていただいていたご一家のお別れ会(←赴任の任期が終わって日本に本帰国されるのです)があるので、
そのご一家と、お別れ会に出席される方々に、何かお土産を・・・と思って、一緒に行ってみました。
これも『新型インフルエンザ』の影響でしょうか、いつも観光客で賑わっていた100軒以上のお店が入った広~いマーケットも、今回はガラガラ・・・恐らく客は私達しかいませんでした。
お別れ会用のお土産に、素敵な焼き物のお皿を購入。 
 
ホテルに戻り、昼食(またメキシコ料理)を頂いてから、いつものようにCallingまで仮眠を・・・
取りたかったのですが、今回は本当にアンラッキーで・・・(T_T)
寝ようとしたらどこかから、
ドンッ! ドンッ! ドンッ! ドンッ! ドンッ!
と、壁を金槌か何かで叩いているような音が・・・
しばらくしたら収まるかも・・・という期待は見事に破られ、30分経っても騒音は続き・・・
思い余ってフロントに電話。
「今晩、夜間の乗務なので、Callingまで仮眠を取りたいのですが、どこかでどなたかが壁を強く叩いているようで、眠れません。
 なんとかしていただけないでしょうか?」
とお願いすると、しばらくして音は止み、ホッとしてウトウトしてきたころに・・・(-_ ゞゴシゴシ
今度は
ガチャンッ!!
という(ドアが開いてチェーンキーが掛けてあった為に激しい音を立ててドアが止まった)音が・・・ふらふら
ハウスキーピングが間違って入ってこようとしたのか、なんだかわかりませんが、
とにかく(丁度ウトウトしてきていたところだったこともあって)心臓が飛び出るほどビックリして、それ以降もう眠れませんでしたxxx
 
出発前にロビーで集合し、シニアパーサーに
「前夜も、そしてCalling前も眠れず、睡眠が不足しているのを感じる。 
 乗務できない訳ではないが、いつものフライト前と比べると、体調は思わしくない。」
と正直に伝えました。
 
私の隣りの部屋だった(←『新型インフルエンザ』疑惑の宿泊客とは反対側のお隣りウインク)ジュニアパーサーのマルゴーが
「あなたの隣りの部屋の騒音、あれは、新しい風呂桶の設置工事よ! 
 私が部屋に戻った時、新しい風呂桶が運び込まれたのを見たわ!
 幸い私の部屋では、眠れない程の騒音ではなかったけれど、すぐお隣のあなたの部屋は煩かったでしょう・・・
 クルーホテルとして指定されているホテルなのだから、
 Calling前にあんな騒音を立ててはいけないことはわかっているはず。
 それに、ドアには『Don’t Disturb』カードを掛けていたのでしょう?
 なのにハウスキーピングが入ってこようとした、というのもおかしい。
 フロントに文句をきちんと言っておいた方がいいわ!」
と一緒にフロントまで文句を言いに行ってくれました。 
 
寝不足には強い私ですが、このところ(自分の引越しや実家の引越しで)忙しい日が続いていた上、
現地に1泊しかしないスケジュールで、唯一の夜にきちんと睡眠が取れず、しかもCalling前の仮眠も取れていないとなると、
やはり流石にキツイですふらふら
乗務には、いつでもベスト・コンディションで臨めるよう努めていましたから、予定外の睡眠不足は本当に無念でした。
が、頑張って気持ちを盛り上げて、飛行機へ。
 
お客様が乗っていらっしゃると、自然と笑顔になって、その笑顔からエネルギーが体内に広がるかのように自然と元気になっていくのは本当に不思議です。
相棒のイヴォンヌも、とてもリラックスした、非常にチームワークを組みやすい同僚だったので、助かりました。
本当に同僚に恵まれた職場だとつくづく思いました。
 
次のフライトは・・・明日からシンガポールです 飛行機
 
追伸 アムステルダムに戻ってから4~7日間後、熱も咳も大丈夫でした指でOK 
 

フライト日記 (Accra)

2009年6月
(ACC)
 
約2年ぶりのアクラ。
最近はいつどこにフライトしたか全然思い出せないことが多いのですが、
2年前のアクラ便はよく覚えているのです。
 
2007年の8月、2連続でついたアクラ便。
当時のアクラのクルーホテルは、ピアノラウンジ(バー)があって朝から夜中までいつでも好きな時にピアノを弾いてよかったという、本当にありがたいクルーホテル。
その年は9月と10月に会社のパーティーがあり、私達はそれぞれ会社に願い事をしてよいことになっていたのですが、私のピアノを聴いていた同僚達が、
「会社のパーティーでピアノを弾いたら?」
と勧めるので
「普段は連弾のレッスンをとっているから、本当は連弾の方が好きなのヨ」
と言うと
「だったら、wibiと連弾したら?」
・・・と、『オランダの有名なピアニストWibi Soerjadiとの連弾』を願い事として、同僚達が私と一緒に応募してくれた結果、それが実現♪
そんな訳で、前回がいつだったか珍しく覚えているのデス。
 
昔は(ピアノがいつでも弾けたので)特別楽しみだったアクラ便ですが、クルーホテルが変わったと聞き、新しいホテルにもピアノがあることを祈りつつ空港へ・・・
 
機種はボーイング777-200型機。
担当はエコノミークラス。 
 
今回初めて最後方のギャレーにアサインされました。 
通常はEenbander(=制服の袖に白線が1本付いたCA=ビジネスクラスのサービス・トレーニングをまだ受けていないCA)がアサインされるギャレーなのですが、
今回は、Tweebander(=制服の袖に白線が2本付いたCA=ビジネスクラスのサービス・トレーニングを既に受けたCA)の人数が多かった為です。
通常、シニア・パーサー(=制服の袖に白線が4本)1名、(アシスタント)パーサー(=パーサーはシニア・パーサー同様に白線4本、アシスタント・パーサーは3本)1名、Tweebander3名、Eenbander5名で乗務することになっているボーイング777-200。 
今回は、シニア・パーサーが2名、Tweebanderが6名、Eenbanderが2名だったのです。
 
Tweebanderの6名は全員同世代で乗務年数も皆20年以上のベテランでした。
唯一、一回りほど若いEenbanderの2人と一緒のギャレーになった私・・・ちょっと若返った気分でした(笑)
 
やはり若人はサービスのテンポも速い! (Eenbanderはヨーロッパ路線での短時間でのサービスに慣れているからかしら・・・)(←Tweebanderになるとボーイング737の乗務がなくなる為、ヨーロッパ路線はほとんど乗務しなくなるのです)
一緒になってテキパキ動いて大変良い運動になりました(→2kgやせました)。
空いたグラスなどの回収で、後ろのエリアが終わってそのまま前のエリアまで手伝い、前のギャレーまで行くと
Tweebanderの3人が(←ボーイング777-200のエコノミークラスのギャレーにはCAが3名ずつアサインされます)
「あなた達、早いわねぇ!! やっぱり若いからかしら!!」
と言うので、私が
「まぁ、ありがとう! 若いだなんて嬉しいわウインク」
と笑うと
「もちろん、あなたを除いてねウッシッシ」
毎回違うメンバーなのに、こうやって毎回楽しく仕事ができるのは、本当にありがたいことです。
 
今回、アクラにお住まいの日本人客が1名、乗っていらっしゃいました。
それから、アクラからアムステルダム経由でヒューストンへ行こうとして、ヒューストンで入国を拒否され、再びアムステルダム経由で強制送還されることになった妊婦(ガーナ人)が乗っていらっしゃいました。 アメリカで出産して、子供にアメリカ国籍を与えたかったのでしょうか・・・
 
アクラ便は、機内販売時に、偽物のクレジットカードが使われることが全路線中で最も多い路線だそうで、ブリーフィング中にパーサーから注意がありました。
機内販売中、誰か100ドル(米ドル)札をくずせないかとパーサーに聞かれ、たまたま持っていたので両替しましたが・・・この100ドル札も偽札だったりしてたらーっ(汗)
 
また、ワインやビールも、瓶の蓋をきちんと開けたり、缶をきちんと開けてからお出しするようにしないと、どんどん"お持ち帰り用"にストックしてしまうとか・・・(^^ゞ
到着前も盗難防止の為、ギャレー内のトローリーとコンテイナーのほぼ全てをロックパスワード
(・・・したにもかかわらず、帰りの便では、結局ロックが開けられ、ウィスキーやリキュール、ワインなどが大量に盗まれていました・・・(;-_-;)→もちろん通報)
 

アクラに到着したのは現地時間の午後10時過ぎ。

空港が改築されて(日本や欧米の空港には及びませんが)見違えるようにきれいになっているのに驚きました。
クルーホテルも築1年の新しいホテル。 清潔な感じはとてもいいのですが・・・
 
バスルームにシャワーカーテンがない?! バスルームが広々として見えて、開放的ではありますが、シャワーを浴びる度にバスルームは水浸したらーっ(汗)
トイレットペーパー・ホルダーがきちんと固定されていなく、使用する度にホルダーごと落ちるたらーっ(汗) ・・・諦めてトイレットペーパーは汚物入れの上に置くことに。
(携帯電話の充電によく使う→)シェービング用のコンセントが横向きについてる・・・シェービング用のコンセントは目印に人の顔を模ったマークが描かれているのですが、それが横になっていてなんだかお茶目な感じでした・・・(^_^;)
 
翌日は、朝食後、Tweebander仲間と、ホテルのバスでビーチに行ったのですが・・・
以前ビーチに行ったことがあると言っていたパーサー2人とEenbanderの2人が同行しなかった訳がわかりました・・・
ホテルの人は「バスで20分くらい」だと言っていたけれど実際は30分以上かかり、
ビーチレストランでは、極小ホットサンド1コが6USドル近くし、
バスの運転手と、ピックアップ時間を15時と約束してあったのに30分以上遅れ・・・
ホテルからビーチまでの車窓は楽しめました(←街の中も近代的なビルがどんどん建てられていて驚きました)が、私も次回はビーチはパスしようと思いますxxx
 
ビーチから戻ってから、いつものように、Callingまで2時間程仮眠を取ろうと思っていたのですが・・・
外からプールの水をポンプで汲み上げる音、車の音、定期的にホテルの真上を通過する飛行機の音が煩くて、ほとんど眠れませんでした・・・(–;)
他の同僚達も然り。
空港へ向かうバスの中で、パーサーから
「クルーホテルには適さないホテルだと思われるので、各々会社に苦情を書くように」
と話がありました。
 
飛行機に乗り込んでセキュリティー・チェックをしていると、パーサーから
「今日到着したクルーから、新しいクルーホテルに泊まることになったらしい」
とのアナウンスが・・・
一日違いで・・・(T_T) 別のホテルに滞在できるとは羨ましい・・・(-_-|||) でも、変更になってよかった・・・ε-(-_-;)ホッ しかし、どんなホテルに変更になったのだろう・・・
 
帰りの便では離陸時にコックピットに座らせていただきました。
離陸して間もなく、遠くに稲光が見え始めました・・・夜のフライトで見る雷雲はとても幻想的です。
間もなくザァーッ!と雨とも雪とも見分けがつかないようなものが降ってきて、
コックピットのライトに照らされながら、窓に当たっては星のように後ろに流れていく光景が、またとても幻想的でした。
そのうちに、コックピットの窓枠から、
チリチリッぴかぴか(新しい) チリチリッぴかぴか(新しい)
と、線香花火のようなものが出始めたかと思ったら、
バッむかっ(怒り)バッむかっ(怒り)
とまるで珊瑚のような稲妻が、コックピットの窓に沿って現れるように・・・
これは初めて見ました。
「勢いよく雨や雪が降っていると、よく起こる現象だよ」
と笑いながらも、心持ち口数が少なくなった操縦士達を見てちょっとドキドキしましたが(笑)
とても珍しいものを見ることができてよかったです♪
 
次のフライトはメキシコ便 飛行機
行きは デッドヘッド(Deadheading / Deadhead Crew=乗客として搭乗するクルー)で、帰りの便のみ乗務します。
子供達がしきりに
「新型インフルエンザは大丈夫・・・?」
と心配していますが、危険な場所へのフライトは会社がちゃんとキャンセルするはずなので、フライトがある、ということは大丈夫なはずデス (*^-^*) 
 

フライト日記 (Delhi)

 
デリーへのフライトの翌日から実家の引越しの手伝いの為帰国。
毎日平均2時間睡眠(うち2日間は徹夜)で朝から晩まで荷作り。
オランダに戻ってすぐ補習校の運動会の準備、翌日早朝から運動会。
その翌日は早朝からアムステルダムで日本語講師。
その翌日早朝歯医者へ行ってそのままアクラへのフライトに出て、
戻った当日から仮眠を取った後に午後はピアノのレッスン、夜は日本語レッスンのアルバイト。
(↑ 通常はフライトから戻った日には予定を入れないのですが、"荷作り帰国"でキャンセルしてしまった分の振り替え授業デス)
今日はようやく久し振りに、何も予定のない一日・・・ε-(^。^;)ホッ
 
遅ればせながらデリー便のフライト日記を思い出しながら書こうと思います。
 

2009年5月
(DEL)
 
機種はボーイング777-200型機。
担当はエコノミークラス。 エコノミークラス前方のギャレーに同じくTweebander(=制服の袖に白線が2本ある=ビジネスクラスのサービス・トレーニングを受けたCA)のディネケとダニエルと3人で入りました。
 
今回日本から戻ってきた時も、出発ロビーも免税店も(免税店の品揃えさえも)閑散とした成田空港に驚いたのですが、
スキポール空港も同様。
デリー便も行きの便は100席空いていました。
・・・お陰で私達はのんびりサービスできましたが、やはりちょっと不安を感じてしまうのが正直なところです。
 
飛行機が空いていると、お客様もリラックスできるので、サービスし易かったです。
が、アルカイダのメンバーであることが発覚してアフガニスタンに強制送還されることになったという男性客がお一人、空港警察官と共に乗っていたので、
いつもと違った緊張感もありました(汗)
 
アメリカなどからお乗り継ぎのお客様はアムステルダムでお乗りになられた時から既にもうお疲れのご様子で、ミールサービス時にはぐっすり・・・(-_-)zzz という方も多く、
ミールトレイが沢山余ったので、しっかり味見 (*^-^*)
日本路線のミール・チョイスに和食があるように、インド路線のミール・チョイスにはインド料理があって、これがまたとっても美味しい♡
エコノミークラスのお料理も、ビジネスクラスのお料理も、どちらもとっても美味しくて幸せでした (*^-^*)
 
休憩時間中(例の如くOCR=Overhead Crew Rest=天井裏にあるクルーの休憩室へは行かず)パーサーのジャクリーンといろいろ話しているうちに、
20年前の入社後のトレーニングの時の教官の一人だったことがわかり、当時の話に花が咲きました♪
 
デリー到着後、見違えるようにすっかり整備された空港にびっくり。
1年前に来た時は、人人人!で大変なことになっていたのに。
 
クルーホテルも超豪華なホテルに変わっていました。
お部屋も綺麗でしたが、何より、クルールーム(=クルーが集って飲んだり軽食を取ったり、コンピューターを利用したりする部屋)のあまりのゴージャスさに、
写真撮りまくってしまいました 写真
 
翌日は朝食で早速お目当てのドーサを頂き大満足。 
(→朝からカレーです・・・(^^ゞ)
 
その後、ビジネスクラス担当だった同僚のエスターと一緒に、タクシーで街中のカーテン屋さんへ。
アパートの窓に合いそうなレースのカーテンがあったので購入♪
ドルでの支払いも可能なお店も多いと聞いていたのでそのつもりでいたら、ルピーでないと支払えないというので、買うのは諦めようかと思ったのですが、
「お店の向かい側に銀行があるからそこで両替すればいい」
と店員さんに言われて外に出ると、
(気温35度を越えていて熱い晴れ)
確かにお向かいに銀行が見えるけれど、間には車がビュンビュン走っている3車線ずつくらいの大きな道路が2本・・・とても反対側になど渡れません。
というか、見渡したところ、人間が横断できるような場所は近くにはなさそう・・・
やっぱり諦めるか・・・
と思ったら、
「オートバイで送って行くから大丈夫」
と駐車場へ連れて行かれ・・・
ヘルメットもなさそうだし、私は膝丈のスカートにサンダル・・・こんなんでオートバイになんか乗っていいのか・・・?
転倒でもしたら・・・げっそり
これは神様がカーテンは諦めろと言っているのかも・・・
と、いろいろ考えているうちにNoと言えぬまま、(←乗務の後はどうしも疲れが残っていて判断力が鈍る気がする イヤミ)
「平気、平気、インドでは誰もヘルメット被らないから ウインク]
実際、確かに誰もヘルメット被ってませんでしたが・・・(^^;)
(でもターバンは巻いてました・・・笑)
言われるがままにオートバイの後ろに座って出発。
車線など無いに等しい超危険なインドの道路で、ヘルメットもせず、膝丈スカートにサンダルでオートバイに乗って、事故にでもあったら・・・げっそり
 
手に汗握りながらも、無事に銀行に連れて行ってもらい、無事にお店に戻り、無事にカーテンを買うことができましたが、
「こういうことは絶対にやってはいけない」
という悪い例・・・反省xxx
事故に遭わずに済んだことを、神に感謝するばかりです。
 
ホテルに戻ってエスターとランチ。 
今度は魚のカレー♡
これまたとっても美味しかった♪
 
帰りの便は一転して満席。
行きの便でも感じたのですが、ドリンク・サービスで、一人でいくつも注文する(「コーラとジュースと水」とか「トマトジュースと水とビール」とか)お客様と、順番を待てないお客様が多い・・・
アメリカ路線で、一人でいくつもドリンクを注文するお客様が多いのは有名でしたが、いつからインド路線もそうなったのか・・・?
大忙しのフライトでした あせあせ(飛び散る汗)
 
アムステルダム到着が早朝だったので、飛行中に夜が明けてきて、空がそれはそれは本当に美しかったです。
着陸時には("本日のベストCA賞"ということで)コックピットに♪
 
今回も優しい同僚達と楽しく仕事ができました(感謝)
 

フライト日記 (Vancouver)

2009年4月
(YVR)
 
(乗務してから3週間以上経ってしまい、子供達の学校のお休みで一時帰国したりもして、かなり忘れてしまっています・・・(^^ゞ
 ・・・が、頑張って思い出して書きます!)
 
4月のフライトは2本ともカナダ便。
久し振りのバンクーバー。
 
機種はMD-11。
担当はビジネスクラス。 
 
コックピットクルーは、私達客室乗務員よりも少し遅れて(私達がキャビンのセキュリティー・チェックをしたり、ビジネスクラスではウェルカム・ドリンクの準備などをしている時に)飛行機に乗り込み、各ギャレーを回って挨拶に来てくれるのですが、
今回の機長、女性機長のシャルロットが私を見るなり
「Heeei! Mies! Leuk om je weer te zien!!」
(ヘ~イ! ミ~ス! また会えて嬉しいわ!!)
とハグしてきて、驚きました(O.O;)
・・・思い出せない・・・(-_-|||)ガーン!
Mies(ミース)というのは、オランダベースになって間もない頃の、オランダ人同僚用の私のあだ名・・・
当時、何度言っても「ミサエ」と発音してもらえず、
(「ミセア」だったり「マサイ」だったり「ミサイル」だったりたらーっ(汗))
オランダ人にも発音しやすい=オランダ人名にもあるMiesということにしておいたのです。
・・・ということは、一緒に乗務したのは相当前のこと・・・
なのに、彼女はいろいろなことをよく覚えていて・・・クルーホテルのロビーでピアノを演奏したこと、キュラソーのビーチで星座の説明をしたこと等々。
(どうやらキュラソー便だったらしい)
物忘れがどんどん悪化していることを再認識した、彼女との再会でした。
 
機内では、行きも帰りも満席でしたが、今回のメンバーはTweebander(=制服の袖に白線が2本入った、ビジネスクラス・サービスの訓練を受講済みのCA)ばかりだったからか、
ビジネスクラス、エコノミークラス、共に、非常にリラックスしたサービスができていたと思います。
 
バンクーバーは、日本ベースで日本人乗務員として乗務していた頃にも何度かフライトしたことのある、思い出深い場所。
成田~アムステルダム便がバンクーバー経由だったことがあるのです。
 
今から20年前の1989年、12月15日に爆発的噴火をしたアラスカ州のリダウト火山・・・
1万2000メートルにまで立ち上った噴煙にKLMのB747-400型機が突っ込み、4基全てのエンジンが止まってしまった事故を覚えていらっしゃるでしょうか・・・?
この時は、副操縦士がエンジン再起動に成功し、無事にアンカレッジに着陸しましたが、
それからしばらくの間、火山活動が収まるまで、日本路線は(アンカレッジ経由から)バンクーバー経由に変更になっていたのです。
 
懐かしさに密かにワクワクしながら飛行機を降りましたが、クルーホテルも変わってしまい、2010年冬季オリンピックに向けての開発も進んでいたせいか、当時の面影は全く見付けられず、思い出に浸ることは残念ながらできませんでした・・・がく~(落胆した顔)
 
クルーホテル到着後はクルードリンクへ。
コックピット・クルー3人+キャビン・クルー7人というメンバーでしたが、今回は、客室乗務員の半数以上がスチュワードだった為、女性は私と機長のシャルロットの2人。
しかしながらシャルロットは、長年、男性に混ざってパイロットをやってきたせいか話す内容が大変男性的(?)だったので、同僚達の会話(=男性的な話=大半が非常にHな話・・・(^^ゞ)についていくのが大変なクルードリンクでしたが、
新しいオランダ語の単語も学び、案外勉強になりました(笑)
 
翌日は、時差で早起きしてしまい(=午前5時)、テレビを見てから(→たまたまバンクーバーのあるブリティッシュ・コロンビア州を日本語で説明している番組をやっていたのでそれを見ました)、ホテルのレストランで朝食を取り、その後、ラウンジに置いてあったグランドピアノを1時間ばかり弾かせて頂きました。
楽譜を持って来ていなかったので、暗譜で弾ける曲だけ・・・丁度1時間分くらいの曲数を、まだなんとか暗譜できているようです。
調律もされていない、ところどころ出ない音がある、かわいそうなピアノでしたが、やわらかくてとても綺麗な音を奏でるピアノでした。
同僚の何人かが演奏を聴きに来てくれました。
 
その後はいつものようにCallingまで数時間仮眠を取って、帰りの乗務。
カナダ発はどこも同じメニューなのか、この前に乗務したトロント便と同じお食事でした。
魚介類たっぷりの前菜がとても美味しかったです指でOK
 
ギャレーでは、お客様がコールボタンを押すと、その座席番号が表示されるのですが、
《99A》
という表示が出て、同僚達と笑ってしまいました。
MD-11には、座席番号40番までしかないのですウッシッシ
 
バンクーバーから戻った3日後、子供達と一緒に(ミハーリは私達より1日遅れて)帰国。
最初の1週間、大阪から京都~奈良~姫路~広島~長崎をわまった旅行記もまた近いうちに(=記憶が薄れないうちに)アップしますネ♪
 
 

フライト日記 (Toronto)

2009年4月
(YYZ)
 
吹雪・・・雪
トロント着陸後、滑走中の飛行機の窓の外を見ながら、ちょっと目を疑いました。
気温はマイナス4度。
カナダへの乗務は(何年ぶりか思い出せないくらい)久し振りだったので、すっかり忘れていました・・・カナダがこんなに寒いこと。
・・・あるいは夏にしか来たことがなかったのかも???
 
でも、オランダ人の同僚達が
「先週、トロントの天気予報をチェックした時、気温は12度だったから、春物の服しか持って来てない・・・( ̄□ ̄|||)」
と言っていたので、通常はもっと暖かいのかもしれません。
私は幸い、出発前日に天気をチェックしたので、オランダで着ていた服と同じ格好(=冬服にブーツ)を持って来ていたのでよかったのですが、
到着後のクルードリンクに出かける際、機長が
「普段はこういうことは絶対言わないんだが・・・今日は、特別・・・機長命令で・・・
キミのその暖かそうなコートを貸すように(笑)」
と震えながら話しかけてきたり、同僚達は非常に寒そうでしたxxx
 
トロント便の機種はボーイング747-400。
行きはCombi(=機体後部が貨物室になっているタイプ)、帰りはAllPax(=機体全てが客室になっているタイプ)です。
担当はAゾーンと呼ばれる1階最前部のビジネスクラス・・・でしたが、行きの便ではAゾーンはエコノミークラスになっていました。
満席。
 
エコノミークラスになっていても、座席はビジネスクラスのシートのままになっており、エコノミークラスのフリークエント・フライヤーのメンバーのお客様方がお掛けになるので、
ビジネスクラス同様、お一人お一人きちんとお名前をお呼びしてサービスします。
Aゾーンには18席しか座席がありませんので、エコノミークラスのサービスは余裕を持って丁寧にできます。
(ちなみに、ビジネスクラスのサービスの場合は、一人で18人担当するAゾーンは大忙しです。)
 
自分のエリアが終わり次第、相棒や他の同僚達が担当するエリアのお手伝いに向かいます。
お隣のBゾーンを担当しているウェンディーが私のギャレーの相棒です。
はきはきしていて、とても気持ちの良い同僚。
完璧なチームワークで仕事ができました♪ 
やはりどうしても相性というのがありますので、今回のようにチームワークが上手くいってスムーズに気持ち良く働けると、いつもに増して嬉しいです♪ (*^-^*)
 
DayFlight(=昼間のフライト)だったのですが、どちらか他の国から乗り継いでいらっしゃったお客様が多く、皆様お疲れで、お食事をとられなかった方が多かったので、ミールが沢山余っていたので、
サービスの後、いつものように(笑)味見させていただきました。
 
先月末に夏のスケジュールに変わってから、5月31日まで、『アフリカ・エクスペリエンス』というキャンペーンをやっていまして、
アムステルダム発の便では、ビジネスクラスもエコノミークラスも、お食事のチョイスに、アフリカのお料理を搭載しているのですが、
これが、と~~~~~っても美味しいのです (*^-^*)!
Bobotie(ボボティー)という伝統料理・・・以前南アフリカで食べたことがあったのですが、今なら機内でいただけます♪ 
オススメです! 是非お試しあれ!!
(本来は牛ひき肉のお料理ですが、鶏ひき肉を使った日本語のレシピ・サイトがありました→http://cookpad.com/recipe/626358 )
 
他のほとんどの路線では、エコノミークラスのチョイスは、ボボティーor茄子のカレー(←どちらもアフリカ料理)となっているようですが、
トロント便にはインド系のお客様が多い為、お食事のチョイスは、アフリカ料理orインド料理となっていました。
(日本路線だと、アフリカ料理or日本料理?)
インド料理の方は、ベジタリアン・カレー・・・これまた、と~~~~~っても美味しかったです。 
 
休憩中にボボティー2個とカレー2個も食べてしまいました。
同僚達に驚かれましたが、本当に美味しいんですもの・・・それに、残ってしまった機内食は到着後に処分されてしまうので、勿体無くてxxx
 
ワインも、この期間中は、ビジネスクラス/エコノミークラス共に、南アフリカのワインが搭載されています。
美味しいですよ~~~! (←こちらは乗務中に味見はしていません、念の為)
食後酒も、この期間中、Amarula(アマルーラ)というアフリカのリキュールが搭載されています。
美味しいですよ~~~!(←こちらも乗務中には味見していません、念の為)
マルーラというのはアフリカ産の野生の果実。 栄養価が高く、特にビタミンCはオレンジの4倍だそうです。 アフリカの野生動物達(特に象?)もこの実が大好物で、これを食べた動物は興奮状態になるらしいです・・・一体どういう果物なんでしょう・・・(^^ゞ(笑)

『日本で手に入らなかった最後のリキュール』と言われる、珍しいリキュール・・・こちらも是非お試し下さい!!

同僚のエリアを手伝っている時に、一人のカナダ人のおばあちゃま(・・・多分80歳前後?)が話しかけてきました。
「お嬢さん、あなたはどこの国の人?」
「日本人です」
「やっぱり! 私の主人、日本人なのよ。 サカモトって言うの。」
と、それは嬉しそうにお話しされるので、到着前に折り紙でバラの花を折って差し上げました。
到着後、飛行機をお降りになる時に
「素敵な贈り物をありがとう。 今度のクリスマス、ツリークリスマスに飾らせてもらうわ!」
と両手で私の手を握り締めて、降りて行かれました。

昔は結構頻繁に付いていたトロント便。 ステイ中にはナイアガラの滝を見に行ったりしました。
クルーホテルも馴染みのホテルで、ホテルを出てすぐのところにあるお寿司屋さんでお寿司をテイクアウトして、帰りの乗務の前にお部屋でいただいたりしたものでしたが・・・
別のホテルに変わっていました・・・ガッカリ(T_T)
いつからこのホテルになったのか聞いてみたら、少なくとも5~6年前からとのこと。
カナダドルの新札(・・・と言っても、もうとっくに新札ではなくなっているのでしょうが)も初めて見ました。
そんなに長らく来ていなかったんだ・・・と驚きました。

翌日、ショッピングモールに出かけたのですが、昔よく買い物に行ったのと同じショッピングモールだった(←中に入っているお店は随分変わっていましたが・・・)のが、非常に嬉しかったです。
「ここからだったら昔のクルーホテルまでお寿司を買いに行けるかも・・・!」
と思って試みたのですが・・・
ショッピングモールの周りに、本当に沢山の新しいビルが建ってしまっていて、全然思い出せませんでした・・・(T_T)
昔のクルーホテルの前は・・・広々とした駐車場で、その奥に、このショッピングモールがドーンと目の前に見えていた(・・・ということは、ショッピングモールからもクルーホテルがドーンと目の前に見えていた)はずなのに・・・
すっかり知らない街になっていて、なんだか悲しかったです・・・(T_T)

昔のクルーホテルを探しているうちに迷子になり(恥)、工事現場の警備員さんに道を聞いたら、いきなり
「You are very pretty!」
と言われ、(もうプリティーと言われるような年齢ではないのですがxxx)落ち込んでいた気持ちが少し軽くなりました(笑)

帰りの便も満席。
Aゾーンはビジネスクラス。
6時間ちょっとのフライト時間なのに、ビジネスクラスは3Stepのミールサービス(=前菜+主菜+デザートと3回に分けて順にお出しするサービス)に、到着前(午前7時到着予定)にも朝食のサービスが・・・
満席のAゾーンのビジネスクラスは、いつもならシニア・パーサーが手伝いに来てくれるのですが、
エコノミークラスを指揮するジュニア・パーサーが偏頭痛でダウン・・・
「misae、乗務歴の長いあなたなら、Aゾーン一人でも大丈夫よね?」
と、一人で任されてしまい・・・
いやぁ大変でした・・・なるべくお客様をお待たせしないように、と思うと、ギャレーでの仕事を手際良くこなさないと・・・
キャビンでは優雅に、ギャレーではテンテコ舞い、という感じ。
3Stepのミールサービスは、ただでさえ3時間くらいかかるのに、たった一人でサービスしていたら4時間近くかかってしまった為、
サービスがやっと終わったら、また1時間後には朝食のサービスをすることに・・・

1時間の休憩時間中は、ビジネスクラスで余ったミールの味見を・・・お肉料理とお魚料理とベジタリアン料理(=カレー)をいただいてみました。
(カナダ発はアフリカ料理ではありません。)
どれも美味しかったですが・・・特にお魚が美味しかったです。 前菜の車海老も、デザートのいちご、チョコレートケーキも、美味しかった♪

まだ時間があったので、コックピットに星を見に行くと、操縦士達が
「・・・で? ミールはしっかり5つ食べたかい?(笑)」
(↑ みんな私の大食いを知っているあせあせ(飛び散る汗))
「いえいえ、3つだけいただきました(笑)」

次のフライトは、日曜日からバンクーバー便です。
再び美味しいBobotieが余るのを楽しみに・・・♪

追伸 今回、行きの便に、
    Coma(=コーマ=昏睡状態)のお客様が乗っていらっしゃいました。 
    34歳のカナダ人男性、タイで英語教師として働いていらした方で、
    休暇中、ラオスを旅行していた際、強盗に襲われ、身包み剥され、
    瀕死の状態で道に放置されていたのを発見されたのだそうです。
    母国カナダで最新の治療を受ける為、
    (バンコクまで迎えにいらした)お母さまと
    カナダ人医師、カナダ人看護婦に付き添われ、
    アムステルダム経由でトロントへ・・・
    奇跡の回復を、心からお祈りしています。

フライト日記 (Lima)

2009年3月
(LIM)
 
7ヶ月ぶり、2度目のリマ便。
 
機種はボーイング777。
担当はエコノミークラス前方エリア。
 
ブリーフィングルームには、いつもは早めに、大抵同僚達よりも先に行って、楽譜を読んだりしながら皆が集まるのを待つことが多いのですが、
今回はブリーフィング開始5分前くらいに行ったので、パーサー達(←全体を仕切るシニア・パーサーと、エコノミークラスを仕切るジュニア・パーサーあるいはアシスタント・パーサー)以外はもう皆揃っていました。
 
私がブリーフィングルームに入っていくと、皆一瞬
びっくり??? どうしてここに Local Cabin Crew (=日本、韓国、中国路線に乗務する現地ベースのCA)が???
と、困惑顔に。
 
私の方が先にブリーフィングルームにいれば
びっくり??? Local Cabin Crew が部屋にいるということは・・・ブリーフィングルームを間違えた???
と動揺され、
後から行けば、私が、
"間違ったブリーフィングルームに来てしまった Local Cabin Crew"
 だと誤解され(笑)
 
オランダ語で話しかけるとすぐに安心されますが、いつもこれが可笑しくて、毎フライト、こっそり楽しみにしていたりもします (*^-^*)
 
ブリーフィングの後、ゲートへ向かい、プリ・フライト・チェックとセキュリティー・チェックを済ませ、搭乗開始。
今回、搭乗時のポジションが搭乗口だったので、パーサーと並んでお客様をお迎えしていたのですが、
搭乗口に立つ私を見て、沢山のお客様が、
「びっくり??? この飛行機・・・リマ行きですよね???」
と心配そうに尋ねていらして・・・このパターンは初めてでした (*^-^*)
 
リマまでの飛行時間は12時間30分。
 
 この日、エコノミークラスは満席でしたが、ビジネスクラスはがらがら・・・
休暇で3ヶ月ペルーへ行くというオランダ人の同僚(男性)が友達(男性)を連れて乗って来たのですが、エコノミークラスは満席でしたので、自動的にビジネスクラスに。
飛行時間も長いし、アップグレードしてもらえてよかった!
 
・・・と私達も喜んでいたのですが、エコノミークラスは満席で大忙しだというのに、
「ビジネスクラスはサービス中で悪いから、代わりにちょっと写真撮ってくれない?」
と頻繁にカメラマンを頼まれ・・・(;-_-;)
 
確かにサービス中ですが、この日非常に空いていたビジネスクラスでは、CA2人に対して6名しか乗客いなかったんですから・・・(^^ゞ
満席で、CA1人あたり50人近く担当しているエコノミークラス担当の私達もサービスの真っ只中で、こちらはマジで忙しいのにxxx
・・・もちろん写真はニコやかにちゃんと撮って差し上げましたが。
 
キャビンの状況を判断できない=キャビン・クルーではなくコックピット・クルー???
だったら仕方がないか~(^^;)
と思っていたのですが、
聞いてみたらキャビンの同僚だとのこと・・・
同じキャビン・クルーなのに、状況がわからない彼にちょっとガックリ ε-(-_-;)
 
飛行時間が長いので、最初のサービスの後、前半後半に分かれて3時間ずつ休憩を取ることになりましたが、
いつものことながら、私は OCR (=Overhead Crew Rest) には行かず、お食事レストランをしたり、お食事レストランをしたり・・・お食事レストランをしたりしていました(笑)
 
ボーイング777のエコノミークラスにはギャレーが2つあって、各ギャレーにCAが3人ずつ入るので、
休憩時には、前のギャレーから2人休む時は後ろのギャレーからは1人、後ろのギャレーから2人休む場合は前のギャレーからは1人、休憩に入る
というふうに、
常に、前後のギャレーから合わせて3人が休憩に入り、3人がギャレーに残る
・・・ようにお互い相談して、休憩を取ります。
 
前のギャレーでは私1人が休憩中で(=つまり、前のギャレーには2人残っている)、後ろのギャレーにはナーディア1人しか残っていなかったので、
食後にちょっと後ろのギャレーにおしゃべりに行くことにしました。
しばらくして、トレイ・ドリンク(=トレイにジュースetc.を注いだグラスを並べてお客様にお配りする)の時間に。
2人休憩に行ってしまって1人しか残っていないギャレーには、通常、シニア・パーサーあるいはジュニア(アシスタント)・パーサーのうち休憩に入っていない方がお手伝いに来てくれることになっています。 その時、休憩でなかったのはシニア・パーサーのヘニー。 
 
休憩中の私は、(OCRに寝に行くか行かないかは自由だけれど)規則上、仕事はしてはいけないことになっているのですが、
たった1人でトレイにグラスを並べ、ジュースを注ぎ、トレイ・ドリンクの準備をしている同僚を放っておくわけにはいかず・・・
まず、エコノミークラス前方のギャレーに(→このギャレーの横にPWS =パーサー・ワーク・ステーションがあるので)ヘニーを探しに行ったけれど見付からずxxx
ビジネスクラスのギャレーも見に行ったけれど見付からずxxx
 
そんなことしているうちにサービスの時間に・・・
後ろのギャレーに戻ってナーディアを手伝うことにしました=私がギャレーでトレイを準備して、ナーディアが配る。
ナーディアがエコノミークラス後方の左側のサービスを終えた頃、やっとパーサーのヘニーがギャレーに。
コックピットでおしゃべりしていたらしい・・・(;-_-;)
そして私を見た途端
「misae! あなたは休憩中なんだから働かないで! 規則なんだから、誰かが会社に通報でもしたら私も責任を問われることになって困るわ!」
 ・・・(-_-|||)
「ごめんなさいね、トレイ・ドリンクの時間をすっかり忘れていて・・・休憩中だというのに、代わりに手伝ってくれてたのね、ありがとうmsiae!」
・・・じゃないのね。
 
確かに規則は規則ですが、通常3人で担当するエリアをたった一人でカバーしなければならない同僚を目の前にして、休憩中だから何もしないで見てるだけ
・・・なんてことができる人は、チームワークが大切なこの仕事に向いているとは思えません。
一応規則を考慮して、(お客様からは見えない)ギャレーでトレイを用意するだけに留め、キャビンに出て配ったりはしなかったのだし・・・
 
それに第一、パーサーがちゃんと時間通りに手伝いに来てくれていたら、私は手伝わなくてもよかった訳なので、
彼女の言葉は非常~に腑に落ちませんでした。
が、パーサーに対して
「あなたが時間通りに来なかったからでしょ?激怒」
とは、さすがに言えないので、
「規則はわかっていますが、彼女一人でこのサービスをこなすのはとても無理だと判断しました。
 彼女がもし一人でなかったら(=あなたが時間通りに来ていたら)手伝っていませんでしたヨ。」
と遠回しに、言っておきましたが・・・
 
笑顔を絶やさないパーサーで、印象良かったんだけどなぁ・・・
でも、他の同僚達が言うには、
「どうしていつもニコニコしているのかわからない。 なんでもない時にもニコ~っとされて、その笑顔の裏で何を考えているのか、全然理解できない。」
らしい・・・
(私を含め、日本人もよく理由なくニコニコしていると思うので、ちょっとドキッとしました・・・(^^ゞ)
 
ペルーのお客様は、私に対してもごく"普通に"、スペイン語でお話しされます。
ペルーのお客様に限らず、大抵の場合、スペイン語圏のお客様はスペイン語、フランス語圏のお客様はフランス語、ドイツ語圏のお客様はドイツ語で、"普通に"話しかけてきます。
日本路線では、外国人のお客様は皆さま英語を話されるし、日本人のお客様も、オランダ人クルーに対して"普通に"日本語で話しかけたりはしない、努力して英語で話されていると思うのですが、
オランダ人が語学に優れているからか、オランダベースになってから、他の国々への便に乗務すると、お客様が"普通に"自分の言葉で話しかけてきて面白いです。
お陰でスペイン語も随分わかるようになりました(笑)
 
今回なぜかフィンランドからの団体客が乗っていらして、ワインやカクテルを飲むわ飲むわ ワイングラス
でも、さすが北欧の方、お強い。 全然酔っている風ではありませんでした(感心)
 
住んでいるのはリマだけど、本当はイタリア人だというおばあちゃまとは少しイタリア語でお話ししました。
イタリア語は(かれこれ22年程前になりますが)東京で初級コースを終了して、日常会話くらいはできたのですが・・・使わないとどんどん忘れますねxxx
 
リマ到着後、出口のところでご挨拶していたら、
フィンランド人のお客様方が
「君のお陰で、いつもとは違う、本当に快適なフライトになったよ、どうもありがとう!」
と両手を添えて握手して下さり、
先程のイタリア人のおばあちゃまは、姿が見えなくなるまで何度も何度も振り返りつつ、イタリア語で
「本当にどうもありがとう」
を、何度も何度も繰り返して下さって、感激しました (>_<。。。
 
喜んでいただけてよかった!
 
クルーホテル到着後は、シャワーを浴びた後、いつものようにクルードリンクに参加した後、休みました。
ペルーには、CAはカメラやコンピューターを持って入れないことになっているので、写真は全て携帯電話のカメラ機能で。
(引越しの片付けが終わり次第アップしますネ)
 
翌日は、朝食後、ビジネスクラス担当だったマルロンと一緒に、まずインカ・マーケットへ。
その日(3月15日)誕生日だったミハーリ(14歳になりました)へのプレゼントを探しました。
ペルーといえば、ナスカの地上絵。 それが、ちょっとポップな色調で描かれた30cm四方くらいの絵を見つけたので、それに決めました。
マルロンは、ショールとロウソクを買っていました。
一旦ホテルに戻って荷物を置いた後、他の同僚達が朝食後(・・・といっても朝食が終わったのはお昼近くでしたが)すぐに向かったビーチへ。
遅め(=午後3時過ぎ)のランチに合流しました。
イカやタコ、エビのお料理も美味しかったですが、私が一番気に入ったのは、前回食べそびれたペルー料理のセビッチェCebiche。
激ウマでした!(>_<。。。
 
ランチの後ホテルに戻り、まだ午後6時なのに、ほとんどの同僚達はもう休むとのこと・・・時差(=オランダ時間マイナス6時間=日本時間マイナス14時間)のせいで(→オランダ時間では確かに午前0時過ぎ)、もう眠いのだそう・・・ちなみに日本は翌朝の8時過ぎで、そう考えたら私はすっかり目が覚めてしまいました(笑)
仕方がないので、部屋でテレビを見ることに。
 
残念ながらNHKは受信されていなかったのですが、日本のアニメ(=『ポケモン』『カードキャプターさくら』などなど)が沢山やっていて、スペイン語でしたが結構わかったので、ついつい見入ってしまいました。
チャンネルを変えたら、山小屋の中で小熊に襲われそうになっている子猫の映像が・・・勇敢にも威嚇して、小熊が退散すると、今度は木の上で蛇に襲われ・・・威嚇しているうちに木の枝が折れ、落ちたところが大きな穴の中・・・(本当に災難続きxxx)
ジャンプしてもジャンプしても届かず・・・と、そこに通りかかった子犬・・・子犬が穴の中に落とした木の枝を伝って上に上ろうとする子猫・・・惜しいところで穴から出られない・・・次に子犬が持ってきたのはロープ(←賢い!)・・・ロープを穴の中に投げ入れ、それに子猫がつかまり、反対側を子犬がひっぱり・・・ついに脱出成功!
すっかり仲良くなった子猫と子犬・・・が、そこに美しい真っ白なメスの子猫登場・・・寂しそうに立ち去る子犬・・・
大自然の風景が、なんとなく北海道に似ているなぁ・・・と思って見ていると、丹頂鶴の映像が・・・やっぱり北海道に違いない! 懐かしい・・・!
すると今度は日本語の詩が画面に。
子供が大人に変わっていく様子を詠った、心打たれる詩でした。 
詩に合わせて、スペイン語訳の音声が入っていました。
子猫は成長し、白猫との間に子供が生まれ・・・季節は巡り、キタキツネが登場して場所が北海道であることに確信を持って、最後まで見てしまいました。
最後にタイトルが出ました・・・
『子猫物語』 監督: ムツゴロウ(畑畑正憲)
        音楽: 坂本龍一
        詩: 谷川俊太郎
        朗読: 小泉今日子 
             
その翌日も、朝食後、インカ・マーケットへ。
マリアにも何かお土産をと思い、木の実で作られたビーズのキーホルダーを買いました。
あとは、引越し先のご近所さん達にクスコの街で作られているという色鮮やかなロウソクを(→新居のマンションは13世帯あるので、12本)購入。
 
ホテルに戻って、プールサイドで皆でランチをしたあと、Callingまで仮眠を取りました。
 
帰りの便は幾分空席があり、また、夜間フライトだったのでお休みになるお客様も多く、楽だけれど、やることが少なくてちょっとつまらない(?)フライトでした。
休憩中はコックピットに星を見に行きました。
同僚に獅子座獅子座の人が多かったので、獅子座の見つけ方を教えてあげたりしました。 獅子座の1等星レグルスのすぐ横に土星が見えて、とても綺麗でしたヨ♪
 
次のフライトは来月に入ってから・・・それまでは引越しに専念します。
 
 

小さな贈り物 フライト日記 (Tokyo) おまけ

 
先週、東京便で一緒だった、ボーイング747-400の操縦士3人から、お礼のメールが届きました。
2日間のステイ中、私が書いたインフォメーションを元に、浅草、原宿、そして『大江戸温泉物語』に行って来たとのこと。
『大江戸温泉物語』もとても楽しかったようで、喜んでもらえて私も嬉しかったです。
 
「今度空港に行ったら、Autodienst (=乗務員用の有料送迎サービス)に寄るのを忘れないで! 
小さな贈り物を預けてあるから ウインク」
 
とメールに書かれていたので、先週の土曜日、子供達をアムステルダム日本語補習校に送り届けた後、空港まで行って来ました。
次のフライトまで待っていたら、2週間も後になってしまい、そんなに長く、きちんと保管してくれているか心配で・・・(^^ゞ
 
空港のメールボックスにも、3人からお礼の手紙が入っていて、そこにも
「小さな贈り物を受け取るのを忘れずに!」
 
Autodienst で
「小さな贈り物を同僚が預けたそうなのですが・・・」
と聞くと、手渡されたのは、成田空港の免税店の袋に入れられた大~~きな贈り物!
和菓子の詰め合わせでした♪
 
和菓子(→補習校からの帰り道、電車の中で子供達と一緒にいただきました)も嬉しかったですが、
それよりも、
3人のメッセージが書かれたボーイング747-400の絵葉書が、
何より嬉しかったです。
 
日本でのステイが長いオランダ人の同僚達に日本のインフォメーションを書いて渡すのはいつものことなので、
こんなに喜んでもらえるなんて思っていませんでした。
よかった!! (*^-^*)
 
そして、お礼のメールやお手紙だけでなく、わざわざ贈り物まで用意してくれた彼らの心遣いに、心底感動しましたぴかぴか(新しい)
 
 
 

フライト日記 (Tokyo)

2009年2月
(NRT)
 
今年初めての日本路線・・・ようやくリクエストが通りました♪ (←毎月2~4本ずつ日本路線をリクエストしているのですが、なかなかいただけないのデス 涙 )
日本路線で仕事ができるのも嬉しいし、(1泊しかできないとはいえ)日本に滞在できるのも嬉しいし、日本人の同僚と再会できるのも嬉しいし・・・いつも嬉しい事ばかりの日本路線です ♡
 
日本路線には(日本ベースの)日本人乗務員が3名乗務しているのですが、今回、3名のうち2名が、私が日本ベースで飛んでいた頃からお世話になっている大先輩のSさんとTさん!・・・久し振りにお会いできて本当に嬉しかったです。 
先輩方は何年経ってもお美しく、(そして、見た目だけでなく)サービスに対する姿勢も全然お変わりなくて、すごいなぁ~といつも尊敬してしまいます・・・私も定年まで、先輩方のように、より良いサービスを追及して頑張れたらいいなぁ・・・ぴかぴか(新しい)
 
行きの便の機種はボーイング747-400。
担当は、Bゾーン(=1階エコノミークラス最前エリア)です。
 
日本路線では、他の路線にはないサービスが多々あるので、本当は、Aゾーン(=1階ビジネスクラス)を担当させていただけたらよかったのですが、オランダ人同僚のライン(←Tommy Lee Jones そっくりのスチュワード)がAゾーン担当希望だったので、つい譲ってしまいxxx
Bゾーンでできる限りフォローしようと思っていたのですが、エコノミークラスも満席で忙しく、フォローしきれませんでした・・・(後悔)
 
ビジネスクラスではお食事の和食のメニューが、ホテル・オークラ・アムステルダムの和食会席料理レストラン『山里』のお料理で、本当に美味しくてお勧めなのですが、
洋食メニューと一緒にサービスしなければならず、また、和食の様式を理解していないオランダ人が考案したサービス・マニュアルを用いている為、
ある時は、お味噌汁が前菜として先に出されてしまったり・・・(←オランダには中国人・韓国人が経営するJapanese restaurant もどきが多いのですが、そこで定食を頼むと、やっぱり最初にお味噌汁だけ先に前菜として運ばれてきます あせあせ
ある時は、ご飯(=オランダ人は主菜として認識)をお出しする際に、付け合せのお料理(=オランダ人は前菜として認識)が、(洋食の前菜同様に)全て片付けられてしまったり・・・
またある時は、お食事がすっかり終わった頃にお味噌汁が配られたり・・・
なんてことが多く、
折角、素晴らしいお料理が用意されているのに、もったいないなぁ・・・悲しい
といつも思うので、
日本路線でビジネスクラスにアサインされた時は、
「(洋食メニューのサービスを通常通りに行いながら)いかに和食メニューを最適な方法でサーブできるか」
を考えながら、ギャレーで奮闘しています。
 
一時帰国する際に乗客として乗ることも多い私としては、ビジネスクラスの和食メニューは、(懐石の献立が一度に出される)『略式懐石』に近いのではないかと考えているので、
乗務の時は、できるだけ、前菜・主菜・お味噌汁を同時にお出しできるように試みています。
前菜(=付け合せのお料理が入った小鉢)・主菜(=ご飯と温かいお料理)・お味噌汁が別々に(=順番に)運ばれて来るより、ずっと見栄えも良いので、私は
 
① オーブンの仕上がり時間を工夫して、前菜のトレイをお配りした直後に、和食をオーダーされたお客様だけ先に主菜もお出しし、すぐにお味噌汁もお持ちする。
② 日本茶をお出しする。
③ その後、洋食の主菜をミールトローリーにセットアップして、洋食をオーダーされたお客様が前菜を食べ終わる頃を見計らって、お済みの前菜をお下げしながら洋食の主菜をお出しする。 その際、全てのお客様のお飲み物のご注文を承る。
 
和食と洋食のオーダーの割合は毎回違いますので、お客様のお食事の進み具合を随時チェックしながら、臨機応変に対応することも必要です。
 
今回、Aゾーンを手伝っていたパーサーに、お味噌汁を出すタイミングを聞かれた際、
(前回の一時帰国時に、お味噌汁が本当に最後の最後に出てきて驚いたことが印象に残っていたこともあって)
「前菜と主菜の間」
でも、
「前菜・主菜・お味噌汁はなるべく同時にお出しする」
よう伝えたのですが、どうもタイミングよくいかなかったようで・・・(^^ゞ
(私もサービス中だったので、どんな風にサービスしたのか確認できなかったのですが)
後からUD(=2階ビジネスクラス)を担当なさっていらした大先輩のSさんから
「お味噌汁をお出しするのは、前菜の後ではなく主菜の後ですヨ」
と注意されてしまいましたxxx
 
マニュアルでは、和食も、前菜→主菜、そしてお味噌汁・・・の順でサービスすることになっているそうですが、
それでもやっぱり私は、見た目も美しく、お客様にも喜んでいただけるよう、乗務の際には
前菜・主菜・お味噌汁は、できる限り同時にお出ししたいと思っています。
 
・・・もっと頻繁に日本路線に乗務できたらいいのに・・・(>_<。。。
 
成田ステイ中は、いつもと同じスケジュール。
お昼過ぎにクルーホテル到着後、2時間仮眠を取って、
午後4時、ホテルで自転車をレンタルし、
今回は1階エコノミークラス中間エリア担当だったオランダ人CAマリアンと一緒に、
自転車で5分位の所にある100円ショップへ。
 
オランダ在住の友人達から頼まれた品々と、子供達へのお土産を買って、
ホテルに戻った後は、
午後6時からクルードリンク。
 
・・・のはずだったのですが、ジュニアパーサーのミヒールと、翌日のボーイング777の操縦士達が、
すぐに食事に行きたいとのこと。
一緒に到着したボーイング747の操縦士達がまだ揃っておらず、私は、成田に3泊ステイできる彼らに東京観光の情報をお伝えする約束をしていたので、
皆が揃うまでホテルのバーで待つことに。
 
間もなく操縦士3人(←うち2人は初めての東京便とのこと)が揃い、ホテルから東京までの行き方(=電車とバスの二通り)、お勧めの観光地(=浅草寺、明治神宮etc.)、簡単な日本語(=「おトイレ、どこですか?」etc.)などを書いた紙と、
(本当は私が行きたかった→)『大江戸温泉物語』の英語サイトをプリントアウトしたものを渡し、いろいろと説明しました。
 
説明が終わって、3人を連れて、他の同僚達が先に向かった日本料理屋へ行こうと思ったら、なんと彼らもう食べ終えて、丁度ホテルに戻って来たところに出くわしました。
皆さん、もうお休みになるとのこと・・・まだ午後7時過ぎなのに・・・時差もあるから、こんなに早く寝たら、きっと真夜中に目が覚めてしまうのに・・・と心配しつつ、私達は夕食に。
 
いつもは鉄板焼き屋さんへ行くことが多いオランダ人クルーですが、今回はホテルのすぐお向かいにある日本料理屋へ。
ここには梅酒があるので(←鉄板焼き屋さんにはないのデス)私も嬉しい♪
天麩羅定食と、どちらにするか迷ったのですが、豚肉の生姜焼き定食をいただきました。 美味しかった!
機長のエリックは刺身定食、副操縦士のパトリックはビーフステーキ定食、セカンド・オフィサーのフランクは照り焼きチキン定食、それからお決まりの餃子(←オランダ人クルーの大好物)を頼んでいました。
 
食後は、いつものCrew Lounge 『Yankee’s Bar』へ。
店内に「2月28日で閉店」との張り紙を見つけ、閉店前にヤンキーさん(=店長さん)にお目にかかれてよかった!と思いました。
その日は、飲み物もご馳走になり、カラオケも無料にしていただいて、
カラオケは初めてだと言う同僚達にも喜んでもらえて、本当に嬉しい、本当に楽しい、思い出深い夜となりました。
ヤンキーさん、ありがとうございました。
成田市内でまたお店を始められるとのこと。 またお目にかかれるのを楽しみにしております。
 
翌日は、callingは9時25分でしたが、8時に起きて支度をし、朝食に降りました。 日本のホテルでは、和食をいただけますからネ!
 
帰りの便はボーイング777(=トリプルセブン)。 
新しいコックピット・クルーが加わります。
到着便のコックピット・クルー(=エリック、パトリック、フランク)達は、これから東京観光・・・「病欠とって、僕らと一緒に東京観光しようよ~!!」
な~んて言ってくれていた彼ら・・・『大江戸温泉物語』にも無事行けるかしら・・・
 
帰りの便の担当はエコノミークラス前方エリア。
トリプルセブンには、ビジネスクラスのギャレーが1つと、エコノミークラスのギャレーが2つの、合計3つのギャレーがあり、各ギャレーに日本人CAが1人ずつ入ることになっているので、
私がアサインされたエコノミークラス前方エリアのギャレーには、日本人が2人とオランダ人1人。 
急ぎの用事を日本語で言えるので助かりました。
 
出発前のセキュリティーチェックが終わり、お客様の搭乗が始まってすぐ、
友人のNさんがもうすぐ2歳になるお子さんを連れて乗っていらっしゃいました。
今回の東京便、彼女が乗る便に合わせてリクエストしていたのです。
もっといろいろしてあげたかったのですが、この日のフライトは本当に最悪で・・・(後ほどお話ししますが)
唯一、コックピットにお連れすることができ、とても喜んでいただけて良かったです。
 
この日のフライト、過去最悪でした・・・(反省)
日本路線、行きの便でOCR(=Overhead Crew Rest=乗務員が横になって休める、ベッド付き休憩室)に行かないのはいつものことなのですが、
今回、帰りの便でもOCRに行かなかった為、やはり、到着前に疲れが出てしまいました・・・
 
これまたいつものことなのですが、オランダ人は皆セカンド・シフト(←ファースト・シフトとセカンド・シフト=前半と後半の2シフトに分かれて休憩します)を希望するので、よく揉めるのです・・・
(シニア・パーサーとジュニア・パーサーを除くと)CAは全部で8名。 つまり4名ずつ休憩に入らないといけません。
 その日のCAは日本人4名+オランダ人4名。 
オランダ人CAが皆セカンド・シフトを取ると、つまり日本人CAが皆ファースト・シフトを取らなければいけなくなり、
しかし日本路線では、"休憩時間中でも常に1人は日本人CAが客室に残っていること"という決まりがあるので、
オランダ人CAの誰か1人は、日本人CAの代わりにファースト・シフトで休憩を取らなければならないということになります。
で、誰がそのアンラッキーな1人になるか、で揉める訳です。
彼らがいつまでも揉めているので、そのうちファースト・シフトの開始時間となってしまい、
このまま長引いてしまうと、ファースト・シフトの人達(=ほとんど日本人CA)の休憩時間が少なくなってしまいます・・・
それでつい
「私はOCRに行かなくてもいいので、日本人全員がファースト・シフトにしたらいいですヨ。 私は休憩時間中も客室に残りますから、何かあれば、私が日本語の通訳なりアナウンスなりできます。」
と申し出てしまったのです。
 
確かに私は寝不足には強く、疲れたら寝るより食べた方が元気になったりするタチなのですが、
さすがに、長距離便の行き帰り、往復共に休憩を取らなかったのは体に応えて、
到着前のサービスは、やるべきこと以外のプラスアルファのことをすることができませんでした・・・
 
同じギャレーだったオランダ人CAのビアンカに
「misae、あなたはもっと自分自身のことを考えるべきだと思う・・・他の人は、親切にされたらもちろん嬉しいけれど、親切にされなかったからってあなたを恨んだりしないもの。
他の人に譲ってばかりいないで、もっと自分を大切にした方がいいわよ。」
と言われて、何日か前にマリア(=長女)にも
「ママは何でも、ママの好きなものでも、私やミハーリ(=長男)くんにあげちゃうけど、ダメだよ。 ママもちゃんと食べないと。 (←この時はお菓子の話をしていたのデス)」
と言われたことを思い出しました(笑)
 
でもね、他の人に喜んでもらえると、自分も本当に嬉しいんだもの・・・
 
しかしながら、今回そのせいで自分らしい仕事ができなかったことは、本当に反省しました。
次回は気を付けようと思いました。
子供の頃からの夢だったこの仕事、20年経っても変わらず大好きなこの仕事、常に自分らしく、満足のいく仕事をしたいですから。
 
次のフライトは、ラゴス便・・・が変更になって、リマ便です 飛行機
 
 
 

フライト日記 (Cairo)  つづき

 
・・・その昔、入社してまだ1ヶ月も経っていない頃、
当時ヨーロッパ路線はアンカレッジ経由で、日本人乗務員とオランダ人乗務員がアンカレッジで一緒にステイする機会があったのですが、
そのアンカレッジ滞在中に、一度だけ、
パーサー(男性)の部屋に呼ばれたことがありました。
まだ人事評価期間中で、私の乗務レポートを書いていただくことになっていたパーサー。
出先から戻るとホテルの部屋のドアの下にパーサーからの手紙が差し込まれていて、
電話をするように書かれていたので電話をしたら、部屋に来るように言われ、行ってみたら・・・
・・・
下着姿のパーサーが立っていて、マッサージして欲しいと言われましたたらーっ(汗)
(下着姿を見た時にはビックリして半歩下がりましたが)
「肩を揉むだけでしたら構いません。」
とお断りした上で、10分程肩を揉んで差し上げたら、
「You are brave girl 指でOK」
と感心され、そのまま帰してもらえたのですが、
日本人の同僚達にその話をしたら
「misaeちゃーん・・・げっそり あなた、それは、とっても危ないよ~げっそり 無事でよかったねぇ~げっそり」
と言われ、
( ̄□ ̄|||)がーーん!・・・そうか、あれは、そういう目的で呼ばれていたのか・・・あせあせ(飛び散る汗)
とようやく気付き・・・(^^ゞ
同僚達はそのパーサーに腹を立てていましたが、私は
何もせずに帰してくれたパーサーに感謝していました。 
(正直、今でも感謝しています。)
 
・・・な~んてこともあったなぁ~と思い出しながら、機長の部屋の前に到着。
ノックすると、ドアを開けたのは、普通に服を着た機長のレオ。
「すごいんだよ、この部屋。 2階建てなんだよ。」
入ってみると、確かにゴージャス。
入ってすぐにゲスト用トイレ。 正面は応接室。 下に降りる階段があって、下に大きなバスルーム(ジャグジー付き)と寝室(ベッドもデラックス)。
写真を撮らせてもらいました(笑)
「ありがとう! じゃ、そろそろクルー・ドリンク行きませんか?」
と言うと
「美味しいワインがあるんだけど、二人で飲まない?」
 
え・・・これって、どうなんだろう? 危ないのだろうか? 
考え過ぎ?
 
こんな風に悩んでいる時、必ず頭に流れるのが
♪ 信じ~られぬと~嘆く~よりも~ 
  人を~信じて~傷つく~方がいい~ ♪
(海援隊『贈る言葉』より)
というメロディー。
 
同僚を信用できないなんて、悲しいではありませんか!

「じゃあ、一杯だけ頂きます。」

 
本当に美味しい南アフリカ産のソーヴィニョンブラン(Sauvignon Blanc)を頂きながら、
真面目に仕事の話(日本人乗務員とオランダ人乗務員の仕事に対する考え方の違い等)を15分程して、クルー・ドリンクへ。
やっぱり考え過ぎだったに違いない・・・あせあせ
 
夕食は、(私は以前にも行ったことのある)ナイル川沿いのカフェ・レストラン・バーSequoiaへ。
 
ホテルでタクシーを頼んだところ(←総勢11人なので3台)、1台は今あるけれど、もう2台は呼んでから来るのに45分(!)かかるとのこと。
予約時間に間に合わなくなりそうだったので、とりあえず、4人が1台のタクシーで先にレストランに向かうことに。
残りは(私も含めて)7人。
大型タクシー(=小型バス)ならすぐあるというが6人乗り。 7人乗せてもらえないか聞いたけれどダメ がく~(落胆した顔)
 
ホテルの前(と言っても敷地が広いのでかなり歩く・・・)の大通りに出てタクシーを拾おう、ということになり、皆でホテルの敷地外へ。
ホテルのゲートのところでスタッフに聞いてみたところ、
「流しのタクシーを拾うのは無理ですよ・・・」
とあっさり言われ、途方に暮れているところに通りかかったのが、ホテルの従業員用送迎バス。
なんとカイロ中央駅まで乗せて行ってくれるとのこと。 そこからならタクシーもすぐ拾えるという。
ありがたい・・・なんと親切なのでしょうぴかぴか(新しい)
バスの中で地図を広げ、カイロ中央駅の場所を確認。 レストランからもそれ程遠くなさそう。
時々、バスが走ってる状態のままドアが開いて、ホテルの従業員が飛び降りるように下車していくのに驚きながら、
間もなくカイロ中央駅に到着。
お礼に皆1ドルずつ支払おうとしたのですが、御代は結構とのこと・・・親切に感謝ぴかぴか(新しい)
 
そこから、車に轢かれそうになりながら(←エジプトでは、車がガンガン走っている3~4車線の通りを、人々が普通に渡って行きます・・・げっそり)
反対車線に停まっていたタクシー2台に乗り込み、レストランへ。
 
最初、いきなり全然違うレストランに連れて行かれ焦りましたが(タクシーの運転手さんは、もちろん英語は話しません)、なんとか目的地に到着。
なんと、先にタクシーで向かったはずの4人がまだ到着していませんでした。 ホテルのバス、かなり飛ばしてましたからねー(笑)
 
お食事の前に、初めて水タバコを吸ってみました。
昨年、イランで間違って、桃味の水タバコ用煙草を買ってしまって(←ポテトチップスとかチョコレートが沢山並んでいる中に置いてあって、桃のイラストが描かれていたので、てっきり桃のお菓子かとあせあせ(飛び散る汗))、
(いつか機会があったら吸わねば!)
と、毎フライト持ち歩いていたのです。
本当に桃の味で、甘くて美味しかったです。 
オランダ人同僚達も、リンゴ味などの水タバコを試していました。
 
お食事は、前菜にメゼ、主菜にシーシュ・カバーブ 、デザートにティラミスを頂き、大満足でホテルに戻りました。
行きのバスとタクシーも、そういえばレストランも、帰りのタクシーでも私の隣りに座っていた機長のレオが再び
「部屋でワイン飲まない?」
と聞いてきたので、
 
え・・・これって、どうなんだろう? 危ないのだろうか? 
考え過ぎ?
 
と再び悩んでいると、副操縦士のレムコが
「バーで飲み直さない?」
と提案。
しかし、レオとレムコと私以外は皆、疲れたから寝る、と部屋に戻ってしまった為、結局3人でレオの部屋でワインを飲むことに。
今年で乗務歴30年になるという機長のレオ。 いろいろな体験談を聞かせてもらい、楽しかったです。
そして、ワインのボトルが空になって、レムコが部屋に戻る時に私も一緒に失礼して部屋に戻りました。
・・・うん、やっぱり考え過ぎだったに違いない・・・あせあせ
 
翌朝は、ホテルのレストランで朝食ビュッフェを頂きました。
大好物のfoul medammes 発見♪ 今度はちゃんと正しい付け合せと一緒に美味しく頂きました。
なんとお寿司もあったのですが、乾燥しきっていてイマイチでした。
やっぱり和食は日本で食べるのが一番です (*^-^*)
 
食後、ピラミッド・ツアーに出かける同僚達を見送りに。
ピラミッドは何度見に行っても感動するので、私も本当は行きたかったのですが、
来月引越しを控え(←実は先月末、ユトレヒトでマンションを購入しました・・・1LDKの小さいマンションですが)、フライト先でのアローワンスも少しでもセーブできたらその方がいいかと思って、
今回はホテルに残ることにしたのです。 
ダイエットもしないといけないし、またフィットネス・センターにでも行こうかと思っていました。
同僚達を見送る為に外に出ると、前回ピラミッドを案内してくれたツアー・ガイドのアフメッドがいたので、
「今回は私は行かないのだけど、次回またお願いしますネ」
と挨拶しました。
隣りにいたレオが
「君が優秀なガイドだって、misaeから聞いてるよ。」
と言うと
「どうして今回は一緒に行かないのかい? 料金のことだったら気にしないでいいよ。 今回は無料でサービスするから、ツアーに参加しなよ!」
とアフメッド。
え? 無料? ホントに? ん・・・どうしよう・・・
「折角無料だって言ってくれてるんだから、一緒に行こう!」
と皆も言ってくれたので、大急ぎで荷物(=上着、水のボトル、カメラetc.)を部屋に取りに行って、急遽ツアーに参加することにしました。
 
ツアー内容は前回とほぼ同じでしたが、前回は行かなかったルスタン・カイトベイ・モスク(←1エジプト・ポンド紙幣の表面に印刷されているモスク)、吹きガラス工房にも行きました。
不思議だったのは、モスクの中で撮った写真だけに、突然、数え切れない程のオーブが写り込んでいたこと。 
フラッシュをたいた場合は埃や水滴に反射して、そんな風に映ることもあるらしいのですが、撮影時、フラッシュはたいていないのです。 
 
モスクからピラミッドに向かう途中、相変わらず凄まじい交通状況に、(今日もまた私の隣りにお座りの)機長のレオが、
「エジプトの交通ルールというのはどうなってるのかい?」
と聞くと
「エジプトには交通ルールはありません」
平然と答えてました(笑)
3車線の道路に車が7台並んで走っていたり、好き勝手に車線変更したり、お父さんが2歳くらいの男の子を抱っこしたまま運転していたり(←当然シートベルトはしていない)(←助手席には5歳くらいの男の子、お母さんは後部座席に一人ポツリと座っていました・・・男性は前、女性は後ろと決まっているのかも???)(→証拠写真:http://cid-945b0bc82ee67d38.skydrive.live.com/self.aspx/%e3%83%95%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%88%20%7C5CAI%7C6%20%20Foto%7C4s%20van%20de%20reis%20No.20/DSC04130.JPG )(←この写真でも、恐らく2車線の道を3台で競り合うように走っています)・・・本当に恐ろしいです げっそり
 
ピラミッドでは、前回同様ラクダに乗りました。 
前回私が乗ったラクダは本当に大人しくて、安心して乗っていられたのですが、今回のラクダは非常に臆病モノで、近くを別のラクダやウマや車が通る度に身震いして、何度か落ちそうに・・・ラクダの手綱を引く少年の携帯電話が鳴った時なんて、大暴れして、大分焦りましたたらーっ(汗)
 
ピラミッド、今回、久し振り(恐らく21年ぶり)に、中にも入りました。
狭い通路を、腰を曲げて背を低くして、まず下へ下へと降りるのですが、見学を終えて反対側から登って来た見知らぬ観光客(男性)に、私は内腿を、私の後ろを歩いていたオランダ人同僚のサスキアはお尻を、おもいきり触られてビックリ。 
こんな所で痴漢に遭ってしまいました・・・これまた久し振り(笑)
 
ピラミッドで撮った写真にもいくつかオーブが写っていたのですが、一枚、ひし形のオーブ(丸いものだけではないのですネ)が写っていました(→ http://cid-945b0bc82ee67d38.skydrive.live.com/self.aspx/%e3%83%95%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%88%20%7C5CAI%7C6%20%20Foto%7C4s%20van%20de%20reis%20No.20/DSC04171.JPG )
 
今回、本当に全て無料でツアーに参加させてくれたアフメッド・・・次回は(いつになるかわかりませんが)ちゃんと参加させていただきますネ、何か日本からのお土産 プレゼント も持って!
 
帰りの便は、夜中にカイロを出るNight Flightだったので、お客様も皆様お休みになり、静かなフライト。
サービスの合間に時間ができたので、同僚達に指圧マッサージを・・・首と肩を中心に、昨夏日本から遠隔でアチューメントしていただいた霊気を試みながら。 
目に見えないので、自分では本当に効いているのかどうかわからないのですが、同僚達は私の手のひらからものすごい熱を感じると言います。
今回、偶然にもオランダ人の同僚の一人が、実は霊気マスター(師範)だと言うので、どんなもんか聞いてみましたら、非常に強いエネルギーが出ているとのこと 指でOK
私の手のひらを見て、
「チャクラは開いているけど、まだ小さいわね。」
と言っていました。 
なんでも、チャクラが開いていると、手のひらにハートハートの形が見えるのだとか。
もっと練習して、(6月に手術を控えている)叔母の足の痛みを和らげてあげられるようになったらいいなぁ・・・
それから、義理妹の心の乱れも穏やかにしてあげられたらいいなぁ・・・
 
次のフライトは、ようやくリクエストが通って、今年初めての日本路線・東京便乗務 ♪
これから行って来ます 飛行機
 

フライト日記 (Cairo)

2009年2月
(CAI)
 
割と最近行ってきたばかり・・・と思っていたカイロ。
前回は昨秋10月・・・4ヶ月ぶりでした。
 
一週間前の一時帰国中に増えた体重を戻しきれず、制服がキツイxxx
 
前回は出発時にディレイがありましたが、今回はお客様の搭乗完了が早かった為、定刻前に出発(・・・したのは多分初めてです)。
 
機種はボーイング747-400。
担当はBゾーン(=1階エコノミークラスの最前エリア)。
自分のエリアをサービスしながら、Aゾーン(=1階ビジネスクラス)とエコノミークラス後方のアシストもする、やりがいのあるワーク・エリアです。
 
シニアパーサーもジュニアパーサーもPeter→二人とも"P"
UD(=アッパーデッキ=2階ビジネスクラス)担当はSuzanneとSaskia→二人とも"S"
エコノミークラス担当は、私MisaeとMirjam,Marlene,Marjorie→全員"M"
 ・・・と、名前の頭文字が偶然揃っていて面白いクルー・メンバーでした。
 
行きの便で印象に残っているのは、Bゾーンの最前列(座席番号9A)のエジプト人男性客。
 
このお客様が、度々、前方のビジネスクラスのお化粧室をご使用になるので、Bゾーン後部(座席番号17DEの後ろ)にあるお化粧室をご利用下さる様お願い(←確かに、Bゾーンの前の方におかけのお客様方にとっては、前方ビジネスクラスのお化粧室が"最寄のお化粧室"ではあるのですが、エコノミークラスのお客様お一人にご使用を許可してしまうと、他のエコノミークラスのお客様方をお断りできなくなってしまい、それによってビジネスクラスのお客様をお待たせすることになってしまってはいけませんので、後方のエコノミーラスのお化粧室へご案内するようにしているのです)していたのですが、
このお客様、お飲み物のサービス時、まずシャンペンをご注文。
「大変申し訳ございません。 シャンペンは、ビジネスクラスのみのサービスとなっております。」
とお断りし、次にご希望された白ワインをお出ししたところ、
「美味しくないので、別の白ワインを。」
とおっしゃるので
「エコノミークラスでは、赤ワインと白ワイン、1種類ずつしか搭載しておりません。 こちらの白ワインはチリ産で、お客様方から大変好評でございますが、お口に合いませんでしたでしょうか・・・?」
と申し上げると
「貴社を頻繁に利用しているが、いつもはエコノミークラスでも白ワインが何種類かあった! もう何度もいろいろな種類の白ワインをエコノミークラスで飲んでる。 本当は他にもあるんだろ?」
と繰り返しおっしゃるのを聞きながら、記憶の網目をたぐって(・・・最近記憶力が更に悪くなってきているので)よ~~~く考えました・・・
(果たして過去約20年、エコノミークラスで白ワインを何種類も搭載していたことがあっただろうか???
・・・無いです←後でパーサーにも確認しました)
そして、お客様の言い方が、ど~も
(キミ、新米でよくわかってないんじゃないの??がく~(落胆した顔) )
という口調だったので、
「お客様・・・わたくし、もしかしたら若く見えるかもしれませんが あせあせ、 今年で乗務20年になります。 
エコノミークラスでは、赤ワインと白ワイン、1種類ずつしか搭載しておりません・・・少なくともこの20年間は ウインク」
と、にこやかにお答えしましたら、今度はすぐに納得して下さいました。 
それ以降、お化粧室も、ちゃんと後方のエコノミークラス用のお化粧室をご利用下さる様になりました 指でOK
 
しばらくして、後方のお化粧室前で、例の9Aのお客様が呼んでいらっしゃったので行ってみると、お化粧室のドア(←内側に押して開けるタイプ)が開かない・・・ちょっと開くと何かにぶつかってしまう・・・
隙間から覗いてみると、洗面台の下の扉が開いて、中のゴミ箱が飛び出してしまっていました。
9Aのお客様にお礼を申し上げ、別のお化粧室にご案内した後、パーサーに連絡。
パーサーと一緒に、お化粧室のドアの蝶番を外し、ドアの取り外しを試みましたが、やっぱり中のゴミ箱にぶつかってしまって外せず・・・何度か角度を変えて試みてみたけれど、やっぱりゴミ箱に当たってしまう・・・まずはなんとかゴミ箱を洗面台の下の元の位置に収めないと無理だと判断し、ドアの隙間からお化粧室に入り込む作戦に変更。
普段は(それはもちろん)巨乳に憧れている私ですが(笑)、
この時ばかりは、
上半身がスリムでよかった・・・ε-(^。^*)
と思いました(笑)
何とかドアの隙間をすり抜けてお化粧室内に入り、ゴミ箱を元の位置に戻し、洗面台の下の扉をしっかり閉めて、お化粧室のドアの蝶番を再び取り付けて、修理完了♪
後からパーサーが皆に、いかに狭い隙間を私がすり抜けてお化粧室内に入ったかを誇らしげに説明すると、
「そんな狭い所、胸が閊えて、絶対通り抜けられな~い!! misae、すごいわ~!!」
と称えられ、なんともビミョーな気分でした・・・(^^ゞ
 
お食事のサービス中、エコノミークラスの後方エリアのお手伝いに行くと、日本人のお客様が何十人と乗っていらして驚きました。
アムステルダムでお客様がご搭乗されていた時、私は前方ビジネスクラスのお手伝いをしていた為、こんなに沢山の日本人のお客様が乗っていらしたのに、全然気が付かなかったのです。
わかっていたら、Welcomeのアナウンスや、コックピットからのアナウンスを日本語でお入れすることもできたのに・・・と悔やまれました。
パーサーに事情を話し、到着後のアナウンスだけ、オランダ語と英語に続き、
「日本よりお乗り継ぎの皆様、長らくお疲れ様でございました。 
当機は只今、カイロ空港に到着いたしました。 
只今のエジプトのお時間は、2月9日月曜日、午前2時でございます。 
オランダとエジプトの間にはプラス1時間の時差がございますので、日本とエジプトの間の時差はマイナス7時間となります。 
(略)
エジプトでの滞在が楽しいものとなります様、乗務員一同お祈り申し上げております。 
本日のご搭乗、誠にありがとうございました。
それでは皆様、ごきげんよう、さようなら。」
と、日本語で入れさせていただき、降機の際は、ドアのところで日本語でご挨拶させていただきました。
 
でも、どうしたのでしょう??? 
オランダにベースを移したばかりの頃、カイロ便が付く度に日本人団体客が乗っていらして、
「昔はエジプトへは南回りで行くのが一番早かったのが、日本からヨーロッパへの直行便ができてからは、エジプトへもヨーロッパ経由で行くのが早いのか~!電球 」
と感心したものでしたが、
何年か前から、カイロ便に日本人客の姿を見なくなり、たまたまカイロのクルーホテルのエレベーターで偶然一緒になったエジプト航空の乗務員から
「日本からカイロへの直行便が就航した」
という話を聞いて、
「それでカイロ便に日本人客が乗らなくなったのか~!電球 」
と納得していたのですが・・・
エジプト航空の直行便がなくなっちゃったのかな???
私としては、日本路線以外で日本人のお客様にお目にかかれるのは、本当に嬉しいことなのですが、
お客様にとっては、直行便があればそれにこしたことはないでしょうから・・・ネ。
 
カイロでは、クルーホテル到着後、24時間営業のホテルのバーでクルー・ドリンク(←乗務の後は大抵いつも同僚達と一杯飲みます)。
 
翌朝は、(本当は一人で食事をするのはあまり好きではないのですが)同僚達が皆ルームサービスを頼むというので、私も。
いつもドバイのクルーホテルで朝食にいただくfoul medammes という本来エジプト料理であるソラマメのお料理が、ルームサービスの朝食メニューにあったので、それにしてみました。
本場なのに、付け合せが間違っていてビックリ・・・たまねぎ、トマト、レモンの代わりに、レバノン料理のペーストが3種類付いてきました。
やっぱり付け合わせがないとイマイチでした・・・ちょっとガッカリε-(-_-;)
 
食後は、ダイエットの為、ホテル内のフィットネス・センターへ。
フライト先で運動をするのは何年ぶりでしょう・・・
トレイナーがいたので、指導してもらい、20年以上ぶりに(←学生時代、CAになるには体力も必要だろうと、毎週ジムに通っていたのです)マシーンでのトレーニングもしてみました。
当然のことながら筋力がめっきり落ちていて、非常にキツかったですが、でも、とても気持ちよかったです。
 
2時間程トレーニングした後、ホテルのプールへ。 
広大な敷地内3~4ヶ所にプールがあるので、同僚達を探すのが大変でしたxxx
彼らがいたのは、人工ビーチ風波のプール。
水が冷たいとのことで(→オランダ人でも冷たいという場合、日本人には超~冷たいはず・・・オランダの温水プール、相当冷たいですからたらーっ(汗))、誰も泳いでいませんでしたが、
プールに入らずとも、かなり涼しい・・・エジプトは暑いイメージですが、冬の間は肌寒いのです。
で、早々に退散。
 
部屋で温かいシャワーを浴びて、夕方6時からのクルー・ドリンク(場所は、前日と同じホテルのバー)に出かけようかと思った時、電話が・・・
出ると機長のレオ。
「機長の部屋はとても大きくてスペシャルだから、見に来ませんか?」
とのこと・・・
 
え・・・これって・・・どうなんだろう? 
行ったら危ないのだろうか? 
考え過ぎ?
 
こんな風に悩んでいる時、必ず頭に流れるのが
♪ 信じ~られぬと~嘆く~よりも~ 
  人を~信じて~傷つく~方がいい~ ♪
(海援隊『贈る言葉』より)
というメロディー。
 
同僚を信用できないなんて、悲しいではありませんか!
「・・・わかりました、今から伺います。」
と、レオの部屋へ向かいました。
 
(つづく・・・)