ピアニスト Wibi Soerjadi と連弾

ニューヨーク便から戻った翌日、Inflight Services部(←客室乗務員が所属する部署)のパーティーがありました。

オランダのテレビで有名な歌手&コメディアンのPaul de Leeuwという方を司会にお招きした、かなり盛大なパーティー。
先月から社内でも大々的に宣伝をしていて、
ブリーフィングの時に毎回全員で見ることになっているキャビン・ジャーナル(=機内サービスのニュースなどを放映する短いビデオ)でも、
Paul de Leeuw本人が登場するこのパーティーの宣伝が流れていました。
(Paulは男性ですが、CAのユニフォームを着て女装していました・・・笑)
パーティーに出席する人は「Wens(=Wish=希望)」を一つすることができます。
先月初めにアクラ便で一緒だったオランダ人同僚達のアイデアで、私も
「Wibi Soerjadiと連弾がしたい」
というWensをしてみました。

Wibi Soerjadi
は、インドネシア系オランダ人のピアニストです。
1989年にオランダで開催された国際フランツ・リスト・ピアノコンクールで3位になり、
1996年にニューヨークのカーネギー・ホールでデビュー・リサイタルを開いています。
コンセルト・ヘボー(←世界三大コンサート・ホールの一つ)でのクリスマス・コンサートのチケットが毎年早々売切れる、
オランダではとっても有名なピアニストなのです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Wibi_Soerjadi (ウィキペディア・英語)
http://www.soerjadi.com/index2.php (本人のサイト・英語とオランダ語)
パーティーは今日9月17日と10月1日の二日間(→恐らく、フライトのスケジュールが合わない人もいるので、それで二日間に分けたと思われます)。
私は9月は14~18日がスタンバイ(=自宅待機)になっていたので、10月1日の方に出席希望を出していました。それが、先週、急にクルー・コントロールから電話があり(→スタンバイの時や急なスケジュール・チェンジの時にここから電話がきます)、
「会社から、9月17日のパーティーに出られるようにスケジュールを組んで欲しいという要請があったので、スタンバイを解除しました。」
と言われ、それでニューヨーク便に乗務したのですが・・・これって、もしかして、Wibiと連弾できるってこと??

クルー・コントロールからの電話の後すぐに会社から
「10月1日出席希望となっていますが、9月17日にも来て下さい。」
という電話があったので、
「Wibiと連弾できるのですか??」
と試しに聞いてみましたが、未定とのこと。
でも
「連弾の楽譜は持ってきて下さい。」
と言われたので、かなり期待して出席しました (*⌒―⌒*)
パーティー会場は、何千人ものオランダ人同僚達でいっぱい。

結構みんなジーンズ姿で、全然着飾っていなくて、オランダ人らしい(笑)

受付には空港と同じセキュリティーのお兄さん達が立っていて、会社のIDをチェック。 IDを忘れた人は入れません。
クロークに上着を預け、会場の中へ入ると、そこは、広々としたカクテル・ラウンジ。
ウェルカム・ドリンクがサービスされ、私はワイン(ロゼ)をいただきました。

白を基調としたモダン&シンプルなインテリアのラウンジには、あちらこちらに(白と緑のシンプルなアレンジの)花とキャンドルが飾られ、ゴージャスな雰囲気。
しばらくお酒と歓談を楽しんだ後、アナウンスが入り、会場の奥に開設された特別スタジオへ。主催者であるInflight Services部の新部長の挨拶の後、司会者のPaul de Leeuwが機長のユニフォームを着て登場。
(でもよく見ると、機長のユニフォームはジャケットだけで、したはジーパン)
ユーモアたっぷりの挨拶の後、希望を出した同僚達が一人一人舞台の上に呼ばれては、それぞれの希望が叶う Ster
・・・のですが、結構おふざけものが多く、例えば、

「フランス語を習得したい。」というスチュワードに対しては・・・

Beau (Noël) van Erven Dorens (=『Deal or no deal』という人気番組の司会者)が
(名前がフランス語だからという理由だけで)フランス語教師として(こちらも機長のユニフォーム姿で)登場し、
Paulと二人でめちゃくちゃなフランス語を話した後、そのスチュワードと一緒に舞台裏へ行って、
スチュワードを(ボーダー柄のシャツにベレー帽、黒ぶちメガネに口髭、背中にしょったリュックにはフランスパン、という)フランス人風に変装させ、
フランス語で『ミスター・サマータイム』をカラオケで歌わせたり・・・Muzieknoot
入社して1年半、「未だに社内メールが来ない。」と嘆く同僚には・・・
彼女の部署と名前が宛名に既に印刷されたハガキを500枚、会場にいる人に配り、
会場内に設置されたポストに投函するように頼んで、2日後に彼女の元に500通のハガキが届くようにしたり・・・E-mail
「彼氏が欲しい。」という50代(!)のパーサーには・・・
即席ブラインド・デートと称して、舞台の脇に飛行機の客室を模倣したセットを作り、
パイロットのユニフォームを着た30~60代の男性を10名座らせ、
その中から好みの男性を選ばせたり・・・
そんな中で、唯一真面目だったのが私の
「Wibi Soerjadiと連弾がしたい ♪」
という希望。
名前を呼ばれて舞台に上がると、
「何歳からピアノを弾いてるの?」とPaul(以下P)
私「5歳からです。」
P「え~っと今13歳だから8年間(笑)」と会場を笑わし、
(他にもいろいろギャクを言っていたようなのですが、早口でわからず・・・愛想笑いしてました・・・(^^ゞ)

P「Wibiとピアノを弾きたいという希望だよね。 残念ながら今日はWibiは忙しくて来られなかったんだけど・・・
なんちゃって~! 来てますヨ~! Wibi Soerjadi!!」

Wibi(いつものスーツ姿で)登場!!
本当に来てもらえたら感動して泣く予定だったのですが(笑)、時差ボケで(いつにも増して)ボ~っとしてたせいか涙は出ず・・・(^_^;)
P「じゃ、まずは最初に何か弾いてみて。 Wibiもmisaeの演奏を聞いてみたいでしょ?」
頷くWibi。

ぎゃぼ~~~~~( ̄_ ̄|||) (←心の中の声)

これは予定外・・・(滝汗)
てっきり連弾だけするのかと思っていたので、Wibiにどの曲を指定されても大丈夫なように、
先週から、
ブラームスの『ハンガリー舞曲』、ドヴォルザークの『スラブ舞曲』、バッハの『主よ人の望みの喜びよ』、ドビュッシーの『小組曲』、ラヴェルの『亡き王女の為のパヴァーヌ』、モーツアルトの『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』、シューベルトの『ファンタジー』
などなど、過去に弾いた連弾曲ほぼ全曲=その日持参した連弾譜全曲を練習するのに手一杯で、
ソロの曲は全く練習していなかったのに・・・
私「・・・で、では、日本の作曲家の曲を弾きマス!」
会場の誰も知らない曲を弾いて誤魔化すことに・・・(笑)

中村由利子の曲の中から、暗譜で弾ける『Whispering Eyes』・・・最初の1音を出した瞬間、あまりに大きな音にビックリ。
ピアノの真横にもスピーカーがあって、そこからガンガン大きな音が聞こえてくるのですxxx
気にしない、気にしない、と暗示をかけても、ちょこっとしたトチリも隣のスピーカーからバーンと大音量で聞こえてくるので、どうしても気になって、気になると集中力が欠け、集中力が欠けるとトチリ・・・の悪循環で、かなりボロボロでした・・・(T_T)

私「いっぱい間違えちゃいました。 すみませんxxx」
P「憧れのWibiが傍で聞いてるんだから緊張して当たり前だよ。 で、Wibi(以下W)、どうだった?」
W「心がこもっていて、音楽への愛情が感じられたよ。それが一番大事だからね!」

(無理に褒めてくれたんだろうなぁ・・・ありがとネ、Wibi♡)

いえ、マジでボロボロだったのです・・・ちゃんとソロ曲も練習しとけばよかった・・・(>_<。。。
・・・でも、後からいろいろな人に

「最初に弾いた日本の曲がすごくよかった! もう一度、作曲家の名前を教えて!」
と言われたので、どうやら会場の人々には間違いはそれ程目立たなかったらしい・・・ε-(^-^;)ホッ
そしていよいよ連弾。
Wibiが選んだのは、エルガーの『愛の挨拶』。
P「すぐ弾ける?」
W「じゃ、ちょっとだけ目を通させて」
10分ほど時間を貰って(別のオランダ人同僚の希望が叶えられている間に)
最初から最後まで(少し音を落として)通してみました。
セコンド(ピアノの左側に座り、低音部を演奏する=私)の前奏に続いて、Wibiがメロディーを弾き始めると・・・
はぁ~ぴかぴか(新しい)素敵ぴかぴか(新しい) やっぱりプロのピアノの音は違う・・・目がハート
彼のピアノの音に聞き惚れながら弾いていると、時々
「いいね!」
とか
「そうそう!」
とか褒めて下さって・・・感激・・・(。♋ฺ‸♋ฺ。)うるるる
弾き終えてから
W「普通、初めて連弾するとバラバラになりがちだけど、
  君はとてもよく僕の音を聞いて、
  すごくよく合わせてくれてるから、これで良さそうだよ。
  ピアノのレッスンは受けてるの?」
私「はい。 連弾のレッスンを。」
W「いつからピアノ弾いてるの?」
私「3歳でオルガンを始めて、ピアノは5歳からです。」
W「どんな曲を弾いてるの?」
私「ショパンが好きです。
  あとはフォーレやドビュッシーなどのフランスの作曲家が好きです。
  (弾けるかどうかは別としてxxx)」
W「さっき弾いた日本の曲もドビュッシーっぽかったよね!」
私「本当はリストも好きなのですが、強い音を出すのが苦手で・・・」
W「強い音を出すのは簡単なんだよ。
  弱い音をきれいに出せるんだから大丈夫。
  反対に、強い音でガンガン弾いている人には、
  なかなか弱い音をきれいに出せないんだよ。
  リストはどんな曲を弾いたの?」
私「え~と・・・日本語の曲名はわかるのだけど・・・
  フランス語の曲名が思い出せない・・・(^^ゞ」
W「弾いてみて」
私(初めの部分を弾く)
W「あぁ『愛の夢』だね!
  この曲は、左手と右手でこんな風にきれいにメロディーをつなげて・・・
  (弾きながら解説)
  中間部のここ(サラリと弾きながら)も美しいよね!」
私「おぉぉぉ~~~ぴかぴか(新しい)」
プロの演奏を真横で見られて感動~ぴかぴか(新しい)

W「力は抜けてる?」
おもむろに右腕を取られ(彼は私の右側に座ってましたので)、
持ち上げては離す、というのをくり返される・・・

左腕は脱力できているのに右腕はできてないらしい・・・
痺れのせい・・・?
あるいはWibiが右側に座っていたせい・・・?W「手首の力は抜けてる? さっきの日本の曲弾いてみて」
私(さっき弾いた中村由利子の曲の最初の部分を弾く)
W「そうそう。 いいね。 力が抜けていると、音楽の中に入っていきやすいよ。
音楽の中に溶け込んで音楽と一体になれると気持ちいいよね!
じゃあ、もう1回、連弾合わせてみようか♪」

いろいろアドバイスをいただきながら、もう一度練習して、本番。
シーンと静まり返る会場。
とにかく彼の弾くプリモの音色が美しくて・・・目がハート
聞き惚れて(←弾いてる最中に聞き惚れてちゃいけなかったのですがxxx)
気が散ったせいでミスった私の音でさえ、
彼の美しい音色のお陰で完全にカバーされた・・・という感じでした。
盛大な拍手の中、楽譜を譜面台から取ったら
後ろに置いてあった別の楽譜(Paul専属のピアニストの楽譜)を床に落としてしまい、
それを拾ったりしてもたもたしている私の左手を持つWibi・・・
一緒にピアノの前に進み、つないだ手をあげては一緒にお辞儀、手をあげてはお辞儀、
という、コンサートでよく見かける光景をあのWibiと一緒に!!ぴかぴか(新しい)最後にWibiと握手をして深くお礼をし、
(オランダ風に抱きついて頬に Rode lippen してしまっても、きっと全く構わなかったんだと思いますが、
夫の手前、やっぱりできませんでしたw)
私は客席へ。
Wibiは(翌日コンサートがあった為)帰宅。

パーティーの第1部が終わり、カクテル・ラウンジに戻ると、飲み物と軽食が出されました。
スタジオを後にする時、Wibiから預かったというCDを、スタッフが持って来てくれました。

『All-Time Classics』というCDです。
バッハ、モーツアルト、シューベルト、ショパン、リスト、ラヴェルの名曲と、
彼自身が作曲した曲が数曲収録されている、とても素敵なCD・・・(。♋ฺ‸♋ฺ。)うるるるラウンジでは、通りかかる同僚達に次々
「素晴らしかったわ!」
と声をかけられ嬉し恥ずかしでした。
「Wibiと連弾できるなんて、さぞかし緊張したでしょう???」
と聞かれ
「ええ、それはもう、すごく緊張しました!!!」
と答えてましたが、実は全く緊張していませんでしたxxx

アメリカ路線から戻った翌日はいつも丸一日脳が思考機能を停止しているので、
あの日も実は一日ボケ~~~っとしていて・・・zzz
舞台に上がった時も全然ドキドキせず、あのかの有名なPaul de Leeuwともまるで友達のように接し、
(何を言われていたかはほとんどわかっていませんでしたがw)
Wibiが登場した時も(いつもブリーフィングで同僚とするみたいに)普通に握手して挨拶して、
急にソロ曲を弾けと言われて中村由利子の曲を弾いた時も手も足も全く震えていなくて・・・
(散々ミスりましたが(^_^;)
時差ボケと疲れで、最初から夢の中のようだったので、
Wibiと競演したあの夢のような出来事も、
夢の中の夢(?)のような感じでした。

彼の音を隣で聴いて、彼の弾き方を隣で見て、
本当にものすごく勉強になりました。

いろいろアドバイスもいただいて・・・(>_<。。。 (←嬉し泣き)
一生の思い出です・・・!!!Rode roos

雨音を聴きながら・・・

日本の雨は風情があっていいですねぇ~♡

梅雨空を楽しんでおります。

雨音を聴きながら、
さっきまでピアノを弾いていました。
 

昔と変わらぬ実家のピアノの音・・・
心が落ち着きます。
 
日曜日に、
心待ちにしていた
「クラシックピアノ・連弾オフ会」
があり、
本当に楽しい一時を過ごしました。
出席者は19名。
プログラムもきちんと作ってあって
「連弾 第1部」 (10曲)
「ソロ 第1部」 (5曲)
「くじびき初見連弾」 (11曲)
「ソロ 第2部」 (5曲)
「連弾 第2部」 (10曲)
というふうになっていました。

(プログラムは当日発表されました)

 
私が演奏したのは
エルガー 「愛の挨拶」
ドヴォルザーク 「スラブ舞曲 第10番」
ブラームス 「ハンガリー舞曲 第1番」
ブラームス 「ハンガリー舞曲 第6番」
 
「愛の挨拶」は
「連弾 第1部」の最初の曲。
ほぼ初見(リハーサルで1度弾いただけ)でしたが
なんとか上手くごまかせて(?)
なかなか美しく仕上がったと思います。
大好きな曲なので
弾かせていただけて嬉しかったです。
 
「スラブ舞曲 第10番」
「ハンガリー舞曲 第1番・第6番」は、
パートナーを引き受けて下さった方々3名に
前日、家に来ていただいて
こっそり&しっかり練習してあったので
&
皆様とてもお上手な方々だったので
かなり良い出来だったのではないかと思われます。
 
全てセコンド・パート(=低音部を担当=主に伴奏)
を担当したのですが、
「ご自身のパートを演奏されながらも、
プリモ(=高音部を担当=主に旋律)
の方の素晴らしい面を、
スッと引き出されるような演奏で、
素晴らしかったです」
というコメントをいただき、 
まさに、それが、
私が
連弾のセコンドでいつも心がけている点
だったので、とっても嬉しかったです。
 
 「くじびき初見連弾」
(=くじびきで曲とパートナーを決め、
受け取った楽譜を練習なしですぐ演奏する)
で当たったのは
ミュージカル「ウェスト・サイド・ストーリー」の
「アメリカ」という曲。
譜面を見てサーッと血の気が引きました・・・
8分の6拍子と4分の3拍子が
混ざっている上、
しかもそれが不規則に出てくる
難しい曲だったのです・・・
なんとか弾くことはできましたが、
初見の練習ももっとしないといけないなぁ
と反省しました。
(高校時代は友人達と初見で連弾
よくやっていたので割りと得意だったのですが・・・)
 
「ソロ」の部では
ショパンの「ノクターンOp.9-2」を弾きました。
この曲は、大好きな叔母の好きだった曲で、
中学生の時、叔母に聞かせたい一心で
独学で練習しました。
単純なのに奥が深く、
弾ける人は多いけれど、
美しく弾ける人は少ない曲なのだそう。
それで私も改めて練習し直しているのですが、
今回の演奏後
「私もこの曲は好きでよく弾きますが、
こんなに優しい音は出せません」と
いろいろな方に褒めていただき
嬉しかったです。
(Tomokoさん、Hazuさんのアドバイス
のお陰です!
ありがとうございました!!)
この曲は、これからも研究を重ねて
いつか
本当に満足のいく演奏ができるように
なったらいいなぁ~と思っています。
 
 会場は
西新宿にある
「白龍館」
 
ここにはオーストリア製の
べーゼンドルファー・フルコンサートグランド
(92鍵)
という素晴らしいグランド・ピアノがあります。
(フライト先の滞在ホテルなど、
いろいろな所でいろいろなピアノを弾いていますが、)
このベーゼンドルファーを弾いた時、
今まで弾いた数々のピアノからは感じられなかった、
ピアノからの愛情(?)
のようなものが感じられてドキドキしました。 
こんなに反応のいい
(=弾きたいと思った音がそのとおりに出て、
表現したいとおりに表現できる)
ピアノは初めてでした。
ベーゼンに恋しそうになっていると
「misaeさんのピアノの音は
ベーゼンに合ってますね」
とおっしゃって下さった方が何人かいらっしゃって
両想いになったようで嬉しかったです?! 
お食事も美味しかったし、
スタッフの皆さんもフレンドリーで、
本当に素敵なお店でしたヨ!
おすすめです スマイル
 
「白龍館」
このオフ会を通じて
同じようにピアノを愛する人達と知り合え、
日本での連弾の相棒を見付けることができました。
 
How happy I am !・・・  
 ますます練習に励まないと!!
 

ユトレヒト音楽院・卒業試験コンサート

私のピアノの先生
片山智子さんの
ユトレヒト音楽院卒業試験コンサート
がありました。
 
音大の卒業試験は
(私も初めてだったので、知らなかったのですが)
コンサートなんです!
 
会場はユトレヒト音大内のコンサートホール。
 
 
・・・プログラムは・・・
 
G.F. Handel
2nd suite in F major
 
W.A. Mozart
Piano sonate in Bes major KV281
 
Josef Suk
from "Erlebtes un Drtraumtes" op.30
Ⅹ. Den vergessenen Grabhugeln auf
unserem Dorffriedhofe 
from"Wiegenlieder" op.33
Ⅵ. O lieber Tod, komm sachtel
 
F. Chopin
from Piano concert No.2 F minor op.21
Maestoso
(arrangement for a string quinted
by Martijn van den Hoek)
Piano with string quinted
 
S.Rachmaninoff
Etude – Tableaux op.33 no.7
                         
どれも、とっても素晴らしい演奏で、感動しました!
 

(ショパン・ピアノ協奏曲第2番を演奏中の

智子さんと弦楽クィンテット)

 

特にショパンのピアノ協奏曲が、
(オーケストラの代わりに
弦楽五重奏と合わせていらしたのですが、
これがまた、ショパンのあの繊細なピアノの響きを
より効果的に引き立てて)
本当に素敵でした・・・
 
コンサート終了後、
ユトレヒト音大内の学生食堂で
演奏を終えた智子さんも交えておしゃべりしていると
試験官(教授)が智子さんを呼びにいらして別室へ。
10分ほどして
教授二人と一緒に戻っていらっしゃいました。
いよいよ試験結果発表です。
もちろん合格!
教授方もすごく褒めていらして
私まで嬉しくなりました。
 
お二人の教授のうちのお一人は、
以前、音大のオープン・デーを見に行った際
オープン・レッスンで教えていらした
Paolo Giacometti先生という
大変素晴らしい先生。
 

(Giacometti先生と智子さん)

 

そんな教授方に認められた先生に
ピアノを教えていただいている・・・
なんて幸せなことでしょう
 
智子さんのますますのご活躍を
心からお祈りしています。
 
あぁ、私も、もっと頑張ろう・・・!!
 
・・・追伸・・・
智子さんはマリンバ奏者の旦那様と
日本でもコンサートを開いていらっしゃいます。
皆さんも是非聴きにいらっしゃって下さい。
公式ウェブサイト
 

 

ピアノ履歴書

私の一番大切な、心の趣味・・・ピアノ・・・
先日、30年になるピアノ歴を振り返ってみました。
 

レッスン
 
3歳からオルガン (ピアノは5歳から)
5~18歳
(イギリス留学の為お休み)
20~25歳 (この間、エレクトーン、フルート、バイオリンも習う)
26~27歳
(子育ての為おやすみ)
昨年半年間 (ピアノ2台の連弾のレッスン)
今年2月~現在 
 

今までに弾いた曲

練習曲

・バイエル
・ブルグミュラー25の練習曲
・ツェルニー30番
・ツェルニー40番
・ツェルニー毎日の練習曲 Op.337
・ソナチネアルバム1
・ソナタ  ハイドン 第?(何番だったか忘れましたxxx)
      モーツァルト 第?(同上)
      ベートーヴェン 「悲愴」「月光」 

・バッハ 「インベンション」
・ショパン 「エチュード」 (Op.10-3 「別れの曲」)
              (Op.10-12 「革命」)
 
ソロ曲

・エルガー 「愛の挨拶」
・サティ   「ジムノペディ 第1番」 「グノシェンヌ 第1~6番」
・ショパン 「ワルツ集」(1、6、7、9、10、12、14番)
       「ノクターン集」(1、2、5、8、9、10、15、20番)
            「幻想即興曲」 「雨だれの前奏曲」 
・シモネッティ 「マドリガル」 
・シューベルト 「即興曲 Op.90-4」
・シューマン 「トロイメライ」
・チャイコフスキー 「(
胡桃割り人形より)金平糖の踊り」 「(白鳥の湖より)情景」 「四季」(3月、6月)
・ドビュッシー 「月の光」 「夢想」 「アラベスク 第1番」
・バッハ 「G線上のアリア」 「主よ、人の望みの喜びよ」
・フォーレ 「シシリエンヌ」
・メンデルスゾーン 「ベニスの舟歌」 「春の歌」 「無言歌集 第1~3番」 
・ランゲ 「ワルツ」
・リスト 「愛の夢 第3番」

連弾曲 (パートはセコンド)

 
・エルガー 「愛の挨拶」
・グリーグ 「ピアノ協奏曲 (Alfred版) 第1、2楽章」 「ペールギュントより オーゼの死」
・シモネッティ 「マドリガル」
・ドヴォルザーク 「スラブ舞曲 第10番」
・ドビュッシー 「小組曲」 
・バッハ 「管弦楽組曲 第2、3番」 「主よ、人の望みの喜びよ」
・フォーレ 「ドリー組曲より 子守唄」
・ブラームス 「ハンガリー舞曲 第1番、第6番」 
・モーツアルト 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」「ピアノ協奏曲 第20番 第2楽章」 
・ラヴェル 「亡き王女の為のパヴァーヌ」 


ピアノ伴奏

 
・クライスラー 「愛の悲しみ」(フルート)
・ドヴォルザーク 「ユーモレスク」(バイオリン)
・バッハ 「G線上のアリア」(バイオリン) 「アヴェ・マリア」(バイオリン) 「シチリアーノ」(フルート)
・ビゼー 「アルルの女 間奏曲」(フルート)
・フォーレ 「子守唄 Op.16」(バイオリン・フルート) 「シシリエンヌ」(フルート) 

クラシック以外の曲

・中村由利子 「ウィスパリング・アイズ」 「ディア・グリーンフィールド」 「ウィンター・ロマンス」 「ファンタジア」 「哀しみのラプソディー」
・映画音楽 (ディズニーの曲などを結婚式で)
・洋楽 (ブライアン・アダムスetc.結婚式でリクエストのあった曲を)
・邦楽 (TVドラマ主題歌などを結婚式で)

 
これから弾きたい曲
連弾曲

・グリーグ 「ピアノ協奏曲」(Alfred)(連弾曲・セコンドの方)
・シューベルト 「ファンタジー D-940」(連弾曲・プリモの方)
・スメタナ スメタナ本人が編曲した 「モルダウ」(連弾曲・セコンドの方)
・ドヴォルザーク ドヴォルザーク本人が編曲した「交響曲第9番"新世界より"」(連弾曲・セコンドの方)
・モーツアルト 「ピアノ協奏曲第20番」(ピアノ2台の連弾曲でオーケストラ・パートの方)
・ラフマニノフ 「ピアノ協奏曲第2番」(ピアノ2台の連弾曲でオーケストラ・パートの方)
 
ソロ曲
 
・ブラームス 「インテルメッツオ Op.117-2」(ソロ)
・過去に弾いたソロ曲(特にショパンとドビュッシー)のやり直し
 
以上

聴く人の心に響く、私にしか出せない、私らしい音を求めて、もっともっと練習したいです・・・!

 

BGM

BGMを変えてみました。
 
この曲は
 
Gabriel Faure
ガブリエル・フォーレ
の 
Sicilienne Op.78
シシリエンヌ 
という曲です。
 
元々はチェロとピアノ用の曲
(劇音楽「ペレアスとメリザンド」Op.80に含まれている同曲は、フルートとハープによる演奏)です。
 
小学校5年生の時に、ピアノの発表会で弾きました。
この曲を勧めて下さった目黒先生のお陰で、私は今もピアノを続けています。
 
フォーレの曲では、他に
 
Berceuse Op.16
子守唄
 
もとても気に入っています。 (組曲「ドリー」の子守唄も可愛らしくてステキですが、私はこちらの子守唄の方が好みです・・・)
Berceuse Op.16は、フルートと、それからバイオリンのピアノ伴奏をしたことがあるのですが、と~っても綺麗な曲です。
機会があったら是非、聴いてみて下さい
 
 

BEETHOVEN Symphony No.9

今、ピアノのレッスンから戻ったところなのですが・・・
落ち込んでますxxx ボロボロでした。 夫がいる時は(夫がテレビを見る為)ピアノを弾いてはいけないので、練習不足が一番のネックなのですが、そんな言い訳はできませんから・・・ 早速練習したいところなのですが、夫がいて弾けませんので、一昨日のコンサートのご報告を。

アムステルダム・ミュージアム広場を挟んで
国立博物館と対角線上に、
1888年に建てられた由緒ある白亜の建物・・・

 

コンセルトヘボー(Concertgebouw)
(=オランダ語で”コンサートホール”という意味)
 
世界3大オーケストラ
(=ドイツのベルリン・フィル、
オーストリアのウィーン・フィル、
そして
オランダのコンセルトヘボウ)
の一つである
ロイヤル・コンセルトヘボウ・オーケストラ
の本拠地コンセルトヘボウは、

 

世界3大ホール
(=ウィーンのムジークフェラインザール、
ボストンのシンフォニーホール、
そして
アムステルダムのコンセルトヘボウ)
の一つで、
「ここの音響効果は世界3指に入る」
と言われています。
ヨーロッパにおいて、
かのウィーン学友協会ホール・黄金の間
と双璧を成す
世界最高峰のコンサートホール。 
内装はすべて木造で、
ロビーや絨緞には真紅の絨緞が敷き詰められ、
天井や壁、柱などに彫り込まれたレリーフに、
歴史の長さを感じさせます。

 

・・・この
コンセルトヘボウ
の
大ホール(GroteZaal)
で
一昨日、「第九」を歌ってきました! 

(コンサートのちらし)

(コンサートのプログラム)
(合唱団のメンバーとして
ちゃんと私の名前も!)
本当に夢のようです!!
音響が本当に素晴らしくて・・・
演奏終了直後の拍手の嵐と「ブラボー!」の声
・・・感激でした!! 

(GroteZaal)

 
正直なところ、上手くいくのか心配でした・・・ 
リハーサルの出来があまりに悪かったようなので。
前日と当日、1時間くらいずつ、
オケ合わせ(オーケストラと合同で練習すること)
があったのですが、
合唱の部分になると
ソリスト(ソロの部分をお歌いになる
ソプラノ、アルと、テノール、バスの4名)
の方々が、それは心配そぉ~にこちらを振り向かれる
ので
(あぁ~きっと
「まったく下手っぴーだなぁ・・・」と
呆れていらっしゃるんだろうな・・・)
と思って・・・
だから本番が成功して
本当によかった!
(本番になると何か
特別なエネルギー
でも湧くのかしら・・・?)
 
オケ合わせの前には、小ホール(KleineZaal)
(今日ここで内田光子さんのコンサートがあります)
で合唱だけの練習もありました。

(KleineZaal)

 
この時、オランダ人ピアニストの
が伴奏をして下さって、
私は通訳と譜めくりのお手伝いをさせていただきました。 
(一見”少年”っぽかったので、
てっきり音大生かと思い、
有名な方だとは全く知らずにお話していましたが、
海外でリサイタルも開くスゴイ方だった
ことを後で知りました・・・
サインをいただいておけばよかった・・・)
譜めくりをちゃんとしたのは実は初めてで、
(自分がしてもらうとしたら
あまり早くめくられてしまうと困るから)
と思ってそういうテンポでめくるつもりでいたら、
「もっと早くめくっていいヨ」とおっしゃるので、
(では一小節前くらいで?)と思ったら
「もっと早くていいヨ」と
次のページに移る2小節前くらいで
フワリと顔を動かして合図して下さる
・・・その度に、
少し長めのウェーブがかかった柔らかい髪が
フワリと揺れて・・・
大変素敵でございました!
 
休憩の時に、
コンセルトヘボウの社員食堂で
コーヒーをいただきながら、
いろいろとお話を伺っていましたら
「実は、今日11時(練習は14時から)に
電話で伴奏を頼まれて、
練習会場で初めて楽譜を渡されたんだ。」
とおっしゃっる・・・
もうビックリです。 
まるで昔から弾いていた曲のように
スラスラと弾いていらしたのに、
全くの初見だったなんて・・・ 
彼が神童に見えました。 
(楽譜屋さんにお立ち寄りの際に
「第九の合唱・ピアノ伴奏譜」
をちょっと立ち読み(?)してみて下さい。
これを初見でスラスラ弾くのです。)
しかも、何度か私がうっかり間違って
ページをめくるのが早過ぎたり遅過ぎたりしても
(まるで透視でもしているかのように)
全くミスなさらない。
凄過ぎる・・・ 
これが、ちゃんと音大で勉強したかしていないか
の違いなんだろうなぁと思って、
今日、ピアノレッスンの前に連弾のパートナー
(この方はちゃんと音大を出ていらっしゃいます)
にお話ししましたら、
「音大は関係ない。 初見はできて当たり前。 
練習してできるようになるというより、
生まれつきの才能。」
とのことでした・・・
(練習すれば私にもできるかも?
と思っていたので、ちょっとガッカリxxx)
前述の通り、そんなスゴイ方
(さっきGoogleで調べたら、出てくる出てくる!
オランダのサイトに1973年生まれとありました。 
“少年”のようでしたが、もう30代だったのですね。 
同じ音楽家の奥様がいらっしゃいます。
好きな作曲家はショパンだそうです。)
だとは知らずに
「今度オランダや日本でコンサートする時とか、
日本語の通訳が必要な時には連絡してネ!」
と図々しくも連絡先をお渡ししてしまいました。
 「OK! 通訳は確かに便利かも!」
な~んておっしゃって下さっていましたが、
どうでしょう・・・本当にご連絡下さったら光栄です。 
 
本番前に、その社員食堂で皆でお弁当をいただいた
(飛び入り参加でしたのに、
私の分も用意して下さっていて、しかも
日本のお弁当+お茶付きで、嬉しかったです。)
のですが、
リハーサルを終えられた内田光子さんもそこで
お食事されていました。
 (「それで今度はちゃんとサインもらったのか? 
写真は?」
と夫に聞かれましたが、お食事中でしたので、
やっぱり・・・)
 
コンサート終了後には、
コンセルトヘボウの鏡の間(SpiegelZaal)で
指揮者とオーケストラ、ソリストも交えての
打ち上げパーティーがありました。 
4人のソリストのうち、男声ソリスト(テノール・バス)は
オランダ人で、とっても気さくな方達でした。 
サインをいただいたのですが、
オランダ語で沢山メッセージも添えて下さいました。 
テノールの
ユリアン=ハルトマン(Julian Hartman)さんは
ユトレヒトご出身(ユトレヒト音大卒)だそうで
「街でバッタリ会えるかもしれないね!」
なんておっしゃって下さり感激です。 
 
コンセルトヘボウで演奏者側に立つ
なんていう”夢”の様な体験ができ、
才能ある音楽家の人々と接する機会を得られ、
「生きていれば良いことがあるものだ。 
あぁ生きてて良かった!」
と改めて感じた一日でした。
(恭子さんのお陰です・・・ありがとう!)

(夜のコンセルトヘボウ)

第九

今日、コンセルトヘボウ(世界三大オーケストラの一つ、ロイヤル・コンセルトヘボウ・オーケストラの本拠地)でのリハーサルの通訳をしてきました。
明日、日欄合同合唱団による「ベートーベンの交響曲第9番」のコンサートがあるのです。
 
日本に住んでいた頃、毎年2月末頃行われる「両国国技館5000人の第九コンサート」に合唱団員として参加していたのですが、オランダに引っ越してからもコンサートの前日に帰国して、ずっと出演してきたのです。 
今年はその合唱団(一部ですが)が、現地のオーケストラ&合唱団とコンセルトヘボウで共演することに!
早速ボランティアで通訳を申し出ました。
 
「13時に演奏者用の入り口へ来て下さい。」とのこと。 12時50分頃到着して待っておりましたら、今夜コンサートをなさる日本人ピアニストの内田光子さん(!)が、リハーサルを終えられてお帰りになるところに遭遇! 
(サインをいただいておけばよかった・・・)
 
明日は本番。 私も特別に出演していい、とのこと!
(「第九」はもう15年くらい歌っていますので、暗譜で歌えるのです)
 
かの有名なコンセルトヘボウで演奏者側に立てるなんて・・・光栄です! 
 
頑張ります

バイオリンの発表会

昨日無事マニラから戻りました。
久し振りのフライト日記になりますが、
しばらくお待ちいただいても
いいでしょうかxxx
実は、今週末、
マリアの通っているバイオリン教室の
発表会があるのですが、
マリアが演奏する曲(「ちょうちょ」)はもちろん、
他の子供達と先生が弾く曲の
ピアノ伴奏を頼まれてしまいまして、
急遽その練習をしないといけないのと、
その他に、音大卒の方との
ピアノの連弾の練習
(こちらの曲の方がもっと難しいxxx)
もしないといけなくって・・・
ちなみに曲目は
バイオリンの伴奏の方は、
エルガー 「愛の挨拶」
(ブログのBGMにしている曲です)
バッハ・グノー 「アベ・マリア」
フォーレ 「子守唄 Op.16」
 
ピアノの連弾の方は、
ブラームス 「ハンガリー舞曲 第1番」
「ハンガリー舞曲 第6番」
ドボルザーク 「スラブ舞曲 Op.72 No.2」
シューベルト 「ファンタジー Op.940」
です。
どれもとても素敵な曲ですので、
機会があったら
是非聴いてみて下さい。

感謝感激

マックス(夫)がソファで居眠りしている間に(夫は私がコンピューターの前に座っているのを嫌がるものですから・・・)、
HTMLでの画像の挿入とWindows Media Playerへの曲のアップロード(・・・というのでしょうか?)を試み、ついに成功しました
(注:ブログのスポンサー?がMSNからWordPressに変わる際、Windows Media Playerは削除されてしまいました・・・)
コンピューター音痴の私にもできた!と思うと、も~(ブログで自慢したくなるほど)感激です
画像の挿入はキムラさん、Windows Media Playerに関してはがんぶぅさんのお陰・・・
いろいろ詳しく教えて下さって本当にありがとうございました。
感謝、感謝、感謝、感謝、感謝、・・・(あと100回つづく)!!です。
 
とっても勉強になり、老化の進む私の脳にも非常に良い刺激になりました。
ありがとうございました!
今夜はよく眠れそうです・・・
 
追伸 (さんざん悩んだすえ)Windows Media Player
    に入れた曲は、
エルガーElgar 作曲 
「愛の挨拶 Salut D’amour」  
    という曲です。
    エルガーが婚約の記念に婚約者の為に作曲した曲で、チェロとピアノ用、オーケストラ用の
    アレンジをよく耳にしますが、原曲はピアノ(ソロ)曲だそうです♪